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OB・OGは見た!署名がない、お礼メールがない…実際にきた就活失礼メール7選!

2018.04.25更新日:2018.05.16

社会人に聞いた、ウソのようなホントの話。「私は大丈夫♪」なんて油断していると、取り返しのつかないことになるかも!?
教えてくれたのは……
美土路雅子さん
ワイズ・キャリア代表。ビジネスマナー講師 として活躍中。マイナビオフィシャル就活BOOK『要点マスター!就活マナー』も監修。

実際にきた失礼メール1

メールの返信時間が明け方3時前後

「急ぎの用件でもないのに明け方にメールを送ってくる学生さんがるけれど、ある程度のビジネスタイムを意識してほしい。自己管理能力があまりないのかなと感じてしまう」(金融・33歳)

アドバイス
「会社メールがスマホに転送される設定の人もいるので、深夜の送信はNG。就業時間内が基本です。急ぎの用件の場合なら『遅い時間に失礼します』と一言添えましょう」


実際にきた失礼メール2

HPを見れば分かることを積極的に質問してくる

「印象づけたいのか、海外進出の実績などHPに書いてあることをわざわざ質問されても……。こちらはスルーできない立場なので返信にかける労力を考えてほしい」(メーカー・36歳)

アドバイス
「採用担当としては無視できないため、必要以上の時間をさくことになります。アピールのための行動かもしれませんが、その質問をすべき場かどうか考えて」


実際にきた失礼メール3

一方的に面接日を指定してくる

「きっと学生さんも忙しいんだろうけど、面接のスケジュールはこちらが決めること。それに、面接相手はあなただけじゃないことぐらい分かってますよね?(笑)」(医療・30歳)

アドバイス
「日程提案は、一方的な印象を与えるだけ。スケジュールを決めるのは相手だという原則を忘れずに。 自分の都合は相手に求められて初めて提示すること」


実際にきた失礼メール4

「誠に有難う御座いました」
「今後共何卒よろしく御願い申し上げます」
とガチガチの漢字づかい

「一瞬、漢文が届いたのかと勘違いするほど必要以上に漢字だらけのメールって案外多いもの。丁寧さを心がけた結果なんだろうけど、はっきりいって読みにくい!」(広告・34歳)

アドバイス
「正しい漢字なら間違いではありませんが、丁寧さにこだわりすぎず、”相手にとって読みや すい文章であるか”という思いやりの視点も忘れずに」


実際にきた失礼メール5

書き出しが
「大変お日柄もよく、
○○様におかれましてはお元気でしょうか」

「手紙の書き方をネットで調べてコピー&ペーストしたような書き出しを読んだ時にはびっくり。メールと手紙の違いぐらいは理解してほしいなぁと、ほっこりしつつも苦笑い」(メーカー・33歳)

アドバイス
「メールの特徴は “簡潔さ”。手紙のように『拝啓』や『敬具』は不要ですが、機械的に用件だけですませず一言添えるぐらいがいいですね」


実際にきた失礼メール6

文末に署名がない

「メールの最後に署名がなく、名前さえ書かれていないことがある。メールアドレスで判別できると思うのかもしれないけど、 いちいち登録していないので探すのが大変」(IT・32歳)

アドバイス
「いつでも連絡をもらえるように、署名は毎回つけましょう。名前やメールアドレス、電話番号だけでなく、大学名、学部、学科、学年まできちんと明記を」


実際にきた失礼メール7

OB訪問で相談に乗ったけどお礼や報告のメールがない

「OB訪問の依頼を受けていろいろと相談に乗っていたのに、その後のお礼や報告は一切なし。必要な時だけ何度も連絡してきて、使い捨てにされた気分」(教育・28歳)

アドバイス
「気配り一つで、未来の働き方が見えるもの。”社会人になっても同じことをするのでは”と思われます。相談に乗ってもらったら節目ごとに報告を」

2018年6月号掲載

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