永野芽郁さんインタビュー。映画『からかい上手の高木さん』で演じたのは?

2024.05.22

Interview注目の人

【ノンノインタビュー】永野芽郁

愛情のこもった“からかい”は可愛らしいなと思います

永野芽郁さん

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――中学時代に同級生だった“からかい上手の高木さん”と“からかわれっぱなしの西片”のほほえましいやりとりを描いた映画『からかい上手の高木さん』。劇中で、永野芽郁さん演じる高木さんが、透き通った高い声で歌うように西片(高橋文哉)をからかう姿は、本当にキュート!

「“からかい”って、すごく難しくて、マンガやアニメの世界では成立しても、生身の人間が演じることで意地悪な印象が見え隠れしたらいやだなと思っていたんです。なので、西片をからかうシーンは、ちょっとした間合いやテンポ感、表情の作り方や目線の送り方……いろいろなことに気をつけながら演じていました」

――プライベートでは、からかわれるよりも、からかうことが多いと自己分析。

「誰に対してもついツッコミを入れてしまうところがあって、からかう側のポジションになりがち。映画の撮影現場でも、初日から文哉くんのことをからかっていましたね。“もうやめてくださいよ~!”って言っていた文哉くんの声のトーンと表情は今でもしっかり覚えています(笑)」

――今作への出演がきっかけで、“からかう”や“からかわれる”という言葉に対して抱くイメージが大きく変わったそう。

「もともとはマイナスな表現として捉えることもあったけれど、この作品と出会って、相手に対して愛情やリスペクトがあれば“からかい”がこんなにも可愛らしく描かれるんだなって。映画を見ていただけたら、いい“からかい”もあるということに気づいてもらえると思います」

――ところで、高木さんは絵を描くのが得意なキャラクター。永野さんは……?

「私は本当にへたです! 昔から絵心がなくて、学生時代の美術の成績はずっと5段階評価の2。中学3年生の時には、職員室に行って“卒業前に3をつけてほしい”ってお願いしたこともあったくらい(笑)。先生に何度も教わりながら課題をめちゃめちゃ頑張ったら、最後になんとか3をもらうことができました!」

Q

プライベートで夢中になっていることは?

これからの季節はサーフィンです!

寒がりなので秋冬はお休みしていたけれど、大好きなサーフィンを満喫したい! 冬だと、自分で海に行っておきながら、「こんなに寒いのに、なんで水の中に入らなきゃいけないんだ!」って思っちゃうんですよ(笑)。すっかり暖かくなったので、今年もお休みの日にたくさん波に乗りたいです!

Q

この夏、挑戦したいファッションは?

“シンプルな肌見せ”をテーマにお買い物中

いつもはいているデニムに、ほんのちょっとだけお腹や肩が出るようなトップスを合わせたくて筋トレを頑張っているところです。最近は着心地がいいものに惹かれるので、カシミヤ素材で丈が少し短めの半袖ニットも購入しました!

Q

10年の時を超えて描かれた今作。永野さんの10年後は?

35歳になる年。楽しみでしかたないです!

30代になった自分がさらにいろんなお仕事に集中して、楽しく取り組めるように20代の今を全力で頑張っているつもり。だから、年を重ねることは全然いやじゃなくて、毎年自分の誕生日を迎えて、30代が近づくたびにワクワクしています。

P r o f i l e

●ながの めい

1999年9月24日生まれ、東京都出身。NHK連続テレビ小説『半分、青い。』でヒロインに抜擢され、以降は映画『そして、バトンは渡された』や『マイ・ブロークン・マリコ』など多くの話題作に出演。今年1月期のドラマ『君が心をくれたから』では五感を奪われていく主人公を演じた。

映画『からかい上手の高木さん』

©2024 映画『からかい上手の高木さん』製作委員会 ©山本崇一朗/小学館

映画
からかい上手の高木さん


とある島の中学校で、隣の席の女の子・高木さんに、何かとからかわれてしまう男の子・西片。中学時代に離れ離れになってから10年後、高木さん(永野芽郁)が体育教師になった西片(高橋文哉)の前に、教育実習生として現れて……。二人の止まっていた時間と“からかい”の日々が再び動き出す、初恋の物語! ●5月31日(金)より全国公開

2024年7・8月合併号掲載
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