堀田真由にお悩み相談「IIWM」
【堀田真由にお悩み相談 IIWM】恋のお悩み編。日頃から「好き」の感覚を研ぎ澄ませて【ウェブ限定連載vol.2】
2025.03.08

堀田真由が「もし私だったら(if it were me)……」と寄り添いながら答える、ウェブ限定・お悩み相談連載。第2回は恋のお悩みをピックアップ! 「普段、恋愛相談にのる機会が少ないから大丈夫かな? 恋愛リアリティショーはたくさん見ているので、その知識も交えながら頑張ります!」と言う真由のアンサーは?
<好きになるってどういうこと?>
まだおつき合いしたことがありません。学生時代は勉強と部活に打ち込み、今も職業柄、出会いがあまりない状況です。マッチングアプリで何人かと会いましたが、好きになる感覚が分からず、この先が恋人できるか不安です!(24歳・看護師)
まずは身近なものに惹かれる感覚を大切に
学生時代に自分の目標と真剣に向き合ってきて、今は看護師として働かれていて、相談者さんはたくさんの努力をされてきた方なんだろうなと想像しました。いただいたお悩みに関しても、マッチングアプリを使うなど、実際に行動に移す前向きな姿勢が素敵! そうやって努力を継続できるところに惹かれる方がきっと現れると思います。もちろん恋をするのは素晴らしいことだけど、恋愛以外の経験から得られるものが人生にはたくさんあると思うから、人と比べて焦ることなく、自分のペースで進んでほしいな。“好き”という感覚に関しては、対象を人に限定して考えると難しいけれど……、突き詰めていくと「この香りにときめく」とか、「動物を見て愛おしく思う」といった日常の中で心惹かれる感覚と共通する部分もある気がしていて。いろいろな角度から、自分が“好き”と心動かされる感覚を研ぎ澄ませ、大事にしていくことから始めてみてもいいかもしれません。(真由)
<彼との結婚が想像できない>
おつき合いしている人がいます。一緒にいて楽しいし好きなのですが、結婚する未来が想像できず不安になってしまいます。どうしたら彼との明るい未来を想像できるのでしょうか。(19歳・大学1年生)
答えを焦らず、今や近い将来の話を重ねてみて
まず、19歳にして大切な人との未来を見据えていらっしゃることが素敵だなと思いました。結婚に対する考え方は人それぞれだし、最初から結論にたどり着こうと急がず、まずは二人で“近い未来”の話を重ねてみてもいいかも。たとえば、「2025年はどういう自分になりたい?」、「来年、あの場所にお出かけしたいね」みたいに、自分軸の目標や、二人で楽しみたいことなどを交えて気軽に。私も10代の頃は何ごともすぐに答えを探そうとしていたけれど、大人になるにつれて白や黒じゃない“間の色彩”も大事にするようになってきたし、今はむしろ「未来は想像がつかないほうが楽しい!」と考えています。相談者さんも10代でまだまだいろいろなことに挑戦できるから、未来が分からないからこそ軽やかに、前に進んでいってほしいです。(真由)
<好きな人が煮え切らない態度>
気になる人と二人で遊びに行くことが増えました。「つき合おう」とか「好き」とか言われたことはありませんが、一緒にいると楽しいし、次も誘ってくれるので、おそらく好意は持たれていると思います。でも、二人で出かける回数も4回目を超えて、さすがに何も言われないことにイライラしてきました。つき合う気があるのかどうか、私から切り出してハッキリさせたほうがいいのでしょうか?(20歳・大学2年生)
状況を変えてみると、相手の気持ちが見えてくるかも
最後の一文に勇気を感じました! 同じ状況で自分から話を切り出せる人は多くないと思うので、ハッキリさせたいなら聞いてよし!じゃないかなと思います。ただ、最初から「私とつき合う気があるの?」と投げかけるのは直球すぎるかもしれないので……たとえば、一歩目の質問として「次に遊びに行く時、●●ちゃん(友達)も誘っていい?」と聞いてみるのはどうでしょうか。意外な提案を受けた彼の返事が、あっさり「いいよ」なのか、「そういうつもりじゃなくて、僕は二人がいいんだよね」なのかで、確かめられることがありそう。その後、もしも友達を含めた3人で出かけることになったとしたら、私だったら好きな人を観察して、友達と自分に対する態度やまなざしに違いがあるのかどうか観察するかもしれません(笑)。まずは、“いつもの状況”に柔らかく変化を起こしてみてください!(真由)

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<彼女ができた男友達と疎遠に……>
仲のいい男友達に彼女ができてから、距離ができてしまい悲しいです。どうしたらいいでしょうか?(23歳・大学院1年生)
二人を尊重して接すれば、いい関係がきっと続く
私の場合、女友達に彼氏ができて、もちろんうれしいのにどこか寂しさを感じたことがあるので、相談者さんの気持ちが分かる気がします! おそらく、多くの人が似た経験をしているんじゃないかな。きっとこの男友達に対しての“好き”は恋愛感情とは違うし、いつも隣にいるわけじゃないって理解もしているけど、心にぽっかり穴が空いた感覚になるんですよね。本当に仲のいい友達同士なら、環境や会う頻度が変わっても本質的な関係性は変わらないはず。だからあまり落ち込まないでほしいけれど、今までよりも距離感を大事にして、男友達も、その彼女にも心配りができるといいですよね。友達にとっての大切な宝物を尊重してあげられたら二人もうれしいだろうし、いい循環が生まれそうだなと思います。(真由)
<好きな人をあきらめるべき?>
昨年の夏、好きな人に告白しましたが、「今は誰ともつき合う気がないから、友達のままでいたい」と断られました。仲はいいのですが、つき合うまではいかない。ドラマ『若草物語―恋する姉妹と恋せぬ私―』の涼と律に似ています。僕は、この恋をあきらめたほうがいいのでしょうか。(23歳・社会人)
一人旅は自分を見つめるいいチャンスに!
「If you can dream it, you can do it.(夢見ることさえできれば、それは実現できる)」という、ウォルト・ディズニーのものとされている名言がありますよね。3年後や5年後、好きな人と一緒にいる状況を思い描けるなら、その目標に向かって頑張れるということだから、今は好きな気持ちを抱えたままでいいと思います。もしくは、いったん“引いてみる”のも方法の一つ。仕事や目の前にあることに没頭して、気持ちの面で好きな人から距離をとることで、見えてくるものがありそう。非日常に身を置くと自分を客観視しやすいので、一人旅に出るのもおすすめ! 旅先で目にした美しい景色を好きな人と共有したいと感じるのか、ただつらい、さみしいという感情が先行するのか……。自分の気持ちを確かめる手がかりが得られるんじゃないかなと思います。(真由)
▶▶IIWMは毎週土曜に更新予定。次回もお楽しみに!
Profile

堀田真由
1998年4月2日生まれ、滋賀県出身。ノンノ専属モデル。NHK連続テレビ小説『わろてんか』で注目を集める。その後ドラマ『大奥』、ドラマ『アンチヒーロー』、映画『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』など話題作に多数出演。2024年にはドラマ『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』で主人公を演じ、現在は日曜劇場『御上先生』に出演中。1st写真集『MY』が好評発売中。今年でデビュー10周年を迎える記念として、5月10日(土)には大阪・サンケイホールブリーゼにて、5月25日(日)には神奈川・新都市ホールにて、初のファンミーティングが開催される。
Staff Credit
モデル/堀田真由 撮影/松岡一哲 ヘア&メイク/北原果(KiKi inc.) スタイリスト/ミク 取材・原文/吉川由希子 タイトルデザイン/関根僚子 web編成/本誌編集部