大学2・3年生必見! 22卒の先輩に聞いた、就活本格化前に知っておきたいこと総まとめ!

2022.06.18

大学2・3年生からなんとなく意識し始める就活。内定獲得までの道のりや情報収集の極意など、"就活本格化前に知っておきたいこと"を総まとめ!

就活以前の基本のキ1-1

PART1 就活の大まかな流れを確認!

まずはスケジュールを把握することから。「年々就活時期が早まっている」という声もあったから、参考にしつつ出遅れないように注意して!

 キーワードを確認 

大学3年生▼▼▼

自己分析 情報収集

平均5月〜


自己分析

自分自身のバックグラウンド(過去の出来事・経験)や感情を振り返って分析し、働く上での"特徴・強み"を具体的に導き出す。「就活は自己分析で決まるといってもいい。深掘りしないと、自分に合う会社にたどり着けない!」(広告)


業界研究

自分が行きたいと思う業界や向いている業界を見つけるために、特徴や傾向を調べて比較する作業。「業界ごとの専門書もあるので、気になる業界があるなら書籍を探してみるといいかも。幅広くインターンに参加しまくるのも手」(人材)


企業研究

同じ仕事内容や商材を扱う業界の中から、自分の志向や性格にマッチする企業を見極めるために行う。「企業理念、初任給、福利厚生を判断基準にしました」(一般事務)など、基準は多数あるので特に重視したいことを整理してみて。


説明会 インターン

平均6月〜


企業説明会

就活生に向けて、企業が理念や事業内容などをPRする場。今はオンラインがほとんどのよう。交通費や移動時間もかからないので、1日3社以上の参加がスタンダードに。対面の場合は、本当に興味があるところしか行かない人が多し。


インターン

具体的な仕事を体験できたりするほか、社員や職場の雰囲気にも触れられる。夏がメジャーだけど、秋以降に募集している企業もあるからこまめにチェックしておこう。「志望動機に説得力が増すので、経験したほうが得!」(エンタメ)


OB・OG訪問

自分の就職したい企業で働く先輩を訪問し、社内の雰囲気や個人の働き方などについてヒアリング。「知り合いに先輩がいない人は『Matcher(マッチャー)』や『ビズリーチ・キャンパス』などのサービスを使うのもおすすめ」(広告)


本エントリー

平均3月〜


エントリーシート

通称ES。学生が企業に提出する応募書類で、最初に自分をアピールする場。「先輩に添削をしてもらった」(金融)、「大学のキャリアセンターに相談することで自分の考えをまとめられた」(広告)など周りに協力してもらうのも◎。

\必ず聞かれる!/"ガクチカ"

"学生時代に力を入れたこと"の略語。部活、サークル、アルバイト、留学などの話を書く人が多数。「自分が何を感じて、何を得たかを明確にしておくのが大事」(広告)


能力テスト

自宅でのWEBテストが多数だけど、筆記やテストセンター受験の企業もあり。「場数を踏んでテスト慣れした」(金融)、「『史上最強SPI&テストセンター超実戦問題集』は実際に出る問題ばかりだった」(広告)など対策方法も人それぞれ。

  WEBテストの
\メインはこの2つ!/

"SPI"

言語(国語)・非言語(数学)・性格検査からなり、企業によっては英語があることも。問題数多め。

"玉手箱"

国語と英語の長文読解、図表などが登場する「計数」、性格テストで1セット。制限時間が短い。

大学4年生▼▼▼

本選考

平均4月〜


面接

コロナ禍ではリモート面接の会社が多数。「PCに付箋を貼りつけて、カンペ代わりに」(メーカー)というリモートならではの対策をしてる子も。TikTokやYouTubeなどで面接テクを教えている方もいるそう。 自分に合った面接練習法を見つけて。

\こんな選考方法も!/

"早期選考"

公開されている通常の採用フローよりも早く選考を受けられる場合も。インターン参加から声がかかることも多く、選考ルートが一部免除されるなどのメリットが!

"面談"

仕事への適性、能力、人柄などを評価する「面接」とは異なり、企業の担当者と就活生が比較的ラフにお互いの理解を深めることを目的とするもの。ただし、明言はされずに選考の一部になっている場合もあるので要注意。


グループディスカッション

与えられたお題について3人以上のグループで議論し結論を出す、といった選考方式。Zoomなどを使用しWEB上で行う企業もあるそう。「不安な人は練習会に参加するのもいいかも。私は『DEiBA「出会いの場」』に参加していました」(人材)


内定

複数回の選考を通過すると内定に。内定の数よりも自分に合う会社からもらうのが大事。「複数内定を得て迷ったら、誰かにプレゼンをしてみて。一番ワクワクしながら話せる企業が合ってるよ!」(メーカー)

PART2 就活の情報収集HOW TO

スタートダッシュは情報収集で差がつくといっても過言ではない。就活専門サービスを活用して自分に合う業界や企業を見極めよう!

就活サイトに登録

就活サイトやアプリへの登録はマスト。気になる企業の情報更新時に通知が届くよう設定できたりと、スムーズに就活に取り組める後押しをしてくれるよ。利用者が多かったのは『リクナビ』と『マイナビ』。また、『スポナビ』という体育会系所属の就活生に特化したサービスなどもあるそう。

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志望業界を検索

就活サイトやアプリに登録した後は、世の中にどんな業界があるのか見てみるフェーズに。『リクナビ』の"業界ナビ"や、『マイナビ』にある"業界地図"などが便利だよ。今まで知らなかった業界を見つけて少しでも気になったなら、どんどん掘り下げて自分に合うかどうか確認してみて!

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志望企業を検索

業種、職種、エリアなどの条件を入力し、企業を探すことができるサービスも。「自分が日常生活で触れている企業名を検索して関連企業をたどっていった」という声もあり、検索から出会う企業も一種のご縁。もっと知りたい企業はインターンやOB・OG訪問で雰囲気を調査してみよう。

 先輩たちはどうやって業界を決めたの? 

M・Aさんが大手メーカーを選んだ理由は


“世界に届けられる製品に関わりたかったから”

企業を選ぶ条件を書き出した時に、最初は給料が優先順位のトップでした。でも、あるメーカーのインターンに参加し"世界と戦う"というワードが心に響いて、"やりがいのほうが大事"と順位が変わりました。"日本だったらこれ!"と言える有名商品を扱う会社ならグローバルに活躍できるのではと思い、業界を絞るのではなく企業を選んで就活。日本の強みである自動車メーカーから内定をいただけました!

これも気になった!

通信・エネルギー

「海外を相手にする企業に就職したかったので、日本にとどまらず世界を視野に入れている大手企業にエントリー。5社から内定をいただき、"自分が一番楽しく仕事ができそう"と思う会社を選びました」


M・TさんがIT・通信業界を選んだ理由は


“成長し続けられる環境で働きたかったから”

最初は"グローバル"という軸で、商社や海運業界を志望していたのですが、インターンで業務を経験してみたら、想像よりもデスクワークやルーティン業務が多く自分には合わないと感じたんです。そこで再度自己分析をして、"挑戦し成長できる仕事が好き""人に影響を与えられる環境がいい"と気づき、就活の軸を変えリスタートしました。自己分析の甘さを後悔したけれど、方向転換してよかったです。

これも気になった!

小売業・電気メーカー

「就活の軸を再設定してから志望業界もガラリと変わりました。自己分析を通して、福利厚生よりも一緒に働く人や環境を重視するタイプだということにも気がつけて、一つの判断基準になりました」


Y・Oさんがメーカー事務を選んだ理由は


“人を支える仕事に興味があったから”

当初はアナウンサー志望でしたが、惜しくも落ちてしまい方向転換。何が自分に向いてるんだろうと考え、バスの添乗員のアルバイト経験を思い出したり、親にどんな子どもだったかを聞いたりして自分史を作成。"主体的に動くよりも周りの人をサポートする立場のほうが自分に合っている"と感じて、事務職を志望することに。LINEの事務職就活のオープンチャットに参加し情報を集めたのも有益でした。

これも気になった!

メーカー総合職

「事務職の採用試験が始まるのが遅かったので、先に選考がスタートする不動産や通信販売の総合職の試験も念のため受けていました。2社から内定をいただけたので、安心感のある状態で本命の事務職の選考に臨めました」


M・Sさんが人材業界を選んだ理由は


“「向いている」と言われて興味を持ったから”

私の就活は、とにかくインターンに行きまくるという手法で、大学3年生の12月までに10〜15社を体験しました。なかでも人材系企業のインターンに参加した時に、社員の方から「向いてると思うよ」と言われたことがターニングポイントに。自己分析でも"人生をより豊かにする""人生の選択肢を増やす"ことに興味があると感じており、人材業界はマッチ度が高かったですし、一気に方向が固まりました。

これも気になった!

鉄道会社

「"人生をより豊かにする"という視点から、まちづくりや地方創生にも興味がありました。でも、なんとなく楽しそう、というゆるい理由でレコード会社の夏インターンに参加したりもしましたよ(笑)。気になる業界は一通り経験しておくと◎」

 どうやって企業を決めたの? 

社長の言葉に共感して

「気になる会社の社長が著書を出していたら、読むのも手。社長の本音が書かれていたりして会社の色も把握できます」(広告)、「社長がイベントで話をしている動画を見て、志に共感でき、自分のやりたいことができそうと思った」(通信)

就職後のライフプランを考えて

ロールモデルになりそうな女性が多く働いており、長く続けられそうと感じた」(金融)、「転勤があると結婚が難しそうなので、ない会社が必須条件でした」(広告)、「育児休暇や託児所制度があるほうが将来的にいいと思った」(メーカー)

採用担当者の人柄に惹かれて

「会社説明会でも面接でもフレンドリーに接してくれて、"この人たちと働きたい!"と強く思いました」(IT)、「少ししか話してないのに、本音を言えたり、癒やされる出来事が何度もあって、"こういう人たちになりたい"と感じた」(人材)

PART3 就活の入り口出口調査

就活開始と内定獲得を「入り口」と「出口」に見立てて調査。当初の志望どおりに進んだ先輩も、方向転換をした先輩も、自分らしい道を見つけていました!

22卒の先輩にアンケート!

入り口と出口が一緒だった人と違った人の割合はどれくらい? 違った人には方向転換の理由も教えてもらいました!

Q1 就活を始めた頃の志望業界と就職した業界は同じ?

当初の志望どおりに進んだ人と方向転換をした人がちょうど半々という結果に! 最初から業界を絞るのも、幅広く見て路線変更するのもOKで、就活に正解はないってこと。

Q2  Q1で「NO」と答えた人はいつ方向転換した?

1位自己分析をして、より自分に合う業界を見つけた。2位インターンに参加して、自分にあまり合わないと感じた。3位業界研究をして、より自分に合う業界を見つけた。

「就活開始時の自己分析が足りず、きちんと見極められていなかった」「業務を経験すると、向き不向きが明確になる。インターンに行くことは大事」などの意見があったよ。

入り口と出口が違った

広告業界に就職

(H・Iさん)

経済学部卒業。「就活中にやってよかったことは、友達やキャリアセンターのスタッフと話すこと。言葉にしてアウトプットすることで自分の考えを再確認でき、ESの提出や面接の役に立ちました!」

大学3年生 4月

化粧品業界を中心に情報収集開始

とりあえず、自分が興味のあるところから調べようと、化粧品やアパレル業界の企業をメインにチェック。他にも、就活サイトで50件以上の企業に登録したり、就活対策本を買って業界研究をしていました



大学3年生 5月

自己分析&WEBテスト勉強開始

自己分析にはたっぷり時間をかけました。大学での部活動やコンビニでのアルバイト経験、友達といる時の行動などを軸に、自分の感情の動き方をこと細かく分析。WEBテスト勉強は1冊の参考書を3周!



大学3年生 8月

デベロッパー業界に興味がわく

「化粧品業界を主軸にしつつ他業界も幅広く見ていたので、業界研究が浅いかもしれないと焦りを感じました。効率よく情報収集をしようと説明会参加企業を絞っていくうちに、ショッピングセンターのデベロッパーにも興味がわいたんです」




大学3年生 2月

化粧品業界の内定をゲット!

BA(ビューティーアドバイザー)として2社から内定を獲得。ずっと興味のあった業界でうれしかった半面、長く働くことを考えた時に、ずっとやりがいを感じられるか自信が持てず。給与面や福利厚生面も少し物足りなくて……。メイクは趣味で楽しむほうがいいかもしれないと、就活を続けることに





大学4年生 4月

第一志望のデベロッパー企業の最終面接に進むも落ちる……

「化粧品以外の業界に改めて目を向け、デベロッパー企業を第一志望に就活を続行。最終面接まで進んだ時は、すでに他から内定をもらっていたこともあり、"イケる!"って自信があったのですがダメで、気持ちがどん底に。内定をもらっていたBAの2社も辞退しようかなと思うほど自暴自棄に(笑)」




大学4年生 3月

たまたま見つけた広告代理店にひと目惚れ

気を取り直して再スタートしようと、たまたま開いた就活サイトでとある広告代理店が目に留まったんです。そのままの勢いでオンライン説明会を見たらすごく惹かれて、自然にメモをたくさんとっていました



大学4年生 6月

広告代理店から内定を得て就活終了

「広告業界でエントリーしたのは、オンライン説明会で惹かれた1社のみ。無事内定をいただけて本当にご縁を感じました! "いいことを言わなきゃ"と気を張りすぎず、ありのままの自分で挑めていたところを評価してもらえた気がします」

Q 方向転換をしてよかったことは?

「好き」だけではない、自分に合う会社に出会えた!

「好きな業界だけに絞ると、憧れも大きい分全部落ちた時のダメージも大きい。好きなこととやりがいを分けて考えることで、長く楽しく働けそうな会社に出会えました♪」

Q 第一志望の業界から内定が得られなかった時のメンタルケアは?

友達と就活の話をしない!

「周りも内定をもらっていて就活を終える時期だったので、就活の話をすると、気持ちがかき乱されそうと思ったんです。自分のペースでやりたくて、プライベートの話だけしていました」

就活を振り返って後輩にメッセージ

「好きを仕事にできるのは素敵だけど、"好きなこと=自分に合う"と思い込んで追求しすぎちゃうのもよくないかも。好きだからこそ距離を置いて、趣味として大事にするという選択肢も◎!」

入り口と出口が同じ

金融業界に就職

(S・Kさん)

商学部卒業。「最初から金融業界を志望。企業ごとにGoogleドキュメントを作って、説明会や面接に参加した時の気持ちを正直に入力。迷いを感じた時はそれを見直して考えを整理していました」

大学3年生 5月

約50社にマイページを登録

「先輩に就活の始め方を聞き、『マイナビ』アプリで金融全般、不動産、IT、食品・飲料メーカー……など幅広い業界にマイページ登録。サマーインターンの情報などを、いち早くゲットできるよう準備しました」



大学3年生 6月

約30社の説明会に参加

「オンライン説明会が多く気軽に参加していました。オンラインだと、興味のない企業はウトウトしたり気が散ったりして、自分の興味のあるなしがハッキリします。おかげで企業の選定が早くできたかも(笑)」



大学3年生 夏

金融系のインターンに複数参加

「金融以外にも不動産会社へ。社会経験にはなったもののピンとこなかった企業もありました。ESや面接など、インターン参加までにも時間や労力がかかるので、まったく興味ないところに応募する必要はナシ!」



大学3年生 秋

企業座談会に参加し各社の特徴を分析

「OB・OGの先輩たちや企業側が開いてくれた座談会に積極的に参加。"仕事をする上で大事にしていることは?"など、働いている人がどういう人かを質問して、会社の色や雰囲気をつかんでいきました」



大学3年生 3月

早期選考で金融業界の内定をゲット!

「1、2月あたりに完全に業界を絞り、本選考は金融系のみを受験。インターンに参加した企業から面談すると言われて訪問したら、実は採用面接につながっていたことも! 就職活動中は油断できませんね」



大学4年生 4月

金融系企業3社から内定を得て就活終了

「内定をいただいた3社は、仕事内容はもちろん、"自分が求める働き方ができる会社かどうか"を重視して比較しました。将来を考え、結婚・出産・育児をしながら働きやすそうな転勤のない企業を選択しました」

Q 早めに業界を絞って就活したメリットは?

準備が効率よくできて集中しやすい!

「業界を絞ると、面接の内容が似ていたりと、準備する内容がほぼ同じなので集中しやすかったです。ただ、他にも挑戦してみてもよかったかなとも感じています」

就活を振り返って後輩にメッセージ

「就活は、いろいろな企業のトップの話を聞いたりと、貴重な経験ができる時期。大変なことも多いけど、自分の人生を決める大事なイベントなので、後悔しないように動いてほしいです!」 

入り口と出口が違った

広告業界に就職

(Y・Sさん)

経済学部卒業。「学部的にも、金融業界に進んだ先輩や志望している友達が多かったので、自然と自分も金融系かなと思っていました。振り返ると、就職開始時の固定観念はもったいなかったかも」

大学3年生 5月

金融業界のインターンに参加

「経済学部の金融系授業に興味があったので、とりあえず普通銀行や信託銀行のインターンに参加。しかし、自分には堅い業務があまり合わないように感じてしまいました」



大学3年生 8月

インターンで違和感を覚え改めて自己分析

「インターンで感じた違和感の理由を突き止めるべく、自己分析をやり直して自分を深く掘り下げました。また、金融ばかり見ていたことによる遅れを取り戻すため、OB・OG訪問をしたり企業座談会に参加したりして他の業界を研究しました」



大学3年生 10月

広告・エンタメに志望業界を絞る

「自分史を作成して過去の行動や感情を思い出した結果、留学経験から、"世界中の人の人生を楽しくできるものに関わりたい"という思いが強いことを発見。世界に届けられるという点で、特にデジタルコンテンツを扱う企業にフォーカス」



大学3年生 3月

テストセンターに通いWEBテスト慣れ

「SPIと玉手箱の対策本を1冊ずつ買って1周解いた後に、解けなかった問題を復習。加えて、1日に5〜6回テストセンターでの受験予約をして、PDCA(計画→実行→評価→改善)サイクルを回しました」



大学4年生 5月

広告代理店を含む5社から内定を得て就活終了

「最後までオンライン面接のところがほとんど。目の位置や背景を気にして、印象をよくする工夫をしました。内定をもらった5社は、業務形態や福利厚生などを細かく比較して、最も自由がきく企業を選びました」

Q 方向転換をしてよかったことは?

やりがいも「好き」も両方叶えられた!

「仕事をする上で、一番重要視したのが、"やりがいと楽しさ"。まだ社会人になったばかりだけど、それを感じることができているので、方向転換してよかったです」

就活を振り返って後輩にメッセージ

「就活中の感情変化や違和感を"なんで?"と突き詰めていく作業が、軸をしっかりさせてくれるはず。直感を信じつつ、それを言語化していけたら、就活は間違いなくうまくいくと思います!」

入り口と出口が同じ

ホテル業界に就職

(M・Oさん)

外国語学部卒業。「高校時代は教師志望で、教職課程が受けられて留学もできる大学に進学。ただし、必ずしも"大学で学んだ分野=就職業界"ではないので、自己分析をしっかりして自分に合う答え探しを」

大学3年生 7月

自己分析からスタート。ホテル業界が第一志望に!

「自己分析の結果、人をサポートすることや人の笑顔を見ることが好きと自覚。旅行も好きなので観光業界を志望しましたが、コロナ禍で募集が少ないまたはまったくないかもと危惧し、念のため教育や保険業界も視野に」



大学3年生 夏

1dayインターンに複数参加

「企業に直接出向くインターンには参加せず、説明会込みのオンライン座談会のような1日限定のものに複数参加。加えて、有料のオンライン就活サロンに1か月だけ登録して、ES添削や面接練習をしていました」



大学3年生 9月

ホテル業界を深掘り

「ホテル業界と一言で言っても、リゾート系やビジネス系など、複数のタイプがあることを知りました。私はハイクラスかつ、コロナ禍でも安心な、ホテル以外の事業もやっている大手企業に志望を固めました」



大学3年生 3月

ホテルと教育系企業に本エントリー

「もともと教師への憧れもありましたし、塾講師のアルバイトを大学4年間続けていたので、教育業界も受験。教育系には説明会後告知なしの適性検査があった企業もあり、その結果で厳しく判断されたことも」

大学3年生 3月

選考に進んだのがホテル業界のみに

「なぜかホテル業界は通るのに、教育業界はまったくダメで……自然と絞れていった感じです(笑)。教育業界は性格テストで通らなかった企業も多かったので"向いてないんだな"と吹っ切れるきっかけに」


大学4年生 6月

第一志望のホテルから内定を得て就活終了

「ホテル業界に絞ってからはトントン拍子。5社から内定をもらいました。現在の就職先に決めたのは、説明会以外でも社員の方と話せる機会を作ってくれたりする手厚い対応が従業員思いな会社だと感じたからです」

就活を振り返って後輩にメッセージ

「広い視野で考えて就活をすると、ストレスもたまりづらいし、うまく進むはず。そして時にはリフレッシュも必要。私は面接を頑張った時は、コンビニスイーツをごほうびに食べていました♡」

2022年7月号掲載
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