就活準備の基本の「き」・就活開始と内定獲得の業界は同じ? 22卒の先輩のリアル体験談①

2022.05.31更新日:2022.06.02

大学2・3年生からなんとなく意識し始める就活。内定獲得までの道のりや情報収集の極意など、"就活本格化前に知っておきたいこと"を総まとめ!

PART3 就活の入り口出口調査

就活開始と内定獲得を「入り口」と「出口」に見立てて調査。当初の志望どおりに進んだ先輩も、方向転換をした先輩も、自分らしい道を見つけていました!

22卒の先輩にアンケート!

入り口と出口が一緒だった人と違った人の割合はどれくらい? 違った人には方向転換の理由も教えてもらいました!

Q1 就活を始めた頃の志望業界と就職した業界は同じ?

当初の志望どおりに進んだ人と方向転換をした人がちょうど半々という結果に! 最初から業界を絞るのも、幅広く見て路線変更するのもOKで、就活に正解はないってこと。

Q2  Q1で「NO」と答えた人はいつ方向転換した?

1位自己分析をして、より自分に合う業界を見つけた。2位インターンに参加して、自分にあまり合わないと感じた。3位業界研究をして、より自分に合う業界を見つけた。

「就活開始時の自己分析が足りず、きちんと見極められていなかった」「業務を経験すると、向き不向きが明確になる。インターンに行くことは大事」などの意見があったよ。

入り口と出口が違った

広告業界に就職

(H・Iさん)

経済学部卒業。「就活中にやってよかったことは、友達やキャリアセンターのスタッフと話すこと。言葉にしてアウトプットすることで自分の考えを再確認でき、ESの提出や面接の役に立ちました!」

大学3年生 4月

化粧品業界を中心に情報収集開始

とりあえず、自分が興味のあるところから調べようと、化粧品やアパレル業界の企業をメインにチェック。他にも、就活サイトで50件以上の企業に登録したり、就活対策本を買って業界研究をしていました



大学3年生 5月

自己分析&WEBテスト勉強開始

自己分析にはたっぷり時間をかけました。大学での部活動やコンビニでのアルバイト経験、友達といる時の行動などを軸に、自分の感情の動き方をこと細かく分析。WEBテスト勉強は1冊の参考書を3周!



大学3年生 8月

デベロッパー業界に興味がわく

「化粧品業界を主軸にしつつ他業界も幅広く見ていたので、業界研究が浅いかもしれないと焦りを感じました。効率よく情報収集をしようと説明会参加企業を絞っていくうちに、ショッピングセンターのデベロッパーにも興味がわいたんです」




大学3年生 2月

化粧品業界の内定をゲット!

BA(ビューティーアドバイザー)として2社から内定を獲得。ずっと興味のあった業界でうれしかった半面、長く働くことを考えた時に、ずっとやりがいを感じられるか自信が持てず。給与面や福利厚生面も少し物足りなくて……。メイクは趣味で楽しむほうがいいかもしれないと、就活を続けることに





大学4年生 4月

第一志望のデベロッパー企業の最終面接に進むも落ちる……

「化粧品以外の業界に改めて目を向け、デベロッパー企業を第一志望に就活を続行。最終面接まで進んだ時は、すでに他から内定をもらっていたこともあり、"イケる!"って自信があったのですがダメで、気持ちがどん底に。内定をもらっていたBAの2社も辞退しようかなと思うほど自暴自棄に(笑)」




大学4年生 3月

たまたま見つけた広告代理店にひと目惚れ

気を取り直して再スタートしようと、たまたま開いた就活サイトでとある広告代理店が目に留まったんです。そのままの勢いでオンライン説明会を見たらすごく惹かれて、自然にメモをたくさんとっていました



大学4年生 6月

広告代理店から内定を得て就活終了

「広告業界でエントリーしたのは、オンライン説明会で惹かれた1社のみ。無事内定をいただけて本当にご縁を感じました! "いいことを言わなきゃ"と気を張りすぎず、ありのままの自分で挑めていたところを評価してもらえた気がします」

Q 方向転換をしてよかったことは?

「好き」だけではない、自分に合う会社に出会えた!

「好きな業界だけに絞ると、憧れも大きい分全部落ちた時のダメージも大きい。好きなこととやりがいを分けて考えることで、長く楽しく働けそうな会社に出会えました♪」

Q 第一志望の業界から内定が得られなかった時のメンタルケアは?

友達と就活の話をしない!

「周りも内定をもらっていて就活を終える時期だったので、就活の話をすると、気持ちがかき乱されそうと思ったんです。自分のペースでやりたくて、プライベートの話だけしていました」

就活を振り返って後輩にメッセージ

「好きを仕事にできるのは素敵だけど、"好きなこと=自分に合う"と思い込んで追求しすぎちゃうのもよくないかも。好きだからこそ距離を置いて、趣味として大事にするという選択肢も◎!」

2022年7月号掲載
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