なぜSNSに疲れていないのか。その理由として多くの若者は「疲れよりも楽しさのほうが勝っているから」「自分なりに使いこなせているから」を選んでいる。その感覚は、FacebookをSNSのメインツールにしている大人の想像をはるかに超えている。
今、若者が使っているSNSの中でもリテラシーの高さが顕著に現れるTwitterを例にとろう。若者は、Twitterを特定の趣味や日々知りたいことの情報収集ツールとして活用。「つぶやく」ためではなく、「情報を整理する」ために複数のアカウントを使い分けている。
non-no Webユーザーの一人を例にとると、鍵つきの「本アカ」(本アカウント)のほかに「勉強アカ」「美容アカ」「アイドルアカ」の3つを持っている。「アイドルアカ」のプロフィールに書くのは「生まれ年」と「推しメン(自分が好きなメンバー)の名前」の2つだけ。それだけで推しメンを同じくするファンとつながり、リツイートを共有し、盛り上がることができる。「投稿用」と「見るだけ用」を分けているといった例もあり、興味深いのは、こういった使い分けは年齢が低くなればなるほど顕著になるということだ。