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友野一希連載【 #トモノのモノ語り。】vol.17「山本草太さん、島田高志郎さんと語る、全日本選手権」<フィギュアスケート男子>
フィギュアスケーター友野一希さんの人気連載に初ゲスト! 山本草太さん、島田高志郎さんを迎え、今シーズンの振り返りトーク!それぞれの全日本選手権とそれまでの道のりがわかる対談は必見!
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フィギュアスケート
2023.06.19更新日:2023.06.22
アニメ『ワンピース』シリーズ史上初となるアイスショー「ワンピース・オン・アイス ~エピソード オブ アラバスタ~」が8月に横浜、9月に名古屋にて開催。
開幕に先駆け都内にて開催された記者会見の模様をレポート。さらにコーザ役として出演する我らが友野一希さんのコメントもお届け。
世界王者宇野昌磨さんを始め、日本屈指のスケーターたちが集結する夢のアイスショー。
今回上演されるのは、2001年から2002年にかけてアニメ化された「アラバスタ編」。謎の秘密結社バロックワークスの陰謀により、崩壊の危機に瀕した砂漠の王国アラバスタを救うため、王女ビビと主人公モンキー・D・ルフィ率いる“麦わらの一味”が立ち上がる人気エピソード。
ショーでは声優が話すセリフに合わせてスケーターが演技を披露。キャラクターの特性を生かしたスケーティングや、フィギュアスケートならではのスピード感と躍動感で物語の世界観を表現する。
会見では、このアイスショーのために特別に描き下ろされたキービジュアルが解禁! スケート靴をはいたキャラクターの姿にキャストからは歓声が。
この日は主人公のモンキー・D・ルフィ役で、世界選手権2連覇中の宇野昌磨さん、ナミ役の本田望結さん、ウソップ役の織田信成さんが登壇。
出演が決まった時は、「僕でいいのか?」という気持ちだったと話した宇野さん。その後公演が迫ってくるにつれ、素晴らしいものになるよう全力を尽くしたいという思いが強くなったそう。
役柄について聞かれると、「僕はルフィのように人を笑顔にできるタイプではないので、正直、性格はかけ離れていると思う。何を求められてどんなことをするのかは未知ですが、選ばれたからには最善を尽くしたいと思います」と頼もしい表情。ちなみに共通点はあるかという問いには、「唯一似ているのは肉が好きというところ。食の好みが合う」と、お肉好きで有名な宇野さんらしい回答で会場を和ませた。
続いての話題は、世界選手権終了後の『表現とは何かを突き詰めていきたい」という発言について。
これには『ワンピース・オン・アイス』が念頭にあったのかという問いに、「スケーターとして、表現者として新たな挑戦といういろいろな意味合いをこめた発言でした。(その時はこのショーが)発表されていなかったので言うことはできませんでしたが、新たな挑戦という意味で取材で話をさせていただきました」と回答。
さらに表現を次の挑戦に据えたきっかけについても説明。「前まではずっと上を見て競技と向き合ってきたんですけど、残したい結果を残すことができ、今後何をしたいかとなった時に、ジャンプだけではないフィギュアスケートの魅力を体現したいというのが心の中にありました。そこで自分ができていないこととして、表現力というのが最初に来るのかなと思いました。何かを演じるとか、スケートで表すことを今までやってこなかったので。この話をいただいてからというよりも、時期的にも自然と『ワンピース・オン・アイス』が一番目指したいと思う場所になっていました」と、新境地を開く決意を語った。
1997年に始まった『ワンピース』は、2004年生まれの本田さんにとって生まれる前からあった作品。
「(そんな作品の)一員になれて嬉しいですし、ニュースで開催を知った時は絶対に見に行こうと思っていました。出演のお話をいただいた時には「見に行けへんやん!」と思ったくらい(自分の出演は)想像していなかったです。『望結ちゃんがいてよかった』と思ってもらえるよう、練習から張り切って頑張っていきます」とコメント。
ナミとの共通点について質問されると、「ナミ様はきれいなお姉様なのに喋ると漢気があって、そのギャップに惹かれます。私も大人しいイメージで見ていただくことが多いけど、大きな声で人を笑わせたりするのが好きなので、ギャップがあるという面では似ているのかななんて思います」とにっこり。
スケーター、女優と二足の草鞋をはく本田さんにとっても今回のショーは未知の挑戦。「喋りながら(セリフに合わせて口を動かしながら)滑るということはやったことがないので苦戦するのではないでしょうか」としつつも、「(女優として)お芝居への思いは強いし、改善点を探す毎日ですが、今回はあくまでスケーターとしての参加。このショーのキャストはみんな大先輩だし、憧れの方しかいないので、その中で自分が意見を言う場なんてないだろうと思います。でも、大先輩の信成さんにも負けじとメラメラいけるくらい、リハーサルから『ワンピース』の世界観を作っていきたい。緊張しちゃいますけど」と、原作同様一味のまとめ役として、他のメンバーを引っぱる強い姿を見せた。
また最近一人暮らしを始め、姉でビビ役の本田真凜さんと会う時間がめっきり少なくなってしまったことから、「リハーサルも含め長い期間お姉ちゃんと一緒にいられるのが楽しみ」というほっこりする発言も。仲よし姉妹が見せるナミとビビの掛け合いにも注目したい。
ウソップ役の織田さんは『ワンピース』ど真ん中世代。「青春時代をともに歩んできた大好きな作品なので、アイスショーという形で作品に携われることを光栄に思います」とうれしそうな表情であいさつすると、その後も終始『ワンピース』愛を炸裂させ、場を大いに盛り上げた。
「アラバスタ編」の好きなシーンに関する質問にも前のめりに回答。
「ストーリーの最後、ビビに対し“仲間の印”を掲げるシーンは絶対にやりたい! あとクロコダイルに捕まったビビがお城で落とされて、落ちてきたところにルフィが鳥に乗って駆けつけるシーンも!」とファンならではの視点で名シーンを熱弁。
キャストの中では最年長、さらにこれまでにもストーリー仕立てのアイスショーへの出演経験がある織田さんは、周囲からも非常に頼りにされているよう。
「織田くんは絶対最後までやり切ってくれる」と座長・宇野さんも厚い信頼を寄せる。
ショーの意気込みについては、「普段滑る時は音楽にしか合わせないが、このアイスショーではセリフに合わせて動くので、細かい表情も大事になってくる。ウソップは泣き笑いがはっきりしているキャラクターなので、表情や体の使い方で感情を表現できたら。ウソップとは盛り上げ役としての共通点があるので、ショーの最年長としてみんなを楽しく盛り上げ、その楽しい雰囲気が皆さんにも伝われば」と熱量たっぷりに語った。
最後は宇野さんからあいさつ。
「フィギュアスケートを競技としてしかやってこなかったので、今回のアイスショーについては(女優業もしている)望結ちゃんがいることが心強いです。メンバーの盛り上げについては織田くんの存在が大きいと思いますし、こうした素晴らしい周りの方がいるからこそ、自分のことにも集中できると思っています。みんなでショーを作り上げていきたいです」と話し、会見を締めくくった。
コーザは、干ばつに苦しむアラバスタの人々のために国王に対し反旗を翻した反乱軍のリーダー。誰かのために心を尽くす男、コーザ役を務めるのは、人気web連載「トモノのモノ語り。」でおなじみの友野一希さん。役どころや意気込みについてインタビュー!
「ワンピース・オン・アイス ~エピソード・オブ・アラバスタ~」
●横浜公演
8月11~13日、KOSE新横浜スケートセンター
●名古屋公演
9月2~3日、ドルフィンズアリーナ(愛知県体育館)
【出演】
モンキー・D・ルフィ/宇野昌磨
ロロノア・ゾロ/田中刑事
ナミ/本田望結
ウソップ/織田信成
サンジ/島田高志郎
トニートニー・チョッパー/渡辺倫果
ネフェルタリ・ビビ/本田真凜
コーザ/友野一希
サー・クロコダイル/無良崇人
ミス・オールサンデー/小川真理恵
ボン・クレー/本郷理華
プリンスアイスワールドチームメンバー
取材・文/轟木愛美
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