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友野一希連載【 #トモノのモノ語り。】vol.22「初高円寺で念願の古着ハンティング」<フィギュアスケート男子>
フィギュアスケーター友野一希選手の好きなことや、お気に入りのアイテムについて紹介する連載がスタート! 最近買ったもの、気になっていることのほか、競技に関することや、近況などを貴重なオフショットとともに報告!
友野一希の「トモノのモノ語り。」
友野一希連載【 #トモノのモノ語り。】vol.24「初めての高円寺を楽しむ休日プラン」<フィギュアスケート男子>
2023.07.15 更新日:2023.12.26
こんにちは、フィギュアスケーターの友野一希です。
僕の好きなことや、お気に入りのアイテムについて紹介する連載「トモノのモノ語り。」第24回目です。
お待たせしました! 連載1周年企画後編です。
第22回に続き、僕にとって初めての高円寺での休日をご紹介。一番の目的だった古着屋巡りをたっぷり堪能し、ほくほくしながら向かったのは……?
前々回の「トモノのモノ語り。」
前編では念願の古着屋巡りを敢行!
ユーロヴィンテージ、アメカジ……と行く先々で素敵な洋服との出合いを果たし、東京が誇る古着タウン高円寺の奥深さに触れた友野さんでした。
15:00 街のシンボル「小杉湯」を見学
こちらは古着屋さんが密集した南口の反対側のエリア。
駅の北口を出て、活気あふれる商店や、おいしそうなごはん屋さんを横目に歩くこと5分。レトロな雰囲気が素敵なクリーニング屋さんの角を曲がり、小さな路地を入った先にあるのが「小杉湯」。
昭和8年創業、90年もの歴史を誇る「小杉湯」は、高円寺の街のシンボルのような存在。
建物はお寺や神社にあるような唐破風と千鳥破風の外観が特徴。これは東京の銭湯の伝統的なスタイルで、「小杉湯」は当時の銭湯の姿を残す希少な建物として登録有形文化財にもなっているんだそうです。
絞りの着物で作ったのれんも渋くて可愛い!
創業当時の建物を守りながらも、今話題の飲食店や有名企業とのコラボなど、時代の変化に合わせて新たな風を吹き込む企画がたくさん。近所にあったら絶対毎日通っちゃうもん、こんなの。
僕はサウナ好きだけど、銭湯も大好き。
どれくらい好きかっていうと、地元の銭湯なんてほぼ毎日通ってるくらい。家の延長みたいな雰囲気がよくて……もう家のお風呂感覚(笑)。
お湯は熱めが好きで、水風呂と交互に入って交代浴が多いかな。疲れが取れるので練習後のメンテナンスにぴったり。
ぜひ皆さんも近くの銭湯に足を運んで、日々の疲れを癒してみてください☺︎
「小杉湯」の右隣にあるコインランドリーにはこんな素敵なアートが。
高円寺を「アートを見に行く街」にするべく発足したプロジェクトの一環だそうで、そういえばさっき行った古着屋さんの近くにもこういった壁画がたくさんありました。
普段の生活の中でアートに触れることができるなんてとても素敵ですし、探しながら歩くのも楽しそうですよね。
小杉湯
東京都杉並区高円寺北3-32-17
☎︎03-3337-6198
●公式サイト
16:30 高円寺駅ガード下の飲食店をぶらり
「小杉湯」を出て、再び駅方面へ。
高円寺には小さなスーパーマーケットがいっぱいあるんですね。平日の昼間からたくさんの人がお買い物をしてたり、お店の前を通るとフルーツのいい香りがしたり。人が住んでる街って感じがして、落ち着きます。
僕の暮らす大阪だと本町とか天王寺の辺りの雰囲気と似てるかな。初めての高円寺ですけど、もう大好きな街になっちゃいました。
そしてたどり着いたのは、駅のガード下一帯に飲食店が並ぶ「高円寺ストリート」。昔ながらのお店に赤提灯がぶら下がっている光景がめちゃくちゃ渋くて最高でした。
新しいキレイなお店もいいですけど、ちょっと年季が入ったお店に魅力を感じるタイプなので、ここの雰囲気は大好き。
普段もよく地元の堺でこういう素敵なお店を探検してるんですよ。いつかnon-noで昼飲み企画もやりたいくらい(笑)。
最近ドラマ『孤独のグルメ』にめっちゃはまってて。毎回舞台となるお店に行ってみたいなと思うんですけど、登場するのは東京のお店が多いんですよね。大阪にはこういう街並みが意外とないので羨ましいです。
ここの通りはスナックも多いんですね。実はスナックに憧れていて、将来的にはスナックに行けるおじさんになりたいんです。常連さんと楽しくお話ししたり、乾杯したりめちゃくちゃ楽しいって聞いたので。
ごはんのことを考えていたらそろそろおなかがすいてきましたね。
さて、夜ごはんは何を食べようかな?
高円寺ストリート
東京都杉並区高円寺南3丁目
18:00 カレー天国・高円寺でスリランカカレーを味わう
ついに高円寺散歩も終盤! お腹がすいてきたところで夜ごはんに。
気になるお店がいっぱいで迷うけど、せっかく高円寺に来たからにはやっぱりカレーでしょ!
ここ高円寺は、神保町と並ぶカレーの激戦区だそう。欧風カレー、町中華のカレーやスパイスカレーなど、街の雰囲気と同じく個性豊かなお店がそろっているということで、期待が膨らみます。
そんなカレーの聖地で今回お邪魔したのは、スリランカカレーが食べられる「ピピネラ」。
レコードや本に囲まれたおしゃれな店内で、スリランカの家庭料理が楽しめるお店です。
スパイスを効かせたおつまみや、それに合うお酒も豊富に用意されているので、お酒を楽しんでから、〆にカレーというコースもよさそう。特にカウンターにずらりと並んだ自家製果実酒は珍しいものばかり。メロンにキャラメルバナナ……たくさんありすぎて選べません!(笑)
Kazuki Tomono × Beer
悩んだ結果、今日は日中暑かったのでとりあえずビールをいただくことに!
ビールだけでもいくつか種類があるんですが、せっかくなのでここはスリランカのビールで決まり!
たくさん歩いたのでビールがめちゃくちゃおいしい!
僕にとってお酒は料理と一緒に楽しむもの。お酒だけ飲みに行くことはあんまりないかな。
頼み方は1杯目はビール、2杯目からはハイボールというコースがお決まり。
おなかいっぱいになっちゃうけど、最近はいろいろなビールを飲み比べるのもいいかもなんて思っています。
それ以外だと、アイリッシュウイスキーとか、辛口の日本酒も好み。あとは梅酒とか甘いお酒も好きなんですが、焼酎、泡盛だけはなぜかだめなんですよ。
そういえば以前(山本)草太と(島田)高志郎と鉄板焼きを食べに行った時に、お料理と相性のよいワインを合わせる“ペアリング”なるものをやってみたんです。それがとても楽しくて、お酒や食事にもまだ知らない世界があるなあと。
でもああいったお店のワインって僕の場合すごく酔っちゃってふわふわしちゃう。
高志郎はたくさん飲むわけではないのですが、体質的に僕よりお酒が強いので、僕が「はぁぁ」となっていても、彼はぴんぴんしてますね。あ、草ちゃんはコーラです。
ただ次の日に意外と残ることもあるので、飲むタイミングはちゃんと気を付けるようにしています。
Kazuki Tomono × Curry
そうしているうちにカレーが到着。
いただいたのは、日ごとに内容が変わる「本日のカレープレート」。
ワンプレートにカレーと副菜がたっぷり盛られていて、いろいろ食べてみたいという方にぴったり。
メインのカレーはなんとサメ! トッピングのサメかつは、今まで食べたことのないふわふわの食感!
スパイスをたくさん使っているけど、どこかほっとする優しい味わい。
カレーと副菜を混ぜながら食べると味がどんどん変わっていくのもおもしろいし、一口ごとに変化があるので最後まで驚きがありますね。
カレーは毎週食べてるくらいの大好物。
父親がカレーを作るのが好きということもあって、家でよく食べるんです。
その分お店のカレーを食べることは少ないから、こういった専門店で異国のカレーを味わうのは新鮮だし、家のカレーとは違う魅力があっていいですね。
これからさらに暑くなるし、ますますカレーが食べたくなるんじゃないかな。
連載1周年を迎えた「トモノのモノ語り。」のこれから
憧れだった高円寺を実際に自分の足で歩いてみて感じたのは、いい意味で僕には誘惑が多すぎる街だということ(笑)。
外観をパッと見た瞬間に「ああいい店だ」と思うお店ばかりだし、商店街の中とか毎日の生活の中に古着屋がある感じも奥深くて、なんなら1つの街を理解するのに一生かかりそう。
高円寺もですが、世の中にはこういった魅力的な場所がいっぱいあって人生一回じゃ全然足りないですよね。
この連載でも神保町から始まって、西新井、浅草、高円寺と、気づけば結構いろいろな街に行ってるなあと最近思って。
これからもさまざまな場所に行けたらいいですし、案内するのもされるのも楽しそう!
それにしても「トモノのモノ語り。」ももう1周年。あっという間でした。
僕にとってnon-noの撮影は休日の一部みたいな感覚。
いつも本当に楽しくやらせてもらってますし、最近はどんどん新しい企画にチャレンジして、連載が進化していってるのを感じます。
この連載は最初に声をかけていただいたコラムだし、何より一番自由!
自分から進んで企画を提案して、やりたいことをやらせてもらって、本当に友野一希の個人ブログみたいな感じになってますよね(笑)。
これからも自分の興味があることや提案していただいたことなど、うまくミックスして、スケートはもちろん、それ以外の人も巻き込んだりしながら、世界を広げていけたらいいなと思います。
2年目もどうぞよろしくお願いします!
ピピネラ
東京都杉並区高円寺南4-11-1
☎︎03-5929-9299
●公式サイト
語り/友野一希 撮影/花村克彦(モデル) 企画・構成/轟木愛美 ロゴデザイン/ZUMA
Profile
フィギュアスケート選手 |
1998年5月15日生まれ、大阪府堺市出身。上野芝スケートクラブ所属。
趣味は古着屋巡り、サウナ。自分らしいスケートを追求し、唯一無二の武器へと変えてきた25歳。観客の心まで躍らせるHappyな演技で世界を熱狂させる愛されスケーター。
日本フィギュア界の“いい兄ちゃん”的存在で、後輩からの信頼も厚い。実直な人柄、好きなことに対する探究心など、近年競技以外で見せる魅力にも大きな注目が集まる。
2022-23シーズンは全日本選手権で初の表彰台、自らの力で世界選手権出場を果たし自己ベストを更新するなど一歩一歩確実な成長を見せ、新シーズンへの期待が高まるばかり。
オフシーズン中は常にアイスショーに引っ張りだこで、今夏には「ワンピース・オン・アイス」に出演。またしても新たな一面を見せてくれるはずだ。
今シーズンはあえて自分の苦手とする部分を前面に出すプログラムを用意。輝く個性+αの武器を求め、自分の成長に貪欲に進んでいく。
▶詳しいプロフィール&これまでの活躍はこちら
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Kazuki Tomono 友野一希
フィギュアスケーター
1998年5月15日生まれ、大阪府堺市出身。
2026年のミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックを目指す男子シングル日本代表。感情をスケートにのせ、観客の心まで躍らせるHappyな演技で世界を熱狂させる愛されスケーター。
古着、サウナ、インテリアショップ巡りなど多彩な趣味をもつ26歳。実直な人柄、好きなことに対する探究心など、近年は競技以外で見せる魅力にも注目が集まる。
表現の名手であり、オフシーズンはアイスショーに引っ張りだこ。各ショーの特性に合わせた多彩なパフォーマンスでエンターテイナーぶりを発揮している。
新シーズンは「競技者としてより高みへ」をテーマに練習に励む日々。今季のフリープログラムは『Butterfly』。さなぎが蝶へと変化するように、彼もまた、圧倒的変化を求め日々成長中。その美しき進化に出会える日はもうすぐそこだ。
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