インターンを経て、業界を絞れた。イキイキと働ける企業を選択
「私は周りが就活を始めたタイミングで動き出しました。その時は、教師になるのではなく、“就職する”ということしか決めてなかったので、化粧品、アパレル、娯楽、流通など、いろんな業界の企業イベントに参加し、インターンシップもさまざまな会社に申し込みました。会社説明会に参加、インターンを10社ほど経験して、自分が一番イキイキと働けると感じたのがアパレル業界だったので、大学3年の10月の時点で、第一志望の業界にして活動を進めることにしました」
就活史上最大の壁に直面。面接対策は数をこなすと自信に!
「就活する上で、一番大変だったのは、対面の面接。1次試験はほとんどオンラインでしたが、2次からは対面で行われることも多く、マスクを外して話す場面もありました。私は油断をしていて、リップをしないまま家を出てしまい、そのまま面接に臨んだことが。顔色が悪く見えないかと気が気じゃなかったので、それからリップは就活バッグに必ず入れておくようになりました(笑)。大学の先輩も同じ経験があったようなので、普段リップを塗り忘れがちな人は気をつけたほうがいいかもしれません。あと、なかなか面接が通らなかった時に、自分のどこがダメなのか分からなくてそれを分析するのにすごく苦労しました。面接練習はいろんな人とやったほうがいいです。友達や先輩とやると、圧迫感や淡々とした面接の雰囲気を感じられないので、どちらかといえばキャリアセンターの人や就活エージェントの方に頼んで対策したほうがいいかも。内定をもらった今でも、もっと練習しておけばよかったと思ってます(笑)。実際、練習の数をこなしていると、だんだんと緊張しなくなってきたり、言いたいことがスムーズに言えるようになりました。私は早口になるくせがあることも分かったので、ゆっくり話すことを意識するようにもなりました。面接は練習をすればするほど自信もついて、心に余裕を持って挑めますよ」
周りの人を気にしすぎてはダメ。就活の中で楽しみを見つけて!
「大学4年の春頃、人の就活状況をすごく気にしすぎて、気分が落ち込んだことがあるんです。情報共有が大事な時もあるけれど、“あの子はあんなに内定を持ってるのに”と思ってしまうこともあったので、しばらく友達と就活の話をするのをやめました。“自分は自分”と思うことと、同じような状況の人がいるSNSで話したり、大学の先輩に電話をして話を聞いてもらったりすることで、元気を取り戻しました。あとは、事前に面接会場近くで気になるカフェを探すという楽しみを見つけたりも。カフェへ行ってひと息つくだけでも気分転換になります」
“好き”を叶える会社で働きたいから納得いくまで就活を続けました
「ここまで3社から内定をいただいたのですが、流通業界の2社は辞退しました。ファッションに関わる仕事のほうが自分に合っていると思ったので、アパレル企業のみに絞り活動を継続。その後、夏採用を行う企業があることを知り、思いきって受けてみることにしました。今、最終試験まで残っている会社があるので、頑張りたいです!」
自己分析はかなり大事!進みたい業界に挑戦すべき
「こうして就活を振り返ると、自己分析は、自分が気づいてない部分が見えてくるので、すごく大切だと感じました。それから、一人でするのもいいけど、イベントに参加したり、友達や親に、自分の幼少期や中高時代の話を聞くことも大切です。私は、幼少期から家族や友達を喜ばせたいという思いが強く、自分よりも人のために尽くしていたことが21年間の人生で多いことが分かったので、“人に何か幸せな価値観を与えられるアパレル業界で働きたい”という結論にたどり着くことができました。これから就活を始める人や就活中の人には、自分の人生なので、周りの目を気にせずに、自分のペースで頑張って、心から働きたいと思えるような業界に進んでほしいです」