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宮世琉弥さんと公園デート。子どもよりもはしゃいでしまう無邪気な姿にキュン。【連載「今月の彼氏」ウェブ限定版】
毎月、人気の俳優さんとのデート気分が味わえる大人気連載「今月の彼氏」。今回は中性的な美しいルックスと現役高校生らしい爽やかな笑顔がチャーミングな宮世琉弥さんと公園デート。本誌では、公園で遊ぶ無邪気なカットを掲載したけれど、まだまだ見てもらいたい素敵な写真がたっぷりあるので、Web限定インタビューとともにお届けします!
今月の彼氏
奥平大兼とのおうちデートで分かった、素顔と趣味って?【連載「今月の彼氏」ウェブ限定版】
2022.04.20 更新日:2023.06.27
毎月、人気の俳優さんとのデート気分が味わえる人気連載「今月の彼氏」。今回のお相手は、この春高校を卒業したばかりの奥平大兼さん。本誌ではエコバッグを肩にかけたキュートなお買い物デートの様子を掲載しましたが、載せきれなかった未公開カットをウェブ限定インタビューとともにお届けします♡
2020年に長澤まさみさん主演映画『MOTHER マザー』で俳優デビューをすると、いきなり第44回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞し、大きな注目を集めた奥平さん。その後もドラマ『恋する母たち』、『卒業式に、神谷詩子がいない』、ZIP!朝ドラマ『サヨウナラのその前に Fantastic 31Days』など話題作への出演が相次いでいる。シリアスな役を演じることが多かったせいか寡黙なイメージがあったけれど、実際は快活で明るい好青年! 18歳の現在の恋愛観や、今後のビジョンについて伺いました。
―― 近所のスーパーにお買い物デートに行く設定の撮影はいかがでしたか?
「僕、実はあんまり料理が得意じゃないんです。この前もネットで見つけたレシピを元に料理を作ってみたんですけど、完成までに2時間もかかってしまって。最初にレシピをしっかり読んでおけばいいんですけど、“ここで切った玉ねぎを入れる”という工程で初めて「やべー、玉ねぎ切ってない」って気づいて、鍋の火を消して玉ねぎの皮を剥いて……。すごく手間取ったので、料理の才能ないなって思いました。」
―― 好きな子と一緒に料理をするのは?
「かっこいいところ見せられないからなあ(笑)。でも鍋だったら簡単で美味しいからいいかも。今年の冬はキムチ鍋をめっちゃ食べたので作れます。今日の撮影で用意していただいたネギも使えますしね。」
―― 奥平さんの理想のデートプランは?
「休みの日に友達に遊ぼうと言われても、「うちに来ない?」って思っちゃうくらい、めちゃくちゃインドアなんです。だから家でデートするのが理想です。映画を見たりするのもいいけど、彼女にお洋服を作ってあげるのも楽しそう。趣味でよく作るので、簡単な服だったら1~2時間でできると思います。」
―― どうやって服作りを勉強したんですか?
「もう独学です! 手持ちの服を分解して、どうやって作られているか自分なりに研究しました。ミシンも家にあるので、もしも彼女からTシャツが欲しいと言われたら、うちにいっぱいある生地の中から「どの色にする?」って一緒に選んだりして。その子のサイズに合ったものを考えながら作るのは楽しいと思います。」
―― どんなファッションの子に惹かれますか?
「自分を持っている人なら、服はなんでもいいです。古着でも、ブランドものでも。たとえば古着なら「◯年代のカルチャーが好きだから○○を着てみた」みたいに、洋服の背景まで考えて着こなしている子だとかっこいいなって思います。僕もいろんな服を着るので、お出かけする時も相手のファッションに合わせられると思います。」
―― 内面はどんな子がタイプ?
「言葉遣いがキレイな人がいいですね。もちろんカップル同士だからこそグチを言い合える瞬間もあるかもしれないけれど、ずっと悪口を言ったり、汚い言葉を使う人だと疲れちゃうかも。あと、カップルってどちらかが相手を許容してあげるイメージがあるんです。でも、ずーっと甘えられ続けるのって大変だろうなって(笑)。それよりも、お互いを尊重したり、許容しあえる、内面が大人なカップルに憧れますね。」
新作映画は、17歳の在日クルド人サーリャが在留資格を失ったことをきっかけに、自分の居場所に葛藤する姿を描いた『マイスモールランド』。奥平さんが演じたのは、サーリャが家族に内緒で始めたアルバイト先で出会う高校生の聡太。友達にも言えなかった生い立ちを打ち明けるなど、二人が次第に親交を深めていく姿も描かれている。
―― 演じる上で心がけたことは?
「撮影に入る前に、クルド人の文化について調べることももちろんできたんです。でも映画の中で初めてそのことを知っていく聡太を演じる上では、知識を入れて撮影に行くのは違うなと思って。監督も同じ意見だったので、全く予備知識を入れずに撮影に臨みました。見てくださる方も僕と同じように、この映画が、知らなかったことに触れるきっかけになってもらえたらうれしいです。考えさせられるテーマだけでなく、狭いコミュニティの中で恋愛をする高校生のお話としても楽しめると思いますので。」
―― サーリャと聡太のデートシーンも可愛かったです。
「いいですよね! 都会のようで都会じゃない、絶妙なロケーションもすごく魅力的だと思うんです。川や橋も印象的に使われていて、彼らの前に立ちはだかる境界線をより感じられると思います。」
―― サーリャは聡太にだけ自分の生い立ちを打ち明け、聡太もそれを受け入れますよね。
「僕自身、その子にしかない感覚を知ることが好きなんです。だって、それこそが個性じゃないですか。近くにいる友達には思っていることや感じていることをできるだけ出してほしいって思うし、僕も出したいって思う。そこは聡太と似ているかもしれません。 実際、僕の周りには個性豊かな友達が多いんです。春に高校を卒業しましたけど、絵や音楽の道で生きていくと決めている子もかなりいて。そういうのって怖いじゃないですか。売れるかどうかも分からないし、認められるかも分からない。それでも夢を追いかける姿はすごいなと思うし、応援したいなって思っています。」
―― 奥平さん自身は、俳優として生きていくと決めているのですか?
「もともとお芝居をやりたいと思っていたわけではないんです。ただ、縁あってこの世界に飛び込んでみて2年くらい経った今、思うことは、いいシーンを表現する側、提示する側にいたいということ。現場によっても監督さんによってもやり方は違いますが、「僕はこう思います」と描いているイメージを出し合うことがおもしろくて。お芝居はめっちゃ楽しいです。」
―― 映画『MOTHER マザー』では、働かない身勝手な母親に育てられる少年を演じました。デビュー作の衝撃が大きかったので、実際の奥平さんが役のイメージと正反対の、とても健やかな好青年なことに安心しました。
「そう言ってくださる方は多いです(笑)。僕自身、両親とすごく仲よしですしね。話もろくにしなかった反抗期もあったけど、今は親子というよりも友達みたいな関係。お仕事を始めてからは特に、両親のことをリスペクトするようになりました。だってまず、僕を育ててくれたってことがすごい(笑)。子どもを1人育てることって、とんでもなく大変なことじゃないですか。高校を卒業して子どもの気分でいられなくなったので、余計家族に対してありがとうという気持ちは大きくなりましたね。最近は親のグチを聞いてあげることもあるし、僕も隠し事なくフラットに話をしています。僕が出演した作品を見ることも楽しいと言ってくれるので、それはすごくうれしいです。親孝行という意味でも、これからいろんな作品に挑戦していきたいと思っています。」
●おくだいら だいけん
2003年9月20日生まれ、東京都出身。中学生の頃にスカウトされて芸能界入り。2020年に映画『MOTHER マザー』で、俳優デビュー。ドラマ『恋する母たち』、『卒業式に、神谷詩子がいない』、ZIP!朝ドラマ『サヨウナラのその前に Fantastic 31Days』などに出演。『マイスモールランド』は映画出演2作目。ドラマ『早朝始発の殺風景』(WOWOW)が待機中。
ジャケット¥67100・パンツ¥41800/Sakas PR(セブン バイ セブン) シャツ¥18500/タナゴコロータス 東京店(ヴィンテージ)
2022年6月号掲載
『マイスモールランド』
17歳のサーリャ(嵐莉菜)は、生活していた地を逃れて来日した家族とともに、幼い頃から日本で育ったクルド人。埼玉の高校に通い、夢は学校の先生になること。進学のために始めたバイト先で、サーリャは東京の高校に通う聡太(奥平大兼)と出会い、初めて自分の生い立ちを話すことができるほど打ち解けていく。そんなある日、難民申請が不認定となったことでサーリャの日常は一変する……。
5月6日(金)新宿ピカデリーほか全国公開
©️2022「マイスモールランド」製作委員会/配給: バンダイナムコアーツ
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