エンタメ部

No.073 ひよこ

映画館で見たタイタニックがすごかった話。

2023.02.28更新日:2023.03.04

1番好きな映画は何か、という質問ほど、答えに悩むものはない。
バック・トゥ・ザ・フューチャーか、ターミネーター2か、はたまたローマの休日か。

その中で、どんなににわかと言われようと、ジェームズ・キャメロンの「タイタニック」を外せない。
実際、映画をよく見るのに王道過ぎて見ていなかった友達も、洋画は人の区別がつかないと言っていた友達でさえも、DVDを貸せば一人残らず「「良い」」と評したという経験がある。

まさか2023年に、スクリーンでこの映画が見られるとは思っていなかった。
3Dの意味があったのかはよく分からないけど、正直音楽が流れてクレジットが出た瞬間涙出そうになった。

映画鑑賞チケット

映画館で見た「タイタニック」はとにかくすごかった。家の小さいテレビで見るのとは全く違って見えたのだ。
そこで、名作映画「タイタニック」を3つの観点から語りたい。

「タイタニック」は、ラブロマンスである。

これが多くの人が持つ印象だろう。
もちろん、ジャックとローズの束の間の恋愛模様がこの物語の主軸だ。

この時期のレオナルド・ディカプリオは最高だ。
テレビで見ても最高にかっこよかったのに、大きなスクリーンで見るとかっこよすぎてもはや笑えてくる。
ちなみにトップガンのトムクルーズを見たときにも同じ現象が起こる。

裕福だが決められた人生に嫌気がさしていたローズと、貧乏だけど夢を追い続けるジャック。ローズがジャックに惹かれていくのは必然であるともいえる。
ジャックはキャルにないものを全て持っているのだから。

ローズがひとりでボートに乗りながらジャックを見上げるシーンも、ラストシーンでようやく結ばれる2人も大好き。
何度も見てるのに映画館で見ると余計泣けた。なんでだろうね。
あの名シーン

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「タイタニック」は、パニック映画である。

制作費なんと2億ドル。当時の映画会社は日に日に増していく赤字に頭を抱えていたという。

ジェームズ・キャメロン、最初はガチで大西洋にタイタニックと同じ大きさの船を沈めようとしていたらしい。
怖すぎだろ。

映像的な視点から見れば、1番の見どころはこの巨大な船の沈没シーンだと思う。
大きなスクリーンと大きな音で見ると怖くなるほどだった。

船もでかいし、海だってでかい。
空があんなに暗くて大きかったのは初めて気がついたな。

助かろうと必死に走り回る乗客、最後まで自分の職務を全うしようとする人たち。

大きなスクリーンで見ると、-2°の海水だけでなく、人々の絶望が押し迫ってくるように感じるのだ。

「タイタニック」は、社会派映画である。

この映画がここまで根強い人気を誇っているのには、これが史実だということに理由があると思う。

タイタニック号には一等船客から三等船客までの乗客がいて、彼らの間には大きな格差があった。
事実、生き残った乗客の多くは一等船客である。

私が今回鑑賞していちばん泣きそうになったのが、三等船客のダンスシーン。
一等船客のパーティーよりずっと楽しそうなローズも、タップダンスを踊るジャックもめちゃくちゃかっこいいし、ローズを受け入れてくれるみんなも素敵。

全員がお互いを認め合っていて、心から楽しんでいるのが伝わってくる。
このあとのことを思うと、こんな楽しいシーンも逆に辛くなってくるのだ。
三等船室でのダンスシーン

Disney+で配信中
また、今回改めて見て初めて感じたことがひとつ。

ローズの母の「不公平よ、私達は女。好きなようには生きられない」という台詞の苦しさ。
当時の女性は家格を守るための道具でしかなかったのだ。
船客を避難させる際の「女性と子どもを優先させる」という船長の指示も、この差別の裏返しなんだと思った。

今までローズのお母さんクソだなと思っていたけれど、少し見方が変わった。成長なのかな。
キャルはクソのままだけど。

2023年、「タイタニック」を映画館で見られたことに感謝。


“Make it count.” 今を大切に——  Jack Dawson

「タイタニック」予告編

  • 出身地

    埼玉県出身

  • 身長

    159cm

  • 学年

    大学4年生

  • 推し

    推し:ジャニーズとハロプロ。とにかくかわいいアイドルが大好き。

趣味は映画鑑賞・音楽鑑賞。
大学生のリアルを届けるちょっぴりおふざけブログ。

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