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2021.08.06更新日:2021.09.21
先が見えない状況での就活、不安も多いよね。みんなのモヤモヤを解決するべく、内定者の就活談や先輩たちの働き方、面接官の本音まで調査しました!
企業側の本音がポロリ…!?
対面との違いは? 失敗はどこまで許される? 面接で意識しているポイントを3人の面接官経験者に直撃取材!
参加メンバー
戸倉さん
出版業界
社会人10年目。2020年のコロナ禍就活でオンラインの個人面接を約30人担当。編集という職業柄、就活生の視点や発想力をチェック。
宮野さん
コンサル業界
社会人12年目。1次、2次面接ともに経験があり、面接官としてのキャリアは7年! とっさの対応力や思いを言語化する力に注目。
石川さん
広告業界
社会人4年目。集団面接やグループディスカッション、カジュアル面談などを2年担当。自身も転職中にオンライン面接経験あり。
面接は印象勝負にあらず。伝える準備、してますか?
石川 面接は基本的に「一緒に働きたいかどうか」で判断しますが、面接=印象勝負だと思っている人が多い気がします。以前、お笑いサークル出身で「ネタを書くことは誰にも負けません!」とアピールした学生に話を聞くと、受賞経験なし。「ネタの本数だけは負けません」という割にネタ帳は持ってきていない。あまりに準備が足りず残念でした。
戸倉 特にオンライン選考は、準備の差が明らかに見える気がします。
宮野 伝える準備ができている人は、それだけで評価したくなりますよね。コンサル業界はクライアントが提案を受け入れやすい状況を作るスキルが必要なので、話し方やアイコンタクト、立ち居振る舞い、雰囲気作りといった非言語情報も重視しています。
戸倉 オンラインの場合は開始前に入室しておく、質問には端的に答えるなど、時間を意識することも大切なポイント。分刻みの面接スケジュールだと、ズレた分だけ他の人の時間が圧迫されてしまうので。
石川 一人あたり5分ぐらいですもんね。私はオンラインのグループディスカッションも担当しましたが、発言がカブった時の対応も大事。「○○さん、どうぞ」と譲ったり、「発言したい人は手をあげませんか」と提案したり、全体への気配りは仕事を円滑に進める上でも必要な視点です。そこで「このまま自分しゃべっていいですか」と言われると、一緒に働くのはちょっとな……と感じてしまう(苦笑)。
宮野 ディスカッションはチームとしてのアウトプットを作る場ですからね。相手の意見を否定するだけ、矛盾を指摘するだけの人も困りますよね。面接でのトラブルやミスはチャンスの場でもあると思っていて。過去にプレゼンで専門用語の意味を勘違いしていた学生に指摘すると、「5分ください」と言って資料を作り直しました。間に合わなかった部分は口頭で補足しながら完成形に近づけた対応力が評価され、今一緒に働いています。