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川村壱馬さん(THE RAMPAGE)が語る、20歳の頃のこと。「当時も、今も、僕は熱い気持ちで夢を追いかけ続けています。」

迷ったら"何が欲しいのか?"を問いかけろ。大切なものを120%で愛し抜く人生哲学

(THE RAMPAGE)
川村壱馬論。

夢を失いそうになった時も、思うように前進できなかった時も、その情熱を武器に、諦めず、逃げず、腐らず、まっすぐに走り続けてきた――。THE RAMPAGEの川村壱馬さんがノンノ読者のお悩みに回答。熱く胸に響くメッセージを届けてくれました!

THE RAMPAGE川村壱馬メインカット

シャツ¥39600・パンツ¥30800/ジョワイユ(アーネイ) 靴・Tシャツ/スタイリスト私物 その他/本人私物

川村壱馬の、20歳の頃

僕は2017年1月7日に20歳の誕生日を迎えました。
THE RAMPAGEがメジャーデビューをしたのは、まさにその直後で。それ以来、2、0、1、7の数字は自分の中で意味のあるものに。ラッキーナンバーのような感覚で、普段から大事にしています。

友達から借りたEXILEさんのアルバム『願いの塔』。
初めてそれを聴いた中学3年生の頃、心が震え、自分もこの感動を届けることができる人間になりたいと思った。
音楽を専門的に学ぶために、普通高校をやめた。腹をくくり、覚悟を決めて、本気で夢を追いかけてきた。「VOCAL BATTLE AUDITION 4」に挑んだ時、正直、自分よりも歌がうまい人はたくさんいたはず。でも、夢への熱い思い、ハートだけは負けない自信がありました。

2014年にオーディションに合格し、THE RAMPAGEを結成。ようやく立てた夢のスタート地点。
でも「ここからだ」と思ったその先は決して順風満帆ではなくて。デビュー前には約1年の活動休止期間を経験。
先輩方のライブの裏方として衣装を洗濯したり、楽屋を掃除したり、サポートメンバーであるEXPG(ダンススクール)の生徒さんたちに弁当を配ったり……。本音を言えば、死ぬほど悔しかった。

そんな日々の中で見た、今でも忘れられない光景があります。
あれは三代目 J SOUL BROTHERSさんの西武ドーム(現・ベルーナドーム)でのライブ。
会場には吹き抜け部分があるにもかかわらず、三代目 J SOUL BROTHERSさんがステージに上がった瞬間、信じられないほどの大きさで歓声が鳴り響いて。
それを舞台裏で聞いた時、気持ちが腐りかけていた僕は心から思った。「絶対、オレもあのステージに立ちたい」って。

あの日、夢をつかみたい気持ちがもっともっと高まった。苦しい毎日の中で貪欲になれたからこそ、成長することもできた。あのままデビューしていたら、今の自分はいなかったかもしれない。
当時も、今も、僕は熱い気持ちで夢を追いかけ続けています。

Profile

かわむら かずま

1997年1月7日生まれ、大阪府出身。総勢16名からなるTHE RAMPAGEのヴォーカルの一人。グループの記念すべき20枚目のシングル『Summer Riot ~熱帯夜~ / Everest』が8月2日リリース。個人インスタグラムは@rmpg_kazuma_kawamura

2023年9月号掲載

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