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No.166 ぱんだ

【待望の続編】『成瀬は信じた道をいく』あらすじ&大学生の感想レビュー

2024.01.31更新日:2024.02.01

  • 成瀬は信じた道をいく 感想レビュー

    成瀬は信じた道をいく/宮島未奈

  • 成瀬は信じた道をいく あらすじ

2024年1月24日に『成瀬は天下を取りにいく』の続編、『成瀬は信じた道をいく』が発売。あらすじと、大学生が読んだ感想を率直にレビューします!期待を裏切らず、前作以上の面白さだった !

『成瀬は信じた道をいく』はこんな人におすすめ!

・今までにない青春小説が読みたい人
・滋賀や関西出身の人
・恋愛とか対人関係とか深く考えずとりあえず笑いたい人
・気軽に読める小説を探し中の人

以上のどれかにあてはまる方は、成瀬あかりワールドに魅了されること間違いなし。

『成瀬は天下を取りにいく』とは?

発売半年で10万部を突破したベストセラー『成瀬は天下を取りにいく』は、新人賞で三冠を獲得した著者・宮島未奈氏のデビュー作。
一言で言うと、ぶっ飛んだ主人公・成瀬から、元気と笑いを貰える青春小説です!
以下、あらすじです。

主人公・成瀬あかりが地元の滋賀県大津市を舞台に全力で我が道を突き進む。

中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない! 話題沸騰、圧巻のデビュー作。
※『成瀬は天下を取りに行く』特設サイトより引用

登場人物紹介

最高の主人公 成瀬あかり

滋賀県大津市生まれ、同市在住。島崎曰く一人でなんでもできてしまうがゆえ、他人の目を気にすることなくマイペースに生きている。いつもスケールの大きなことを言うが、日頃から口に出して種をまいておくのが大事だという考えを持っており、たとえ目標に届かなくても落ち込まない。もちろん目標達成することも多数で、かつては天才シャボン玉少女としてローカル番組で名を馳せたことも。将来の夢は、二百歳まで生きること。

平凡かつ最高の相方 島崎みゆき

自称成瀬と同じマンションに生まれついた凡人。成瀬家とは家族ぐるみの付き合いがある。私立あけび幼稚園に通う頃から、成瀬あかり史の大部分を間近で見てきたという自負があり、成瀬を見守るのが己の務めだと考えている。コミュニケーション能力が高く、友人も多い。両親は県外出身。
※新潮社特設サイトより引用

待望の続編『成瀬は信じた道をいく』あらすじ

成瀬の人生は、今日も誰かと交差する。「ゼゼカラ」ファンの小学生、娘の受験を見守る父、近所のクレーマー主婦、観光大使になるべく育った女子大生……。個性豊かな面々が新たに成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が書置きを残して失踪しており……!? 読み応え、ますますパワーアップの全5篇!
※「成瀬は信じた道を行く」特設サイトより引用

目次&感想

※ネタバレは含みませんが簡単なあらすじに触れています!

ときめきっ子タイム

第一話は、「ゼゼカラ」ファンの小学生の女の子が主役のエピソード。
滋賀県のちびっこが、成瀬のファンになっていた!一話から成瀬全開です。成瀬の出身小学校に数々の「成瀬あかり史」が刻まれています。ただ前作から読んでいると成瀬あかりのぶっとびさに耐性ができていて、もはや驚きません(笑)

成瀬慶彦の憂鬱ゆううつ

なんとなんと、成瀬パパが主役のエピソード。
成瀬の京大受験を父・慶彦が見守ります。「こんな変わった成瀬のお父さん、どんな人なんや !?」と思った方、ぜひ読んでほしい。成瀬は京大に合格できるのか !? 成瀬の幼少期や成瀬パパの想いが分かる、1番好きなエピソードでした。

やめたいクレーマー

近所のスーパーのクレーマー視点で描かれたエピソード。
「クレーマー対成瀬、どんな化学反応が生まれるの !?」とひやひやしながら読みました。この話には成瀬の人柄がめっちゃ出てるなあと思います。来るもの拒まず、去る者追わずの成瀬ですが、前作以上に周囲の人を巻き込みまくり、なんやかんやいい塩梅に落ち着くのが読んでいて心地いいです !

コンビーフはうまい

滋賀の観光大使になるべく育てられた女子大生目線のエピソード。
本作の表紙で感じたであろう、成瀬が観光大使に !? を回収。成瀬の地元愛と天性の才能が詰まったお話。謎のタイトル「コーンビーフはうまい」もしっかり回収されるので、お楽しみに。

探さないでください

成瀬がなんと失踪 !? おまちかねの、相方・島崎みゆきの出番です!
幼馴染の島崎が故郷へ帰ると、成瀬が「探さないでください」書置きを残して失踪してしまいます。このお話では、ここまで成瀬が巻き込んできた人たちが集結。成瀬の幼なじみであり、相方である島崎のツッコミも前作以上に磨かれていて、声を上げて笑いました。

私が成瀬あかりを好きな理由

2作目もめちゃくちゃ面白くて一瞬で読みました。。。
成瀬って天才すぎるしぶっとんでいるし、全然共感できない主人公で最初は「なんやこの子(笑)」と思いながら読んでいました。でも今では大好きです。

夢や目標に対して一直線なのに、うまくいかないことや、価値観が異なる人に対しても「そういうものだ」とずっしりと構え、受け入れる器をもっている所が魅力。「何になるかよりも何をするかだ」というありふれたセリフを成瀬が言うのですが、それを体現した生き方が爽快です。大人になってもずっとこのままでいてくれ、成瀬!

おまけ 先着特製ブックカバーがかわいい

成瀬は信じた道をいく ブックカバー

成瀬は信じた道をいく ミシガン

琵琶湖の旅客船ミシガンのイラスト
「成瀬は信じた道をいく」を購入したとき、書店で琵琶湖の旅客船"ミシガン"のイラストが描かれた、特製ブックカバーをいただきました! 書店によってあったりなかったりするようです。先着のためお早めに!

まとめ

『成瀬は信じた道をいく』のあらすじ&感想でした。読むだけで成瀬に元気が貰える一冊。前作のファンはもちろん、「笑える話が読みたい!」という方におすすめ。ぜひ手に取ってみて下さい !

詳細&試し読みはこちらから

「成瀬は信じた道をいく」
宮島未奈/著
新潮社
定価1760円(税込)

  • 出身地

    大阪府出身

  • 身長

    165cm

  • 学年

    大学4年生

  • 推し

    久間田琳加ちゃん  乃木坂46

イエベ秋/大阪グルメ/読書

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