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CAとして航空会社で働く! 客室乗務員4年目にOG訪問【Web限定】
実際に働いている人でないと分からない業界事情を知ることができると好評の連載。今回は、航空会社で客室乗務員として働くOGに話を聞きました。
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2023.07.21更新日:2023.10.18
働いてみないと分からない職場のリアルを、さまざまな業界で活躍するOGにインタビュー。今回話を聞いたOGは、客室乗務員!
航空【客室乗務員】 ▶︎▶︎ 4年目
勤務地 | 東京都 |
仕事内容 | 「客室乗務員として、国内線と国際線の両方で乗務しています。担当する便の割合は、国内線が8割です。客室乗務員の業務で最も大切なことは、航空機の安全運航サポート。安全管理のマニュアルに忠実な業務を行い、運航中の客室内トラブルを未然に防いでいます」 |
給料 | 【初任給】18万円 【現在】23万円 「担当する便のスケジュールや行き先は、その日によって異なります。現在のお給料は、土日&祝日出勤や深夜勤務の手当てが含まれた金額です」 |
残業の有無 | 平均3時間/月 |
ボーナス | 20万円/年2回 |
有給休暇 | 年20日 「有休は毎年ほぼすべて消化しています。この仕事は担当する便が着陸すれば業務が完結するので、仕事が終わらず休めない、などのストレスは一切ありません」 |
お客さまの笑顔がやりがい! 対応力も身につき、成長を実感
fashion point
制服があるから服装は自由。ワンピが多め♪
ワンピースにジャケットをはおった、楽だけどきちんと見えするコーデ。急なトラブルに備えて、1泊分の着替えは必ず持参しています。国際線の便を担当する日は、キャリーケースが加わります。
この仕事を選んだ理由
人の幸せや安全のために行動する。説明会で深く感銘を受けました
「英語を使う仕事に憧れていたものの、客室乗務員はまったく視野に入れていなかったんです。たまたま参加した説明会で今の会社の理念に深く共鳴。誰かの幸せや安全を考えて行動する仕事って素敵だな、と温かい気持ちに。第一志望に定めて、英語を猛勉強した上で挑みました」
1日のスケジュール
\ START /
5:00 | 起床 | ||
6:00 | 出勤 | ||
8:00 | 始業 | ||
9:00 | 離陸 | ||
11:00 | 着陸 | ||
11:15 | 休憩 | ||
12:00 | 離陸 | ||
14:00 | 着陸 | ||
14:30 | 退社 | ||
15:30 | サウナ | ||
18:00 | 夕食 | ||
20:00 | 帰宅 | ||
21:00 | 就寝 |
「これは早朝発の国内線を担当する日のスケジュール。便に乗り遅れることは許されないので、離陸の1時間前には空港に着くことを心がけています。その代わりにメイク&ヘアセットは空港のロッカールームで(笑)。国内線の場合は、行きが深夜着の便でない限り、そのままとんぼ返りすることがほとんど。フライト間の休憩時間は、わずか15分しかありません」
社内の雰囲気
サバサバした性格の人が多い印象! 女性同士、恋バナで盛り上がっています
「日常で関わるのはパイロットや地上係員、清掃員など。いい人ばかりで人間関係のストレスはありません。客室乗務員はほとんどが女性で、休憩時間は恋バナが飛び交います(笑)。厳しい先輩もいますが、便ごとにスタッフが入れ替わるため、その日さえ我慢すれば問題なし。国際線乗務の後は、現地でみんなと食事に行くのが定番」
社内恋愛ってある?
少ないけど、パイロットや整備士とつき合う人も
「客室乗務員は女性社会ですし、なかなか恋愛に発展しにくい環境だと思います。ごくたまに、パイロットや整備士とつき合っている人の話を聞く程度。お客さまから名刺を渡されて、交際に発展する人もいます。私は、同窓会で再会した幼なじみと交際中です♪」
仕事のマストアイテム
着陸後は「ディプティック」の香水で気分を切り替え! サウナグッズも必須です
「勤務中は香水NG。着陸後につけると、仕事が終わった実感が高まり、リフレッシュできるんです! 『ディプティック』のフルール ドゥ ポーを、ミニボトルに入れて携帯しています。疲れが取れるので、週1〜2回はサウナへ。仕事後に直行することも多いため、サウナハット&タオルが必需品です(笑)」
入社してよかったこと
新しい景色を見られる&メンタルが強くなったこと
「一番は、世界各国を訪れながら新しい景色をたくさん見られること! いつ何が起きてもおかしくないという状況に日々いることで、イレギュラーな事態に対応する力がつき、メンタル面も強くなったと感じています」
入社後にギャップを感じたこと
心身ともに疲れる。想像以上にハードでした
「離陸前の客室準備から始まり、離陸後はお客さま対応、着陸後は次のフライトに向けた準備と、仕事中はずっと気を張った状態が続きます。長時間のフライトになる国際線の後は、ぐったり。想像以上にハードでした」
人生プラン
「直近の目標はチーフパーサーになること。フライトのリーダーとして、いい雰囲気作りができるようになりたいです。まだ予定はありませんが、この仕事と子育ての両立は難しそうな印象(汗)」
こんな人にオススメ!
「体力があって旅が好きな人。採用試験も身体検査があったり面接が特殊だったりと、大変な部分もありますがいい経験になるはず。少しでも興味があるなら、挑戦してみて!」
大学生エディターズからの質問
Q 仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか?(Mimiさん・大学3年)
「私たちのサービスでお客さまが笑顔になった時や、感謝の言葉をかけていただいた時。改めて、素敵な仕事だな!と感じます」
Q メイクや身だしなみについて学ぶ機会はありますか?(かろさん・大学4年)
「入社後に、髪のセット方法やベーシックなメイクを教えてもらいました。派手すぎなければ、リップもアイメイクも自由です♪」
就活生へのアドバイス
「これ!と決めたら一直線に突っ走る性格の私は、客室乗務員以外の選択肢を考えていなかったんです。とはいえ狭き門なので、当時は不安が大きく、精神衛生上よくなかったな、と反省。やりたいことがあったとしても、念のため、選択肢をいくつか考えておくと安心です。気持ちに余裕も生まれて、よりよい結果につながるはず!」
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誌面で紹介しきれなかったリアル事情
実際に働いている人でないと分からない業界事情を知ることができると好評の連載。今回は、航空会社で客室乗務員として働くOGに話を聞きました。