――映画『ひらいて』で高校生同士のゆがんだ三角関係を演じた二人。
山田 撮影を振り返って特に大変だったのは、好きな人の手紙読みたさに窓から学校に忍び込むシーン。運動が苦手なので、窓の高さまで上るのに苦労して、スネがアザだらけになってしまったんです。このままじゃいけないと思って、最近家で筋トレを始めました(笑)。
作間 そうなんだ(笑)。僕は、そのシーンの出番はなかったけど、お芝居の勉強をしたくて見学していたんです。夜の撮影で寒くて過酷だったはずなのに、泣き言一つ言わず集中している姿がカッコいいなって思いながら見てました。
山田 絶対「寒い~」とか言ってたと思うけど、聞こえなかったならよかった(笑)。作間くんは、その日以外もよく現場に残ってましたよね。次の日も朝早くから撮影が始まるんだから先にホテルに帰って休めばいいのに熱心だなって。
作間 ありがとうございます(照)。杏奈さんは、すごく切り替え上手な方っていう印象も。撮影中はもちろん集中しているんだけど、昼食休憩になると「今日のごはんはなんだろな~♪」って一気にオフモードになっていたから(笑)。
山田 お昼は撮影をしていた栃木県足利市の食材を使ったケータリングで、いつもおいしかったんですよね。あと、食べ物といえば"塩だれキャベツ"も!
作間 そうそう! 泊まっていたホテルの近くにあるコンビニに売っていたんですけど、二人してハマっちゃって。
山田 ただ、毎日二つしか置いてなかったから、私のほうが撮影が遅く終わった日にコンビニに寄って売り切れていると「作間くんが買ったかも!」って(笑)。
作間 あのキャベツを食べたい日は、見学せずに早く帰ってましたからね(笑)。