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2021.08.21
出演映画『孤狼の血 LEVEL2』『鳩の撃退法』が公開。リップのカラーによってさまざまな表情を見せてくれるように、作品の数だけ違った顔を持つ七瀬の、「演じる」ことへの思い。
ワンピース¥42900/オフィス サプライズ(アデリー) イヤリング¥3500/gray(グレイ)
出演シーンは反省会が必須です
乃木坂46を卒業して約2年半。ありがたいことに、お芝居する機会をたくさんいただける日々が続いています。おかげで経験は順調に積んでいけているかなと思うけど、それがちゃんと自分の身になっているかどうかはあまり分からなくて。
出演作品を初めて見る時は、自分の登場シーンが始まったとたんに反省会が開かれてしまうので(笑)、フラットな目線になれないんですよね。特に映画の場合は撮影から試写で完成作品を見るまで半年以上空くことも多くて、「今だったらこうできるかもしれないな」 とか、そんなことばっかり考えてしまって……。
でも以前、満島(真之介)さんに「映画は監督のもの、舞台は役者のもの、ドラマは脚本家のもの。だから、そんなに全部背負おうとしなくていいと思うよ」って言っていただいたことがあって。そういう考え方もあるんだなって、心が少し軽くなったんです。撮影の時に自分が出せるものはすべて出しきるようにしているので、そこは認めてあげて、前に進むことを心がけています。
自分と違う役ほどワクワクする
映画『孤狼の血 LEVEL 2』では「スタンド 華」のママ・近田真緒役、映画『鳩の撃退法』ではコーヒーショップの店員・沼本役を演じさせていただきました。
どちらのセリフにもそれぞれ、広島弁、富山弁という方言が交じっていたので、すごく難しかったですね。撮影が始まる前に方言指導の先生が私のセリフを読んでくださっている音声データをいただいて、それを繰り返し聞いて発音を頭に入れてからクランクインに臨みました。ただ、方言を気にしすぎると感情や表情まで気が回らないし、そっちを優先するとイントネーションが関西弁になってしまって、そこのバランスをとるのが大変で……。
『孤狼の血』のオンラインイベントで地元の方が私の広島弁を褒めてくださっていたと聞いた時は、苦労した分、すごくうれしかったです!
私が役作りをする時は、ほぼイメージトレーニング。キャラクターの細かい部分まで想像を巡らせたり、もし周りに似たような人がいたら、その人のことを思い出したり……
でも、この2本の映画で演じた役に関しては、さすがに身近に似たタイプの人はいなかったですね。真緒は26歳だから年齢的には同世代とはいえ、母親代わりになってお金を稼いで弟と妹の面倒を見ている強い女性。人の頭をたたいたりビンタをするのは初めてだったけど、本番ではなんの遠慮もなくたたかせてもらいました。あれは、真緒なりの愛情表現なので(笑)!
沼本は、フラフラしていて、つかみどころがないキャラクター。だから、出てくるたびにちょっと違う印象を与える感じでも成立するのかなと思って、私の中にある「この子、次はどんな行動を起こすんだろう?」っていう気持ちがいい方向に出たらいいなと考えながら演じていました。
自分に近い役のほうがもちろんやりやすさはあるけれど、今回みたいに「どうやって演じよう?」って悩む役に挑戦することも、やりがいがよりいっそう感じられてワクワクするんです。
役について考え続ける時間が好き
私が考えるお芝居の魅力の一つは、役を通していろいろな人になれること。それに、考え続けられるところも好きなのかな。
撮影現場にいる間はずっと、作品のこと、役のことに集中して、どう演じるかについて考えることができる。撮影を重ねるたびにそういう経験が自分の中にたまっていく感覚も好きだし、人によってお芝居の仕方って全然違うからこそ、いろいろな方とご一緒できることも勉強になるんです。
たとえば、受けるお芝居がすごく上手な方に出会うと、「どうやっているんだろう?」って興味がわいたり。何度か共演させていただいた(田中)圭さんは、こっちがどんな球を投げても返してくれる安心感がすごくて、素晴らしい俳優さんだなって思っています。
現場で共演者の方やスタッフさんとお話しする時間も、楽しくて大好き。監督さんやプロデューサーさんにたくさん話しかけていただけると「興味を持ってもらえているのかな?」って感じられて、すごくうれしくなるし、こっちも思っていることを話しやすくなるし、何よりシンプルに楽しい!
他愛のない話で盛り上がった時間は心に刻まれて、現場に行くのがもっと楽しみになるんです。
27歳は、まだまだいっぱい悩みたい
「こんな役を演じたい」、「こういう作品に挑戦してみたい」という目標は、もともとあまりないタイプ。それよりも、いただいた一つ一つの作品に深く取り組んでいきたい。
これから先、悩むことのほうが圧倒的に多いと思うけれど、むしろどんどん悩んでいきたいっていう気持ちが強いです。27歳の今はまだまだ苦しまなきゃいけない時期だと思うし、逆に私はなんでも順調にこなせていくほうが不安なんです。
だから、もし目の前に分かれ道があって、どっちに進んだらラクか分かっていたとしても、あえてもう一つの過酷な道を選んでしまいたくなる(笑)。若い時の苦労は買ってでもして、今のうちにいろんな経験を積んで、女優としても、人としても、深みのある存在になりたいです。
『鳩の撃退法』
©2021「鳩の撃退法」製作委員会 ©佐藤正午/小学館
2021年8月27日(金)公開
『孤狼の血 LEVEL2』
配給 東映 ©2021「孤狼の血LEVEL2」製作委員会
2021年8月20日(金) 全国公開
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