友野一希の「トモノのモノ語り。」

友野一希連載「ファンタジー・オン・アイス、スケート教室…夏の近況報告スペシャル」【 #トモノのモノ語り。】vol.38

2024.06.27 更新日:2024.10.21

ノンノ友野一希連載トモノのモノ語り。バナー

こんにちは。フィギュアスケーターの友野一希です。
連載38回目は近況報告スペシャル。3月の『京都フィギュアスケートフェスティバル』や直近の『Fantasy on Ice』など、このオフシーズンに出演したイベントの感想をご紹介。思い出たっぷりの『氷艶hyoen 2024-十字星のキセキ-』は超スペシャル編として、次回じっくりお話する予定です!

3月9日

京都フィギュアスケートフェスティバル

第二の故郷でフィナーレの振付を担当

『京都フィギュアスケートフェスティバル』は、京都を拠点に活躍する選手が一堂に会するイベント。かつて同志社大学に通っていた僕もゆかりのある選手として何度も呼んでいただいています。試合とかぶって出られない年もあったんですけど、今年は久しぶりに出演することができました。
京都は僕にとって第二の故郷。こうしてまた戻ってくることができてとてもうれしかったです。

ショーでは、フィナーレの演出や振付を担当。いざ自分でやってみると、振付師の方って本当にすごいんだなって。
この後に出演した『オーヴィジョンアイスアリーナ福岡1周年記念イベント』でも、みんなでオープニングやフィナーレを考案。過去にも大阪のイベントでやらせてもらったこともあったし、最近少しずつショー作りに携わる機会が増えてきているんです。

そんな時思うのは、意外と普段ショーに出させてもらっている経験が生きているんだなってこと。『滑走屋』でカウントをとる癖も付いたし(まだ苦手だけど)、曲を数字で理解できるようになって、前よりも構成を考えるのがスムーズになりました。

今度またクリエイティブな場で何かにトライするとなった時、自分はどんなことができるんだろうって考えるとちょっとわくわくします。
あ、でもやっぱり演出は難しくてしばらくはいいかなって(笑)。今はまだ演じる側のほうが楽しい僕です。

3月30~31日、4月5~7日

STARS ON ICE

刺激をもらった「スターズ・オン・アイス」

まず、今年もスターズに呼んでいただけたことがとても光栄なことでした。
というのも、このシーズンは四大陸選手権にも世界選手権にも出場できていないため、オファーをいただいた当初は「僕が出ていいものなのか」という葛藤があったんです。
悩みましたが、今年は憧れのカート・ブラウニングさんが振付をされるということで、出演を決意。
練習の合間にスケーティングを教えていただくなど、ちょっとしたコミュニケーションをとることもできました。実際に目の前で滑ってらっしゃるのを見ると、あんなに自由に滑れるんだと感動しました。

日本人スケーターで滑ったグループナンバーは、Mrs. GREEN APPLEの『ケセラセラ』。Mrs. GREEN APPLEといえば、去年の世界選手権の時の入場曲『ダンスホール』。試合で緊張した思い出もあって、僕にとってはちょっとしたトラウマ級の曲ですけど(笑)、そこから聴くようになったアーティスト。『ケセラセラ』もよく聴いていた曲だったのですごく楽しく滑ることができました。

個人で滑ったプログラムの一つが『Jazz Machine』。イスを押すエンジン役は(三浦)佳生くん。初めてお願いしましたが、さすがのエンジンっぷり。もうめちゃくちゃ速かったです(笑)! これでこのエキシビは国内ではほぼ見納めに。でも海外の試合ではあまり披露できなかったので、また滑る機会があるといいな。

『スターズ』は世界選手権が終わってすぐの開催ということもあって、このショーに出ると今年もシーズンが終わったなという気持ちにさせられます。世界選手権を戦い抜いたばかりのメンバーと会うのもすごく刺激になったし、来シーズンは僕も世界選手権にしっかり出場して、このショーに戻ってこられたらいいなと思います。

4月21日

基礎スケート 栃木教室

種目の枠を超えた交流

自分にとって何にも代えがたい経験となった、スケート連盟主催の日光での基礎スケート教室。小学生から大人までたくさんの方が参加してくれました。

今回特別講師として参加したのは、ショートトラックから渡邊啓太選手、スピードスケートから村上右磨選手、そしてフィギュアスケートから僕という3人。
同じ連盟に所属しているとはいえ、他競技の選手と関わること自体ほぼ初めて。
合同イベント自体とても新鮮でしたし、事前にお会いして、競技間での悩みや課題、今後どうやってスケートを広めていきたいかなどさまざまなトピックを共有でき、貴重な機会になりました。

スケートの普及のために今できること

そして何よりスケートを通してスポーツのよさを日光の人たちに伝えることができたことがうれしくて。だって僕のスケートの起源は、遊びの延長から始まったもの。自分が講師に選んでいただいた理由は分からないですけど、そんなきっかけ作りを僕が担えるなんてこんな幸せなことはないですね。

そもそも冬の競技って、よく聞くけど実際にやるものではないというイメージが少なからずあると思います。お金もかかるし、環境も必要だし、そこには高い壁があるんじゃないかと。
スケートの普及活動は自分の中の最終的な目標でもあるので、今後その壁を壊していかなければと考えています。

僕が理想とするのは、ボウリングに行くような感覚でスケートができる環境。スケートがもっと身近に感じられれば、そこから競技を始めたいっていう子が出てくるわけで。だからその入口を作る取り組みに今後はもっとフォーカスしていくべきだと考えます。

そもそも子どもが減ってる今、何もしないと今後競技人口はどんどん減ってくるというのが現状。スター選手に憧れて始めるのもいいけど、それだけじゃなくて、スケートが生涯スポーツの一つになれば次の世代につなげていくこともできるはず。そうやって裾野を広げ、人口を増やす寄り添い方もあるのかもしれないと考えるきっかけになりました。

僕も小さい子たちからたくさんパワーをもらって本当にいい時間になりました。連盟普及部の皆さんはスケートの普及について常に考えてらっしゃって、愛がないとできない活動だと思います。僕もその気持ちをずっと忘れずにいたいです。

5月18日

オーヴィジョンアイスアリーナ福岡1周年記念イベント

オーヴィジョンアイスアリーナ福岡は、『アイスエクスプロージョン』、『滑走屋』などで非常にお世話になっているリンク。今回は営業再開1周年を記念したイベントに呼んでいただきました。

スケート教室で子供たちと触れ合ったり、演技を披露したり、とても楽しい時間に。詳しくは、この上の「京都フィギュアスケートフェスティバル」の部分で振り返っています!

6月8~11日

氷艶hyoen 2024-十字星のキセキ-

6月15~16日、22~23日

Fantasy on Ice

余韻に浸る間もなく、次のショーへ!

『氷艶hyoen 2024-十字星のキセキ-』が終わりほっとしたのも束の間。
週末には『Fantasy on Ice』が始まるということで、半日だけ自宅に戻り、大急ぎで洗濯だけやっつけてすぐに会場の神戸に向かいました。

ファンタジーオンアイス2024の出演スケーター記念写真
photo:Nobuaki Tanaka

インターバルがほとんどなかったということもあり、『ファンタジー』の「ダンダンダダンッ」っていうオープニングを聞いて「あれ!? いつの間にかファンタジー始まってる!」みたいな気持ちに。僕はまだ出演二年目ですけど、あの曲はやっぱり特別なものだし、何度踊ってもテンションが上がります。

このショーは、フィギュアスケートの最高峰の演技が求められるアイスショー。今年も出演できることに感謝の気持ちでいっぱいで、一回一回最高の滑りをしようっていう、いい気持ちで臨めました。

ファンタジーオンアイス2024でエンディング衣装を着た友野一希さん、チャ・ジュンファンさんら
photo:Nobuaki Tanaka

『ファンタジー』といえば、アーティストの方とのコラボレーション。今年は石井竜也さん、一青窈さん、家入レオさんがゲストに来てくださっていました。
皆さんとっても素敵で感動したんですけど、個人的にうれしかったのは、オープニングの『君がいるだけで』。小さい頃から大好きな曲で、今もカラオケに行ったら絶対歌うほど思い入れのある曲。石井さんの生歌に合わせて滑ることができるなんて夢みたいな時間でした。

ファンタジーオンアイス2024でステージに座る友野一希さん、チャ・ジュンファンさん、坂本花織さん、デニス・ヴァシリエフスさん、宮原知子さん、三原舞衣さん

一青窈さんと『他人の関係』でコラボ

ファンタジーオンアイス2024で一青窈さん、友野一希さん、織田信成さんがコラボ
photo:Nobuaki Tanaka

振付エピソード

友野一希さんの「他人の関係」の振付をした笹原景一朗さんとのツーショット

僕が個人プログラムでコラボさせていただいたのは、一青窈さん。
振付は去年の『紡』に続き、大学の先輩でもある笹原景一朗くんにお願いしました。
プログラムを制作したのは4月。
正直に言いますと、曲を聞いた時は「どうしよう」という気持ちで頭がいっぱいに(笑)。というのもこの曲は『昼顔』というドラマの主題歌にもなっていて、男女の大人の関係がテーマ。歌詞もかなりダイレクトだし、曲調もねっとりとした今までやったことのないジャンル。

でもそこはさすが景一朗くん。今回も本当に素敵な振付をしてくださって。僕はイメージを伝えたり、この音の時はこんな動きをやりたいっていうのを共有したり。彼とは話しやすいので一緒に悩みながら作って。もしかして意外といいものができたんじゃない?って二人で話していたんです。

現地入り、合わせてみたことで生まれた一体感

ファンタジーオンアイスでの友野一希さんと一青窈さんの「他人の関係」コラボ
photo:Nobuaki Tanaka

といいつつも、実際には過去一くらい自信がなくて、ずっと大丈夫かなっていう気持ちがありました。
だけどリハーサルの日、一青窈さんと初めてお会いして、合わせてみたらガチッとハマる感じがして。毎回不思議なんですけど、コラボナンバーってアーティストさんがいて初めて完成する感じがある。一青窈さんが全身で表現しながらノリノリで歌ってくださっていたので、それもパワーになりました。本当にアーティストさんの力を感じたコラボナンバーで、終わってみればすごくお気に入りのプログラムになりました。

ファンタジーオンアイスで一青窈さんの「他人の関係」で滑るかっこいい友野一希さん
photo:Nobuaki Tanaka

プログラムは、僕が男性、女性の一人二役を演じるという構成。
最初は女性で、ポケットに手を入れるところから男性に。その後も入れ替わりながら曲を表現していくのですが、そのスイッチングがすごく楽しくて。
中盤でフリップを跳んだ後、そのままステップでぐんぐん滑っていくところも大好き。ブラケット、チョクトー……ぬめぬめと滑りながら足元で魅せる感じがしてお気に入り。

ファンタジーオンアイスで流行っている「他人の関係」のパールライスポーズをとる友野一希さん

オープニングは手のひらで方向を指し示すような振付から始まるのですが、これは曲中にも登場する印象的なポーズ。『他人の関係』は、1973年にリリースされた金井克子さんの曲をリバイバルしたもので、当時パールライスのCMソングにもなったとか。だから周りではこの動きを「パールライスポーズ」って呼んでて、これで写真を撮ったりみんな気に入ってくれたみたいです。
いろいろな人に「よかった!」と声をかけてもらいましたし、やっぱりコラボナンバーでいい評価をいただけると僕もうれしいです。2年目ですけど、コラボナンバーはスケーターとしての力量が試されるもの。今回はチャレンジングな演目だったけど、景一朗くんには感謝の気持ちでいっぱいです。

メイク

ファンタジーオンアイス「他人の関係」の友野一希さんの衣装とメイク
photo:Nobuaki Tanaka

このナンバーのコンセプトを考える上で、絶対欠かせないものだったのがメイク。
全部自分でやっているのですが、やっぱり最初はすごく難しかった。本当は目元に赤を入れようかなと思ったけど、びびってブラウンに。毎回しっかりメイクをしている(田中)刑事くんに教えてもらったり、これまでメイクさんにやってもらったのを思い出したりしながら、鏡の前で大奮闘。今回は鼻筋にノーズシャドウも入れてみました。
実際に映像を見ると、目力がアップしてるし、顔の映りも全然違ってびっくり。プログラムの世界観を表現する手助けになるし、今後試合でもメイクをしないとって。

衣装

ファンタジーオンアイス2024で赤いシャツで滑るかっこいい友野一希さん
photo:Nobuaki Tanaka

ギラギラした真っ赤なシャツは、僕お得意の「楽天」で購入。検索キーワードは、「社交ダンス キラキラ」(笑)。

ただ買ったはいいものの、直前までずっと稽古に入っていたため試着ができず、結構心配でした。
小さい頃に衣装を作ってもらってた祖母に丈のお直しをしてもらい、ギリギリで試着。実物は想像してた以上にギラギラで、よくも悪くもやりすぎたか~って(笑)。
赤シャツが家の中だと、すっげえ衣装って感じがして、「だせー!」ってなったんですけど(笑)、このうさんくさい感じが逆にいいかもしれないって思うようにして。だってもう買い直す時間もないから無理やり自分を納得させるしかない(笑)。
ドタバタで会場入りして、照明が当たる氷の上に立ったら、あら不思議! めちゃくちゃ似合ってんじゃんって思い始めて(笑)。一気に自信がみなぎってきたんです。
なんなら一青窈さんも赤い衣装をお召しで、もしかして合わせてくださっていたのかもしれないとまで思い始めて。TOMONOレッドのバナーとの相性も最高で、会場が情熱の赤に染まる中、気持ちよく滑ることができました。

今回は太めで普段スケートではあまりはかないシルエットのパンツを選んだんですが、それが大優勝してた説も。実はこれは予備で買っておいた社交ダンス用のパンツ。もともとはもっとギラギラにしてやろうと、スパンコールが付いたパンツを買ってたんです。でも試着したらはくだけでスパンコールがぽろぽろ落ちてきて、こりゃダメだって即効ボツに。こういうことが起こるだろうって思って買っておいた自分ナイス。下に重心がある分中性的な雰囲気も出ましたし、逆にぴちぴちだったらダメだったかなって。

新エキシビションの構想

ここまで大人っぽいプログラムは初めてでしたが、本当に楽しんで滑ることができました。
次のエキシビとかもちょっとムーディで、抜け感のあるプログラムに挑戦したいなあって思っていて。楽しいエキシビはたくさんやってきましたし、今年は作りこんだものにしてみてもいいかなと。どなたにお願いするかはすでに決まっているので、楽しみにしていただけたらと思います!

神戸公演後、トキオ、カケルコンビで夜景を堪能

摩耶山の夜景をバックに写真を撮る友野一希さん、島田高志郎さん

余談ですが、神戸では高志郎が観にきてくれていたので、公演後は大好きな神戸サウナに。高志郎は初神戸サウナだったので一緒に行けてよかった!
その後「夜景見ようや」という話の流れで、「摩耶山から見る夜景がちょうど『氷艶』で少年時代のトキオとカケルが肩を組むシーンに似とるんよ。リアルに撮りに行こうや」ってなって。
早速車を走らせ摩耶山へ。周りはカップルだらけの中、めちゃくちゃ恥ずかしがりながら二人で写真を撮ってきました。

このサウナからの夜景というのは僕の大好きなコース。この前もメンズスケーター5、6人という、かなり大所帯で行ってきました。稽古期間でずっと運転ができていなかったので(今年に入ってマイカーを購入したのです)、いいドライブになりました。

新シーズンに向けて4回転の調子も上々!

ファンタジーオンアイスで「happy Jazz」を滑る友野一希さん
photo:Nobuaki Tanaka

そうそう、最近は4回転ジャンプの調子がよくて。これまではショーで4回転をがんがん入れるほうではなかったけど、今年はチャレンジ。曲中もフィナーレでも余裕をもって跳ぶことができ、成功した数は最多じゃないかな?
オフシーズンの練習のかいあってか、いい感じに仕上がってきてちょっとした自信にもなりました。逆に得意なトリプルアクセルがはまらなかったのはめちゃくちゃ悔しかったですけどね。

ファンタジーオンアイスで「happy Jazz」を滑る友野一希さんの表情
photo:Nobuaki Tanaka

『氷艶』、『Fantasy on Ice』とアイスショーが続きましたが、意外と元気よく乗り切ることができました。

静岡公演が無事終わり、今僕がいるのは羽田空港。このまま深夜の便でアメリカへ。シェイリーン・ボーンさんにショートの振付をしてもらいに行ってきます。
曲はまだ決まっていなくて、向こうで相談をしながら。今年はムーディで、スタイリッシュで、そしてテンポのいい……まさに『他人の関係』みたいなテイストが多くなるかもしれません。『Happy Jazz』とはまた違うジャジーな感じもいいなとは思いつつ、せっかくシェイリーンさんに初めてお願いするからには、シェイらしさ全開のプログラムでいけたらなと思います。 また決まり次第、報告します!!

それでは行ってきます✈

Staff Credit

語り/友野一希 写真/田中宣明(『Fantasy on Ice』掲載の一部) 企画・構成/轟木愛美

Profile

2022-23シーズンは全日本選手権で初の表彰台、自らの力で世界選手権出場を果たし自己ベストを更新するなど確実な成長を示した1年に。オフシーズン中はありとあらゆるアイスショーに出演。各ショーの特性に合わせた多彩なパフォーマンスでエンターテイナーぶりを発揮。初めてキャラクターを演じた「ワンピース・オン・アイス」での熱演も各界で話題の的となった。
成長を求め自分のプライドをかけた戦いへと臨んだ今シーズン。あえて強みを封印した挑戦のフリー「Halston」は、試合を重ねるごとに輝きを増し、これまで地道に磨いてきたものが結実したプログラムに。昨年12月の全日本選手権では、芸術性を極めたフィギュアスケートの真骨頂ともいえる演技で美しく崇高な世界観を作り上げた。
その進化はアイスショーを経てさらに加速し続け、高橋大輔さんプロデュースのアイスショー『滑走屋』ではショースケーターとしての本領を発揮。さらに6月の『氷艶hyoen 2024 -十字星のキセキ-』では歌に演技にと新境地に挑み、競技の枠に留まらない真の表現者としての地位を確立した。
オフシーズンは、スケーティングの原点に立ち返り、コンパルソリーを一から学び直す姿はどんな時でも基本を重んじる実直な彼ならでは。その努力は来シーズンの4回転ジャンプで花を咲かすに違いない。エンターテイナーでありながら、その素顔は常に冷静沈着で、飽くなき探求を続ける真のアスリート。これまで何度も自分と対峙し成長を遂げてきた彼が、来るシーズン新しい振付師とともに作るプログラムを携えまた新しい壁を自らの力で乗り越えていく姿に注目したい。

Kazuki Tomono

フィギュアスケーター

1998年5月15日生まれ、大阪府堺市出身。
2026年のミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックを目指す男子シングル日本代表。感情をスケートにのせ、観客の心まで躍らせるHappyな演技で世界を熱狂させる愛されスケーター。
古着、サウナ、インテリアショップ巡りなど多彩な趣味をもつ26歳。実直な人柄、好きなことに対する探究心など、近年は競技以外で見せる魅力にも注目が集まる。
表現の名手であり、オフシーズンはアイスショーに引っ張りだこ。各ショーの特性に合わせた多彩なパフォーマンスでエンターテイナーぶりを発揮している。
新シーズンは「競技者としてより高みへ」をテーマに練習に励む日々。今季のフリープログラムは『Butterfly』。さなぎが蝶へと変化するように、彼もまた、圧倒的変化を求め日々成長中。その美しき進化に出会える日はもうすぐそこだ。

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