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【出口夏希】1月12日に世界同時配信! Netflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』の見どころ&撮影裏話を語る!

是枝裕和監督がNetflixと初タッグを組んで、『週刊少年サンデー』にて連載中の大人気コミックを実写化した話題作『舞妓さんちのまかないさん』。2023年1月12日(木)より世界独占配信がスタートする本作で、森七菜さんとW主演を務めた出口夏希にインタビュー! 作品の見どころから、3か月間京都に滞在して行ったという撮影の裏側まで、たっぷり語ってもらいました。

Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」出演中の出口夏希さん(1)

オーディションを経て、

是枝監督の作品に初参加!

―― 原作を初めて読んだ時の感想は?

「『舞妓さんちのまかないさん』は登場人物たちの日常を描いた作品なので何か大きなことが起こるお話ではないんですが、それでも自然とどんどん読み進めてしまうくらいおもしろかったです。お仕事が終わってから夜中に読むことが多かったので、作中に登場する“まかない”がすごくおいしそうで、お腹がすいちゃって。食欲が止まらなかったのを覚えています(笑)

―― すみれ役はオーディションで決まったと聞きました!

「(今作で総合演出を務めた)是枝監督は前もって台本を渡さない主義みたいで、当日は台本がないままオーディションを受けました。2回目のオーディションで会場に入った時、スタッフさんに“監督が呼んでると声をかけられたんですけど、その時はなんだか分からず、ただ“怖い!って思っちゃて(笑)。

そうしたら別室で是枝監督に“出口さんで決めようと思ってる”と言っていただいて。どの役になるかは共演者の方とのバランスを見ながら決めるということで、その時点ではすみれを演じることは決まっていなかったんです。なので、オーディションではすみれだけではなく(森七菜さん演じる)キヨちゃんや(福地桃子さん演じる)つる駒さんも演じました。どの役も楽しかったんですが、最終的にすみれを演じさせていただくことになりました」

Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」出演中の出口夏希さん(2)

つらすぎる舞のお稽古に

泣きながら立ち向かった日々

―― すみれはどんな女の子?

「普段の私とは真逆のキャラクターだと思います。すみれはすごくストイックで、負けず嫌いで、芯が強くて、思うところがあっても胸の内に秘めているような子。私は“なんとかなるでしょ!っていうタイプだし、思ったことはすぐ口に出すので、似ているところが全然ないなって。あと、すみれは集中力もすごいんですよ。私は、小中高の通知表で全部“集中力がないって書かれるくらい集中力がなくて(笑)。是枝監督にも“集中力がない”って言われていたので、すみれが羨ましかったです。

最初はそんな真逆のすみれを演じることにすごく悩みました。現場に入る前に是枝監督に役作りについて相談させていただいて、そこでいろいろお話をしたことで少しだけ自信がついたんですけど……“こうやって演じよう!と決めたというよりは、撮影を重ねていくうちに段々すみれを掴んでいった感じです。撮影が終わる頃には、是枝監督にもスタッフさんにも“顔が変わったって言われるくらいで、自分で映像を確認しても確かに顔つきが変わっていて、不思議な体験でした」

  • Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」場面写真(1)

    ©小山愛子・小学館/ STORY inc.

  • Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」場面写真(2)

    ©小山愛子・小学館/ STORY inc.

―― 舞(まい)を舞うシーンも劇中にたくさん登場。大変だったことは?

「すみれは舞妓として“100年に一人の逸材と評される子という設定なので、周りの人たちよりも上手にならないといけないのが本当に大変でした。撮影の1年くらい前から舞のお稽古が始まったんですが、体力がなかったので、まずはジムに行ったりプロテインを飲んだりするところから始めて。舞妓さんって華やかなイメージだったけど、こんなに大変なお稽古をしているんだって驚きました。

舞っている時は常につま先から手の指先まで全部力が入っている状態で、ずっと中腰ですり足。お稽古の後は足もお腹も筋肉痛で、体が痛くて階段を上れないくらい全身バッキバキに。お師匠さんにはいつも怒られてばかりで最初の頃は毎回泣いてました。そんな日がずっと続いて、一時はお稽古がつらすぎて“どうやったら逃げられるんだろう”って考えちゃうほどでした」

―― お稽古を重ねる中で、上達を実感した瞬間はあった?

「撮影が近づいて焦ってきた頃、“なんでこんなに怒られなきゃいけないんだろうって突然、腹が立って(笑)。“絶対負けない”とメラメラした気持ちでお稽古にのぞんだら、その日初めてお師匠さんに怒られなかったんです。その時にうまい・へたとかではなくて、気持ちの部分で見抜かれていたんだって気づきました。逃げたい、やりたくないという気持ちがお師匠さんには分かっていたんだなって。それ以降は気持ちを入れ替えて頑張ろうって思えるようになって、少しずつ上達していけたような気がします」

Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」出演中の出口夏希さん(3)

人見知りの二人が

心から信頼できる友達に

―― すみれの幼なじみで親友のキヨを演じた森七菜さんとは、本作が初共演。

「お互い人見知りなので、オーディションで初めて会った時は目も合わせられなかったのを覚えています。役がキヨとすみれに決まってから台本の読み合わせがあったんですけど、その時も隣の席なのにお互い緊張しちゃって一言も喋れなくて。仲良くなれたのは京都での撮影が始まってからです。七菜ちゃんが私のことをすごく理解してくれようとして、ごはんにも誘ってくれて。緊張が解けてから仲良くなるまでは早かったですね。

撮影を重ねていくうちに、七菜ちゃんと一緒にいる時間が本当に心地よく感じるようになって、そんな七菜ちゃんと一緒だったからすみれを演じられたのかなって思います」

―― 撮影が終わってからも連絡を取り合ったり?

「連絡も取り合っていますし、ごはんにも行ったりしてます。私にとって、たまに会ってごはんに行く人は友達っていうより仕事仲間っていうイメージだったんですけど、七菜ちゃんはそうではなくて、本当の友達になれた気がしていて。お仕事でそんな人に出会えるんだなって少し驚きました。数少ない、心から信頼できる人です」

Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」出演中の出口夏希さん(4)

暮らすように過ごした

京都での3か月

―― 京都での撮影はどうだった?

「とっても楽しかったです。3か月くらい滞在したんですけど、その間お休みがあっても東京には帰りませんでした。京都にいた毎日が本当に楽しくて。街全体は賑やかなのに、一本裏道に入ると京都ならではの風景と凛とした空気が広がっていて、そんな不思議な雰囲気がすごく落ち着きました」

―― 京都初心者の方におすすめしたい場所は?

「撮影をしていた東映のスタジオまでホテルから毎日電車に乗って通っていたんですが、その道が好きでしたね。本当に京都に住んでいるみたいな気分でした。ドラマに登場する場所だと、キヨとすみれが何度も通るY字路があるんですけど、そこがすごくお気に入り。夜は人通りがあまりなくて、東京の夜とは全然違う雰囲気になるんです。

あとは料理がとにかくおすすめです。京都はとってもごはんがおいしいんですよ! なんでこんなにおいしいお店ばっかりあるんだろうって、毎日食べるものに悩んじゃうくらい。今まであまり京都を知らなかったんですけど、おいしいごはんやどこを見てもきれいな景色に触れて、今では撮影が終わってからも旅行に出かけるくらい大好きな場所になりました」

  • Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」場面写真(3)

    ©小山愛子・小学館/ STORY inc.

  • Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」場面写真(4)

    ©小山愛子・小学館/ STORY inc.

―― 本作は、キヨやすみれが今も本当に京都に住んでいるのではないかと思うほどリアルな世界観。それはやはり京都で実際に暮らして撮影したことが大きい?

「それもあると思いますし、あとは是枝監督の人柄が大きいのかなって。監督はとてもお茶目な方で、そこにいるだけで現場の空気が優しく、柔らかくなるんです。なので、私も含めみんながピリピリすることなく自然体でお芝居できたんだと思います。特に屋形でのシーンはカットがかかった後も本当にみんなそのままで、毎日家族と一緒にいる気分でした」

Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」出演中の出口夏希さん(5)

出演者に大人気!

キヨが作る“まかない”に注目

―― 本作ではキヨが作るおいしそうな“まかない”がたくさん登場。特に印象に残っているのは?

「どれもおいしかったけど、一番印象に残っているのは、作中でキヨちゃんが最初に作った親子丼です。今まで親子丼を食べたことがなかったので、そのおいしさに感動! 他にはカキフライとかおうどんとか……本当に全部おいしくて、撮影の合間にみんなで食べるのが楽しみでした。七菜ちゃんと是枝監督なんて、撮影が終わった瞬間にセットの裏に行って、二人で食べていました(笑)」

  • Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」場面写真(5)

    ©小山愛子・小学館/ STORY inc.

  • Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」場面写真(6)

    ©小山愛子・小学館/ STORY inc.

―― 改めて、本作の注目ポイントを教えて!

「京都が舞台のお話なので、京都のきれいな風景は見どころの一つです。舞妓さんを通して日本の文化を改めて知ることができる作品になっていると思いますし、もちろんおいしい“まかない”にも注目! と、おすすめポイントはたくさんありますが、やっぱり私が一番見てほしいのはキヨとすみれの関係かな。『舞妓さんちのまかないさん』は二人の素敵な関係性がとても丁寧に描かれた作品だと思うので、そこに注目してもらえるとうれしいです」

――最後に、non-no web読者にメッセージを!

「普段と違った出口夏希になっていると思うので、ぜひ私の新しい一面を見ていただけたらうれしいです!」

Information

Netflixシリーズ「舞妓さんちのまかないさん」メインビジュアル
      ©小山愛子・小学館/ STORY inc.
 Netflixシリーズ『舞妓さんちのまかないさん』  祇園の舞妓さんになることを夢見て、親友のすみれと共に故郷の青森を離れ、京都へやってきたキヨ。舞妓さんたちが共同で生活する屋形に住み込み、鼓や舞などの稽古に励んでいたキヨだが、舞妓には向いていないから青森に帰るように、と言われてしまう。気落ちするキヨだが、ある日、みんなのために作った親子丼が評判に。毎日のごはんを用意する「まかないさん」として、屋形で働くことになる。一方、すみれは京舞の才能を発揮し、「100年に一人の逸材」として、由緒ある祇園の花街で名を馳せていく。 祇園を舞台に、「まかないさん」と「舞妓」のおいしく、美しい日々が始まる。

Profile

出口夏希  出口夏希さんのインスタグラム 出口夏希さんのTwitter

2001年10月4日生まれ、中国出身。2018年「ミスセブンティーン2018」に選出され『Seventeen』専属モデルとして活動開始。現在はnon-noモデルとして活動中。2019年からは俳優としても活動を開始し、『ココア』ではドラマ初出演にして初主演を務めた。 2022年は『ガリレオ』シリーズの映画『沈黙のパレード』やドラマでは『ばかやろうのキス』、『クレッシェンドで進め』など、数々の話題作に出演。

▶︎ INCENT GROUP Official Site

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