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ファッションアイコンとしても人気だったオードリー・ヘプバーンの出演作は、どれも洗練されていておしゃれ。特にこの映画はモード誌を舞台にした物語のため、50年代ファッションの魅力が次々と映し出されるオープニングタイトルから、一瞬で心をつかまれる(ちなみにこのページで紹介している写真は、1950年代の雑誌「ハーパースバザー」で実際に使用された写真の別カット!)。地味な書店員役のオードリーがモデルとしてスカウトされ、パリの名所をバックに着せ替え人形のように次々とファッションシュートを行う展開に、ときめかずにはいられない。アカデミー衣装デザイン賞にも選ばれたエレガントな衣装は、『麗しのサブリナ』(1954)、『ティファニーで朝食を』(1961)でもオードリーとタッグを組んだジバンシィのもの。