松木美定feat.浦上想起『舞台の上で』を読み解く！【ヒャダインのこの歌詞がすげえ！】

今月の1曲

『舞台の上で』松木美定feat.浦上想起

作詞・作曲・編曲　松木美定

　ジャズ、そしてモダンポップスを紡ぐマルチクリエイター松木美定さんのファーストアルバム『THE MAGICAL TOUCH』がひたすらよかったです。ジャズの難しい部分をフィーチャーせず軽く、ポップでメロウで聴いているだけでスキップしたいような曲だらけ。
　その中でも『舞台の上で』が本当に楽しい。夜の時間を歌っているんですが、その切り取り方がとてもきれい。本来見えるはずもない香りが＂淡く視え＂て、夜の街の灯りが消えたり点いたりするのが＂枯れたり芽吹いたり＂。まるで小粋なミュージカルの主人公のような、はたまた洋書の童話の主人公のような気分にさせてくれてとても楽しい。
　歌詞は色んな形式があるのが魅力でもありまして、感情を直接的に伝えるスタイルもあれば、このように婉曲的に抽象的に音楽と中和させながら雰囲気を伝えるものもあります。他の楽曲はロックテイストやバラードもあったりとカラフルなんで、ぜひアルバムを聴いてみてください。

『awake＆build』
yama

1月24日（水）発売　ソニー・ミュージックレーベルズ

大ヒット曲『春を告げる』や『色彩』などでSNSを中心に絶大な支持を集めるyama。＂モラトリアム3部作＂の最終章となる今回の3rdアルバムは、自身が多数作詞作曲を手がけ、＂シンガーからアーティストへの進化＂をテーマに制作。アルバムを引っ提げて、2月には20か所を回る全国ツアーもスタート！

『dip』
夜の本気ダンス

1月24日（水）発売　ビクターエンタテインメント

＂夜＂も昼も、聴く者すべてを＂本気＂で＂ダンス＂させるバンド、夜の本気ダンスが4年半ぶりにアルバムをリリース。水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミやビッケブランカも参加。先行配信ですでにヒット中の『ピラミッドダンス feat. ケンモチヒデフミ』を含め、渾身のキラーチューンが詰まった楽しく踊れる1枚に。