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JO1、8000字インタビュー前編。『PRODUCE 101 JAPAN』で勝ち抜いた奇跡の11人。

「PRODUCE 101 JAPAN」から選ばれたグローバルボーイズグループ。「JO1」(ジェイオーワン)

上段左から 與那城奨(よなしろ しょう)、金城碧海(きんじょう すかい)、鶴房汐恩(つるぼう しおん)、佐藤景瑚(さとう けいご)
中段左から 河野純喜(こうの じゅんき)、豆原一成(まめはら いっせい)、白岩瑠姫(しろいわ るき)
下段左から 大平祥生(おおひら しょうせい)、川尻蓮(かわしり れん)、川西拓実(かわにし たくみ)、木全翔也(きまた しょうや)

JO1(ジェイオーワン)とは

社会的現象を巻き起こしたサバイバルオーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN』から誕生したボーイズグループ。約6000人の応募の中から「国民プロデューサー」と呼ばれる視聴者によって選出された11人のメンバーで構成される。3月4日(水)に『無限大』、『ツカメ〜It’s coming〜(JO1 ver.)』など全4曲を収録したシングル『PROTOSTAR』でデビューが決定。グローバルな展開も視野に入れた今後の活動に大注目!

――  デビューおめでとうございます! ノンノ読者に向けて、これから発売となるシングルのリード曲『無限大』をアピールしてください。

與那城

『無限大』はタイトルの通り、これから羽ばたいていく僕達の無限の可能性をテーマにした楽曲です。まだ結成して間もないグループなので、その若さや勢いのある感じがさまざまなところにあらわれていると思います。歌やダンスはもちろん、個性豊かな11人のメンバーに是非注目していただきたいです!

河野

自分もそうなんですが、歌やダンスが未経験のところからここまで頑張ってきたメンバーも多いんです。だからこそ歌詞の世界観にもすごく共感してもらえるのではないかと思います。曲を聴いてくれた人が元気になったり、熱い気持ちになって何かに挑戦してみようとか、そういう前向きなパワーを受け取ってもらえたら嬉しいです。

川尻

ダンスでも『無限大』の世界観を力強く表現しています。サビでパワーをイメージした拳を上げるポーズがあるのですが、そこが見どころです!

――  過酷なオーディションを勝ち抜いてデビューした皆さんですが、個人的な変化はありましたか?

河野

自信がつきました。オーディションが始まった頃は人前に出るだけで周りの目が気になって怯えてしまっていたのですが、オーディションの最終ステージやデビュー後のファンイベントでは「今自分が持っているものや練習してきたものを全部出していくぞ!」という強い気持ちでステージに立てるようになったと思います。あとオーディション中に気づいたことは、着ているTシャツの色が変わってしまうぐらい汗をかいて練習を頑張って……そんな風に努力できる自分がいたことです。

金城

最後の順位発表で、頭が真っ白になるってこういうことだったんだ……と思いました。約半年かけて自分たちが全力でやってきたものが、こんな一瞬で終わってしまうんだという感覚にもなったし、いろんな思い出がフラッシュバックして……一言も声を発せられなかったです。デビューが決まってからは自信がついたのはもちろんですが、周りから見られた時の自分というものが、分かってきた気がします。あとはダンスなどのスキル面も上達して、精神的に強くなれたと思います。

木全

僕もオーディションが終わって自分の名前を呼ばれた時に、これが現実なのか夢なのか、わからなくなってしまいました。話そうと思っていたことも全部飛んじゃったりして(笑)。でもこうやってJO1としてデビューして活動をさせていただくなかで思うのは、パフォーマンスのスキルが上達したり、人見知りが治ってきたこと。あとは……すみません、やっぱりまだ緊張しちゃいます(笑)。でも確実に成長していると思います。僕はスケジュールが埋まっているほうが好きなタイプなので、今こうやって忙しくさせていただいていることも幸せです。

大平

皆と同じになってしまうのですが、僕も一番は自信がついたことですね。スキル面の向上もそうなんですけど、それ以上に気持ちの部分が大きいです。オーディションが始まった頃は全く自信がなかったのですが、ファンの方たちに応援してもらううちに自分にもいいところがあるのかもしれない……とだんだん思えるようになってきて。「タレ目がいい」とか、いろいろ声をかけていただいてうれしかったです。

川西

オーディションを受ける前は社会人として働いていたので、生活そのものが大きく変わりました。今こうしてたくさんの出会いをさせてもらっていることもそうですし、普通に生きていたらできない経験ができて、よかったなと思います。僕は考え方が人とちょっと違って変わっている部分があるんですけど(笑)、この短期間にいろんな人たちの考え方を知ることで、今までよりも視野が広がりました。

豆原

僕はオーディションを通して自分の"キャラクター"が見つけられたことです。自分の知らない個性や魅力みたいなものを、ファンの方が見つけて応援してくださって。その存在にすごく助けられたし、だからこそいろんな試練を乗り越えて今も頑張れているのだと思います。そのキャラクターというのは柴犬に似ているとかそういう感じなんですけど(笑)、自分では全く思いもしなかった部分なので、気づかせていただいてよかったです。

川尻

皆そうだと思うんですけど、オーディション中はそれぞれがデビューを目指して、がむしゃらに個人で頑張ってきたイメージがあって。でもこうやってデビューしてJO1という素敵なグループ名までいただいて、気持ちがガラっと変わりました。僕らはひとつのチームなんだ、11人で足並みを揃えて歩いていかないといけないんだ、ということを考えるようになりましたね。こんなにも心強いメンバーがいるんだと思うと、もっと速く遠くまで走っていけるような気がして心強いです。あと僕はもともと恥ずかしがり屋なんですけど、オーディションに参加してから笑ったり泣いたりと、感情が表に出るようになりました。それまではあまり泣いたりしなかったんですけど、皆人生をかけて頑張っているのに脱落してしまう練習生を、自分に置き換えるとどうしても涙が出てきてしまったり……。実は自分って泣き虫だったんだなと気づきましたね(笑)。

鶴房

僕は高校を中退して韓国で11カ月ほどアイドルの練習生として過ごした経験があるんですけど、結局そこでデビューができずに帰国して、その翌月ぐらいに母親から聞いて、このオーディションの存在を知りました。そのおかげで今、ここにいます。僕が変わったことは、皆とは逆で変な自信がなくなったことです。それまでは自信に満ち溢れていたんですが(笑)、いろんな経験をしていい自信だけが残ったというか。スキルも上がったと思うし、改めてこの道を目指してよかったなと思います。

白岩

僕はオーディションというもの自体が元々苦手で。しかも今回はその様子が放送されるということもあり、今までの自分だったら絶対に参加していませんでした。でも家族や周りのいろんな人達の後押しもあって受けて、今こうやってデビューすることができて……幸せです。オーディションが始まって最初の頃は、知らない人ばかりだし状況も分からなくて、勝手にひとりで抱え込んで戦っているような状況を作ってしまっていたのですが、今思えばファンの皆さんや家族と一緒に戦って一緒に夢に向かっていってたんですよね。そんな大きな出来事があったからこそ挑戦することの大切さがよく分かったし、たったひとつの選択で本当に人生が変わるんだな、と改めて思いました。だから勇気を出して一歩踏み出す大切さを皆さんにも伝えたいです。

佐藤

僕は意識面が変わりました。もともと明るい性格だったはずなのに、オーディションが始まってからは右も左も分からないし、負けたくないという気持ちから全く余裕がなくなってしまって。それで最初はツンツンして見られてしまったところもあると思うんですけど、最近は自分以外のことも考えられるようになったし、周りからも丸くなったと言われるようになりました(笑)。これからは自分らしさを大切にしながら、プロとしての自覚もしっかり持って頑張りたいです。

與那城

僕はオーディションを受ける前は大学生で、自分のできる範囲で歌を歌うという夢を追い続けていたんです。でも学生生活のかたわら、バイトをして生活費を稼いで……となると、どうしてもその生活に慣れてきてしまうところがあって。普通でいることの居心地の良さと、そこから抜け出したいという気持ちの間で悩んでいた時にオーディションの存在を知り、自分を変えるために受けました。実際に挑戦してみて、夢を追うためには何かを犠牲にしても構わないと思うほどの強い気持ちで立ち向かわないといけないと気がつけたし、それがこれから夢を追う人にとってのヒントになるんじゃないかと思います。もしかしたら失敗することもあるかもしれないけれど、一歩踏み出すことで何かしらの結果が出て気づきがある。だからこそ踏み出す勇気が大切なんだと知りました。

――  オーディション期間に印象的だったエピソードを教えてください。

與那城

僕はダンスが未経験だったので、振り入れが一番キツかったです。なんせ人生で経験したことのない動きが多数出てくるので(笑)、そこですごく頭を使いました。皆が踊れているのに動けない自分がもどかしかったし、その大変さがすごく印象に残っています。

佐藤

僕は最初のレベル分けテスト(※1)の3日間が本当に辛かったです。今までオーディションを受けたことがなかったぶん、すごい気合いが入りすぎちゃって。周りも同じような感じだったし、その時は友達もいなかったので……。後から考えるともっと大変なこともあったのに、なぜかその時は一番辛いと思ってしまって大変でした。

白岩

僕がきつかったのは、お風呂とトイレ以外ではずっとカメラが回っていたことですね。

全員

あーー。

白岩

どこを使われるか分からないし、実際僕は上半身裸の状態で出てしまったり(笑)。カメラが回っている生活を続けているうちに、だんだん感覚がおかしくなってきちゃうんですよ。だからJO1になってからは、どこかに泊まったりする時にカメラが回っていないのが気持ち的にすごく楽です(笑)。

鶴房

カメラの話でいくと、僕はそういうことを逆に意識しなさすぎていて。その結果、最初のほうで「態度が悪い」という評価をいただいてしまったんです(笑)。あの時は結構落ち込みましたね。父親が番組をすごく見ていたので、連絡がたくさんくるんですよ。それで自分もいろいろ思うところがあって、立て直していこうってなって……その時の記憶が一番残っています。

川尻

僕はうれしかったことを。オーディションが始まるまで自分はバックダンサーの仕事をしていたんですけど、その時はいくら練習してカッコよく踊っても、目の前にいるお客さんは自分のことを見に来ているわけではないんだな……というのが頭のどこかにあったんです。でも、オーディション中にお客さんがいるステージでパフォーマンスをさせてもらう機会があって、そこで自分たちがたくさん練習してたくさん考えて作って、全力を出し切った姿を見てもらって、評価してもらえる喜びを初めて感じました。パフォーマンスの回数を重ねるにつれ、この状態がもっと続いて大きくなっていけばいいな……と期待が膨らんでいった幸せな気持ちが印象に残っています。

豆原

僕も(佐藤)景瑚君と一緒で、最初のレベル分けテストの期間が一番キツかったです。17歳の高校生で、岡山からひとりできてパフォーマンスをするというのに、周りには景瑚君みたいに怖い人達がいっぱいいて(笑)。その後からは他の練習生達と打ち解けていけたんでよかったんですけど、人見知りだったこともあってとにかく最初がキツかったです。

川西

僕は韓国合宿で司会のナインティナインさんに初めてお会いできた時、すごく嬉しかったです。テレビとかでずっと見ていたので。実際にすごく優しくしていただきましたし、また共演できたら本当に嬉しいです。皆さんよろしくお願いします(笑)!

大平

僕はあるひとつの出来事が辛すぎて……。コンセプト評価(※2)でチームを再編成する時に、連続して2つのグループから追放という結果になってしまったんですが、そこで一気にひとりぼっちになった感覚に陥ってしまって。もちろん楽しかったこともたくさんあるんですけど、何を思い出しても今はその記憶がまず頭をよぎってしまいます。それぐらい衝撃的な出来事でした。(両隣に座っていた川西さん、木全さんが励ます)

木全

僕も大変だったことはたくさんあるんですけど、最初のクラス分けテストから再評価までが特にキツかったですね。初めは運良く一番上のAクラスに入れてもらえたのですが、そうなると当然周りはすごい人たちだらけで。その他のクラスにも実力者がたくさんいたし、自分がまだまだであることや運の良さでここにいるんだということを痛感しました。それでご飯も全然食べられなくなっちゃったりしたんですけど、ちょっといいこともあって。その……皆で夜中にカップ麺を食べることなんですけど(笑)。朝も昼も全然食べられなかったのに、夜中に皆で食べるカップ麺だけはなぜかお腹に入ったんですよね。そんな幸せな時間もありました。

金城

これは韓国合宿中の出来事なんですけど、僕と(木全)翔也がいた相  部屋で心霊現象が起きたんですよ。最初に気づいたのは翔也だったよね?「なんか光った」とか言って。最初は皆疲れていて一刻も早く寝たいし「はいはい」とか言って流してたんですけど、確かに言われてみたら光るはずのない壁がピカッピカッとかしたり、女の人の声が聞こえてきたりして……。

木全

一番ビビっていたのは鶴房汐恩です。

金城

(笑)。それで心霊現象の起きる部屋っていうのが話題になってからは、他の練習生達がよく泊まりにくるようになりました。皆で雑魚寝じゃないんですけど、川の字になって寝たりしながら、お互いに「怖い怖い」とか言い合ったりして(笑)。それが忘れられない思い出です。

河野

(大平)祥生の話にもあった通り、オーディションは仲間なのに順位がついてしまうような残酷なシステムだったんです。時間が進むにつれていろんな人と仲良くなったり、その中で一緒にデビューしたいと思えるような大切な友達ができて……でも別れが訪れて……今思い出してもなんて酷いオーディションだったんだ! と思いますね(笑)。でも、そんな中でやっぱり夜に食べるカップ麺は最高でした(笑)。すごい疲れてるし、明日も朝早いのに「食べちゃおうか? 二個目いっちゃう?」みたいな感じで。何が言いたいかというと、同じ夢を持った仲間達と一緒に過ごした時間がすごく幸せだったということです。

※1

オーディションでの初ミッション。練習生達は事前に分けられた35組のチームでパフォーマンスをし、その評価によってA〜D、Fと能力別に全5段階のクラスに分けられた。3日後には再評価が行われ、最終的なクラスが決定した。

※2

オーディションで4つめのミッション。番組のオリジナル曲が5つ用意され、事前に国民プロデューサーが投票で決めた「曲のコンセプトに合う練習生」を元にメンバーが振り分けられた。その後の順位発表で残った25人によってチームは再編成され、定員を超えた場合には上位メンバーの多いチームから順にチーム内の投票で追放者を決め、最終的な振り分けが決められた。

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