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フィギュアスケート
2019.10.17更新日:2020.12.03
パリにあるキャバレー「ムーラン・ルージュ」を舞台とした2001年公開のミュージカル映画。ニコール・キッドマン演じる踊り子とユアン・マクレガー演じる若き作家のラブストーリーで、1シーズンに10組以上が使用したこともあるほどの定番プログラムとなっている。
数々の有名劇中曲の中でも特に「タンゴ・ロクサーヌ」は、平昌オリンピックでカナダのアイスダンスカップルが使用して金メダルを獲得するなど、スケート史に残る名シーンで使用されてきた。
今シーズン、シニア3年目を迎える友野一希選手もこの曲で勝負。振付を手掛けたのは、選手時代から自身や他の選手の振付まで行ってきたミーシャ・ジーで、二人のタッグは2年目となる。昨シーズンの友野選手のフリープログラム「リバー・ダンス」から続く、情熱的なステップとキレのある動きが見どころ。今にも爆発しそうなほどエネルギッシュなコレオシークエンスは、さすが”浪速のエンターテイナー”の異名をもつ友野選手ならでは。タンゴに合わせた前髪を上げたヘアスタイルは大人の色気が満載で、新たな友野選手の魅力が開花するプログラムになると期待されている。
2019年世界選手権銅メダルを獲得し、世界トップレベルの選手として活躍する、アメリカのヴィンセント・ジョウ選手が2018年のオリンピックシーズンに選んだのも「ムーラン・ルージュ」。当初このシーズンは「ロミオとジュリエット」のプログラムで挑む予定だったが、途中からプログラムを変更。振付はトリノオリンピック男子シングル銅メダリストで、「パリの散歩道」、「バラード第一番」など羽生結弦のショートプログラム他、数々の名プログラムを手掛けてきたジェフリー・バトル。
映画と同じくDavid Bowieの『Nature Boy』から始まるオープニングで、17歳にして4種類の4回転ジャンプを組み込んだ高難度構成ながら、表現面でも感情豊かに滑り上げた、ファンの中でも人気の高いプログラム。
実はあの羽生結弦選手も滑っていた!
2008年、全日本ジュニア選手権で初優勝したシーズンのショートプログラムで、曲はエンドロールで使用された『クロージング・クレジッツ:”ボレロ”』。終盤に向けてどんどん速くなるリズムに合わせて加速する極上のスピンは、10年以上の時を経た今でも感動を与えてくれる。