求めているのは”ハートフル”な人材。選考はおもに1対1の面談です
佐藤 日本生命は政府の指針に則って、3月1日の採用広報解禁に合わせてエントリーを受け付けています。4〜5回の面談を重ねた後、6月以降に内々定を出しています。
冨田 採用人数も、コロナ禍前後で大きく変わっていません。選考の仕方は、感染が拡大し始めた’20年はオンラインがほとんどでしたが、今はオンラインと対面を併用しています。最終面接が対面形式なのは変わっていません。面接は、今後変わるかもしれませんが、1対1で行う場合が多いです。
佐藤 私自身もコロナ禍での就活でしたが、北海道に住んでいたので、オンラインになって交通費が抑えられたのはよかったです。
冨田 ただ、オンラインだと時間がきっちり決まっているので「雑談ができない」と感じます。上司からも、対面だった時は、待機している就活生に若い社員が声をかけて緊張をほぐしていたという話も聞きました。オンラインのやりとりだけでパーソナリティを知ろうとするのは難しく、選考が大変です。だからこそ、面接の時はありのままの自分をさらけ出して、会話をしてほしいです。
佐藤 日本生命が求める人物像として、”ハートフルな人”ということを、採用ページに明確に記載しています。私が思うハートフルな人は、どんな仕事でも主体的に取り組めて成長できる人、いろいろ吸収できる人だと思っています。そういう方と一緒に働きたいです。
たくさんの質問をぶつけてOK。お互いに理解して働けるのが理想
冨田 日本生命の仕事がいまいち分からないという人は、イベントやOB・OG面談に参加してもらいたいです。オンライン・対面の双方で、さまざまな部署の社員と話す機会を作っています。私も、多くの社員と話し、たくさんの質問をぶつけることで日本生命の魅力を知り、ここで働きたいと思って志望しました。
佐藤 他の企業でも先輩方と話して、自分に合う会社かどうか判断するのがいいと思います。
冨田 面接でも、社員と話をしたことのある就活生のほうが、比較的、会社に対する理解や自分が実際に働く場合のイメージがしっかりと固まっていると、話をしていて感じます。
佐藤 また、就活生から「ガクチカで話す内容がない」と相談を受けることがけっこうあります。どんな些細なことでも頑張ってきたことはあるはず。面接では、ガクチカの内容のすごさを聞いているわけではなく、ご自身がどのように考えて取り組んだかということを伝えてくれれば、こちらとしてもうれしいです。
冨田 人を大切にしてる会社なので、”人となり”をすごく重要視しています。ありのままのパーソナリティを伝えることが大事です。
佐藤 私も人を大切にする会社というところに惹かれて志望しましたが、入社してからもそれを感じています。お互いに”日本生命とフィットしている”と感じられる状態がベストだと思うので、私たちがどういう人か知ってほしいですし、学生の皆さんも、作り込んだエピソードではなくて、内心どういうことを思って生きてきたかを話してほしいなと思います。