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仲里依紗流ポジティブに人生を楽しむヒントとは? 読者のお悩みにも回答!

ノンノ読者からの熱すぎるラブコールにこたえて降臨
仲里依紗さんにイロイロ聞いてみた

女優としてはもちろん、そのファッションセンス、YouTubeで発信する飾らない素顔も読者に大人気♡ ポジティブでハッピーに人生を楽しんでいる仲里依紗さんに聞いた「ノンノ世代、どんなふうに過ごしていた?」。

仲里依紗さんにイロイロ聞いてみた☺1-1

ブルゾン¥83600(参考価格)・ワンピース¥47300・スカート¥137500(参考価格)/アオイ(MSGM) ネックレス¥74800/MATT.(YUEQI QI) リング(右手)¥35200・リング(左手)¥38500/SHOWROOM UNO(JiYE SHIN) 靴¥22000/YELLO

"周りの目"が気になったノンノ世代の頃の私

 ノンノ世代って周りの目を気にしてしまう時期ですよね。振り返ると、私自身もそうでした。10代後半から20代前半は子どもでもないけれど大人でもない、大人になりかけの時期じゃないですか。進学をきっかけに一人暮らしを始める人もいれば社会人になる人も。環境の変化の中で"何が正解か?"必死に探すあまり自分を見失ってしまったりして。あと、周りの目もすごく気になる年頃だから、 自分の好きなファッションを楽しみたいのに、人から"派手だね"とか言われた瞬間に封印。ただはやっているという理由だけで、好きでもない洋服を買ったりしてね。

 まだ未熟で自分に自信を持てないからこそ、周りの意見に流されて右往左往してしまう。それは当時の私も同じです。あの頃の私を悩ませたのが「女優はこうあるべき」というイメージ。今でこそ、キャラを全開にありのままの自分で毎日を楽しんでいる私だけど……。当時は女優のお仕事における常識や自分の見られ方、周りの意見を気にして、やりたいことにストップをかけることも多くて。「みんなに身近に感じてもらえるような存在になりたい」と思ってこのお仕事を始めたのに、頭の中で「なんか違う」と思いながら、口に出せずグッと我慢。本当の自分を出せない時期でしたね。

 女優一本でやっていくなら、周りの意見は正しかったんだと思う。でも、私は最初からそのつもりはなかったんですよ。女優のお仕事が嫌いなわけでなく、何か一つのことだけに専念するっていうのがそもそも苦手なんです。お芝居をすることは今も昔も大好きだけど、それ以外のことも経験したい、自分の可能性を追求したい。一度きりの人生を楽しみたいからこそ、制限をつけて生きるのはもったいないと思っていて。それに、私には女優以外にも大きな夢があった。それは自分の好きな洋服を作って、たくさんの方に着てもらうこと。実家がお洋服屋さんをやっていて「自分もいつか」と夢見ていたんです。デビューしてからも心の中でずっと思っていましたからね。「その夢を叶えるまではぜっったい死ねん!」って(笑)。
"大人"だけど、まだまだ"子ども"。心が揺らいだノンノ世代。
自分を信じてありのままで生きることの大切さを学んだ。
仲里依紗さんにイロイロ聞いてみた☺2-1
夢を叶えるために必要なのは「最初から諦めないこと」

  なかなか本当の自分を出せなかった私が変わることができたのは、SNSが浸透して自分を発信する場所ができたのが大きいんだと思います。InstagramもTwitterも存在を知った瞬間に「これだ!」と一目散にアカウント開設。YouTubeの「仲里依紗です。」チャンネルもやると決めた2週間後にはスタートしていましたからね(笑)。今では、そんなSNSを通して「みんなに身近に感じてもらいたい」という願いを叶えることもできたし、自分のブランド『RE.(アールイードット)』もスタート。たくさんの夢を叶えることができました。今の私、本当に最高に人生を楽しんで生きているなって思う。

  私が思う“夢を叶えるために必要なこと”。それは“自分を信じること”。一番ダメなのは「私には無理だ」と最初に諦めてしまうことだと思うんですよ。私ね、今でも一つだけ、後悔していることがあるんです。それはずっと行きたいと思っていた服飾学校に進学しなかったこと。通おうと思えば絶対に通えたはずなのに、周りからの「無理だよ」の声や「通えなかったら学費がムダになっちゃう」という不安で高3の私は諦めてしまった。本当にあの頃の自分に届けることができるなら伝えたいもん。「諦めるな!! オマエならやれる!!」って。そんな経験があるからこそ、私は諦めないことを大事にしています。たとえば、どんなに高くても、欲しいものは諦めずに、とりあえず買う(笑)。一人暮らしを始めた時も、住みたい物件を予算オーバーなのに契約。生活費を限界まで削りながらその家で暮らしていましたからね(笑)。行動を起こしてしまったら、やるしかない、有無を言わせず帳尻を合わせるしかない。その勢いが前に進む力になったりするんです。

 自分が「無理だ」と決めた時に夢は終わる。だからこそ、「できる」と信じて進む。絶対に夢が叶うかどうか分からないから突き進むのは怖い、その気持ちも分かるけど、私は同じ場所にとどまり続けるほうが怖い。自分の気持ちにウソをついたまま、たった一度の人生を終えてしまうことのほうが怖い。どんなに先回りして安全を確保したつもりになっても、未来は常に不確定。自分の思いどおりになんかならないんだから、どうせなら、自分のやりたいことを悔いなくやったほうがいい。だから貯蓄、貯蓄の世の中だけど私は今日も爆買いをするわけです。「明日地球が爆発したらどうすんの、そのお金全部ムダになるよ!」って(笑)。
自分を愛して、周りも愛する♡

  ノンノ世代の頃、周りの目を気にした経験はムダではなかったと思っています。いろいろとトライした経験があるからこそ、本当に好きなもの、自分に合っているものが分かるようになったしね。でも、私はやっぱり今の“ありのままの自分”が好き。ノンノ読者のみんなにも自分の好きなファッションやメイクを楽しんでもらいたいなって思う。周りから「変だよ」と否定されるのは怖いよね。でも、それで離れていく友達はそこまでの存在。だってさ、本当の友達だったら、その子が心から愛しているものを「変だよ」と笑ったりしないじゃん。ありのままの自分でいると、否定する友達は離れていき、認めてくれる友達がそばにいてくれる。そのおかげでより自分らしく生きられるようになる。ただ、“ありのまま”といっても自由に何をしてもいいってわけじゃない。目の前にいくつか選択肢がある時、私がいつも大切にしているのが「周りの大好きな人たちのことも幸せにできるか」考えて選ぶこと。人間は一人では生きていけない。だからこそ、自分勝手に生きるだけではダメだなと思う。「みんな平和ですか?」「大丈夫ですか?」「笑っていますか?」って周りを見た上で決断するようにしています。あと、礼儀や感謝の気持ちを忘れないことも大切。やると決めたことはやる、無責任なことはしない、どんなに自由でも「ここぞ」というところはキチンと決める。仲里依紗はそんな“イケてる”人間でありたいと思っています♡

仲里依紗的ポジ変相談室

「元気でパワフルな姿にこちらまで明るい気持ちになる!」と支持される仲さんにノンノ読者から募集したお悩みを聞いてもらったら……さすがの解決力でした♡

仲里依紗さんにイロイロ聞いてみた☺3-1

カーディガン¥58300・ワンピース¥52800/LYDIA(YanYan) ピアス¥12100・ネックレス(レインボー)¥9900・ネックレス(グリーン)¥11000/Bijou R.I ブーツ¥28600/YELLO

Q 極度の人見知りがコンプレックス。初対面の人とうまく話せない性格を直したい(涙)。(ちぃ・大学生)

A 実は私もノンノ世代の頃はかなりの人見知りだったんですよ。でも、結婚したり、社会に出ると"関わらなければいけない人"の人数がグンと増える。次第に慣れるし、慣れなきゃいけないわけですよ。だからこそ、私が言いたいのは「そのままでいいんじゃない?」。人見知りでもどうにかなる環境があるなら甘えてもいいと思う。いずれ、ほぼ強制的に人見知りを直さなきゃいけない時期がやってくるんだから(笑)。急いで完璧を目指さなくていい。そんなに焦らなくていいって!

Q "親友"と呼べる友達がいません。どうすれば作れますか?(なずな・大学生)

そもそも、思うんだけど。「親友」って必要ですか? 私にもなんでも話せる大切な友達はいます。でも、彼女のことを親友かどうかなんて考えたことはない。仲のよさを比べたり、友達に肩書をつけるのって、なんか変。「相手が自分のことをどう思っているのか」を考えすぎるのもどうかなって。どんなに考えたところで相手の気持ちを確かめる方法なんてないんだから。確かめることができるのは自分の気持ちだけ。自分の中に「友達でいたい」という気持ちがあれば、それだけでいいんじゃない?

仲里依紗さんにイロイロ聞いてみた☺3-2
Q 周りと自分を比べては落ち込む毎日。何をしても自信が持てないし自分のことが好きになれません。(りん・会社員)

自分の中にも長所が絶対にあるはずなのに、そこを見ようとしない、探そうとしない……。自分のことを好きになれないのって、実は自分のせいなんですよね。「ダメだ」「ダメだ」と自分を責めるのはかわいそう! もっと自分を「可愛い」「可愛い」してあげて♡

Q 夢を追いかける道を選ぶか、就職して平穏に暮らすか悩んでます。里依紗ちゃんは"冒険"と"安定"どっちを選ぶ?(はねちゃん・大学生)

間違いなく"冒険"ですね。どんなに平穏や安定を願ったところで、人生は絶対に山あり谷あり。山も谷もない人生を送る人なんて絶対にいないわけです。だったら、いい・悪いの波が多少激しくても楽しい道を歩みたいと思わない?

仲里依紗さんにイロイロ聞いてみた☺4-1
Q 落ち込んだり、悩んだり、ストレスがたまった時の対処法は?(るん・大学生)

A たまった気持ちを言葉にして外に出す、つまりは、グチや文句を言う(笑)。「ネガティブな言葉はよくない。前向きな言葉を口にして元気になろう」、世間にはそんな風潮がありますけど……365日24時間ポジティブとか無理だから! 感情を吐き出したい時は吐き出していいんですよ。それが人間。ロボットじゃないんだから!

Q "運命"は信じますか?(みぽ・大学生)

運命なんてないですよ(キッパリ)。人生は自分で決めるんですよ。運命の人を探すのではなくこの人が運命の人だと自分で決めるんです! 天職も誰かに与えられるのではなく、自分で決めて天職に育てていくんです!

仲里依紗さんにイロイロ聞いてみた☺4-2
Q 好きなものも特にないしやりたいことが見つからない。夢や目標がないのが悩みです。(みこ・大学生)

それはきっと、ずっと同じ場所にいるから、小さな自分の世界に閉じこもってしまっているからなんじゃないかな。世界は自分が思っているよりも広い、知らないこと、経験したことがないことはまだまだある。まず、それを知る旅に出ることをすすめます。旅といっても、電車や飛行機に乗らなくたっていいんです。映画、ドラマ、本、写真……知らない世界に連れていってくれるツールは家の中にもたくさんある。まずは外への扉を開けることから始めてみる。そこに自分の好奇心が引かれるものが隠れているかもしれないよ!

Q 里依紗ちゃんときつねさんは私の理想の夫婦像です。素敵なパートナーに出会う秘訣は?(あや・専門学生)

背伸びせず、カッコつけず、自分を偽らず、"ありのままの自分"でいること。すると、そんな自分を受け入れてくれてその個性を「素敵だね」って言ってくれる人が自然と周りに集まってくるんですよ。旦那さんもその一人でした。私の生き方を尊重してくれて、私は私のままでいいと言ってくれる、旦那さんにはいつも感謝しています♡

Profile

なか りいさ

1989年10月18日生まれ、長崎県出身。出演作が絶えない実力派女優。自身で撮影・編集を行うYouTubeチャンネルは、登録者数150万人を突破。また、アパレルブランドのプロデュースを行うなど、垣根を越えて大活躍! 2023年公開『劇場版TOKYO MER〜走る緊急救命室〜』への出演も決定。

"お洋服屋さん"の夢、叶いました♡
RE.(アールイードット)チェックしてね!

仲里依紗さんにイロイロ聞いてみた☺3-3

2021年7月に仲さんが家族とともに立ち上げ。同年12月にはラフォーレ原宿でのポップアップショップも開催するなど大人気。今後は小物などの展開も検討中とのこと、楽しみすぎる♡
▶公式Instagram  @re._oyoufukuyasan_

▶公式HP

2022年4月号掲載

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