ノンノモデルが綴る花言葉

【紺野彩夏×スイートピー】お仕事もプライベートもマイペースに。年を重ねてもワクワクした日々を過ごすために大切にしたいこと。「ノンノモデルが綴る花言葉」連載vol.10

2025.03.05

ノンノモデルが綴る花言葉連載、紺野彩夏×スイートピーバナー

ノンノモデルと季節の花、そしてその花言葉をテーマにした撮り下ろし写真。ノンノでしか見られないスペシャルな連載「ノンノモデルが綴る花言葉」。第10回は、紺野彩夏がピンクや白、紫などの花色が春を感じさせるスイートピーと共演! スイートピーの花言葉には旅立ちや別れを意味するものが多く、卒業や転職など新たな人生を迎える人の応援に贈るお花にぴったり。「門出」をテーマに海辺で撮影した写真で、これまで見たことのない紺野彩夏に出会えるはず。一般的に人生の分岐点といわれる25歳、その節目に感じていることをこんちゃんが率直に語ります!

スイートピーの花言葉は“門出”

ピンクやオレンジ、紫などカラフルに色づき、ひらひらとしたフリルのような花びらが可愛らしい「スイートピー」。花姿が飛び立つ蝶のように見えることから、「門出」が花言葉につけられました。スイートピーの花が咲く時期に行われる卒業式や転職などに贈る花としてぴったりの花言葉です。「スイートピー」の名前の由来は英語で甘いを意味する「sweet」と、豆を意味する「pea」から。甘い香りを放つため、この名前がつけられたと言われています。

キャメルのノースリーブとパンツ、黒の筒太ロングブーツを着用した紺野彩夏
トップス¥36300・パンツ¥36300/ボウルズ(ハイク) グローブ¥33000/dim at noon(Florentina Leitner) 靴¥30800/イエロ 中に着たタンクトップ・ピアス/スタイリスト私物

フリルのような柔らかな花びらがすごく可愛かったです! 松田聖子さんの大ヒット曲『赤いスイートピー』のイメージが強くて、パキっと色鮮やかなものからパステルカラーまで豊富なカラーリングのお花だったんだ……と驚きました。なかでも、ピンク色の花弁に水色のマダラ模様が浮かび上がった染めのスイートピーがお気に入り♡ よく見ると色ごとにそれぞれ咲き方が違って、お部屋に飾るだけでポジティブなムードが漂いそうだなって。爽やかで甘い香りも一緒に撮影していて心地よかったです

チェック柄のグローブを着用した紺野彩夏

“思ったより自分って大人なんだよね”って思う瞬間も増えてきた今日この頃。10代からの友達と話していて、出会ってもう10年⁈って時が流れる速さを実感中(笑)。“早く大人になりたい!”と思っていた20歳の自分から見た25歳ってすごく大人に見えていたけど、いざ自分がなってみるとそうでもなく……。25歳は大人でもなく子どもでもない、不思議な年齢だなって。あと半年もすれば26歳……アラサーだなあと……しみじみ(笑)。全然遠いものだと思っていたのが近づいてきて、周りの空気感的に急ぎを感じ始めています。周りの子も転職したり、結婚や出産を迎えたり。あと、副業を始めたみたいな子も。そんなに大人な気分ではなかったけど、みんなそれぞれライフステージが変化して大人への階段を登っているなと実感。
 ただ、個人的にはもうこの年齢だから“あれをしなきゃ”“これをしなきゃ”という焦りはあまりなくて、“みんな進化していっているな〜”となぜかのんびり眺めている感じ?(笑)。常に“今を”大切にしたいと思っているし、自分が下した決断を年齢のせいにもしたくない。結局、年齢ってただの“数字”だなと思っている節が自分にはあるんだと思う。だから、周りの焦りにときにはちょっぴり影響を受けながらあっちに行ったり、こっちに行ったり……、これからもマイペースに“なるようになる精神”で進んでいく予定です(笑)

スイートピーの大きな花束を持って砂浜松を歩く紺野彩夏

昨年、お休みをいただいてスペインに行ったのですが、そこで心境の変化が少しあって。マネージャーさんにお願いしてお休みをいただいて、自分で稼いだお金で飛行機のチケットを買って宿を予約して、とにかく自由に過ごした10日間。心のままに行きたいところに行き、見たいものを見る。言葉が通じない怖さはあるけど、それと引き換えの自由。縛られることのない限りない解放感を感じました。旅先で出会う美しい光景や文化に影響を受けたからといって、人生観が変わる、とまではいかないけど……。たとえ隣町でもいい、自分さえ勇気を出せばどこにだって行けるし、なんだってできるんだという経験は、少なくとも私の人生を変えてくれた気がしていて。学生の頃より大人になった今のほうが、自分のやりたいことができて、ずっと楽しい。とすると、今より年を取れば、その分もっと自由になって人生が楽しくなるに違いない。30歳も、40歳も、その先もずっとずっと楽しみだって素直に思えた。そんなことを考えていた時に大好きな役者の先輩・我妻三輪子さんと『キスでふさいで、バレないで。』(読売テレビ)で再共演できて、なんでも楽しむ心を持った我妻さんを近くで見て“あの時感じたことは間違ってないかも”って確信できたの! 我妻さんのお仕事を楽しむ姿勢や新たなメイクやファッションを貪欲にトライするところもすごく素敵なんです。年齢を重ねるにつれて新しい体験をすることはどんどん減っていくし、感動に慣れてもいくだろうけど、我妻さんのように素直に楽しめる大人になれたらいいな! そしていつか私も、後輩に“年を取ったらもっと人生楽しくなったよ”って太陽みたいな笑顔で言えるような、そんな素敵な先輩になりたいな。

 最近は人生プランを明確には決めないようにしていて。直近2〜3年くらいで成し遂げられたらいいなと思うウィッシュリストはあるけど、◯歳までに結婚して〜とか◯歳までに仕事で〇〇を成し遂げるみたいな未来予想図もないし。それは、“今日はこの服が着たいけど、明日には違う服が着たくなっているかもしれない。”くらいの感覚に似ていて。自分の決めた目標や夢にとらわれて自分を不自由にしたくないのかも。動けなくなるのがすごく嫌いで、決めることで身動きが取れなくなるというか……。今、この瞬間でやりたい!って思ったことに正義を感じるところがあって。そこに飛び込めなくなる余計なものはなるべくなくして、その時々の自分の気持ちを大事に楽しく生きていられたらいいな。俳優のお仕事では、刑事ものや特殊能力が使えるアクション作品、バリバリ働くキャリアウーマンの役とかを演じてみたい! そしてノンノではいつか、憧れのカバーも飾ってみたいな♡

2021年3月号でノンノモデルになれたことが私の人生における門出。ノンノは高校生の頃から欠かさず読んでいる大好きな雑誌でファッションもメイクも本当にツボだったから、ノンノモデルになれるって聞いた当時は夢見心地だったな。実は私、セブンティーンモデルのオーディションに受かる前から、セブンティーン→ノンノのモデルになるという未来予想図を思い描いていたので、実現して本当によかった。ノンノモデルになりたての頃は、ポージングの違いに戸惑ったのをすごく覚えていて。元気で楽しげな表情を求められたティーン誌とは違い、服のテイストに合わせた表情を求められて子どもっぽく見えないよう慣れるまでは少し苦労したかな。モデルのお仕事にやりがいをより感じられるようになったのもノンノモデルになってから。撮影している瞬間だったり、こんなふうに撮りたいってみんなで話し合う時だったり、それが1か月後の誌面になった瞬間だったり、みんなで協力しながら1ページ1ページをつくっていく作業がすごく楽しい。そしてそれをノンノ読者の皆さんが読んでくださって、SNSなどを通じて反応をくれるのがすごく励みになっていて。みんなにささる私服やメイクをお届けできた時は頑張った分、結果につながるんだなとしみじみと実感しています

海の岩場でスイートピーの花束を持つ紺野彩夏

なかなか長期のお休みは取れないけど、スペイン旅行以来、心の中ではいつだって次の旅を夢見て生きています(笑)。行きたいところはたくさんあって……イタリア、パリ、アメリカのディズニーにも行きたいし、ニューヨークにも行きたい! 気ままなさすらい旅に出られる日を隙あらば探してます(笑)

30歳になってもワクワクできていますか?(笑) 毎日楽しく過ごしているといいな。25歳から30歳にさしかかる5年って、自分も周りもめまぐるしく変わっていくし、楽しいこともいっぱいあるけど、悩みも多くて本当に大変だったよね。それが20代の山場なのかもしれないけど、お仕事やプライベートで大きな選択もいっぱいあったのならまずはお疲れさま。新しいことに挑戦する好奇心旺盛な性格は変わりなく、いろんなことを経験して、余裕のある器の大きな女性になっていたらいいな。どんな自分に出会えるのか今から楽しみ!

紺野彩夏がスイートピーの花束を持って岩場に座る姿と、スイートピーを頭に被った寄りカット

一人暮らし始めたては自分でも買っていたけど、最近は自宅用には買うことはあまりなくて……。というのも、作品のクランクアップや広告の撮影などでブーケやフラワーアレンジメントをいただく機会が多くて、自分で買うと花瓶が足りなくなっちゃって(笑)。家族や友人の特別なお祝いにミニブーケを贈ることはちょこちょこあります。直近だと、(貴島)明日香ちゃんとごはんに行った時に結婚のお祝いでお花を贈りました

スイートピーの花束を持って砂浜に立つ紺野彩夏の後ろ姿

3〜17歳くらいまで続けていたピアノの発表会で聴きにきてくれた家族や先生、友達からもらった花束が思い出。最後のピアノの発表会終わりにサプライズで4個くらい花束をいただいて。ピアノを聴きに来てくれただけで十分なのに、花束まで準備してくれて本当にうれしくて泣きそうでした。大きめなブーケ4つをどうしても自分で持ちたくて、帰りは花束が歩いているみたいになっていたのも覚えてる(笑)。当時は貰った花束が枯れちゃうのが本当に悲しくて……今思えばドライフラワーにすればよかったな(笑)

紺野彩夏の直筆入りのレターとスイートピー

[ flower shop information ]

撮影に協力してくれたのは……

Camille

オリジナルの染め花を制作するフラワーショップ。エキゾチックな配色や個性的な形状のお花でつくる、ミステリアスな雰囲気のアレンジメントが素敵。ファッションのように色合わせを楽しむ花束は、おしゃれ好きさんにこそ贈りたい。東京の祐天寺にお店を構え、2025年夏には新店舗を六本木にオープン予定。

\ ラッピングはこんな感じ /

東京・祐天寺の花屋「Camille」の花束

▶Camille公式サイト

Profile

紺野彩夏プロフィール画像
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紺野 彩夏

Ayaka Konno

1999年6月24日生まれ、千葉県出身。ノンノ専属モデル。好きな食べ物は餃子、趣味は料理。ノンノwebで『紺野彩夏のこん酒場』連載中。ドラマ『キスでふさいで、バレないで。』や、『復讐カレシ~溺愛社長の顔にはウラがある~』など多数出演中。

Staff Credit

モデル/紺野彩夏 撮影/Tomoyo TSUTSUMI(ende) ヘア&メイク/Kyoko スタイリスト/石田綾 構成・文/大塚悠貴 Web編成/松島芽生

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