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No.142 浅葱のブログ

No.142 浅葱

No.142 浅葱

大学3年生/奈良県出身

身長:163cm
推し: アニメ鑑賞(名探偵コナンやジャンプ系、ラノベ系など幅広いジャンルを見ています)、工作、Mリーグ(雷電推し)

大勢で出かけたり、流行を追ったりするタイプではないので、1人でも没頭できるような情報をお届けしたいです。 ‪‪‪‪*イエベ春 *骨格ウェーブ

【2023年本屋大賞受賞!『汝、星のごとく』】 浅葱の本棚Vol.03

今年になってからバイトを始めたので、本を衝動買いできるようになった浅葱です。
そのため、本屋大賞や直木賞、芥川賞受賞作をたくさん読むことが出来るようになりました(すばらですね)。

今回は、本屋大賞を受賞した『汝、星のごとく』(凪良ゆう)をレビューします。

本屋大賞とは

2004年にスタートし、今年で20回目を迎えた「全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本 本屋大賞」

毎年12月~4月の間に、全国の書店員の投票によって選ばれる文学賞です。
書店員が1年の間に読んだ本の中から、「面白かった」「お客様にも薦めたい」「自分の店で売りたい」と思った本に1人3票まで投票します。

今回の大賞受賞作品が、今回ご紹介する
『汝、星のごとく』凪良ゆう(著)、講談社 です。

2位『ラブカは静かに弓を持つ』安壇美緒(著)、集英社
3位『光のとこにいてね』一穂ミチ(著)、文藝春秋

凪良ゆうさんって?

【凪良 ゆう(なぎら ゆう)】
京都市在住。
2006年に連載開始、2007年に本格デビュー。
テレビドラマ化や映画化もされたBL小説『美しい彼』(徳間書店)が代表作にある。
2017年に非BL作品である『神さまのビオトープ』(講談社タイガ)を発表し、高い支持を得る。
2020年には、『流浪の月』で本屋大賞を受賞。

 (※単行本を参照)

作品情報

2022年8月4日、講談社より刊行。
第20回本屋大賞を受賞。その他、第168回直木賞候補作に選ばれるなど、多数の賞にノミネート、ランクインする。

【あらすじ】
——わたしは愛する男のために人生を誤りたい。風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

(※単行本あらすじより引用)

感想(※ネタバレに注意)

この先、ネタバレを含む恐れがあります。



【感想】
久しぶりに純文学作品を読んだが、読後の余韻がすごく、話題になる理由が分かる作品だった。

古臭い価値観が残る島で、2人の高校生、暁海と櫂は惹かれ合った。
周りの視線には負けず、頑張って生き抜く2人!!

それだけで終わったならどれほど幸せだっただろうか。
プロローグで感じた不穏な空気が、本文を読み始めると薄らぎ、本文を読み進めると猛烈に襲い掛かってくる。その選択で本当にいいのか、まだ間に合うんじゃないのか、読者の心配・不安をよそに物語は止まってはくれず、2人はどんどん離れていってしまう。

幸せの形は人それぞれ、けれど、彼らがもっと早くに言葉を交わし合っていたなら、幸せと”己に言い聞かせた”現実が、もっと”幸せ”なものになったのではないのか。
そう思わずにはいられなかった辛く、悲しく、そして感動する物語。

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