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2023.07.10更新日:2023.07.11
――待望の1st写真集が7月11日(火)に発売。無事に完成した今、どんな気持ちですか?「ソロの写真集はずっと思い描いていた夢のひとつ。応援してくださるかたが喜んでくれる内容なのはもちろん、私の出身地であり大好きな東北の良さを伝えられる1冊に仕上がって、本当に幸せです」――メインの撮影場所を東北でというのも久保さんの提案なんですよね。「はい。写真集を作るなら絶対に東北で撮りたかったんです。私は自分の意見を言うのがあまり得意ではないけれど、最初の打ち合わせの段階で勇気を出して伝えさせていただきました。ただ東北というだけじゃなく、父と母の地元である山形県尾花沢市と宮城県にある田代島での撮影がしたくて。でも、その2か所で撮影をしたというのを今まで聞いたことがなかったので、“もしかしたら叶わないかもしれない”と思っていました。写真集チームのみなさんが“撮ろう!”と快く受け入れてくれたので、うれしかったです」
――他に久保さんからの提案はありますか?「1年をかけての撮影もおそるおそるですが私から提案しました。ただ、最初の打ち合わせではどうしても言えなくて(笑)。撮影を重ねていく中で“実は1年間の記録という夢もあったんですよね”と話したらそれも“いいじゃん”と受け入れてくださって。そこから許可をとったりとスタッフさんが尽力してくださいました。慣れ親しんだあたたかなチームだからこそ、言い出すことができたんだなと思います」
――写真集には素の表情がたくさん掲載されていますよね。「はい。着飾った自分じゃなくとことん自然体な自分を撮っていただいたほうが私らしい写真集になるんじゃないかなと思って提案しました。今回撮影をしていただいた細居(幸次郎)さんは私が乃木坂46に入って初めてのグラビアも撮っていただいていたりとご縁があって。細居さんの撮る写真はウソがなくて、写真集の撮影でも“笑って”と言われて笑った写真は1枚もないんです。だからこそ、私が思い描いていた“自然体の自分”をおさめていただいた1冊になったなと思います。中には本当のおばあちゃんの家に行った写真も(笑)。コロナ禍以降、まったく会えていなかったので約3年ぶりの再会。一緒に土を耕したりもして。“また来いよ”と言ってくれたので、おばあちゃんには写真集を直接渡しに行きたいなと思っています」
――久保さんの提案も多く採用された写真集。特にお気に入りの写真はどれでしょうか?「“写真集を作るならこうしたい!”と思い描いていた構想の中にもずっとあったのが、畳の部屋での写真。担当編集さんが覚えていたのですが、最初の打ち合わせのときにも“畳の部屋で撮りたい”と伝えていたみたいです(笑)。私、畳が大好きで。実家にも畳の部屋があったこともあり、すごく落ち着くんです。撮影で行った温泉施設みたいなところにあった畳の部屋でゴロンと寝転んでるカットはお気に入り。日本で撮影するからこそ、古き良き日本らしさを感じる場所でも撮りたかったので、畳の部屋やヒノキのお風呂に入っている写真はどれも印象深いです」――メイクやファッションでのお気に入りは?「田代島で撮影したときに着たピンクの衣装。通常盤の表紙の写真で着ているものです。実はこの衣装、もともとは着ない予定だったんです。外で撮る予定だった撮影日にたまたま雨が降って、“中で何か撮れないかな”となったときにスタイリストさんがこの衣装を提案してくださったんです。そしてその写真が表紙になる……という偶然が重なってできた1枚で衣装も写真もお気に入りです。このときのメイクもすごく好き。ナチュラルに見えて目もとにほんのりピンクが入っていたりして、ちょっとした遊び心があっていいなと思います」
――写真集をを撮るにあたって、体型管理はしましたか?「特別しぼることはしなかったかもしれません。というのも、約1年間かけての撮影だったので、1年中しぼっておくのは大変で。ただ、できるだけキープするようには心がけていたかも。撮影はライブ期間も入っていたので、ライブでしっかり燃焼できるように、お米をきちんととるように心がけていました。あと、食事の量を意識しすぎない分、なるべくはやい時間に食べるなど、時間には気をつけていました」――最後にノンノ読者にメッセージを!「ノンノ読者のみなさん、はじめまして! ノンノ読者のみなさんは私と同世代。きっとこの春地元をはなれたり、新社会人や大学生になったりといろいろな節目を迎えた方も多いと思います。新しいことを始めるのはすごくカロリーを使いますよね。そういう方にとって、帰ってくる場所であれるような写真集を目指しました。例えるなら実家を思い出すような(笑)。ちょっと疲れたりしたときに開いて“よし、がんばろう”と思ってもらえる1冊になっていたらいいなと思います」
久保史緒里
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