遠藤さくらが語る、雨のち、晴れ。メンバーの努力する姿を見て、頑張ることが当たり前に。【さくらごよみ】

雨が上がった後の青空みたいに、努力を続ければ、きっと明るい未来が待っている。さくちゃんがそう感じた、かけがえのない瞬間。

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メンバーの努力する姿を見て、頑張ることが当たり前に

　もうすぐ訪れる梅雨のシーズン。雨の日は傘をさしてもどこか必ずぬれてしまうし、髪が広がりやすい私は湿気とも闘わなきゃいけないので、ちょっと憂鬱になりがちです。中学生の頃は、そんな沈んだ気分を少しでも晴らしたくて、水にぬれるとお花の模様が浮き出てくる傘を使っていたなぁ。レインブーツをはいたのは、小学生の時以来。＂今はこんなにおしゃれなデザインのものがあるんだ！＂って、びっくりしました。

　雨の日の好きな過ごし方は、おうちでのんびり。晴れていても家にいるけど（笑）、わざとカーテンを開けずに暗い部屋で映画を見ながら作品の世界に浸る1日が理想。そういうシチュエーションにピッタリなのは、やっぱり『ファミリー・ゲーム／双子の天使』かな。昔、テレビで放送されていたのを初めて見た時に登場人物の双子の可愛さとワクワクするストーリーに夢中になって、その後DVDを購入。上京する時に持参して、今でも何度も見返すくらい大好きな作品なんです。

　今月のテーマは、＂雨のち、晴れ＂。どんなに雨が降ってもいつかは晴れるように、努力を続けた先にはステキなことが待っていたらいいなと思っています。とはいえ、学生時代の私は努力とはあまり縁がなかったかも。自分の好きなこと……たとえば吹奏楽部の練習なら大変でも頑張れたけど、勉強には興味がわかなくて。その分、本から知識を得ようと思って読書をするようになったんです。そんな私が、乃木坂46に入ってからはメンバーの努力している姿に影響を受けて、何事も頑張ることが当たり前に。全員で新曲の振り入れをした日は、終わった後に居残って自主練をしていくメンバーも。でも、私の場合はそれだといろんな方向に意識が向いてしまって集中できなくて……。このままじゃいけないと思って、シングル『ごめんねFingers crossed』で2度目のセンターを務めさせていただくことが決まった時に、家でも思う存分ダンスの練習ができるように、全身が映る大きな鏡を買ったんです。それ以来、特にMV撮影の前日は家でずっと踊っていることが恒例になっています。

　頑張った自分にご褒美をあげることは全然なくて、＂無事に終わってよかった～＂っていう安堵の気持ちだけで十分（笑）。モチベーションになっているのは、＂任せてもらえたからには全力でこたえたい＂、そんな責任感みたいなものが大きいのかも。くじけそうになった時は、いったんお仕事から離れる時間を作ることも大切。2年くらい前まではプライベートにお仕事を持ち込むこともあったけれど、少しずつオンとオフの切り替えができるようになってきました。

　今、私がひそかに頑張っているのは、家の本棚をいっぱいにすること。去年、壁一面というほどではないけど大きな本棚を買って、そこに読み終えた小説を並べていっているところなんです。でも、まだ3分の2くらいスペースがあるから、いつか埋め尽くしたい！

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