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No.012 彩のブログ

No.012 彩

No.012 彩

大学3年生/東京都出身

身長:155cm
趣味:食べること、旅行、コスメ収集
推し:ノンノ専属モデルの渡邉理佐さん

愛読しているノンノのように、そして憧れの渡邉理佐さんのように、たくさんのカワイイを発信できるようがんばります ☺︎

GWにあなたに読んでほしい5冊

こんにちは!non-no大学生エディターズの彩です。


今回はGWにぜひ読んでほしい本として、5冊ご紹介します!

読みやすさを重視してセレクトしてみたので、小説初心者さんでも読みやすいはず!です ☺︎

① 恩田陸 『私の家では何も起こらない』

最高に上品で、不気味。短編 ”詩的” ホラー作品!

GWにあなたに読んでほしい5冊_1_1
【ストーリー】

小さな丘に佇む古い洋館。この家でひっそりと暮らす女主人の許に、本物の幽霊屋敷を探しているという男が訪れた。男は館に残された、かつての住人たちの痕跡を辿り始める。
キッチンで殺し合った姉妹、子どもを攫って主人に食べさせた料理女、動かない少女の傍らで自殺した殺人鬼の美少年―。
家に刻印された記憶が重なりあい、新たな物語が動き出す。
驚愕のラストまで読む者を翻弄する、恐怖と叙情のクロニクル。

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『私の家では何も起こらない』とあるように、”家”にまつわるホラー短編作品。


ホラーと言ってもハラハラドキドキといった感覚よりかは
生ぬるい気持ち悪い感覚が常にじっとりまとわりついているような感覚。
上品なのに最高に気持ち悪いこの感覚。

恩田陸さんの生々しくて緻密な表現と似ていて、たまらなく好きです。
何度読んで、何度ため息をついたかわからないほど読み込みました。


短編なのでホラー初心者さんでもとっても読みやすいです ◎



② 森絵都 『風に舞いあがるビニールシート』

大切なひとに会いたくなる、6つの短編集。

GWにあなたに読んでほしい5冊_1_2
【ストーリー】

才能豊かなパティシエの気まぐれに奔走させられたり、犬のボランティアのために水商売のバイトをしたり、難民を保護し支援する国連機関で夫婦の在り方に苦しんだり……。
自分だけの価値観を守り、お金よりも大切な何かのために懸命に生きる人々を描いた6編。

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それぞれ全く異なる6つの物語と登場人物が描かれています。
全てテイストも雰囲気も全く違っていてとても面白いです。
どの作品が1番好きか考えるのもたのしい!


私は、表題の『風に舞いあがるビニールシート』でいつも同じ文章で泣いてしまいます。
タイトルにある”風”は、吹かせることも止めることもできない。そんな中でも、6人の主人公たちは前を向いて歩いて行きます。
人生を充実させる「なにか」を追い求める人々のまっすぐさが描かれています。

ただ心があたたまるのではなく、題材が重かったり、状況が暗かったりするのが
身近に感じられて私は大好きです。
読み終わったあと自分にとって人生で一番大切なものはなんだろう、と考えてしまう作品です。



③ 上橋菜穂子『狐笛のかなた』

ファンタジーの女王が描く、健気でやさしい物語。

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【ストーリー】

ある日の夕暮れ、犬に追われる子狐を助けたが、狐はこの世と神の世の〈あわい〉に棲む霊狐・野火だった。
隣り合う二つの国の争いに巻き込まれ、呪いを避けて森陰屋敷に閉じ込められている少年・小春丸をめぐり、小夜と野火の、孤独でけなげな愛が燃え上がる……
愛のために身を捨てたとき、もう恐ろしいものは何もない。

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とにかく健気でやさしくてあたたかい作品。
読んだあと、めちゃくちゃ優しくなれた気がするんです。
表紙が擦り切れるくらい、読み込みました。

主人公・小夜の成長と、野火の健気で深い優しさに感涙です。
世界観も日本が舞台となっているので親しみやすいです!

ファンタジーの名手・上橋菜穂子さんの珠玉のファンタジー作品です。ぜひ!



④ 近藤史恵『インフルエンス』

最後の最後でどんでん返しが超快感!な傑作長編ミステリー

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【ストーリー】

「あのね。よく聞きなさい。昨日、団地で男の人が殺されたの」
知っている。わたしが殺したのだ。母は続けてこう言った。
「警察に里子ちゃんが連れて行かれたの」
友梨、真帆、里子。大人になった三人の人生が交差した時、衝撃の真実が見える。

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最後の最後にまさかのどんでん返し。
本当に最後まで気が抜けなくて、ラストはアトラクションに乗ったような感覚でした。

ここまで緻密に静かに伏線がはられて、でもって最後にこんな衝撃がくる作品は、
この『インフルエンス』が初めてでした。
自信を持ってオススメできます。最高に面白いです。



⑤ 角田光代『今日も一日きみを見てた』

猫って、なんて、なんてかわいいんだ!!!!!

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【ストーリー】

生後三ヶ月で角田家にやってきたアメショーのトトは、粘り強く慎重派で、運動音痴。
ああやっぱり私に似てしまったんだねえと同情し、愛猫の寝息に至福を覚え、どうか怖い夢を見ませんようにと本気で祈る。
この小さな生き物に心を砕き世話しながら、救われているのは自分の方かもしれない__
猫を飼うことで初めてひらけた世界の喜びと発見。愛するものとの暮らしを瑞々しい筆致で綴る感涙の猫エッセイに猫短篇小説も収録!

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トトちゃんがとにかく愛しい……
もともと猫は大好きですが、この作品を読んで猫派に寝返りました。
(この猫派、犬派についても言及されているのですが、すごく面白いです。)

たまに収録されているトトちゃんの写真たちがたまらなくカワイイ。


軽快に、愛たっぷりに、猫の魅力が描かれた作品です。
読んだらあなたも猫が飼いたくなる!

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