友野一希の「トモノのモノ語り。」
友野一希が地元・堺を紹介!「堺市おさんぽMAP」web拡大版【 #トモノのモノ語り。】
2024.09.26 更新日:2024.10.25
生まれも育ちも大阪府堺市。地元をこよなく愛するフィギュアスケーター・友野一希さんが堺のおすすめの場所をナビ! 観光スポットから、幼少期の思い出の場所、競技の活力になっているお気に入りの飲食店までたっぷりご紹介!
こちらのデジタル版では、マップに紹介しきれなかった情報や、開催中のキャンペーンの詳細も掲載中。
「堺市おさんぽMAP」について
フィギュアスケーター友野一希さんが執筆するnon-no webの人気連載「トモノのモノ語り。」。この連載では毎回、ファッション、名品、手仕事などに対する熱い思いを語っていただきましたが、その愛の根底にあるのは、26年間暮らす地元・堺の存在。堺といえば、百舌鳥古墳群や、千利休が発展させた茶の湯文化、職人によって受け継がれてきた伝統産業など、豊かな歴史と文化で知られる街。幼い頃から自然とその歴史や伝統文化に触れてきたことが、現在の古きよきものやもの作りへの興味、ひいては競技における豊かな表現へとつながっています。
今回『non-no』では、友野さんを育んだ街・堺市にスポットをあてた一大プロジェクトを企画。堺市の全面協力のもと、友野さんの思い出のスポットや、普段練習の合間に通うおすすめの場所を取材。そちらを「堺市おさんぽMAP」として、一枚の地図にまとめました。
大阪は普段からフィギュアスケートの試合やイベントが多く、2025年には「大阪・関西万博」も開催されるなど、世界中からたくさんの人が集まる場所。ぜひこの機会に堺市にも足を運んでいただき、友野さんゆかりの地をお散歩しながら、その魅力に触れてみてください。
Profile
堺市在住歴26年を誇る生粋の堺っ子。フィギュアスケート男子シングル日本代表で、地元・堺からミラノオリンピック出場をめざすトップアスリート。
近年は競技以外の魅力にも注目が集まり、『non-no』のwebサイトにてコラムを執筆中。古来より伝統産業が息づく街・堺市で育ったことにより、日本の伝統やもの作りに関心があり、その文化を若い世代に伝える役割も果たしている。
「ものの始まりなんでも堺」
堺市の魅力を知ってほしい!
堺といえば、まず古墳を思い浮かべる方が多いと思います。ですが堺には古墳だけじゃない、さまざまな顔があります。
たとえば中世以降、堺は貿易が盛んだったため、各国から多くの技術が伝来。それらを独自に発展させ、全国に伝える役目を担ってきました。鉄炮、自転車、線香も堺発祥と言われており、「ものの始まりなんでも堺」なんて言葉もあるくらいです。
このように堺は古来よりさまざまな文化の発信地であり、世界に誇れるものがたくさんあります。マップで紹介しているのはそのほんの一部ですが、「堺市おさんぽMAP」を通して、幅広い世代の方にこの街のことを知っていただけたらと思います。
「堺市おさんぽMAP」の使い方
「堺市おさんぽMAP」に掲載されているゆかりの地を巡って、友野さんを応援&堺の魅力を発見! 指定の3施設ではスタンプラリーも実施。スタンプを集めて限定のフォトカードを手に入れよう。一部スポットには、友野さんのサインも飾ってあるのでお見逃しなく!
また友野さんのグッズが当たるプレゼントキャンペーンも同時開催! 散歩の楽しい思い出をSNSに投稿して、キャンペーンに参加しよう!
マップの入手方法は2種類!
・下記URLからPDFをダウンロードしてプリント
▶ダウンロードはこちら・堺市博物館、大仙公園日本庭園、鉄炮鍛冶屋敷、百舌鳥古墳群ビジターセンター、さかい利晶の杜、ICOROBA Cafe Terrace、堺市役所で配布
※数に限りがございます
TOMONOスタンプラリーについて
○実施期間
2024年9月30日(月)~2025年8月31日(日)予定
○概要
友野一希さんの地元・堺でスタンプラリーを実施!
マップに掲載したスポットのうち、3施設にスタンプを設置。
スタンプを全部集めると、今回のために特別に制作したフォトカードを1枚プレゼント!
〇参加方法
STEP1 「堺市おさんぽMAP」をダウンロードし、印刷(一部スポットにて配布有り)
STEP2 指定の3施設を回り、マップにスタンプを押す
STEP3 マップを引換所で提示し、特典をゲット
○特典
「堺市おさんぽMAP」限定制作フォトカード「TOMONOカード堺編」(6種類からランダム1枚)
カードは両面プリント。表面の絵柄は、マップ内のスポットにて撮影した貴重な自撮り写真!
○スタンプ設置施設
・鉄炮鍛冶屋敷
所在地:堺区北旅籠町西1丁3-22
※スタンプの設置場所は有料ゾーン内のため、入館料が必要です。
・堺市博物館
所在地:堺区百舌鳥夕雲町2丁(大仙公園内)
・さかい利晶の杜
所在地:堺区宿院町西2丁1-1
○特典引換所
さかい利晶の杜
○ご注意事項
・一度に複数のシートにスタンプを押すことはご遠慮ください。
・景品は一回の来訪につき、お一人様1点のお渡しになります。
・スタンプ設置場所は、休館日や営業時間が異なりますのでご注意ください。
・スタンプラリーの参加には、マップの印刷が必要になります(白黒可)。
SNSキャンペーンも実施!
「堺市おさんぽMAP」を持って堺市を散策。 観光中の様子や写真をXに投稿しよう! 参加してくださった方の中から、抽選で各期間3名、計6名様にTOMONOグッズをプレゼント。
○応募方法
『non-no』公式X(@nonno_staff)をフォローし、ハッシュタグ「#トモノと堺さんぽ」を付けて、観光中の写真をX(旧Twitter)に投稿。
例)「堺市おさんぽMAP」を参考に堺を訪問していることがわかるような写真を、観光の感想とともにポスト!
※写真を投稿していただく際は、他の方の写り込みなどにご注意ください。
※撮影が制限、禁止されている施設もございます。ご確認の上、周囲の方にご配慮いただきながら撮影をお願いいたします。
〇当選賞品
TOMONOグッズセット
(今回の企画のTOMONOカード全種+non-noオリジナルTOMONOグッズ)
〇応募期間
第1回 2024年9月30日~2024年12月31日投稿分
第2回 2025年1月1日~2025年8月31日投稿分
※キャンペーンは2回に分けて実施いたします。
※カード以外の賞品の内容は、第1回と第2回で異なる場合がございます。
※両期間中、何度投稿していただいても構いません。
- 〇当選通知
・当選された方には当アカウントよりDMで「当選通知」をお送りするとともに、賞品のお届け先情報の登録フォームを送付いたします。 - ・登録フォームへのご入力が完了した時点で当選が確定となります。期限までにご登録いただけない場合、DMを受信されない場合は、当選の権利が無効となりますので、ご注意ください。
〇注意事項
※以下の項目にご同意いただいた方のみ、ご応募いただけます。
- ・本キャンペーンのご参加は、日本国内にお住まいの方に限り、賞品のお届けは日本国内に限らせていただきます。
- ・以下の場合は、抽選・当選の権利が無効となります。予めご了承ください。
- ※当選時にフォローを外されている場合、または「X」を退会されている場合、非公開設定にされている場合、アカウント名またはユーザー名を変更された場合。
- ※「当選通知」の受信後、期限までに賞品のお届け先情報のご登録がない場合。
- ※賞品のお届け先情報の不備や長期滞在・転居先不明等により賞品をお届けできない場合。
- ・当選の権利は当選者ご本人のみに限らせていただきます。ご家族・ご友人等への譲渡、転売、換金、交換はできません。
- ・抽選結果に関するお問合せにはお答えできません。
- ・諸事情により、本キャンペーンは予告なく中止となる場合があります。予めご了承ください。
- ・当選されたお客様にご入力いただいた個人情報は、賞品発送の目的にのみ利用いたします。
「堺市おさんぽMAP」
web拡大版
スペースの関係でマップに掲載しきれなかった情報や写真をweb拡大版として公開✅ 友野さんの幼少期の貴重なお写真も掲載中!
※2024年9月時点での情報です。最新情報は各施設のHPなどでご確認ください。
堺のシンボル
~大仙公園~
世界最大級の墳墓である仁徳天皇陵古墳のそばにある大仙公園。園内には大きな池や広場があり、いつも多くの人で賑わう堺市民の憩いの場。僕も小さな頃は毎日のように遊びに行きました。学生時代は園内にある図書館で勉強をしたり、今は周辺をランニングしたりと、26年間の思い出が詰まった大切な場所です。
敷地内には博物館、日本庭園、茶室などといった文化施設も。大仙公園には自然、歴史、飲食施設、アクティビティ、すべてがそろっているので、初めての堺市観光にもぴったりです。
百舌鳥古墳群ビジターセンター
迫力の映像で堺の全体像を知る!
2019年に世界遺産に登録された百舌鳥・古市古墳群の魅力を伝える施設。
見どころは、なんといっても8Kの空撮映像が映し出される大型シアター。映像は壁から床まで投影され、その迫力と臨場感に圧倒されること間違いなし。いつもは横から眺めている古墳も上から見ると、こんなに巨大だったのか!と、その規模のすごさにびっくり。生まれ育った街を空から眺めることで、自分の生活のすぐ側にこんなにたくさんの古墳があったんだと感慨深い気持ちになりました。
映像は古墳群だけではなく、鉄炮や茶の湯など歴史文化に関するアニメーションも。堺の文化の発展を順を追って見ていくと、古墳を作るための道具が必要だったことから鍛冶の技術が進歩し、それが刀、鉄炮、包丁、そして現在の自転車産業へと発展していったという、歴史的なつながりに気づきます。
古墳巡りの前に情報収集に訪れるもよし、また堺市博物館に移動し、さらに深く堺の歴史を学ぶもよし。入場無料の施設なので、まずは気軽に訪れて堺の歴史に触れてみてください。
百舌鳥古墳群ビジターセンター 施設情報
Information
【営業時間】9:00~18:00
【住所】堺区百舌鳥夕雲町2-160
【電話番号】072-245-6682
【休館日】年末年始
【公式サイト】
堺市博物館
堺の歴史や文化について丸っと学べる、大好きな博物館
堺市博物館は、小さな頃から社会科見学などで何度も訪れた思い出の場所。
巨大な古墳が造られた古代から、国際貿易都市として栄えた中世、そして産業や文化が大きく発展した近代まで、時代ごとの濃密な堺の歴史を年代順に学ぶことができます。
たくさんの展示物がある中で僕の記憶に一番残っているのは、大きな火縄銃。世界最長といわれるもので、なんと約3mもあるそう!
堺のお祭りといえば、秋に行われる「ふとん太鼓」。座布団を5段に重ねた太鼓台が特徴で、この座布団は「神様が座る場所」なんだそう。
「ふとん太鼓」は多くの神社で開催されていますが、僕にとってなじみ深いのは、百舌鳥古墳群の中心部に鎮座する百舌鳥八幡宮。
住んでいる地域は「ふとん太鼓」を持っていなかったため、実際に本物の太鼓を担いだことはないのですが、担ぎ手の皆さんの熱気、街の賑わい、太鼓やお囃子の音……今でもはっきり思い出せるほど印象に残っています。
前述の通り、もっぱら見る専門だった僕ですが、お祭りとは別の日に幼稚園の行事で園児用の手作りふとん太鼓を体験したことならあるんです!
子どもの頃よく訪れていたのは、地下の無料ゾーン! ここには「わくわく体験フロア」というコーナーがあり、古代の甲冑を着たり、埴輪の立体パズルで遊んだり、楽しく歴史に触れることができます。
大人になってから訪れると、堺市博物館って本当にすごいところなんだとよく分かりました。
建物はきれいだし、展示も大充実だし、見るだけじゃなく、実際に体験することもできる。
行くたびに新しい発見がありますし、これからも時々足を運んで、堺のいいところをもっと勉強していきたいなと思います。
また、ロビーにあるミュージアムショップでは古墳モチーフのアイテムや、公式キャラクターのサカイタケルくんグッズが! 先ほど組み立てた犬形埴輪「梅ちゃん」パズルのミニサイズも。
堺市博物館 施設情報
Information
【営業時間】9:30~17:15(入館は16:30まで)
【住所】堺区百舌鳥夕雲町2丁(大仙公園内)
【電話番号】072-245-6201
【入館料】一般200円、高校生・大学生100円、小学生・中学生50円
【休館日】月曜(祝日を除く)
【公式サイト】
大仙公園日本庭園
四季折々の自然を堪能できる堺のオアシス
伝統的な庭園様式で作られた美しい日本庭園で、その広さはなんと2.6ha。
初めて来た方にはいつも「大仙公園内にこんなに広い立派な庭園があるなんて!」と驚かれます。
堺の歴史を意識して設計された庭園内には、橋や滝、休憩所などのスポットがたくさん。時々立ち止まりながら池の周りをぐるっと一周。入口まで戻ってきたら、茶店でお茶とお菓子をいただきながら一息つくのが僕のおすすめのコースです。
「大仙セット(利休餅)」
堺の歴史を表現したお庭を見ながら、堺の名物を堪能することができます。
池にはいつも鯉や鴨が元気に泳いでいるのですが、この日は暑さもあってか、鴨が陸に上がっているという珍しい光景が。
子どもの頃はよく池の鯉に餌をあげていました。人間が近づくと、ごはんがもらえると思ってたくさん寄ってきてくれるんです。(餌は100円で販売中)
子どもの頃は正直、何も分からないままに訪れていたのですが、大人になってから来ると、とても素敵な場所なんだなあって。
ここにいる間は日々の忙しさから少し離れて、花を愛でたり、風の音に耳を傾けたり。
季節の移ろいに思いを馳せながらぼーっとする時間も今の自分には必要なのかもと思えます。
一年の中で一つだけ季節を選ぶなら、おすすめは秋。美しい紅葉が池に映り込むリフレクションは本当に見事。
広大な庭園内では、どこからでも素敵な景観が楽しめますが、僕は入口から見て池の奥、北側から見る景色が気に入っています。
皆さんも自分だけのお気に入りの場所を見つけて、しばし時を忘れてゆっくりとした時間を過ごすのはいかがでしょうか。
大仙公園日本庭園 施設情報
Information
【営業時間】9:00~17:00(入園は16:30まで)
【住所】堺区大仙中町(大仙公園内)
【電話番号】072-247-3670
【入園料】大人200円
【休館日】月曜(祝日の場合は翌平日)
【公式サイト】
ICOROBA Cafe Terrace
休憩にピクニック、BBQもできる使い勝手抜群のカフェ
TOMONO CHOICE
マルゲリータ、BLTPサンド、自家製ポテトフライ、フレッシュレモネード
大仙公園内にはいくつか飲食店がありますが、ここ「ICOROBA Cafe Terrace」は、2022年にできたばかりのニューフェイス。
ドリンクメニューは定番のものから、堺の老舗茶寮「つぼ市製茶本舗」の抹茶、ほうじ茶を使用したラテなど、堺らしいものまでラインナップ豊富。また本格的なピザに具だくさんのサンドイッチなど、食事メニューも大充実。
店内やテラスで食べるのもいいけど、テイクアウトして公園内の好きな場所でピクニックを楽しむ、なんて過ごし方も。手ぶらでバーベキューができるプランもあるということで、どんなシーンでも活躍してくれそう!
ICOROBA Cafe Terrace 店舗情報
Information
【営業時間】平日9:00~19:00/土日祝9:00~20:00
【住所】堺区大仙中町159
【電話番号】090-8837-3175
※ピクニックセット(レジャーシート、バスケット)レンタル代500円
【公式サイト】
パワーの源!
~マイベスト堺グルメ~
大好きなお店での食事は、日々の練習の疲れを癒してくれる大事な時間。
とびきりおいしいだけでなく、ここに行くとなぜか安心する、そんな包容力まで兼ね備えたお気に入りのごはん処を紹介。
銀シャリ en
ツヤツヤのごはんと出来立てのおかずでパワーチャージ。地元の人から愛されるアットホームな定食店!
オープンは朝8時。早朝から地元の人で賑わう人気の定食屋さんで、堺で一番通っているお店かも。
堺には日本一おいしいごはんを提供する大衆食堂として有名な「ゲコ亭」というお店があるのですが、こちらはそこで働いていた方が独立して作られたお店です。
「銀シャリ en」は自分の好きな食べ物を自由に取るスタイル。約30種類のお惣菜の中から食べたいものを選んだら、ごはんや汁物を注文! 冷蔵庫やカウンターにずらりと並んだ美しいお惣菜たちに思わず目移りしてしまいそうになりますが、僕は結局いつも同じメニューを頼みがち。
ふっくら炊きあがった白ごはんに、具がたっぷり入った豚汁、脂ののったマグロのお造り、出汁がきいた甘めの卵焼きが鉄板メニューです。
TOMONO CHOICE
白ごはん、豚汁、卵焼き、マグロのお造り、かつ煮
朝練の帰りや海外試合から帰国した後は、ほぼこちらへ。特に海外にいる間はここのごはんがとても恋しくなります。
試合の前後にはここでがっつりごはんを食べて、パワーをもらうことも。僕の勝負飯、といってもいいくらいの存在です。
photo by Kazuki
店内はいつも常連の方で賑わっていて、アットホームな雰囲気。お店の方もとても温かく、地元にこんな定食屋さんがあるなんて本当に恵まれているなと、行くたびに幸せを噛みしめています。
銀シャリ en 店舗情報
Information
【営業時間】8:00~14:00
【住所】堺区戎之町東3-1-9 オクムラビル1F
【電話番号】080-9755-0477
【定休日】火曜
【公式サイト】
生そば よし井
老舗の風情ある店構えと、出汁の香りがたまらない!
ラーメン大好きな僕が新たにお蕎麦にはまるきっかけとなったお店。
ある日お店の前を偶然通りがかり、その風情あるお店構えに惹かれて入店。店内に広がるお出汁のいい香りと、初めてなのにずっと前から知っていたような、懐かしさを覚える雰囲気に魅了され、それ以来多い時で週1回訪問。堺に来た友人にも紹介するほど、大好きなお店です。
厨房では、大きな茹で釜から湯気がもくもく。
お店の方の丁寧な手仕事をカウンター席から眺めていると、こちらまで身が引き締まります。
提供されたら、僕もそばに対してマンツーマンで向き合い、その味に全集中。これが僕にとっての至福のひとときなんです。
TOMONO CHOICE
ホームランそば、ごはん
いつも頼むのは、海老の天ぷら、牛肉、あげ、月見玉子の4種類の具材が入ったホームランそば。熱々のそばと具材をはふはふしながら食べていると、胃も心も満たされていくのを感じます。
photo by Kazuki
そうそう、忘れちゃいけないのが一緒にごはんも注文すること。出汁を取った時に使う鰹のふりかけが付いてくるのですが、これがなんともおいしくて、ついつい食べすぎてしまいます。
名物のせいろそばなどを食べてみたい気持ちがあるものの、結局いつもこの組み合わせ。まだ食べたことのない人にはぜひ味わってほしいなあ。
生そば よし井 店舗情報
Information
【営業時間】11:00~18:00
【住所】堺区甲斐町西1-2-22
【電話番号】072-221-5744
【定休日】日・祝日
麺座ぎん
味変も楽しい、中毒性高めのまぜそば
トレーニング後にがっつり食べたい気分の時は「麺座ぎん」へ。堺東駅から徒歩数分と、アクセスも抜群。カウンター席のみのお店で、いつも満員の人気店です。
TOMONO CHOICE
ぎん特製油そば
つけ麺が有名なお店ですが、僕のお気に入りは太麺に甘みのあるタレが絡み合った油そば。ある程度味わった後は、辛みそを入れて辛さを足したり、卵黄でマイルドにしてみたり。ラストはレモンを絞って、さっぱり締めるのもおすすめ! 卓上には魚粉などの調味料も豊富なので、お好みでアレンジも。
ここでしか食べることのできない奥深い味わいが癖になる、中毒性のあるお店です。
photo by Kazuki
麺座ぎん 店舗情報
Information
【営業時間】11:00~15:00 (L.O.14:30)/17:00~23:00(L.O.22:30)※スープがなくなり次第終了
【住所】堺区北瓦町2-3-23
【電話番号】072-232-0044
【定休日】日曜
【公式サイト】
風来軒大阪本店
試合前のゲン担ぎに、風来軒のとんこつラーメン
「風来軒大阪本店」に伺った最初のきっかけは、大阪のテレビの取材。それ以来とてもお世話になっていて、行くといつも温かい笑顔で迎えてくださるんです。
自分にとって初めての飲食店ロケだったということもあり、とても印象に残っているお店。試合前のゲン担ぎとして行くこともあるくらい、自分にとってホームのような場所です。
TOMONO CHOICE
とんこつラーメン半熟煮玉子入り
注文の時に麺の硬さ、スープの濃さを選べるのですが、僕はいつも「麺硬め、スープ濃いめ」でオーダー。
ここのスープは水と豚骨だけで炊き上げたこだわりのもの。濃厚でどろっとしたス-プが特徴の、なかなか大阪では味わえない正統派のとんこつラーメン。時々無性に食べたくなって、車を飛ばしてお店に駆け込むんです。
店を出る頃には、「とんこつラーメン食べたい欲」が満たされ、ほくほくした気持ちで帰路に。
photo by Kazuki
とてもきれいで広い店内なので、女性お一人でも立ち寄りやすいのもポイントですね。
そうだ、お店の入口には、20歳の時の僕の写真が飾られているのでそちらもお楽しみに(笑)。
風来軒大阪本店 店舗情報
Information
【営業時間】11:00〜15:00(L.O.14:30)/18:00〜21:30(L.O.21:00)
【住所】堺区熊野町東1-1-10
【電話番号】072-224-5517
【定休日】不定休
【公式サイト】
当時の味を今に伝える
~老舗和菓子店~
堺といえば、茶の湯で知られる千利休のふるさと。その文化の影響を受け、お茶の席に欠かせない和菓子作りが盛んに。当時国際貿易都市として繁栄していた堺には、砂糖などの和菓子を作る材料が豊富だったという背景から、和菓子作りが発展しました。市内には、このためだけにわざわざ訪れたくなる名和菓子店が多数存在しています。
かん袋
守り継がれる伝統の味。名物「くるみ餅」
街歩きに疲れたら、堺名物「くるみ餅」がいただける老舗和菓子店「かん袋」で甘いひと休み。
この街に住む人は全員知っているんじゃないかというくらい有名なお店で、堺を代表するお店といっても過言ではないはず。
創業はなんと鎌倉時代。店名である「かん袋」は豊臣秀吉が名付けたとも言われているのだとか。
TOMONO CHOICE
くるみ餅ダブル(店内)/小鉢2人前入り(テイクアウト)
「くるみ餅」という名前は、お餅を餡で“くるむ”ことから付けられたもの。
代々店主さんだけに伝えられる秘伝のレシピで作られた「くるみ餅」は、もちもちの食感と、濃厚な餡のバランスが絶妙。目にもおいしいうぐいす色の餡は、ほっとする優しい甘さ。
子どもの時から何度も食べているのに、毎回「なんでこんなにおいしいんだ」と感動してしまう味。初めての方も、一度食べれば、長く愛されてきた理由が分かるはず。
お店には他にふわふわの氷を乗せた「氷くるみ餅」というメニューも。こちらはまだ未体験なので、次回はひんやりくるみ餅も堪能したいな。
かん袋 店舗情報
Information
【営業時間】10:00〜17:00
【住所】堺区新在家町東1-2-1
【電話番号】072-233-1218
【定休日】火・水曜(祝日の場合は営業)
【公式サイト】
本家小嶋
室町時代創業。千利休も愛した銘菓「芥子餅」
堺のお土産といえば、かの千利休も愛した「芥子餅(けしもち)」。南蛮貿易で芥子の実が伝来したことから生まれたもので、こし餡を求肥で包み、芥子の実をまぶした和菓子です。
僕が通っているのは、路面電車の宿院駅近くにある「本家 小嶋」。
創業は1532年。約5世紀にわたって伝統の味を守り続ける老舗中の老舗です。
創業時から一子相伝で受け継がれた秘伝のレシピをもとに作られた芥子餅は、上品な甘さの餡、もっちりした求肥、芥子の実のぷちぷちとした食感と香ばしさが特徴。初めて食べた時の衝撃は今でも思い出すことができるほど。このおいしさをたくさんの人に知ってもらいたいという思いから、堺でトークイベントを開催した際に来場者の方へのお土産にしたこともあるくらい。
室町時代から変わらぬ味を、今の時代に味わえることに感謝と喜びを感じずにはいられません。
TOMONO CHOICE
芥子餅、ニッキ
看板商品の芥子餅以外にも、ニッケイ(肉桂)の香り豊かな「ニッキ」もおすすめ。他に前日までの予約が必要な「泰平餅」、「安平」、「翁」など、一度は食べてみたい和菓子がたくさん。
堺を訪れたらぜひ食べていただきたい「本家小嶋」の和菓子たち。一度味わえば、きっとあなたも大切な人にこの味を贈りたくなるはず。人気店につき、早めの来店がおすすめです。
本家小嶋 店舗情報
Information
【営業時間】9:00~17:00(売り切れ次第閉店)
【住所】堺区大町西1-2-21
【電話番号】072-232-1876
【定休日】月曜
【公式サイト】
堺の伝統文化・産業を知る
~多彩なミュージアム~
鉄炮、堺出身の偉人、世界に誇る自転車産業…… 堺への理解がもっと深まる魅力的な新施設を紹介!
鉄炮鍛冶屋敷
2024年3月に開館した新観光名所!
日本随一の鉄炮生産地だった堺。ここは全国で唯一残る江戸時代の鉄炮鍛冶の作業場を兼ねた屋敷で、2024年3月にオープンしたばかりのホットスポット。
館内には、鉄炮の製造の過程や取引など、当時の”鉄炮ビジネス”の全貌が分かる貴重な資料がたくさん展示されています。
鉄炮を組み立てる仕上げの作業を行う「仕上場」、商談を行う「みせの間」、鉄を鍛え銃身を作る「鍛冶場」を軸に構成された館内。鍛冶場を再現したゾーンでは、CG映像で鍛造の工程を学習。仕組みを理解したら、次は自分が挑戦する番! なんと鍛冶の作業をゲーム感覚で体験できるコーナーがあるんです。モニターに登場する親方の指示に従って、鉄を鍛えていくという内容で、最後は鍛冶職人としての評価が表示されます。
やってみたら想像以上に本格的で、ついつい熱くなってしまいました(笑)。
これならお子さんも楽しめそう!
堺市の有形文化財にも指定されている屋敷内には、茶室や庭園も。鉄炮鍛冶の暮らしを想像しながら、縁側から庭を眺めていると心が落ち着きます。
堺に受け継がれてきたもの作りの歴史を、再現展示や体験を通して楽しく学べる興味深い施設。この機会にぜひ若い人にも知ってもらいたいです。
鉄炮鍛冶屋敷 施設情報
Information
【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
【所在地】堺区北旅籠町西1丁3-22
【電話番号】072-228-1501
【入館料】高校生以上500円(中学生以下、堺市内在住の65歳以上、障害のある方とその介助の方は無料)
【休館日】火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
【公式サイト】
さかい利晶の杜
伝統文化を学び、茶の湯の精神に触れる
堺が生んだ二大スター・千利休、与謝野晶子の名前をとって付けられた「さかい利晶の杜」。こちらはそんな二人の生きた時代を見て知って、体験できる施設です。
吹き抜けの開放感あふれるエントランスでは、昭和初期の堺のまち並みを再現した精密なジオラマ展示が迎えてくれます。
歌集『みだれ髪』や、「君死にたまふことなかれ」の詩などで知られる歌人・与謝野晶子は、堺市にあった和菓子店「駿河屋」の生まれ。その生家をほぼ実際のサイズで再現した展示がこちら。若い頃はここで店番をしながら、文学作品を読んでいたそう。
与謝野晶子の感性に触れることができる館内。著書が飾られた一角では、その数の多さと、芸術的で美しい装幀に目が釘付けになります。
ちなみに堺市内には、晶子の歌碑や文学碑が至る所にあるので、街歩きの際はぜひ探してみてください。
また、1階の「千利休茶の湯館」では、利休や織田信長、フランシスコ・ザビエルといった堺に関わった偉人を音声とパネルで紹介。利休の音声は、堺市出身の歌舞伎俳優・片岡愛之助さんが担当されています。
千利休について学んだ後は、茶の湯の世界を体験。
堺に住んでいると幼い頃から抹茶に触れあう機会が多く、僕も昔から抹茶が大好き。どれくらい好きかというと、以前こちらの体験に伺ったこともあるほどです。
その際はイス席で気軽に参加できる立礼茶席だったので、今回は本格的なお点前体験に挑戦してきました。
体験では、茶道三千家の先生による指導のもと、正座、床の鑑賞、お菓子やお茶のいただき方といった基本的なお作法を学びます。
さらに先生のお手本を参考に実際にお茶を点てるのですが、その難しいこと! 同じようにやったつもりでも、泡立ち方が全然違って、その奥深さを感じました。
お点前体験を通して学んだのは、お作法だけでなく、一つのことに向き合う姿勢。
何かを突き詰めることで、そこには魂が宿る。それは、スケートに通ずるもので、競技をやっていく上でも、生きる上でも大切なことを教えてくれた、学びの多い時間となりました。
ちなみにお隣には、洗練された和の美しさ漂うフォトジェニックな「スターバックス コーヒー」が。店内には縁側席もあり、ゆったりとした時間が過ごせそう。僕もよく立ち寄るお気に入りのスポットの一つです。
さかい利晶の杜 施設情報
Information
【営業時間】9:00~18:00(入館は17:30まで、茶の湯体験施設は10:00~17:00)
【住所】堺区宿院町西2-1-1
【電話番号】072-260-4386
【入館料】大人300円
【休館日】第3火曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
※個人向け茶室お点前体験は毎月第3日曜のみ開催
【公式サイト】
シマノ自転車博物館
大人も子どもも楽しめる! 堺が誇る日本唯一の自転車博物館
もの作りの街として知られる堺は、自転車産業も盛ん!
僕が子どもの頃には大仙公園内に「自転車博物館サイクルセンター」という博物館があり、よく家族と遊びに行ったものです。
それが時を経て、2022年に今の場所に移転リニューアル。日本唯一の自転車博物館「シマノ自転車博物館」として生まれ変わりました。
その規模は世界においても最大級。自転車の誕生から発展までを見て体験して学ぶことができるよう、さまざまに工夫を凝らした展示が並んでいます。
たとえば、自転車の誕生から発展までの歴史を知ることができるフロアでは、クラシックな自転車から最新のロードバイクまで、歴代の自転車がずらり。その変遷を見ているだけでも胸がわくわくします。
1階の無料ゾーンでは、堺と自転車の関わりについて気軽に見学することが可能。また今でも大仙公園では、自転車の体験会が開催されており、クラシック自転車のレプリカに試乗できる日もあるそう。
僕は博物館に通ったおかげもあってか、子どもの頃から自転車が大好き。自転車に補助輪なしで乗ることができるようになったのも人より早く、たしか3、4歳の頃だったはず。「なんかいける気がする!」と挑戦、一発で乗れるようになった記憶が(笑)。そこから自転車に乗っていろいろな場所に出かけましたし、思い出をたくさん共にした大切な存在。自転車は一番身近な乗り物の一つなだけに、皆さんにもきっとたくさんの思い出があるはず。
シマノ自転車博物館で、そんな愛すべき自転車への理解をもっと深める休日を過ごしてみてはいかがでしょうか?
シマノ自転車博物館 施設情報
Information
【営業時間】10:00~16:30(入館は16:00まで)
【住所】堺区南向陽町2-2-1
【電話番号】072-221-3196
【入館料】一般500円、大学生200円
【休館日】月曜(祝日の場合は火曜)、年末年始
【公式サイト】
番外編
~思い出の場所~
今はもう無くなってしまったけど、自分の人生に影響を与えてくれた大切な場所。
上野芝スケートリンク
※現在は閉鎖されています
僕がフィギュアスケートと出合ったのは、3歳の時。
当時、上野芝駅の近くにあった「上野芝スケートリンク」に母親に連れて行ってもらったのがきっかけでした。
それから23年。僕にとってフィギュアスケートは、自分の人生をかけてでもやり遂げたい唯一無二の存在になりました。
スケートリンクは2011年に閉鎖され、現在その場所にはスーパーが。今はもうその姿を見ることはできませんが、一生忘れることのない大切な原点の場所です。
Special
インタビュー
「堺は噛めば噛むほど味が出る、奥深い街」
6月に2周年を迎えたnon-no webの連載『トモノのモノ語り。』のスペシャル企画として始まった「堺市おさんぽMAP」。
初めての地元での撮影は、とても不思議な感覚でした。というのも、紹介した飲食店はすべて本当によく通っているお店なので、改めて撮影でお邪魔するのはちょっと恥ずかしさもあったり。でもどこの店舗、施設でも、皆さん本当によくしてくださり、その温かさに感動しながら撮影に臨みました。
今回の企画にあたって紹介したいところをリストアップしたところ、紹介したい場所が次から次へと浮かび、スポットを絞るのにとても苦労しました。
世界遺産があって、自然に恵まれていて、街のいたるところに伝統と文化が息づいていて。小さい頃から自然とそういったものに触れながら成長してこられたことは、とても幸せなことなんじゃないかと大人になってから気づきました。
古いものを大切にする一方で、新たな文化的施設もたくさんできて、堺の街は常に進化中。きっとこれからもこの街はもっともっと発展していくんだと思います。堺がさらに盛り上がっていくよう、僕もその一端を担えればという気持ちでいっぱいです。
また、この企画を通して発見したのは、地元って身近すぎて、意外と深く知らないことがあるということ。僕も26年間堺で暮らしながらも、今回新たに知ったことがたくさんありました。だから皆さんには、このマップを通して堺を知ってもらった後はぜひご自身の地元にも目を向けていただき、地元への愛を深めてもらえれば僕もうれしいです。
この企画を通して、堺の魅力を再確認。さらに大切な街になりました。
「堺市おさんぽMAP」を持って、僕の大好きな堺に遊びにきてください! お待ちしています!
Staff Credit
案内人/友野一希 写真/花村克彦(ajoite・友野さん) 企画・構成/轟木愛美 イラスト・デザイン/なるみさき 協力/堺市観光推進課 各店舗・施設の皆さま
Kazuki Tomono 友野一希
フィギュアスケーター
1998年5月15日生まれ、大阪府堺市出身。
2026年のミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックを目指す男子シングル日本代表。感情をスケートにのせ、観客の心まで躍らせるHappyな演技で世界を熱狂させる愛されスケーター。
古着、サウナ、インテリアショップ巡りなど多彩な趣味をもつ26歳。実直な人柄、好きなことに対する探究心など、近年は競技以外で見せる魅力にも注目が集まる。
表現の名手であり、オフシーズンはアイスショーに引っ張りだこ。各ショーの特性に合わせた多彩なパフォーマンスでエンターテイナーぶりを発揮している。
新シーズンは「競技者としてより高みへ」をテーマに練習に励む日々。今季のフリープログラムは『Butterfly』。さなぎが蝶へと変化するように、彼もまた、圧倒的変化を求め日々成長中。その美しき進化に出会える日はもうすぐそこだ。