【井上瑞稀×久間田琳加】W主演映画『おとななじみ』公開直前! 作品の見どころ&撮影裏話をたっぷりトーク!

2023.05.03更新日:2023.05.22

『ラブ★コン』や『ダメな私に恋してください』など、笑ってときめいて心温まるラブコメディを数多く生み出してきた中原アヤ先生による大ヒット漫画『おとななじみ』が待望の実写化! 今回は、5月12日(金)に公開を控えた本作でW主演を務めた井上瑞稀さん(HiHi Jets/ジャニーズJr.)と、りんくまこと久間田琳加にインタビュー! 役作りのこだわりからお仕事への向き合い方まで、たっぷり語っていただきました。

映画「おとななじみ」出演中の井上瑞稀さん、久間田琳加さん

大人気漫画がついに実写化!

二人の役作りのポイントは?

―― 原作を初めて読んだ時の感想を教えてください。

久間田 最初に原作を読ませていただいた時は、笑えて、胸キュンもあって、むず痒さもあって……こんなにすべての要素が詰まった作品があるんだって、すごくびっくりしました。

井上 それぞれのキャラクターも魅力的ですし、春(ハル)と楓、伊織、美桜のおさななじみ4人での会話が漫画なのに脳内に音声で伝わってくるくらいテンポがよくて、読みやすい作品という印象を受けました。胸キュンだけのストーリーではなくコメディ要素もたくさん入っているので、男女問わず楽しめる作品だと思います。

―― お二人が演じたハルと楓はどんなキャラクターですか?

井上 ハルは本当に愛されキャラ。僕はいつも“愛すべきバカ”と表現しているんですけれど、とってもアホなのに芯が通っていて、人間的にすごく魅力的なキャラクターだと思います。

久間田 楓はすごく真っ直ぐでピュアで、応援したくなるような女の子です。

―― 役作りで意識したことはありますか?

久間田 楓は表情や動きが特徴的なので、そういったところは撮影中に何度も原作を読み返してヒントを得ていました。あと、私はもともと髪が胸下ぐらいの長さだったので、出演のお話をいただいた時すぐに髪を切ることを決めて、人生初めてのボブにしました。それでよりスイッチが入ったというか、「楓を演じるぞ」という切り替えになったと思います。

井上 僕はビジュアル的なことではないんですが、童心に帰るというか、子どもっぽさを出すようにしました。ハルのそういう可愛らしいところが周りに愛される要因のひとつだと思うので、そこは演じる上で意識したところです。

漫画「おとななじみ」1巻表紙画像

   ©中原アヤ/集英社 ©2023「おとななじみ」製作委員会

ビジュアルも性格も、

演じている役にそっくりすぎる⁉︎

―― 本作が初共演のお二人。撮影を経て、第一印象から変化はありましたか?

久間田 最初の印象は、ビジュアルも中身もハルそのままだなって思いました。明るく周りを盛り上げてくださっている時と、眠くなっちゃってダラっとしている時のコントラストがすごくて、それがハルっぽいなって。

井上 確かに、本作では実際のアパートの隣同士の部屋を使って撮影が行われていたんですけれど、久間田さんがハルの部屋でリハーサルをしている時、俺は楓の部屋のベッドで勝手に寝ていました。

久間田 私が楓の部屋に戻ってベッドで休もうと思ったら、「え! もう寝てる人いるんですけど!」って。私は撮影でもそのベッドに横になったことないのに、ずっと寝ていて(笑)。

井上 それは申し訳なかったなと思っています(笑)。僕も久間田さんの第一印象は、原作とビジュアルがそっくりということ。あとは物事に対して真っ直ぐに取り組み続ける姿勢が、ハルを一途に思い続ける楓と共通する部分なのかなと。最初はすごく誠実というか、ストイックな印象が強かったんですが、撮影が進むにつれてちょっと天然で抜けているような、お茶目な部分も見えてきて、それも素敵だなって思いました。

久間田 井上さんはすごく気を遣ってくださるというか、「しんどかったらしんどいって言っていいんだよ」と声をかけてくださったり、普段からグループでリーダーをされていらっしゃるからか、周りを見る力というか、状況を把握する力がすごいなって思いました。

井上 こうやって今はいいように言ってるじゃないですか、撮影中は僕がちょっとそういう気遣いをすると「やっぱりリーダーだから周り見えてるわ!」みたいなイジり方をしてきたんですよ。恥ずかしいったらない(笑)。

久間田 すみません(笑)。でも、ほめていたんです!

映画「おとななじみ」場面写真(1)

©中原アヤ/集英社 ©2023「おとななじみ」製作委員会

リハーサルを重ねて実現させた

“おさななじみ”の空気感に注目!

―― 印象に残っているシーンや、特に注目してほしいシーンはありますか?

井上 冒頭、楓がハルを起こしにくるシーンがあるんですが、そこはすごく力を入れて撮影しました。監督も「このシーンでハルと楓の20年間をすべて表してほしい」とおっしゃっていて、そこで二人の関係性が見えてこないとストーリーが動き始めないので、リハーサルを何度も重ねて撮影に挑みました。

久間田 私もそのシーンが印象に残っているんですが、もう一つよく覚えているのが雨の中を二人で帰るシーン。冒頭のシーンの次にリハーサルを重ねたところで、キュンとするような雰囲気も含めて楽しんでいただけたらと思います。

―― お互いのシーンの見どころも伺いたいです

久間田 ハル以外のおさななじみ3人でいたところにハルが来て、その場の固まった空気を和らげてくれるシーンはとても好きです。ハルは常に違う空気を運んでくれるキャラクターなので、おさななじみ4人の中で絶対にいなくてはいけない存在だと思うし、そのシーンにはハルの魅力が詰まっていると思います。

井上 いっぱいあるんですけれど、僕が好きなのは飛行機でのシーン。多くは語れないですが、途中から全部僕たちのアドリブなんです。その中で楓が言ったセリフにめちゃくちゃキュンとしましたし、感情が動かされました。完成した映像を見たら本当に良いシーンになっていて、自分でもとても感動したので、ぜひ注目してもらいたいです。

映画「おとななじみ」場面写真(2)

©中原アヤ/集英社 ©2023「おとななじみ」製作委員会

子どもから大人へ、

変わったことと変わらないこと

―― お二人が「大人になったな」と感じる瞬間はありますか?

井上 弟やいとこにお年玉をあげる時ですかね。同い年くらいの人が弟にあげているのを見て、二十歳を越えてから始めました。本当はあげたくなかったんですけどね(笑)。

久間田 私はお仕事の現場に年下の方がいらっしゃったりとか、スタッフさんが同い年だったりすると「大人になったな」と思います。小さい頃から芸能界にいて、今までは全員先輩だったので、そういう時はいまだにびっくりします。

―― では、逆に大人になっても変わっていないところは?

井上 もう、僕はそのまんまですよ。内面的なことで言うと何にも変わっていなくて、子どものまま大人の年齢になってしまったと思っています。でも自分の中では、それをすごくポジティブに捉えていて、童心を忘れないというのはこれからさらに歳を重ねていく上でも大事にしていきたいです。

久間田 私は興味があることにはすごく没頭できるのに、興味がないことには一切手をつけられないところが変わっていないと思います。子どもの頃から今でも変わらず、好きなことには一点集中タイプです。

映画「おとななじみ」場面写真(3)

©中原アヤ/集英社 ©2023「おとななじみ」製作委員会

将来に悩む学生に届けたい、

等身大のハルと楓の姿

―― 今作では恋模様はもちろん、子どもから大人になるまでの不安や葛藤、お仕事への向き合い方など、ハルと楓の等身大の姿が大きな見どころかと思います。お二人は幼い頃から芸能界で活躍をされていらっしゃいますが、職業や自分の本当にやりたいことが定まらず悩んでいる人が多いノンノ世代に、何かアドバイスはありますか?

井上 本当に人によると思うんですけれど、僕も今のお仕事はやっていくうちに好きになったものでもあるんです。芸能活動を始めたのは小学生の時なので、当時は将来のことなんて何もわからない、あやふやなまま過ごしていました。でもそんな日々の中でだんだんと芸能の仕事が好きになっていったので、焦る必要はないし、何よりも自分らしく生きるのが大事なんじゃないかなと思います。

―― 作中でもハルは知人に紹介された仕事に少しずつ真剣に向き合っていきますよね。

井上 そうですね。きっかけは人それぞれだと思うんですけれど、僕自身もこれからも自分の意志を尊重してあげられたらなと思っています。

久間田 私も小学校6年生で芸能界に入ったんですが、当時はバレリーナになりたかったので、週6回教室に通っていました。中学生の時に両立はやっぱり難しいということでお仕事の方を選んだんですけれど、本当に井上さんの言う通りで、やっていくうちにどんどん芸能のお仕事が好きになっていきました。だからこそ、これからも好きという気持ちを忘れないままいられたらいいなと思っていますし、これから将来進む道を決められる方は、興味があることや好きなことが一番楽しくお仕事できるんじゃないでしょうか。

映画『おとななじみ』のInformation

映画「おとななじみ」ポスター画像

   ©中原アヤ/集英社 ©2023「おとななじみ」製作委員会

映画『おとななじみ』

青山春(井上瑞稀)と加賀谷楓(久間田琳加)は、4歳の時から隣に住む“おさななじみ”。お互い一人暮らしを始めた二人は、結局今も同じアパートの隣の部屋に住んでいる。小さいころからハルを想い続けている楓と、鈍感ながらも自分の本心に気づき始めたハル。しかし、ハルは楓の亡き母親と交わした約束を純粋がゆえに頑なに守り続けなければならないと思っていて……。一緒にいすぎて「好き」だけ言えない! 両片想いの行方は⁉︎ 二人のおさななじみ・伊織役で萩原利久、美桜役で浅川梨奈、ハルの元同僚・恵役で岡本夏美が出演!

【5月12日(金)公開!】

▶︎ 映画『おとななじみ』公式サイト

Profile

井上瑞稀(HiHi Jets/ジャニーズJr.)

●いのうえ みずき 2000年10月31日生まれ、神奈川県出身。HiHi Jetsではグループリーダーを務める。主な出演作は映画『弱虫ペダル』(20)、テレビドラマの主演として『DIVE!!』(21)、『全力! クリーナーズ』(22)、『トモダチゲームR4』(22)など。2023年3月~4月には舞台単独初主演のミュージカル『ルーザーウィル』に出演した。本作が映画初主演となる。

久間田琳加

●くまだ りんか 2001年2月23日生まれ、東京都出身。『non-no』専属モデルを務める。主な出演作は、映画『ヌヌコの聖★戦〜HARAJYUKU STORY〜』(18)、テレビドラマの主演として『マリーミー!』(20)、『青春シンデレラ』(22)、『ブラザー・トラップ』(23)など。2023年3月24日よりWOWOWオリジナルドラマ『ながたんと青と-いち日の料理帖-』が放送中、3月30日よりNetflixシリーズ『君に届け』が全世界配信中。

[井上さん]シャツ¥17600/インターナショナルギャラリー ビームス パンツ¥28600/ビームス ライツ その他/スタイリスト私物 [琳加]ドレス¥81,400・インに着たドレス¥33000/SHIROMA その他/スタイリスト私物

  • 【HiHi Jets Five colors vol.2】井上瑞稀

    【HiHi Jets Five colors vol.2】井上瑞稀

    ジャニーズJr.の人気グループ、HiHi Jetsがノンノに2度目の登場!
    経歴も見た目も、性格もバラバラ。だけど5人が揃うと、不思議なくらい一体感を見せる。
    今回はそんな彼らの《個性》に注目。これを読めば、きっと5人のことが気になるはず♡

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