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窪塚愛流さんとアートギャラリー巡り。存在感と透明感が両立する注目俳優!【連載「今月の彼氏」ウェブ限定版】

今月の氏。 窪塚愛流

人気の俳優さんとのデート気分が味わえる連載「今月の彼氏」。今回のお相手は、圧倒的な透明感と雰囲気のある佇まいが魅力的な俳優・窪塚愛流さん。本誌で載せきれなかった未公開カットをweb限定インタビューとともにお届けします!

窪塚愛流さんのウェブ限定オフショット【 non-no連載「今月の彼氏」】_1

――  今回は『アートギャラリー巡り』をテーマに彼氏風ショットを撮影! 窪塚さんは普段、アートスポットに行くことはありますか?

それほどたくさん出かけるわけではないですが、最近は家族と一緒に楽しみました。父親が「いい展示をやっているから、せっかくだから行ってみよう」と誘ってくれたんです。

―― 素敵ですね! ご家族と一緒に作品鑑賞を楽しんだのですか?

僕は一人で黙々と作品を見てしまうタイプなんです(笑)。解説もじっくり読みますし、“これは斜めから見たら何か意味があるかも”と思って、いろんな角度や距離から見てみたり。家族はとっくに先に進んでしまっていて、最後に出口で合流しました(笑)。

―― 身近にアートを飾ったりはしていますか?

幼馴染が「20歳になる記念に」と、絵を描いてプレゼントしてくれたので、それを部屋に飾っています。小学4年生ぐらいからの付き合いなのですが、彼はもともと趣味で絵を描いています。僕の写真をベースに、あえて白目にしたり、サソリを描き加えたりと、彼のセンスに溢れた作品でとても気に入っています。

窪塚愛流さんのウェブ限定オフショット【 non-no連載「今月の彼氏」】_2

―― 窪塚さん自身も絵を描かれるんですよね。

はい。僕の場合はテーマを決めずに描き始めることが多いです。自分の頭の中に広がっているものをとりあえず絵にしてみるという感覚。最終的な着地点を決めずに描き進めるので、気づいたら6時間くらい没頭していたこともあります(笑)。

―― すごい集中力! いつか展示会ができそうですね。

ゆくゆくはそんなこともできるとうれしいです。最近は、好きなものを描き続けるのもいいけど、自分だけのオリジナルキャラクターを作ってみたいとも考えていて。そしてついに先日、オリジナルキャラが誕生しました! 名前は“DORON”。忍者が消える時に言う「ドロン」が由来です。そのキャラを使った作品はまだ3つしか描けていないので、これからどんどん増やしていけたらいいなと思っています。

―― 初主演映画『ハピネス』についても聞かせてください。作品への出演が発表された際に「俳優として生きると決意してから今年で3年目」とコメントされていました。当時どんなキッカケがあったのでしょうか?

キッカケは高校のクラスメイトでした。僕が通っていた高校には、芸能のお仕事をしたり、スポーツで秀でた成績を残している人が入れるコースがあるんです。僕は中学3年生の時に映画『泣き虫しょったんの奇跡』に出演した経験があったので、たまたまそのコースに入っていました。でもその後は、高校2年生まで何も芸能のお仕事をしていなかったんです。ただただ友達と遊んでいて、廊下で先生とすれ違いざまに「窪塚、いつ仕事するんだ?」と言われても、「もうすぐですかね〜」って濁していました。

―― それは自分の意思で?

そうです。でも、ある日ふと「なんで俺って、このクラスにいるんだろう」と思ったんです。僕以外の全員が何かに打ち込んでいるなかで、一人だけ置いて行かれているような感覚。それに気づいてからは、それまでに感じたことがなかったようなメラメラとした気持ちが湧いてきて、高校3年生になる少し前に、父親に「俺も芝居をやりたい」と話したんです。父親には間髪入れずに「なめんな」って言われましたけど(笑)。僕も間髪入れずに「なめてねーよ」って返しつつ、自分の気持ちを真剣に伝えて、父親も受け入れてくれました。

窪塚愛流さんのウェブ限定オフショット【 non-no連載「今月の彼氏」】_3

―― 今回の主演映画のお話がきた時はどう感じましたか?

すごく大きな壁だなと思いました。でも「やらない」という選択はもったいないなと感じたんです。自分を選んでくださった作品を、僕が「怖い」とか「自分じゃダメだ」といったネガティブな感情で挑戦しなかったら後悔するな、と。だから「やる」と決心したのですが、台本を読んでみたら自分が抱いていた恐怖心が取り払われて、“(国木田)雪夫を演じたい”というシンプルな気持ちになれたんです。結果、プレッシャーを感じすぎずに演じることができました。

―― 雪夫に魅力を感じた部分はどこですか?

雪夫が持つ愛情の大きさです。余命1週間と告げられた彼女に対して、葛藤がありながらも“自分には取り柄がないけれど、君のためならなんでもするよ”っていう決断を高校生の彼がくだせるのがすごく素敵だなと思いました。

―― 窪塚さんは今、お芝居のどこに魅力を感じていますか?

芝居が“生(リアル)”になる瞬間です! 稀に「あ、俺今、生でお芝居してるな」と感じる瞬間があるんです。自分がイメージしていたものと違うこともあるし、最終地点がどうなるか分からないのが怖くもあるけど、その感覚が楽しくて。カットがかかった瞬間に「今の(お芝居)おもしろかった〜!」と充実感を覚えます。初めてその感覚を経験したのが、去年出演したドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』です。僕が演じた役にフォーカスしてもらった4話の最後の告白シーンは、まさにその感覚に包まれました。セリフのすべてに魂がこもっているような気がして、演じながらすごく気持ちがよかったです。

窪塚愛流さんのウェブ限定オフショット【 non-no連載「今月の彼氏」】_4

―― 窪塚さんはどこか落ち着いてクールな印象もありますが、感情が一番爆発する瞬間は?

喜怒哀楽で言うと「楽」かな。高校まで一緒に過ごした地元の大阪の友達と会っている時は、ずっと楽しいです。レコーディングができるちょっとした趣味部屋のようなものを友達と共同で借りていて、そこにみんなで集まって歌を録ったり、ゲームをしたり、たこ焼きを作ったりしています。いつも新大阪駅に着いた瞬間に、肩の力が一気に抜けて「よっしゃー!」ってアガるんです(笑)。

―― 地元のお友達がいる大阪を誌面では「僕にとって“家”」と例えていました。

はい(笑)。庭でもなく、家。特に学校帰りによく行っていた天王寺あたりは、かなりなじみ深いです。

―― 東京は窪塚さんにとってどんな場所ですか?

「俳優として頑張る場所」という気持ちがあります。上京して2年がたちますが、最近だんだんと東京を楽しいと思えるようになってきました。友達にオススメのローカルなごはん屋さんを教えてもらったりして、楽しめる幅が広がってきました。

―― プライベートでどんなことを楽しんでいますか?

散歩です。東京では電車やタクシーでの移動が多かったのですが、最近、友達と中目黒を歩いていた時に、いろんな路地があることに気づいて。徒歩でしか行けない道やお店がたくさんあるんです。そこから、散歩の楽しさに目覚めました!

窪塚愛流さんのウェブ限定オフショット【 non-no連載「今月の彼氏」】_5

―― だんだん暖かくなってきましたが、春にしてみたいデートはありますか?

お花見! 二人で作ったお弁当を持って、自転車に乗って行けたら楽しそうですよね。僕がお弁当のおかずに作りたいのは、生姜焼き。豚肉じゃなくて、牛肉で作るのがこだわりです。味付け自体は母親直伝ですが、試しに牛肉で作ってみたら、お肉自体の旨みがすごく引き立つなと気づいて。それ以来、生姜焼きは牛肉派です!

―― 最後にノンノ読者に向けてメッセージを♡

僕はノンノ読者と同世代ですが、今、進路や就職活動で悩んでいる方が多いと思うんです。僕が大切にしているのは“好きなことをしましょう”ということ。僕は幸い好きな仕事に就けたけど、でも好きだからこそ分からないこともあるし、嫌いになってしまいそうな日もあります。そういう時は、また違った好きなことをするようにしているんです。“好きなことチェンジ”みたいな(笑)。そうすると、もともとの「好き」に立ち帰った時に、そのよさが見えてきて“また頑張ろう”って思えるはず!

窪塚愛流さんのプロフィール

2003年10月3日生まれ、神奈川県出身。2021年から本格的に俳優活動を開始。現在、映画『愛のゆくえ』が全国公開中。5月17日には初主演映画『ハピネス』が公開。

窪塚愛流さんからお知らせ

映画『ハピネス』宣材写真

映画『ハピネス』

嶽本野ばら著の原作小説を映画化。恋人から「私ね、あと、1週間で死んじゃうの」と唐突に告げられ、戸惑いながらも彼女に寄り添う“僕”と、余命を宣告されつつも、運命を受け入れ自分らしく生きる女子高生の、最後の7日間を描く青春ラブストーリー。5月17日(金)より全国公開。配給:バンダイナムコフィルムワークス

©嶽本野ばら/小学館/「ハピネス」製作委員会

ブルゾン¥82500・シャツ¥49500・パンツ¥49500/UJOH シューズ¥15400/DEARGUEST(Last Resort AB) その他/スタイリスト私物

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