誌上OG訪問

SNSでトレンドチェックが日課。ウェブメディア企業・編集2年目にOG訪問【Web限定】 

2024.05.20

先輩、その業界&裏側ぶっちゃけどうですか? 大学生のためのOG訪問

さまざまな業界で働くOGに、職場や仕事のリアルをインタビュー。今回は、ウェブメディア企業に勤めるOGに話を聞きました!

ウェブメディア企業入社2年目のOGイラスト
勤務地 東京都
仕事内容 「私が働くウェブメディア企業では、映画や音楽、ファッションといった幅広いエンタメ情報を発信しています。入社2年目の現在は、撮影・取材の申請や配信スケジュールの調整などアシスタント業務全般を担当。3年目以降は、取材現場に立ち会って、記事の制作も行う予定です」
給料 【初任給】25万円  【現在】23万円
「初任給は住民税などが引かれていないので、現在と比べて少し高め。編集スタッフのほとんどが定時で退勤しており、残業するとしても1日1時間程度です」
残業時間 平均15時間/月
ボーナス 32万円/年2回
有給休暇 年15日
「年10日以上の消化が義務づけられています。上司に申請するだけの手続きで休めるのがありがたいですね。土日や連休と続けて長期間休む人も多数います」

OB・OG訪問ではリアルな意見が聞ける! 模擬面接は繰り返し練習

「就活終盤でウェブメディアに挑戦するまで、主に金融業界を受けていました。就活を進める中で、最も頑張った対策はOB・OG訪問。さまざまな就活支援サイトがOB・OGとのマッチングをサポートしていたので、アポイントを取るのは難しくなかった印象です。早い時期から取り組み、志望業界での仕事内容に興味を持てるか、また、自分との相性などを検討していました。個人的には、インターンと比べてよりリアルな意見が聞けましたし、企業研究の手段としてかなり有意義だと思います!

また、面接対策にも注力。私は人前で話すことがあまり得意ではないので……違う業界を志す友達と助け合ったり、大学のキャリアセンターを活用したりして練習を重ねました。よく聞かれる質問は、就活支援サイトやオープンチャットなどで入手。特にキャリアセンターのスタッフの方は“怖い面接官役”も引き受けてくださり、とても助かりました」

記事のネタは配給・PR会社から入手!SNSでのトレンドチェックも日課です

「ウェブメディアの編集は情報収集が大変そう! と、言われることが多いのですが、日々、映画の配給会社やテレビ局、PR会社などから直接情報が届くため、情報の“収集”より“整理”に一苦労。1日に100件以上のメールを受信するので、目を通すだけでも数時間を要します(汗)。自分が好きな映画や俳優の情報が入ると、ウキウキしてテンションアップ♪

ちなみに私が働くサイトでは、1日100記事前後を配信しています。私を含む編集スタッフが、それぞれのもとに届いた情報を、共有クラウドでフォルダ分け。どの情報を記事にするか、そして誰が担当するかなどを決めるのは上司の仕事です。もちろんトレンドを把握することは大事なので、SNSのチェックは毎日こまめに行なっています!」

web記事は配信時間の管理が重要。作品名・人名の表記には特に注意!

「大きなミスやトラブルを経験したことは幸いにもありませんが、ヒヤッとしたことは何度かあります。最も起きがちなのは、配信時間の設定ミス。新しい作品や雑誌の表紙に起用されるタレントなどの情報解禁にまつわる記事は、案件ごとに定められた解禁日時以降、遅れることなく配信することで閲覧数が増えるため、配信時間がとっても重要なんです。一度、SNSへ転載する時間がズレていて少し遅れてしまったことがあり、猛省しました……。

また、人名やタイトルの表記ミスにも注意が必要です。特に自分が詳しくない分野の記事は、記者が書いた文章にミスがあってもなかなか気づけず、読者の方から指摘を受けることが。将来、一人前になって記事を書く時にも、細心の注意を払わなければ! と今から気を引き締めています」

Staff Credit

イラスト/seko koseko 取材・文/中西彩乃 web構成/吉川樹生

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