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トピック
2024.12.07更新日:2024.12.08
多忙なキャンパスライフのなかで、恋はオプション!?
今どき大学生は、恋愛においても自分なりの価値観や優先順位が明確! 読者アンケートを通じてリアルな恋愛事情をレポート。
※2024年9月16日~20日、non-no大学生エディターズ・non-no大学生モニターズを含む大学生、短大生、専門学校生、大学院生にアンケート調査を実施。計220名が回答。
大学生220人に聞きました!
みんなの恋愛リアルデータ
恋愛の意識から現在の恋愛ステータス、恋人との関係性、将来プランまでくまなく調査。自分を軸に考えて行動する、ノンノ世代の傾向が明らかに!
18〜24歳の読者220人中、現在恋をしているのは半数強。恋人がいる人は34%だったため、19%が片思い中ということに。
【いいえの人】
Q 恋人が欲しいと思いますか?
Q いらないと考える理由は?
5位が「友人や家族との時間で十分」、6位が「気楽でいい」という結果に。趣味や交友関係で日々充実している人ほど、必要性を感じにくいよう。
現在進行形で恋している人も、恋愛の優先順位は「かなり低め」か「他と同じくらい」が多数派。令和を生きる大学生にとって、恋愛はオプションの一つなのかも!?
データから分かった!
ここが“自分軸”ポイント
自分なりのプライオリティを確立している
今は恋人がマストでないと考える人に理由を聞くと「自分の時間や趣味を優先したい」「今の生活が充実している」という声が。また、恋愛にメリットを感じている人も、優先順位を聞いてみると「そこまで高くない」派が多いよう。恋愛のステータスは関係なく、おのおのが今、自分のやるべき・やりたいことを判断して取り組んでいるといえそう!
メリット
「一人の人と深く関わり、信頼関係を築く努力をすることで人間的に成長できる。価値観も広がる」
「外見も中身も自分自身を磨ける」
「自己肯定感が上がる」
「頑張ろうと思うモチベになる」
「もう一つの自分の居場所ができる」
「恋バナで友達と盛り上がれる!」
デメリット
「自分のために使えるお金と時間が減る」
「育った環境が違うから、“ん?”と思うことの蓄積でストレスがたまる」
「結婚する確証がないのに、労力を割かなければいけない」
「イライラしたり、悲しくなる時間ができて自分の感情が乱れる」
デメリットの内容の多くは、恋人はいらないと考える理由と共通。恋人がマストでない人は、恋愛に時間やお金を割いたり、感情を乱されたりすることに、よりストレスを感じるよう。
データから分かった!
ここが“自分軸”ポイント
恋をする先に自分の成長を見据えている
恋愛をする上でメリットをより考える人の割合は、現在恋をしている人の53%を大きく上回っており、恋をしていなくても恋愛をポジティブに捉えている人は多いよう。メリットについて具体的に聞いたところ、「価値観の広がり」「自分磨き」「自己肯定感の上昇」など、自己成長にまつわる回答が圧倒的。刺激やキュンといった一時的なものではなく、自分の人生を豊かにするための視点を重視していた!
2位以降は「2人」「3人」がともに25%。それ以上はグッと減り「4人」が7%、「5人」が5%。おつき合いの経験がある人は全体の65%。かつ、今恋人がいる人の約半数が交際期間1年以上という結果からも、一人の恋人と長くおつき合いする人が多いと分析。
告白は「されたい」派がマジョリティ。今おつき合いをしている人も、85%が「相手から告白された」とこちらで回答。「告白は相手に委ねたい」と考える女性が多い理由は、本誌P113をチェック!!
使ったことがある人に目的を聞いたところ、1位が「積極的ではないが、いい人と出会えたらつき合いたい」(75%)、2位が「真剣な恋人探し」(25%)。「暇つぶし」や「ワンナイト」など、その他の回答はゼロだった!
いいえの理由は?
1位 メッセージのやりとりが面倒
2位 現在、恋人がいるため
3位 いい人に出会える気がしなかった
4位以降は順に「飽きた」「疲れた」「理想の相手が見つからなかった」。理想の相手と出会うまでに労力を使うマッチングアプリは、自分軸で恋愛したいノンノ世代と相性が悪いのかも!?
「本当に好きな人としかしたくない」という意見が多数。流されることなく、自分のペースやタイミングを大事にしている人が多いよう。
好きじゃない人からモテても意味がない!と考える人の割合が高く、トップに。自分軸恋愛世代にとっては、不特定多数にモテることは"コスパが悪い"ことなのかも。
データから分かった!
ここが“自分軸”ポイント
ムダな恋愛はしたくない
たくさんの人とのやりとり・出会いが前提のマッチングアプリ利用率の低さ、「自分が好きな相手からだけに好意を寄せられたい」と回答した人の割合の高さから、ムダな労力を割きたくないという共通の意識がうかがえる。"恋愛で幸せになるためには、自分が好きな人と両思いになることが大事"と考える人も多く、遊びでの恋愛やお試しでの恋にもほとんど興味がないよう……!
5位は「穏やか/感情が安定している」「金銭感覚が合う」(ともに6%)。
「恋人に求める条件」では18位だった「経済力がある」が急浮上! 「誠実」「自分の家族を大切にしてくれる」(ともに6%)なども6位にランクイン。
「いいえ」を選んだ人のなかには、「今はないけど、つき合う人によっては変わるかもしれない」「将来の恋人が結婚したいと言った場合は考える」という人もおり、絶対に結婚しないと決めているわけではない様子。
専業主婦を希望する人は、わずか5%。続けたい理由は、「頑張って就活したから」「自分のキャリアを諦めたくない」など。
「今の恋人と将来結婚したいと思いますか?」という質問にも、85%が「はい」と回答。その理由「価値観が合わずケンカしてもうまく妥協点を探せるから」という声からは、話し合いを重ねるなど真剣につき合っている実情が読み取れそう。逆に、「結婚を考えられない人は好きにならない」という意見も少なくなかった!
10年前のアンケート調査では「平均26.6歳」。理想の結婚年齢はほとんど変化なし。
「何人欲しいですか?」という質問に対する回答は、1位「2人」(63%)、2位「3人」(14%)という結果に。「自分と同じきょうだい構成がいい」という声も寄せられた!
データから分かった!
ここが“自分軸”ポイント
将来プランが明確にある
20歳前後のノンノ世代にとって、結婚・出産はまだ先の話かと思いきや、現時点で恋人や好きな人を結婚相手として意識するという人が85%も。「恋人に求める条件」と「結婚相手に求める条件」の上位に大差がないのも恋愛の先に結婚を思い描いているから。将来のビジョンについて意思・希望を明確に持ち、それらを実現するための選択をしていた!
相手の年齢は、1位から順に「22歳」(20%)、「21歳」(19%)、「20歳」(17%)、「24歳」(15%)。回答者の平均年齢20.4歳と比較すると、年上の人とつき合っている読者が多いといえそう!
【はいの人】
Q どちらから告白しましたか?
自分から告白した人は、わずか8%。「自分からアプローチはするけど、告白は相手にしてほしい!」という声が殺到。
Q 出会いは?
その他にも「アルバイト」(5位)、「大学の部活」(7位)など、大学生になってから恋人と出会った人が多かった!
Q 交際期間は?
「半年」や「3か月」が上位にくるなか、交際期間1年以上のカップルを総計すると半数超の53%に。
今、恋人がいる人に質問
多忙を極めるノンノ読者らしい結果に。「前々から予定を決め、おしゃれして出かけるデートは週1だけど、ごはんだけなら週3くらい」という声もちらほら。
「ケンカをまったくしない」カップルが、なんと半数超……! ケンカの理由1位にランクインしたのは「価値観のズレ」。具体的にあげられた内容は「金銭面」「会いたいと思う頻度の違い」「異性関係の許容範囲」がほとんどでした!
時間の配分について、49%が「恋人と話し合ったことがある」と回答。
「相手が多く払う」と「割り勘」はほぼ同率だけど、2015年にノンノで実施したアンケート結果と比べると「割り勘」の割合は14%アップ! 「同学年の場合は絶対割り勘」の声も。
デートの頻度と比べても低い結果に。自身・恋人ともに実家暮らしが多いことを踏まえると、場所や金銭面で懸念があるのかも。
1〜3位は、恋人に求める条件とほぼ一致! 「一緒にいて落ち着く」が上位なのは、感情を乱されることをイヤがる心境の表れなのかも。
どちらかが一方的に甘えたり頼ったりするのではなく、対等でヘルシーな関係性を象徴するような、「ソウルメイト」や「親友」「パートナー」といったワードチョイス。恋愛をする上でのメリットと共通する回答も。
恋人を「親友」や「パートナー」と表現した回答が多いことからも分かるとおり、さっぱりした関係を目指すカップルが多い様子。「ルールはないけど、気になることがあったらつど話すようにしている」という意見も。
データから分かった!
ここが“自分軸”ポイント
恋人に依存しない
一人の時間と二人で過ごす時間について、85%の人が「バランスがとれている」と回答。デートの頻度は決して高くなく、適度な距離感を保てていると推察できる。デート代は基本的に割り勘で、相手が年上の場合、多めに払ってもらう程度。精神的にも金銭的にも、恋人に依存しない、自立した恋愛関係を築けていた! 二人のルールには、「自分が幸せかどうか」「お互いに求めすぎない」という意識が散見。ケンカの少なさにもつながっていそう。
2025年1・2月合併号掲載
Staff Credit
イラスト/KOHAKU. 取材・原文/中西彩乃 web構成/轟木愛美 web編成/ビーワークス