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トピック
2024.07.14
アイディアが生まれ、コミュニケーションが活性化。遊び心満載なミーティングスペースがすごい!
大学生エディターズと行く企業訪問《チームラボ編》
さまざまな企業の「すごい」ポイントにクローズアップする、non-no 大学生エディターズのオフィス訪問企画。第1弾はミーティングスペースにこだわりのあるチームラボに突撃! 遊び心たっぷりなデザインが詰め込まれたデスクやインテリアをはじめ、コミュニケーションの活性化を目的としたユニークな取り組みを取材してきました。
チームラボってどんな会社?
さまざまなデジタル分野の専門家から構成され、WEBやアプリのデザイン、データ分析、インフラ構築、映像制作や空間演出など、多様な事業を扱う「チームラボ」。特に、デジタルテクノロジーを用いたアート作品は国内外で高い人気を博し、世界各地で展示されています。東京での主な展覧会は「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」や「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」など。訪れたことがある人も多いのでは?
遊び心満載のミーティングスペースがすごい
同社の建築事業を担う「チームラボアーキテクツ」がデザインを手掛け、“ものづくりに最適化した環境”をテーマにしたオフィスは、まるでアート空間。チームでクリエイティブな作業を行う上で大切な、コミュニケーションが活発になる工夫がちりばめられています。
「特にこだわったのは、会議や打ち合わせを行うミーティングスペース。体を使うことで脳が活性化すると言われているので、エントランスを含めた一角は床に凹凸をつけ、あえて少し歩きにくい構造にしています。スペース内が壁で区切られていないのも、珍しいのでは? 隣のデスクで話している内容を聞いちゃダメなんてことはなく、“自分のチームでは採用できなかったけど、話を聞いていると別のチームならこのアイディアを生かしてもらえそう!”という広がりが生まれるといいな、という思いがこめられています。同じ会社の仲間としてのアイディアの共有が、迅速な課題解決やよりよいクリエイティビティにつながっていると感じています」(広報/工藤さん)
デスクひとつひとつにこだわりアリ
ミーティングスペースに並ぶ20ほどのデスクはどれも異なるデザイン。インテリアはすべてチームラボオリジナルで、社員の意見やアイディアから生まれたものがほとんどだそう!
「これは大きな用紙の束をテーブルに見立てた『メモデスク』。ホワイトボードを使った場合、特定の誰かがミーティングを主導することになりやすいため、“それぞれが思いついたことを書きながら話し合えたら、参加者全員が主体的になれていいね”という意見から誕生しました。デスクにはカラフルなペンが置かれており、メモを取ったり、頭に浮かんだイメージをイラストにしたりしています。ミーティングが終わったら、メモを切り取ってそのまま資料として保管することも」(広報/工藤さん)
視覚的に楽しめるおもしろいデスクがたくさんあるなか、特に印象的だったのが、木のブロックが敷き詰められていたり、柔らかなクッションでできたデスク。体への触感的刺激を目的としているそうで、他ではなかなか見られないデザインと出合えました!
「木のブロックはマッサージボール。手で握るとツボが刺激されて気持ちいいんですよ。ビーズクッションのデスクは、“リラックスした状態のほうがアイディアが生まれることもあるよね”という意見を採用して作ったのですが、あまりの気持ちよさに眠くなってしまうことも(笑)」(広報/工藤さん)
まだまだある! チームラボのクリエイティブな工夫
会話が弾む受付システム「Face touch」
デジタル技術を駆使した企業らしく、受付にはタッチパネルのスクリーンが。アポイントをとっている社員の方を探して呼び出しボタンを押すと、担当者に連絡が入るシステムになっています。実は、ここにもチームラボらしいこだわりが!
「社員の顔写真をタップすると、その人のプロフィールがスクリーンに表示されます。趣味や最近ハマっていること、休日の過ごし方など内容は人それぞれ。待ち時間に退屈しないようにという配慮もありますが、親近感を抱いていただいたり、共通のネタから会話が弾めばいいな、という思いが原点になっています。 社員同士でミーティングを行う時も『Face touch』を使っていて、趣味の話で盛り上がることが多々(笑)。弊社で開発しましたが、ぜひ他の企業様でも取り入れていただきたいと思うシステムです」(広報/工藤さん)
福利厚生の一環として、大規模な社員旅行を開催
「社員同士の親交を深めるべく、年に一度社員旅行を開催しています。その年の新入社員が企画を担当。旅先から宿泊先、現地での過ごし方まで、すべてをイチから考えて手配し、旅のしおり代わりのホームページまで作成するという大がかりなプロジェクトです。旅行中はみんなでBBQをしたり、チーム対抗レクリエーションをしたり……距離が一気に縮まります! 社員とその家族も無料で参加でき、昨年は400名以上が参加しました」(広報/工藤さん)
「このほか、福利厚生として社員の交流会もサポート。ボルダリングやフットサル、カードゲームなど、共通の趣味を持つ社員のサークル活動に要する費用を支援しています」(広報/吉川さん)
大学生エディターズがチームラボの魅力をさらに深掘り!
もちろんです! チームラボではSE職を含め、文系学部出身者がたくさん活躍しています。クリエイティビティやデジタルに関する知識は、入社後からでも勉強して身につけられますから、まったく心配の必要はありません。それよりも私たちが重視しているのは同じチームで働くうえでのコミュニケーション力。クリエイティブなプロジェクトにはチームワークが不可欠なので、周りとうまく意見を共有しながら目標に向かっていける仲間を求めています(広報/工藤さん)
デジタルテクノロジーを用いたアート作品の制作のほか、企業から依頼を受けてのWEB・アプリのデザイン、企業の課題や要望を分析しながらの最適なソリューション提案、建築物の製作・デザインと、内容は多岐にわたります。最近は海外での事業展開も積極的に行っており、先日6月10日にはサウジアラビアにチームラボボーダレスをオープン。建築から全てを弊社で担当するなど、新たな試みを続けています(広報/工藤さん)
楽しいオフィスにわくわくと驚きの連続でした! “オフィス”と聞いて私がイメージするのは、机と椅子、そしてPCがずらっと並んでいる空間でしたが、チームラボは「脳や体を刺激することが、よりよいモノ作りのキーになる」という考えのもと、あえて斜面が作られていたり、机や椅子もクッションのような素材でできていたり。仕切りを設けないことで他のグループの会話が聞こえ、それが新たなアイディアや助言を生むきっかけになっている、というお話にも感動しました。
No.161 rinさん
『Face Touch』や遊び心あふれるデスクなど、ユニークな仕掛けが多くておもしろかったです! 業務内容に加えてグローバリズムやコミュニケーションの捉え方など、身になるお話も伺えて勉強になりました。自分がどんな環境で働きたいかなど、この先始まる就活のことを考えるきっかけにもなりました!
No.122 三ミさん
Staff Credit
撮影/柳香穂 取材・文/中西彩乃