今月の彼氏

中沢元紀さんと陶器屋さんへお散歩デート。実直に演技に向き合う注目俳優にいろいろ聞いてみた! 【連載「今月の彼氏」ウェブ限定版】 

2026.04.20

今月の氏。中沢元紀

MOTOKI NAKAZAWA

注目の男子とのデート気分が味わえる連載「今月の彼氏」。今回のお相手は、春の陽気にぴったりの爽やかな笑顔が印象的な俳優・中沢元紀さん。本誌で載せきれなかった未公開カットをweb限定インタビューとともにお届けします! 

中沢元紀さんとお散歩デート_1

料理をすること自体はとても好きなのですが、うつわやお箸のような食器にこだわるレベルにはまだ到達できていなくて。ずっと興味があったので、今日はすごく楽しかったです。伺ったお店には落ち着いたデザインが多くて、自分好みでした。いいお店を一つ知ることができてうれしいです。ただ、“デート中”の撮影だと意識すると照れくさい瞬間もありました(笑)。 

食器ではないのですが……花瓶です。ドラマなどのクランクアップの時にお花をいただくことが多いので、素敵に飾れるものがあればと常々思っています。 

空のペットボトルを半分に切って、そこに挿しています(笑)。 

夜中にサクッと作るので、かなり簡単なレシピです。ごま油で具材を炒めて、全体に火が通ったら料理酒を入れて、あとはめんつゆを入れるだけ。最後にごまを振ったら完成です! 

餃子ですかね。たまに一人で作りますが、包む作業は誰かと一緒にできたほうが楽しいじゃないですか。上手に包めなくてもそれが“味”になるし、会話も弾みそう。たとえ恋人が料理が苦手でも僕がカバーするので、おいしく食べてくれるだけでもうれしいです。 

 

中沢元紀さんとお散歩デート_2

いやぁ……苦手です(笑)。照れくささが勝ってしまう気がして。“相手にはこれが似合うだろうな”と考えはするけど直接は言えないから、いくつか候補を選んで「このあたりがいいんじゃない?」って何げなく伝えるかもしれません。 

そうかもしれません。一緒に決めるのも好きですが、相手にやりたいことがあるならそれを優先したいです。 

家で料理をしたり、喫茶店に行ってコーヒーを飲みながら読書をしたりしています。スタジオジブリの作品に登場しそうな落ち着いた空間の喫茶店があって、よく出かけています。 

 

中沢元紀さんとお散歩デート_3

いくつか候補があったのですが、どれが自分に似合うか分からなくて……。スタッフさんに、“陶器屋さんが落ち着いた雰囲気の場所だから、ダークカラーの衣装より、イエローなど明るい色が入っているほうがいいかも”とアドバイスをいただいて決めました。私服はほぼ黒なので、黄色は新鮮です! 

基本的にクローゼットの中は真っ黒です(笑)。それ以外だと白、グレー、茶色とか……。 

(静かに首を振る)……薄いデニムもカウントしていいなら、ブルーはあります(笑)。服自体にまったく興味がないわけではないのですが、どうしても万能なベーシックカラーに落ち着きがち。僕のまわりはおしゃれな人が多いので、着こなしを見てかっこいいなと思っています。 

鈴木仁のセンスには驚きました。以前舞台で共演した際、僕はほぼ毎日スウェットにジャージのシンプルな服装だったのに、仁は稽古場に毎日違うスタイリングで来て、その日の服装に合うバッグや帽子も合わせていてカッコいいなと思いました。 

 

中沢元紀さんとお散歩デート_4

僕の役は、永作博美さん演じる主人公・みなとの一人息子の渚。父親を早くに亡くして、自分のために生きてくれた母親の期待に応えようとするまじめな頑張り屋さんです。 

渚はまわりに気をつかって自分の本音をあまり言わないところがあるんですが、そこはちょっと共感できます。僕も昔から空気を読みすぎて、自分の意見は伝えないまま心にしまっておくことが多いタイプなので。 

そんなこともなくて。もちろんどの役でも自分との共通点は探しますし、似たキャラクターのほうが心情を理解しやすいとは思いますが、近すぎるとお芝居の塩梅が難しいなと感じる瞬間もあって。 

キャラクターが違うのは、ドラマ『ストロボ・エッジ』(WOWOW)で演じた是永大樹でしょうか。底抜けの明るさや、ずっと走り回っていそうな元気さは僕にはない部分だなと思います。逆に、似ているのは日曜劇場『下剋上球児』(TBS系)で演じた犬塚翔。性格が僕に近いのはもちろん、球児役のキャストのみんなとはほぼ毎日会っていたので、どんどん役と自分の境目がなくなっていくような感覚がありました。 

 

中沢元紀さんとお散歩デート_5

体重管理です。台本を読んで、演じる役の年齢や性格から“こんな感じの見た目”というのを自分なりに設定して、そこに近づけるように体重を調整していきます。俳優を目指した時から、先輩の役者さんたちが役柄に合わせてビジュアルを調整している姿をお手本に、今でも続けている役作りの一つ。外見をその人物のキャラクターに寄せることで、お芝居に説得力が生まれるなと感じています。 

次の作品に向けて、再び体の調整をしていくことで自然と前に演じた役が抜けていくような気がします。ただ、撮影期間中は休みの日も何かしら役について考えているタイプ。何げなく過ごしていても“今回の役ならどんなものに興味を持つのか”を常に意識しているかもしれません。たとえば、ドラマ『ひだまりが聴こえる』(テレビ東京)で演じた杉原航平は難聴を抱える大学生だったので、外を歩いている時も自然をじっくり観察したり風を感じたりして、視覚や触覚を研ぎ澄ませていました。今出演している『時すでにおスシ!?』の渚は新幹線の運転士を目指しているので、電車に乗りながら“渚がこの電車に乗っていたらどこを見るかな”という思考になっています。 

 

中沢元紀さんとお散歩デート_6

いつか挑戦したいのはアクション作品。僕は小栗旬さんが出演されていたドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系)を見て俳優を目指したので、特殊部隊系のアクションには特に興味があります。あとは楽器を演奏する役にも挑戦したい。……目標がたくさんありすぎて時間が足りないなと思います(笑)。 

役を自分の中に落とし込む作業が好きです。ドラマ『時すでにおスシ!?』の撮影が始まる前は舞台をやっていたので、映像のお仕事はちょっと久しぶり。クランクイン前日はワクワクしました。舞台だと稽古を重ねてから本番を迎えるので取り組む期間が長いけど、ドラマの場合は撮影をしながら演者さんとお芝居を合わせたり、役柄を詰めていったりするので別の集中力も必要だなと感じますが、それも俳優のやりがいと楽しさにつながっています。 

 

中沢元紀さんとお散歩デート_7

何事も楽しむことが一番だと思っています。僕自身も大好きな‟俳優”という仕事を生業にできて毎日がとても充実していて。今の時代、将来への選択肢がいろいろあるので迷ってしまうこともあると思うんですが、心が動く瞬間を大切に、やりたいことを見つけてほしいです。 

 

Profile

中沢元紀さんとお散歩デート_サムネイル画像

中沢元紀

俳優・モデル

2000年2月20日生まれ、茨城県出身。2022年に俳優デビュー。2025年度前期のNHK連続テレビ小説『あんぱん』で柳井嵩の弟・千尋を演じ、話題を集めた。今年1月期のドラマ『ゲームチェンジ』(BS-TBS)でTVドラマ単独初主演。現在放送中の火曜ドラマ『時すでにおスシ!?』(TBS系)では主人公の一人息子・渚を好演。

Item Credit
ジャケット¥72600/トルク ラボ(トルク) Tシャツ¥19800/STUDIO FABWORK(KANEMASA PHIL.) パンツ¥11080/シアン PR(HOLY IN CODE) 靴下¥2200/テンベア トウキョウ(テンベア) 

Staff Credit
撮影/田形千紘 ヘア&メイク/松岡奈央子 スタイリスト/小西沙良 取材・文/上村祐子 web構成/𠮷川樹生

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