ブライダル業界のOGに聞いた!好きを仕事にするってどう? メリットや不満は?【就活】

2023.09.08更新日:2024.05.17

割り切って待遇や働きやすさで選ぶ? それとも…

好きを仕事・・・・・にする」ってどうですか?

趣味や憧れ、待遇のよさ、休みやすさ……仕事の選び方は十人十色だけど、何が正解? 働くOGの、リアルな意見を聞きました!

好き・・を 仕事にした人

趣味にまつわる企業や憧れのブランドなどで働くOG4人が登場。好きを仕事にするメリットや仕事への不満などを語ってくれました。

ブライダル業界

好きを仕事にするってどう?イラストカット4-1

バイトでの感動が忘れられず仕事に。仲間も最高♡

お仕事DATA

業界 ブライダル(営業)
年齢 26歳(4年目)
出身学部 スポーツ系学部
出身地 東京都
居住状況 一人暮らし
仕事内容 式場を検討するカップルの接客・カウンセリング
「ブライダルフェアでの案内から、契約、対面&オンラインでのカウンセリングなど、式当日までのサポート&フォローを担当しています」
年収 380万円
勤務時間帯 平日11時〜20時、土日祝9時〜21時
月の残業平均時間 45時間程度
休暇・休日 火曜・水曜休みで週末は基本的に出勤。年末年始休暇が3日。有休は年5日消化マストで半休ずつ使うことが多いです
服装 パンツスーツ
リモート勤務 不可

ブライダル、アパレル、スポーツブランド就活時の志望業界

社員が楽しそうにキラキラと仕事をしていて働きやすそうだったから今の会社に入った理由

春と秋繁忙期

お客さまから直接、感謝を伝えてもらえること仕事の好きなところ

「『○○さんがいるから、ここに決めたんだよ』など、お客さまの優しい言葉がモチベーションにつながっています!」

地方への転勤が多いことと、休みが取りにくいところ仕事のつらいところ

「4年で3回も転勤しました。いつかは地元の東京に帰りたい(涙)。年末年始以外、2連休以上はなかなか取れません」

好きを仕事にするってどう?イラストカット4-2

「私がカウンセリングを担当したカップルの式は、なるべくごあいさつに伺っています。お礼にと、手紙やお菓子をくださる方も!」

お客さまともスタッフとも和気あいあい♪ 楽しすぎて、仕事じゃないみたい!

 ブライダル業界を受けたのは、学生時代に結婚式場でアルバイトをしていた経験から。オープニングスタッフに惹かれて始めたのですが、初めてバイトで結婚式を近くで見た時、あまりの感動で思わず涙。一生に一度のことに携われる素敵な仕事だな、と感じたことが深く印象に残っていました。接客がしたかったので、アパレルやスポーツブランドなども受けるなかで、面接が一番楽しかったのが今の会社。人に寄り添う社員の人柄に惹かれて、入社を決めました。
 仕事内容は、主に式場を検討しているカップルの接客・カウンセリング。ブライダルフェアではもちろん、オンラインで行うこともあります。私はスポーツ系の学部出身なのですが、面接時に「体育会系な営業職が向いているよ」と言われて。その時はピンときませんでしたが、結果が数字で出るところがスポーツと似ていて、まんまと燃えています(笑)。目標はあるけれどノルマはないので、プレッシャーがない点も◎。
 仕事のやりがいは常に感じていますが、最も気分が高まるのはお客さまから感謝された時。「◯◯さんが案内してくれてよかった」「◯◯さんがいるからここに決めたんだよ」と言ってもらえる仕事はなかなかないと思いますし、素直にうれしい!
 今まで全国各地にある3つの式場で働いてきて、それぞれカラーは違うものの、みんな同じ気持ちで働いているから居心地がいいですね。今の式場はスタッフの年齢が若く、フランクにアイディアを出し合える関係が最高です。私を含めて赴任者が多く、プライベートでも食事に行ったり遊んだりするので、寂しさを感じたことはありません。
 仕事の不満は転勤の多さです。東京で生まれ育ったので、別の土地での暮らしを経験するのもいいかな、と思って入社しましたが、4年間で3回もの地方転勤はさすがに多すぎる(汗)。希望はなかなか受け入れてもらえず、結婚しない限り転勤し続けるみたい。いずれは東京に戻りたいので、希望が通らなければ、転職もやむを得ないかな。
 好きなことを仕事にしてよかった?と聞かれたら、はい!と即答します。私にとってブライダルは、お金を稼ぐ手段以上の存在。お客さまやスタッフと話しているだけで楽しくて、仕事よりも趣味のような感覚です。そんな気持ちが表情にも表れているのか、SNSに写真を投稿するたびに、いろんな友達から「◯◯って毎日、本当に楽しそうだね!」とコメントが届くんですよ。
 将来を真剣に考えると、転勤してばかりで自分はちゃんと結婚できるのかな? 50代になってこの仕事はできないよな、など、不安もチラホラあります。ただ、全部が完璧な職場なんてないはず。今の私にとっては、楽しい毎日を過ごすことが幸せなのでいいかな、と!
2023年10月号掲載
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