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山田愛奈インタビュー★東京国際映画祭レッドカーペットに初登場!

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今年で30回を迎えた東京国際映画祭。10月25日から11月3日の10日間にわたり、世界中から集結したプレミア作品が上映された。その中のひとつ、瀬々敬久監督が手がけた「最低。」に、4月から新ノンノモデルとして活躍している山田愛奈が主演! 10月25日、六本木で行われたオープニングイベントのレッドカーペットに登場した愛奈に、今回の映画祭や作品について、話を聞いたよ。
「レッドカーペットにいたときは、何だか実感も緊張もなかったんです。私が一番下っぱなので、監督や共演者の皆さんがたくさん話しかけて緊張をほぐしてくださって。どちらかというと会場にいるワクワク感や、皆さんと一緒に作り上げた作品を、大きな舞台でいろいろな方に見てもらえる嬉しさのほうが勝ってました。じつは、本番前の控室で日本を代表する俳優さんたちを自分の目で見られたのが嬉しくて、すでにアドレナリンが出すぎてたんです(笑)。」
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愛奈が演じたのは、AV女優の紗倉まなさんさんの同名小説を映画化した「最低。」の本間あやこ役。3人の主人公のうちの1人で、複雑な家庭に育ち、人と接するのが苦手な17歳の女の子だ。
「原作を読んでみて、内容はショッキングな部分もあるけれど、本当に人間が思っていることが書いてある、と思いました。直接的に表にはださないけど裏に秘めている、実はみんなが思っていること。その表現の仕方がそれぞれの人物の個性として描かれている、原作の世界観に惹かれたんです。あやこ役をいただくまでには、3回のオーディションがありました。オーディションに遅刻しそうになり、はあはあ息をしたまま、ボロボロで受けた日もあって。それが逆によかったって後で言われました(笑)」。
おしゃれやメイクの楽しさやトレンドを表現するノンノの撮影とは全然違う現場。しかも、愛奈にとって、本当に生まれて初めての映画の撮影現場だった。
「ノンノの撮影だとスタッフのかたと話して、撮影イメージを聞いて、自分なりに解釈して…けっこう楽しんでます。考えすぎると逆に動けない。映画の撮影現場では、一人で集中してました。現場がまったく初めてだったから、いろんなことについていくのに必死でした。つらかったときもたくさんあって、何が正解かわからないまま、本番まで悩んで悩んで…。自分の中で、役とのギャップもありましたし。わかんないままカメラの前に立って、自分が予想していなかった演技をしたのに、それでOKもらったり。たぶん悩みすぎて一回忘れたのかもしれない(笑)。そういったことも勉強になりました。」
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映画祭も終わり、今の心境は?
「レッドカーペットは、ずっと立ちたかった場所でした。すぐには実感しなかったんですけど、後々、いろんなことを思い返しました。出来上がった映像を見て、小さいことでも、自分で改善したいところを見つけたり、現場で集中している自分に、あえて話しかけずにそっとしてくれておいたスタッフの方々の気持ち、素敵だったなって思い出したり…。ぜんぶ終わって、これから改めて、演技を続けたいって思いました。そういう気持ちが、ちょっとだけ、自分の強みに…なりました。」
初めての映画を、全力で演じた愛奈。ぜひ映画館に足を運んでみて。そして女優としてもモデルとしても、飾らずに等身大の姿で挑戦し続ける愛奈を、これからもぜひ応援してね!

「最低。」 出演/森口彩乃 佐々木心音 山田愛奈 高岡早紀ほか 監督/瀬々敬久 原作/紗倉まな「最低。」(KADOKAWA刊)
●11月25日(土)より角川シネマ新宿ほか、全国順次ロードショー。

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