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2024.04.03
インターンの変化から、就活の流れ&スケジュール、業界の選定方法までを網羅! プロ&先輩のアドバイスがぎっしり詰まった、最新・就活事情ファイルが完成♪
納得して就活を終えた先輩4人が、インターンや就活にまつわる疑問に回答! インターンの傾向や、グルディスで損する人の特徴など、タメになりすぎるエピソード満載。
Aさん
☑入社予定業界 金融
☑インターン参加業界 花屋(空間デザイン)、ショッピングモール
☑インターン参加形式 1DAY
☑インターン参加数 2社
Bさん
☑入社予定業界 日用品メーカー
☑インターン参加業界 メーカー、住宅、飲食、商材、アパレル、PR、人材
☑インターン参加形式 1DAY、2DAYS
☑インターン参加数 20社
Cさん
☑入社予定業界 マスコミ
☑インターン参加業界 マスコミ、コンサル、IT、アパレル、教育
☑インターン参加形式 1DAY、2DAYS、半年間の長期(給与あり)
☑インターン参加数 5社
Dさん
☑入社予定業界 ジュエリー
☑インターン参加業界 ジュエリー、住宅、IT、商社、保険、ホテル、運輸
☑インターン参加形式 1DAY、2DAYS、5DAYS
☑インターン参加数 20社
――まず、皆さんが就活を始めた時期と、何からスタートしたかを教えてください。
A 自己分析は2年生の夏頃からコツコツやっていましたが、会社を調べ始めたのは、3年生の12月。役職を担っていたゼミの活動が忙しくて、なかなか手をつけられなかったのが理由です。
C 私は高校生の時から、絶対にマスコミ業界に就職する!と決めていたんです。就職に有利な大学を選んだり、ガクチカを考慮して留学をしたり、意識は常にしていたかな。実際に動き始めたのは2年生の夏で、ネットメディアでの長期インターンに参加。ネット記事を書いたり、分析したりしていました。お給料も出たけど、めちゃめちゃ安いのに激務というブラック企業で……。半年頑張ってから辞めました。2年生の冬に会社を調べ出して、同時進行でOB・OG訪問も始めました。
D 私も2年生の夏に、初めてのインターンを経験。大学があっせんしてくれる形式で、あまり興味はない企業だったけど、インターンとはどんなものなのかを知るという目的で参加しました。
B すごい……二人とも早いですね!
D 大学受験で第一志望に行けず悔しい思いをしたので、就活でリベンジしたかったんです(汗)。2年生の夏インターン参加後は大学が主催する就活セミナーに参加して、冬も複数企業のインターンに応募。そのうちの一つが、入社先です!
B 私の動きは一般的なほうで、3年の6月に夏インターンのES準備から着手。周りはもっと早くに始めていたけど、部活や学外のイベント活動で忙しくて。当初から志望していたメーカー業界は、就業体験つきのインターンを実施しない企業が多かったことも、あまり焦らなかった理由です。
――ご自身が就活を始めたタイミングは、ベストだったと思いますか?
D 普通より早いかもしれませんが、私にとってはベストでした。早く始めたおかげで、志望度が高い企業のインターンに複数回参加できたので。入社先の最終面接でも、役員の方から「2回もインターンに参加してくれたんだね」と言われて、好印象につながった実感があります。
C コロナ禍に何もできないことがもどかしくて、就活についていろいろとリサーチしていたところ、企業からのスカウトにつながる「デザイン思考テスト」の存在を知ったんです。受けてみたらいい成績が出て、複数の企業からインターンのスカウトを受けました。時間をたっぷりかけたからこそ、さまざまな情報を得られたので、個人的には早く始めてよかったと思う!
A 私は遅めでしたが、結果的にはベストだったと思います。選考が早い業界でも、内定辞退の枠を再募集する企業があったりして、受ける企業には困らなかったので。ただ、スタートが遅かった分、終わりも遅くなり、内定をもらって就活を終わらせる友人にプレッシャーを感じた時期も。
B 分かります! 私も最終面接に6社連続で落ちた時は、もっと早めに始めればよかったと後悔しました……。でも今は、遅く始めたからこそ他のことに打ち込めていい経験を得られたし、ガクチカとして語れるエピソードがいっぱい作れた!と満足しています。
――皆さんいろいろな形式に参加していますが、インターン経験は重要だと感じましたか?
C めちゃくちゃ重要だと思います!
D 同じく! とても大切だと思います。私の周りは、インターンからの早期選考で内定をもらった子がほとんどです。
B インターンは、企業説明会の役割も担っているので。幅広い業界を見ていた私にとっては、本当に行きたい業界を見極めるために、欠かせない機会でした。課題やグループディスカッションを通じて、自分との相性も判断できますし。
A 私が当初志望していた住宅業界は、インターンを実施する企業が少なくて。試しに志望度の低い企業のインターンに参加してみたら、企業のことはもちろん業界についても知ることができ、就活の視野が広がりました。業界が定まっていない人こそ、インターンを重視するべきだと思う。
――インターンにはさまざまな形式がありますが、どのタイプが最もタメになったと感じていますか?
D 志望業界を定める段階では、1DAYが役立ちました。
B 企業によっては「1DAY」と言いつつ半日で終わる場合もあるから、スケジュールをうまく調整すればかなりの数に参加できるはず。1DAYはコスパがいいです!
D コスパ、大事! 私は幅広く見ていた段階で5DAYSに参加したんだけど、2日目の時点で自分には合わないと感じて。その後3日間は惰性で続けました。時間をむだにした気分(泣)。
C そういう人、私の周りにも多かった!
A 私は1DAYしか参加していないけど、複数DAYSのほうが内定につながりやすいという意見もありますよね。みんなは実際、どうだった?
D 私の経験上、その意見は正しいんじゃないかと思います。たとえ早期選考に呼ばれなかったとしても、複数DAYSのインターン選考を通過した自信と経験があるから、本選考にも気持ちに余裕を持って取り組めました。
B 私は絶対に内定につながる確約はないし……と2DAYSまでしか参加しなかったけれど、それほど影響があるなら、受ける価値大ですね。
C 日数が多いほうが、人事担当者に顔を覚えてもらえる可能性もグンと上がりますし! 1DAYに参加して業界を絞り、そこから中期・長期に参加すると、効率がいいと思います。
――参加したインターンでは、具体的にどんなことをしましたか?
B 私が参加した1DAYの多くは、企業説明会の後に、グループディスカッションなどの課題がセットになっていました。
C 同じく! グルディスの内容は企業によって異なり、私が参加した出版社の一つは、ある出版物とターゲットを提示されて、効果的なマーケティングを6人のグループで話し合いました。
B PR会社のグルディスも同じような内容でした。ある商品を学生に広めるには、どうしたらいいかを考えたかな。
A 印象的だったのは花屋のインターン。花を使った空間デザインが課題で、すごく楽しかった! ショッピングモールのグルディスでは、施設のいい点と悪い点をあげて、企業研究を行いました。
D 商社では、ある課題の解決を目指すグルディスを行ったんですけど、いいアイディアがまったく浮かばず。個人的にはかなり難しかった……。
B アイディアを出し合って解決するタイプのグルディス、多いですよね。
C 長期も日数が多いだけで、内容は1DAYとあまり変わらない印象でした!
――インターンで意識したことや、やってよかったと感じることは?
A 私が参加した2社はどちらもオンラインだったので、とにかく明るい表情をキープすることを意識しました。
D 後輩によると、今もインターンはオンラインが主流みたいです。表情は大事ですよね!
C 企業説明の段階ではカメラのON・OFFを選べることもあるけど、人事の方に顔を覚えてもらうためにも、ONにしたほうが無難だと思うな。
B 同感! 他の参加者を見て思ったけど、オンラインは顔が暗く見えがち。それから、対面でないからと隠れて別の作業を同時進行していると一目瞭然。私は絶対にしないと決めました。
C カメラを見てうなずき続けるだけでも、印象が格段によくなりますよね!
A 友達いわく、背景にこだわるのも効果的だそう。目立つ色のカーテンなどで何度も同じ企業に参加すると、“○○の背景の子”みたいに人事担当者に覚えてもらえる確率が上がるみたいです。
D おもしろい! 確かに印象に残りそう。
B 積極的に発言するのも覚えてもらうのに有効だと思います。数百人が参加する大型の説明会も一番に手をあげる気持ちで臨んでいました!
C 逆にグルディスでは、人事の目を意識しすぎるとマイナスに働くこともある気が。人事の方は並行して複数のグループを見ているから、自分のグループが注目されていない瞬間もあって。見られている時だけ発言するズルい人も少なくない。でも、そういう人は他のグループメンバーに嫌われて、意見しづらい状況になってた……。
A グルディスは、メンバーを味方につけることが肝ですよね。
C そうそう。ライバルじゃなく、チームメイトとして考えるべき!
D あるグルディスで、メンバーの発言を否定しまくる人がいて。雰囲気が悪くなり、会話が進まなくなっちゃったんです。自分と合わない意見でも、強く指摘しすぎるのはNGだと学びました。
C あとは役割分担も大事。私は最初に発言するようにしていました。リーダー的ポジションになれば、自分のやりやすい流れに誘導できるので(笑)。
A さすが!! リーダーシップは評価されやすいし、いい進め方ですね。私も、発言していない人に率先して話題を振ったら人事の方に褒められた経験が。サポート役に徹するのも手かと!
D 同感です。私は瞬時にアイディアを出すのが苦手で……協調性をアピールする方向へ切り替えたところ、気持ちが楽になって、発言しやすくなりました。企業には、周りに合わせられる人も大事な存在だと思うので。
B 私も約20社のインターンに参加した結果、賢い発言だけが評価されるとは限らないと実感しました。分からなかったら、知識がある人に同調すればよし(笑)。内容と同じくらい、空気が読めるかや、周りへの接し方が重視されていると思う。
D 失敗談としては、書記を担当したら発言する機会を失ってしまったこと。並行作業が得意じゃない人は、書記は避けるのが賢明かも。
C 私もあります! Zoomのアカウントの表示名をフルネームに変更しないまま参加してしまい。人事の方に指摘されて焦りました。
B 誰でも失敗はするものですよね。どんどん場数を踏んで、学びながら成長するのが一番です!
――就活生へ、アドバイスをお願いします!
D まずは、「知ること」を大切にしてほしいです。知らないと選択肢にもできないので、業界はもちろん、いろいろ調べて損はありません。もう一つは、情報にとらわれすぎずに自分らしくやること。就活には全員に当てはまる正攻法はないので。自分に向いている方法を見つけてくださいね。
C 私が実践してよかったのは、就活仲間を作る、オンオフを切り替える、日記を書くの3つ。特に仲間は、メンタルを健康に保つために重要な存在。同じ目標を持つ人のほうが共感できることが多く、情報共有もしやすいので、同じ業界を目指す人とSNSで積極的につながりました!
A 私も、就活仲間を大切にしました。プレッシャーになるから友達と就活の話はしない、という人もいるけど、同じ境遇にいるからこそ理解し合えることもあります。その上で、一番重要なのが自分が納得するまで続けること。私は粘って続けたおかげで、本当に行きたい企業と出会えました。
B 一つは、素直に周りに頼ること。いろんな人と関わることで知識や人脈も得られるし、支えてくれる人の存在がモチベーションにもなりました。二つ目は、「自分に合った企業が必ずある!」と信じること。最終面接で落ち続けた時期はメンタルが崩壊しかけましたが、内定をもらえた企業は、本当に自分と合っていると感じます。「合わないから落ちたんだ!」とポジティブに転換して、諦めずに頑張れば、必ず報われるはずです♪
先輩の実体験からインターンのポイントをピック!
1 |
インターンは絶対参加すべし! |
経験した数や形式は異なる4人だけど、「絶対参加するべき!」と満場一致。その理由として共通していたのは、①インターンをきっかけに早期選考に進むチャンスを得られる可能性があること、②企業や業界についての理解が深まること、③自分の興味や適性を判断できることの3点。より多くのインターンに参加するためには、早めに就活をスタートするのも大事だそう!
2 |
業界が絞れていない人は1DAYに多数行ってみるのがおすすめ |
インターンにはさまざまな形式があり、早期選考につながりやすい複数DAYSに積極参加したほうがいいという意見も聞くけど、先輩いわくリスクもあるよう。複数DAYSは時間も体力も奪われるため、志望度が高い企業のみ参加すると◎。志望が定まっていない人は、拘束時間が短く、主にオンラインで開催される1DAYに多く参加するほうが、断然コスパがいい!のだとか。
3 |
インターンから早期選考ルートに乗れる可能性大 |
インターンで高く評価された場合、早期選考に呼ばれたり、テストや一次面接が免除になったりする可能性が。先輩の一人は、自身を含む友達のほとんどが早期選考で内定をもらったそう! 志望度の高い企業が定まっているならば、このルートを狙わない手はなし。ただし早期選考にこだわりすぎて本選考の準備を怠り失敗した、という人もいたのでバランスを大切に。