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No.040 りみぽ
大人も楽しめる♡この夏イチオシの青春小説をレビュー!〈あの夏の日が、消えたとしても〉
2024.07.31
今回は、集英社オレンジ文庫から2024年6月20日に発売されたばかりの書籍『あの夏の日が、消えたとしても』をレビュー!
こちらの小説の著者はなんと!青春小説といえば…の櫻いいよ先生です!
大学生になってから高校生の青春物語をあまり読まなくなってしまっていた私ですが、『あの夏の日が、消えたとしても』は一気読みするほど夢中になった、この夏イチオシの小説。
そんな、『あの夏の日が、消えたとしても』の登場人物やあらすじ、大人にもささるポイントなど詳しくレビューしていきます♡
あらすじ
「おれ、千鶴のことが好きだ」。海で花火をした日、高2の千鶴は律に告白される。けれど、一年前、千鶴は律に振られていた。実は、律はその日の記憶を失っていて…!?
一方、華美は、海が見えるビルの屋上で同級生の月村と出会う。お互い、人には話せない痛みを共有する関係に。そして、一年後に花火をする約束を交わすが——。
運命の日をめぐる、高校生の恋と青春物語。
集英社オレンジ文庫公式HP 『あの夏の日が、消えたとしても』より引用
登場人物
千鶴(ちづる)
中学時代から律に片想いする高2女子。失恋後は律を避けるが…?
律(りつ)
不思議な存在感がある高2男子。過去にトラウマがある。
華美(はなび)
高1の夏に転校した千鶴たちの同級生。遠距離の彼氏がいる。
大人にもささるポイント3選
ポイント①
煌びやかな青春とその裏にある苦悩
〈恋×青春〉の物語なのですが、ただキラキラしているだけではないんです!
登場人物それぞれがキラキラの裏側で悩みや暗い面を持っているからこそ、大人も楽しめる青春小説になっていると思います。
作中にある「翳り(かげり)と彩り」という言葉がこの小説を表すのにピッタリだなと感じました。
ポイント②
登場人物の感情、経験がリアル
登場人物それぞれが抱える悩みや描かれる感情がリアルで、心が苦しくなるシーンもありますが、そのリアルさが大人の心もつかむポイントに感じています。
千鶴・律・華美は家族に対する悩みを持っているのですが、それを打ち明けるか、打ち明けないかの葛藤があったり…と、高校生たちの等身大の悩み、葛藤は大人の心にも響くはず。
抱えている悩みが登場人物とは違う悩みだとしても、彼らが放つ作中の言葉に救われること間違いナシです。
ポイント③
それぞれの物語が繋がっていく、目まぐるしい展開
登場人物でご紹介した3人以外にも個性豊かなキャラクターが出てくるこの小説は人も感情も出来事も、どれもが濃いんです。
バラバラだと思っていた出来事が実は深く関係していた、あの人とあの人が実は過去に出会っていた!?というような目まぐるしい展開の数々で、ページをめくるたび物語が繋がっていく感覚が、読んでいて飽きることなく、とても楽しかったです♪
夏の読書にオススメな1冊♡
今回ご紹介した『あの夏の日が、消えたとしても』は、10代はもちろん、大人も楽しめる青春小説。
恋、友情、悩みなどに全力で向き合い、懸命に生きる高校生たちの夏はまさに青春そのもの!
夏にピッタリな『あの夏の日が、消えたとしても』を読んで、今年の夏を彩ろう♡
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出身地
埼玉県出身
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身長
157cm
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学年
大学4年生
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推し
香音ちゃん・莉子ちゃん・ミッフィー
趣味はエレクトーンで、sumikaをよく聴きます♪
大好きなnon-noに関わることができて嬉しいです!読んでくれる方に素敵な情報を発信できるよう頑張ります!♡
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