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【就職の疑問】残業は? 社内恋愛はある? 客室乗務員4年目にOG訪問【就活】

働いてみないと分からない職場のリアルを、さまざまな業界で活躍するOGにインタビュー。今回話を聞いたOGは、客室乗務員!

航空【客室乗務員】 ▶︎▶︎ 4年目

勤務地 東京都
仕事内容 「客室乗務員として、国内線と国際線の両方で乗務しています。担当する便の割合は、国内線が8割です。客室乗務員の業務で最も大切なことは、航空機の安全運航サポート。安全管理のマニュアルに忠実な業務を行い、運航中の客室内トラブルを未然に防いでいます」
給料 【初任給】18万円 【現在】23万円
「担当する便のスケジュールや行き先は、その日によって異なります。現在のお給料は、土日&祝日出勤や深夜勤務の手当てが含まれた金額です」
残業の有無 平均3時間/月
ボーナス 20万円/年2回
有給休暇 年20日
「有休は毎年ほぼすべて消化しています。この仕事は担当する便が着陸すれば業務が完結するので、仕事が終わらず休めない、などのストレスは一切ありません」
航空【客室乗務員】4年目イラスト

お客さまの笑顔がやりがい! 対応力も身につき、成長を実感

fashion point

制服があるから服装は自由。ワンピが多め♪

ワンピースにジャケットをはおった、楽だけどきちんと見えするコーデ。急なトラブルに備えて、1泊分の着替えは必ず持参しています。国際線の便を担当する日は、キャリーケースが加わります。

この仕事を選んだ理由

人の幸せや安全のために行動する。説明会で深く感銘を受けました

英語を使う仕事に憧れていたものの、客室乗務員はまったく視野に入れていなかったんです。たまたま参加した説明会で今の会社の理念に深く共鳴。誰かの幸せや安全を考えて行動する仕事って素敵だな、と温かい気持ちに。第一志望に定めて、英語を猛勉強した上で挑みました」

1日のスケジュール

\ START /

5:00  起床
6:00  出勤
8:00  始業
9:00  離陸
11:00  着陸
11:15  休憩
12:00  離陸
14:00  着陸
14:30  退社
15:30  サウナ 
18:00  夕食
20:00  帰宅
21:00  就寝

「これは早朝発の国内線を担当する日のスケジュール。便に乗り遅れることは許されないので、離陸の1時間前には空港に着くことを心がけています。その代わりにメイク&ヘアセットは空港のロッカールームで(笑)。国内線の場合は、行きが深夜着の便でない限り、そのままとんぼ返りすることがほとんど。フライト間の休憩時間は、わずか15分しかありません」

社内の雰囲気

サバサバした性格の人が多い印象! 女性同士、恋バナで盛り上がっています

「日常で関わるのはパイロットや地上係員、清掃員など。いい人ばかりで人間関係のストレスはありません。客室乗務員はほとんどが女性で、休憩時間は恋バナが飛び交います(笑)。厳しい先輩もいますが、便ごとにスタッフが入れ替わるため、その日さえ我慢すれば問題なし。国際線乗務の後は、現地でみんなと食事に行くのが定番」

社内恋愛ってある?

少ないけど、パイロットや整備士とつき合う人も

「客室乗務員は女性社会ですし、なかなか恋愛に発展しにくい環境だと思います。ごくたまに、パイロットや整備士とつき合っている人の話を聞く程度。お客さまから名刺を渡されて、交際に発展する人もいます。私は、同窓会で再会した幼なじみと交際中です♪」

仕事のマストアイテム

着陸後は「ディプティック」の香水で気分を切り替え! サウナグッズも必須です

仕事のマストアイテム

「勤務中は香水NG。着陸後につけると、仕事が終わった実感が高まり、リフレッシュできるんです! 『ディプティック』のフルール ドゥ ポーを、ミニボトルに入れて携帯しています。疲れが取れるので、週1〜2回はサウナへ。仕事後に直行することも多いため、サウナハット&タオルが必需品です(笑)」

入社してよかったこと

新しい景色を見られる&メンタルが強くなったこと

「一番は、世界各国を訪れながら新しい景色をたくさん見られること! いつ何が起きてもおかしくないという状況に日々いることで、イレギュラーな事態に対応する力がつき、メンタル面も強くなったと感じています」

入社後にギャップを感じたこと

心身ともに疲れる。想像以上にハードでした

「離陸前の客室準備から始まり、離陸後はお客さま対応、着陸後は次のフライトに向けた準備と、仕事中はずっと気を張った状態が続きます。長時間のフライトになる国際線の後は、ぐったり。想像以上にハードでした」

人生プラン

「直近の目標はチーフパーサーになること。フライトのリーダーとして、いい雰囲気作りができるようになりたいです。まだ予定はありませんが、この仕事と子育ての両立は難しそうな印象(汗)」

こんな人にオススメ!

「体力があって旅が好きな人。採用試験も身体検査があったり面接が特殊だったりと、大変な部分もありますがいい経験になるはず。少しでも興味があるなら、挑戦してみて!」

大学生エディターズからの質問

Q 仕事にやりがいを感じるのはどんな時ですか?(Mimiさん・大学3年)

「私たちのサービスでお客さまが笑顔になった時や、感謝の言葉をかけていただいた時。改めて、素敵な仕事だな!と感じます」

Q メイクや身だしなみについて学ぶ機会はありますか?(かろさん・大学4年)

「入社後に、髪のセット方法やベーシックなメイクを教えてもらいました。派手すぎなければ、リップもアイメイクも自由です♪」

就活生へのアドバイス

「これ!と決めたら一直線に突っ走る性格の私は、客室乗務員以外の選択肢を考えていなかったんです。とはいえ狭き門なので、当時は不安が大きく、精神衛生上よくなかったな、と反省。やりたいことがあったとしても、念のため、選択肢をいくつか考えておくと安心です。気持ちに余裕も生まれて、よりよい結果につながるはず!」

2023年9月号掲載

\Web限定!/
誌面で紹介しきれなかったリアル事情

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