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友野一希連載【 #トモノのモノ語り。】vol.23「2023-24シーズン開幕インタビュー」<フィギュアスケート男子>
フィギュアスケーター友野一希選手の好きなことや、お気に入りのアイテムについて紹介する連載がスタート! 最近買ったもの、気になっていることのほか、競技に関することや、近況などを貴重なオフショットとともに報告!
友野一希の「トモノのモノ語り。」
友野一希連載「滑走屋&国スポ14000字 近況報告スペシャル」【 #トモノのモノ語り。】vol.34<フィギュアスケート男子>
2024.02.19 更新日:2024.10.21
みなさんこんにちは。フィギュアスケーターの友野一希です。
国スポ、滑走屋を無事に終え、今はチャレンジカップに向けた準備の真っ最中です。
今日もいつものようにモノ語りと近況をお話ししようと思ったら、滑走屋へのが思いが強すぎて近況報告が過去最大級のボリュームに(笑)。そこで急遽収録内容の変更をノンノさんに提案。晴れて今回は10000字を超える滑走屋スペシャル回となりました! 間違いなく僕の人生で一番青春だったこの10日間の出来事を順を追ってたっぷりお話していきたいと思います。
滑走屋ともに駆け抜けた10日間の記録
滑走屋とは?
高橋大輔さん全面プロデュースの新たな氷上エンターテインメント。才能あふれるキャストたちともに、フィギュアスケートの魅力と可能性を75分にめいいっぱい詰め込んだノンストップアイスショー。
メインキャストの他、プロデューサー自ら大会に足を運びキャスティングした若手スケーターをアンサンブルスケーターとして起用。劇団四季などさまざまな舞台やミュージカルに携わってきた鈴木ゆまさんの振付を氷上に落とし込んだ緻密で斬新なグループナンバーが見どころの一つ。1回75分、1日3公演と気軽に足を運びやすい設定にすることで、フィギュアスケートを身近に感じて欲しいという思いも込められている。
国スポ終了後、全体練習開始まで
北海道で開催された国スポで無事優勝を果たし、大阪へと戻ってきた僕。
そこから滑走屋の全体練習が始まるまで2日間のオフがありましたが、もうこの時点でショーの準備は始まっていました。というのも事前に覚えるべき振付動画が送られてきていて、すでにやるべき宿題が山のようにあったんです。国スポでも出場するスケーターたちと「えぐくない?」ってずっと話していたのを覚えています(笑)。
終わってみればそんなことなかったなと思うんですけど、僕は最初からこのショーに対し、勝手に「責任」みたいなものを感じていました。
今回は初めてショーに参加するスケーターもたくさんいる。大ちゃんはショー全体のプロデューサーでもあるから絶対に忙しい。じゃあ間に入って誰がまとめるかってなったらそれは僕だろう、僕が引っ張っていかなきゃ始まらないだろうって。
そう考えていたので、正直にいうと滑走屋に入る前は怖さのほうが大きくて、あまり楽しみではなかったんです。大ちゃんがこのショーに全身全霊をかけているというのは、動画を見たらすぐに分かりましたし。だからこそ絶対にこのショーを成功させたいし、成功するかどうかは自分たちにかかっている。だからこの2日間は休むことなく、徹底的に滑り込んでリハに乗り込みました。僕が頭に入れておかないとみんなに教えることすらできないわけですから。
本番まであと1週間! “滑走屋合宿”スタート
まずは南船橋のリンクで練習。7日間の滑走屋合宿の始まりです。
滑走屋は一般的なアイスショーと違い、その演目のほとんどがグループナンバー。
総勢20名以上のスケーターが集まって寝食を共にし、一つのショーを作っていくという毎日は、劇団のようでした。
しかも参加するのは団体行動に慣れていないシングルスケーターばかり。練習を円滑に進めるのにも一苦労。実際にやってみて、まず僕たちは集団行動から学ぶことが必要だと気づかされました。返事一つとってもそうだし、話を聞く姿勢も大事。もちろん自分もやったことはなかったので、みんなのお手本になるためにはどうしたらいいのか? と不安を抱えながらの練習開始となりました。
さらにいつもは振付の動画を見ればなんとなくそのナンバー全体のイメージが分かるのに、今回は自分のイメージしていたものと全然違って。
想像していたものの何十倍も複雑で、少しでもずれるようなもんならぶつかっちゃうほど緻密なフォーメーション。プロのエンターテインメントをつくってきたゆまさんのすごさを感じるとともに、最初のうちは本当に完成するのかどうか半信半疑な気持ちも。
もちろん休憩時間や睡眠時間は確保されていますが、練習は朝から夜中まで。今までのスケート人生で経験したことのないくらい長い時間スケート靴をはいていましたし、朝は陸で振付練習、夜からそれを氷上で実際にやってみるというような日もありました。
でも絶対いいショーにするんだってみんな覚悟を決めてきていたから、誰も文句を言わなかった。きっとそれは憧れの大ちゃんに選んでもらったからっていうのもあると思います。そしてそんな大ちゃんは誰よりも寝てなかったわけで。そんな姿を見て、僕が少しでもサポートできるよう立ち回りたい。そのためにはまずは自分が背中で見せなきゃと、常に説得力のある行動ができるよう心がけていました。
僕はソロを含め10近くの演目に出ていたのですが、アンサンブルのスケーターはほぼすべてのグループナンバーに参加していたので、みんな必死でした。
今までアイスショーで細かくメモをとることはなかったのですが、今回はほとんど全てのグループナンバーの配置やカウントなど細かくメモしながら覚えていきました。
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「Hide and Seek」
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「cut my fingers off」
休憩時間は休むというよりも次のナンバーを準備する時間として、ずっと滑っていることも多かった。あとはその日学んだことをフィードバックしてから寝るように伝えていたんですが、みんな終わった後も毎日自主練に励んでいて。「もう寝なさい」って言うのが口癖になっていたくらい、みんな自ら寝る間を惜しんで練習をしていました。
そうしていくうちに最初は「初めまして」で少し距離があったのに、2、3日後には自然と演目のグループごとに集まるようになっていって。それを見た時はめちゃくちゃうれしかったですね。スケートが好きという気持ちが共鳴し合って、自然とチームが生まれてるって。
完成形が見えた時の感動と、夢見ていた新しいアイスショーの形
イメージができないことでなかなか練習が進まないという状態が続いていた中、ようやく完成形が見えた時の感動は一生忘れないと思います。
特にオープニング2つ目の「Hide and Seek」は「すごいものができあがってしまった……」と思わず鳥肌が立ちましたし、圧巻の集団交差に目を奪われるフィナーレ「Into the Labyrinth」もそう。
このショーが目指すものを目の当たりにしたことで感じたのは、これはもはやアイスショーというよりも、フィギュアスケートを使った一つのエンターテインメントなのだということ。
もちろんスター選手が集まってトップクラスのスケートを見せるスタイルも大好きだけど、滑走屋では名前のコールは一切ないし、個人の名前ではなく、滑走屋というブランドでフィギュアスケートの魅力を押し出していくもの。そもそもアイスショーって得点に反映されない部分まで見られちゃうから、その人のスケーターとしての本当の評価が現れる。そんなスケートの本質で魅せるスタイルこそ僕が夢見ていたショーであり、その夢が実現しそうになっていることに気づいて武者震いをしてしまいました。
同時に、これって僕がミュージカルを見に行った時の感覚とよく似ているなって。キャストの方のお名前を知らない素人の僕が見ても上手な人や華のある人って分かる。そして見終わった後、パンフレットを見ながらあの人どの人だろうと探すということがよくあるんですよ。
滑走屋も同じように後からそのスケーターを知る楽しみもあるのかなって。もちろん大ちゃんのことは皆さんご存知だろうから、やっぱり高橋大輔さんって一番オーラがあったなと感じると思う。でもその後で中盤に滑っていためっちゃきれいな人もすごかったなあって僕のことを思い出してもらえたら、もうめちゃくちゃうれしいなって。このショーなら、そうやって後から名前を知って覚えてもらうこともあるんだろうな、そう想像しただけでどうしようもなく胸がわくわくしてしたんです。
迎えた本番。1日3公演×3日間のアイスショーが開幕
会場の福岡に移動し、いよいよ練習もラストスパート。
ゲネプロで一番難しかったのは動線の確認。ショーの間は4方向から出たり入ったりの繰り返しなので、客席の裏をずっと走り回っていることになるんです。実際の会場でやってみたらもう信じられないくらいボロボロ。でもその分逆に頑張るぞ!という気持ちになれました。
そしてついに迎えた本番当日。
初日は衣装の着替えからもうドタバタで、1、2公演目はちょっとやっちゃったなってとこもありました。でも2日目以降、みんなとてつもない進化をし始めて。最初は振付をこなすのに必死だったのに、笑顔も出始め、客席にアピールしたりと、表情がみるみる変わっていった。ペアで滑るパートもだんだんと互いの呼吸が合うようになって。そうやって全員がショースケーターとして、プロの顔になっていくのがたまらなかった。
降りしきる雨の中始まる「Halston」
グループナンバーとソロナンバーが切れ目なく続く演出も滑走屋の見どころの一つ。
僕は大ちゃんから事前に言われていた通り、今シーズンのフリープログラム「Halston」を滑りました。大ちゃんと(村元)哉中ちゃんからは「ここは空気をがらっと変える大事な場面だから」と言われていたので、現役スケーターとしてのプライドをかけ、全公演いい演技ができるよう意識して滑りました。
雨が降り出したリンクに僕が姿を現すと「Halston」が始まるという流れもお気に入り。最後はスピンとともに沸き起こる拍手が雨音となって、傘を受け取りはけていくという前後の構成が曲にめちゃくちゃマッチしていて、心地よく滑ることができました。
4回転ジャンプを3回転にすることで演技のクオリティも上がり、トーループは音にしっかり合わせて跳ぶことができたと思います。みんなに言った分、絶対説得力のある演技をしないと今後言えないなっていうのもあったし、僕の役割は現役バリバリのすごみを見せることでもあった。きっと前の僕だったらあんな風に滑れてなかったと思う。今の僕だからこその演技を見せることができたと思います。
島田高志郎さんに代わり、急遽「カルメン(Carmen)」に参加
2日目から高志郎に代わり、急遽参加することになった「カルメン」。
実は高志郎が体調不良で出演できないことが決まった時から僕に話が回ってくる予感があって。曲の順番的にはソロを終えているし、その前のグループナンバーからそのまま出ることができるので、「これ怖いな、出てって言われるのでは……?」と思っていたんです。
そしたらやっぱり初日の1公演目が終わったタイミングで、大ちゃんから「もし明日行けそうだったら出てほしい」とお願いされて。全く頭に入っていなかったので、そこから振付を一から覚え、実質半日の練習で本番を迎えることになりました。
初日の公演と「カルメン」の練習を終えてホテルに戻ってきたらもう体がかなり疲れていて。「全然練習できてないし、さすがにやばいだろう」って思いながらも、とりあえず寝たわけですけど……。不安があったからか、夢の中でもずっと「カルメン」踊ってて。それはそれは怖かったですよ。夢でも練習した分、朝には全部入ってましたけど(笑)。
そして2日目の朝。氷の上で実際に滑って見せたら大ちゃんとゆまさんから「よし行こう!」ってGOが出て、正式に参加することが決定。難しかったら2公演目からでもいいって言われたけど、やるからには絶対1公演目からやりたいっていう気持ちがあった。振付以外にもフォーメーションなど課題はあったけど、あとは本番氷の上で合わせようって。あんな急ピッチで出たことは後にも先にもない。結果的に一番練習することになった演目になりました。
「カルメン」はやったことのないタイプの曲なので、出てみたかった気持ちもあったし、最終日は体調不良で(三宅)星南もいなくなっちゃったので、結果的に参加することにして本当によかったと思います。僕がいなかったら草ちゃん(山本草太さん)一人になっちゃってたかもと思うとひやひやしました。
お気に入りのグループナンバー
疾走感のある斬新な演出と振付が魅力のグループナンバー。全部大好きですが、その中でも特にお気に入りの3つを紹介します。
まずはオープニングラストの「Heist」からの「Teeth」の流れ。僕はソロの準備のため参加していないんですけど、みんなが限界突破しながらやった後の静けさからいきなりスポットライトが当たって始まる草太の「Teeth」はたまんない!イントロが始まったら「かっこいい~!」って叫びたくなります。
「Who Are You, Really?」は男同士のダンスの戦いがあって『ウエスト・サイド・ストーリー』のようなムードもある。オレンジの照明で照らされた道ができて、その陰で踊っていくのがかっこよくて。(佐々木)晴也は振付とベストマッチだったし、(大島)光翔もいい癖してるんですよ。みんなどんどんうまくなっていくのがわかる素晴らしいナンバーでした。
「cut my fingers off」はキャストの中でも人気のナンバー。出たかったって声をよく聞きました。笑ってたかと思えばいきなりスンッってしたり、情緒不安定な雰囲気を演じるのがとても楽しかった。ロングサイドで一回止まって不気味に笑ってみせたかと思えばキューッてまた滑っていくのも中毒性がありました。(木科)雄登の掻き乱れる演技もめちゃくちゃよかったなあ。みんなで1列に並んでいる姿もホラー映画みたいで、その時の写真をスマホの待ち受けにしてます。これはもともと高志郎から始まるナンバーだったので、次回はぜひ完全版でやりたいですね。
最終公演での涙
回を追うごとにパワーを増していったのはスケーターだけでなく、会場の雰囲気もそう。どんどんボルテージが上がっていくのを肌で感じていたし、2日目の2公演目くらいかな? お客さんおかしくなっちゃったんじゃないかってくらい盛り上がってくれて(笑)。猛スピードで周回するグループナンバーをスピードスケートって呼んでるんですけど、早く滑ってるだけでこんなに歓声が上がるなんて。周回の時に見えるお客さんの笑顔も本当に素敵で。滑走屋を心の底から楽しんでるんだというのが伝わってきて幸せな気持ちになれました。
そんなこんなでついに最終日。そりゃあもう泣きますよ。
一番泣いたのは実はフィナーレではなく、開演前にみんなで円陣を組んだ時。僕たちの掛け声が聞こえたのか、会場から拍手と大歓声が聞こえてきて。お客さんの熱気を感じたら、涙がどわーって出てきて止まらなくて。
毎回本番前は「緊張するだろうけど、頑張りすぎず。冷静にやろう」って言いながら一人一人グータッチしていくんですけど、最後は泣きじゃくりながら「がんばろうねええ」みたいになっちゃって恥ずかしかった(笑)。
今までアイスショーで泣いたことなんてないし、まさか涙が出るなんて思ってなかったですけど……フィナーレでもめちゃくちゃ泣いてました。
それにしても公演時間が短いとはいえ、1日3回。しかも公演中はほとんど走り回ってるか、滑っているかというハードな状況。僕よりみんなの方がきっとしんどかったと思います。僕も何度もお客さんの歓声に助けられたし、それがなければもう足が動いてなかったかもしれません。限界の先をみんなで見ることができたあの光景は一生忘れない、僕の宝物です。
最後のフィナーレ。僕は勝手にこれは終わりじゃなくて伝説の始まりだなって思いながら滑っていました。まだ何もわからないけど、そうであればいいなって未来への希望を込めて。またこの滑走屋メンバーで、今度はフルキャストで集まる日がくることを願っています。
全公演を終えて
9公演無事完走し、福岡からそれぞれのホームへと帰るわけですが……もうめちゃくちゃ寂しかったですね。今でも滑走屋のプレイリストを再生すると緊張と興奮が蘇ってくるんです。「Blood Tears」が流れるとリンクに出て行かなきゃって気持ちになりますし。これだけ毎回出したことのないような成分を出しながらやったショーってなかなかないですから。
そしてこの子こんなことできるんだ、こんなショーに向いてたんだって思う子もたくさんいて、新しい才能に気づくことが多かった。もうみんなのこと、めっちゃ応援したくなりましたね。
この10日間メンバーが体調不良で離脱しちゃったり、頼む起きないでくれっていうトラブルが全部起こったりしたけど、間違いなく人生で一番濃い時間だった。これは新しいアイスショーとしての第一歩。そんな記念すべき幕開けに僕を選んでいただけたこと、とても光栄に思います。
滑走屋で過ごした日々はみんなで泣いて笑って、本当の青春だった。スケートやっててよかったなあと思えたかけがえのない時間。同時に表現向上合宿でもあったので、これで今後表現力が上がってないメンバーがいたら「おいっ!!!」ってなります(笑)。
本当にみんな大好き。また滑走屋で会えたらと思います!
滑走屋ファミリー 一人一人に向けたメッセージと思い出
みんなが高い意識をもって本気でぶつかり合って作り上げたアイスショー。一人一人に対してコメントを言えるくらいみんな頑張ってました。最後に全部発表しちゃいます。
木科雄登さん、大島光翔さん
まずは雄登と光翔。二人は可愛い後輩だけど、普段はいっつも俺のことなめくさってるんです(笑)。だけど一方でちゃんとしないといけない時の線引きもよく分かっていて、練習中は率先して張り詰めたいい空気感を作ってくれた。僕が何かを言うと、真っ先に「はい!」っていい返事をしてくれて。それにすごく助けられたし、マジで感謝してる、もう大好き。雄登はすごく努力してスケートに向き合っていたし、光翔は本当に楽しみながらやっていましたね。
松岡隼矢さん、北村凌大さん
松岡くん、北村くんは本当にたくさんのグループナンバーに参加していて。普通ならキャパオーバーになっちゃうくらいの演目の数。多分覚えるのにちょっと時間がかかるタイプなのに、一生懸命メモを取りながら誰よりも頑張って、寝る間も惜しんで練習に打ち込んでいましたね。残念ながら北村くんは体調不良で出ることができなかったけど、この経験はきっとこれからに生きていくものだと思うので、これからを応援したいです。
長谷川一輝さん
長谷川くんは体調不良により早い段階で抜けてしまったので、一緒に過ごした期間は短かったんです。一番印象に残っているのは、最初の練習から動線をiPadに一つ一つ丁寧に記録していた姿。それを見て僕も一気に気が引き締まりました。次があれば絶対一緒に出て、思い出を増やしていきたいですね。
門脇慧丞さん
男子の中でこのショーを通して一番化けたなと思ったのがけいちゃん。「Who Are You,Really?」はもともと草太チームと高志郎チームに分かれていたのですが、彼の成長がすさまじく、ゲネプロで高志郎がいるのに一瞬門脇くんに目がいった時はゾッとしました。鳥肌が立ちましたし、それくらい表現の成長が素晴らしかったんです。
高志郎が出られなくなってしまいその分をカバーしようと超練習したんだろうなっていうのが伝わってきたし、一番存在感を放っていました。
佐々木晴也さん
お前そんな踊れたんやって惚れ惚れするくらい、回を重ねるごとに男らしさも、キレも増していった晴也。
彼はすごく賢いから、カウントもきちんと覚えててくれて。僕の意識が行き届いていない部分をサポートしてくれました。カウントが違う時など、ちゃんと物事をはっきり言ってくれるところにも助けられたし、晴也がいなかったらどうなってたんだろうと思うくらい活躍してくれました。
坪井聖弥さん
坪井くんとは「cut my fingers off」を含め一緒になることが多かったので、何度も一緒にミーティングを重ねました。表情にも気を遣っていて、このナンバーでは一番怖い迫力ある表情を見せてくれた。公務員をしながらスケートへ情熱を傾けていて、彼の演技からは色気も感じました。
あとは僕とエッジケースの色がめっちゃ似てて、お互い毎回間違えちゃってわちゃわちゃするやりとりがあっておもしろかったです。
菊地竜生さん
竜生は以前から会うと「友野くん友野くん」って言ってくれて、すごく可愛い後輩の一人。今回はたくさん難しいことをやっていたので、苦労したことも多かったと思うし、最初のほうはてんぱっちゃったり、タイミングが合ってなかったりっていうことも正直あった。でもちゃんと「ずれてたよ」って教えてあげたら、すぐに改善しようと頑張っていたし、最後のほうにはばっちりだった。1公演目はすごく緊張してたけど、そこからどんどん成長していく姿を間近で見ることができたのがうれしかったな。彼にいつも「Halston」の衣装のファスナーを上げてもらうのがルーティンになっていましたね。
そうだ、坪井くんと竜生とは「Into the Labyrinth」でも同じグループだったから、3人でフィードバックし合って、チームとして団結力を高めていきました。よかったところを言ってあげると、すごくうれしそうな顔をするからいつも可愛くて仕方がなかったですね。
櫛田一樹さん
ショーの才能があって「お前うめぇなぁ!」って思ったのがくっしー。盛り上げ方もうまくなって、存在感を放っていた。くっしーとは普段まじめな話をすることがないので、真剣な話を聞いてくれるかなという不安もありました。僕にもっと年上感があったらこういうことでは悩まないんですけどね。だけど実際は本当にしっかり話を聞いてくれたし、お客さんの盛り上げ方もうまくていろいろな発見があった。あと僕が早く着替えなきゃいけない場面では、衣装を脱ぐのを手伝ってくれて、サポートもしてくれました。
それから「Halston」でリンクに出ていく時にくっしーが一緒で、顔を見るといつも心強かったです。
三宅星南さん
星南は滑走屋終了直後に試合の予定があったので、他の人より演目が少なかったんです。でもその分常に「僕にできることはないですか?」ってあちこち聞いて回ったり、ショーをよくしようと奔走したりしてくれていたのを覚えています。
自分のやるべきことは完璧に覚えてきていたし、プロ意識の高さに驚かされました。僕が空き時間に復習やサポートに回っていた時にも絶対付き合ってくれたし、「あの部分を確認しませんか?」と率先して言ってくれました。
そんな星南のソロは今まで見たことのないようなナンバーで、彼の好きなプログラム上位に入るほど個人的に気に入っています。
ただ最終日に出演できなくなってしまったのが寂しくて。「Halston」はちょうど星南と入れ違いにリンクに入っていくのですが、いつも「頑張ってください!」って声を掛けてくれるんです。いつもその言葉に「おう!」って応えて気合を入れて出て行くのが恒例になっていたので、それがなかったのがつらくて。星南はいなかったけど、勝手にいつも彼がいた方向にぐっと拳を突き出してから演技に向かうようにしていました。
島田高志郎さん
高志郎はみんなのリーダー。練習開始前からしっかり振付を覚えてきていたし、実際練習中は技術面でも表現面でもみんなを引っ張ってくれた存在。教える時にはコミュニケーションも大事にするけど、誰よりも背中で見せるタイプで。彼のスケートを見ると、みんなついていきたいって思う。
だからこそ、高志郎が出演できないって状況になった時はみんな泣きました。何が悲しいって本番中改めて彼がいないことの大きさに気づかされるんですよ。特にラストの「Do It」はもともと高志郎を迎えに行って一緒に交差して滑るパートがあった曲。公演を重ねても最後まで彼の不在に慣れなかった。次があれば絶対に出てほしいです。
山本草太さん
草太は四大陸選手権に出場していたので、少し合流が遅れたんです。ちょうどまだ殺伐とした雰囲気の時に帰ってきたので、あいつもかわいそうだなって(笑)。
あいつのどこがかっこいいって、試合が終わったばっかりなのに何一つ文句も言わず、休憩中もずっと端っこで後れを取り戻そうと一人黙々と頑張っていたところ。
合流した時は「ただいまぁ」って感じでほわほわとしてたんですけど、すぐ切り替えて自分の課題に取り組む姿勢。その背中を見てかっこいいなって思いました。
草太が帰ってきたことでやっとみんなが揃い、チームの雰囲気が変わったような気がします。
そうだ、今回はメンバーと過ごす時間が長かったので、みんなに草ちゃんのキャラクターばれちゃって(笑)。みんなから「も~草ちゃん」みたいに言われて滑走屋のマスコットキャラクターみたいになってた(笑)。そういう本番とのギャップも彼の魅力です。
岩野桃亜さん
アンサンブルスケーターズにはできる女性しかいない。まさに精鋭の特殊部隊。
個人的には桃亜ちゃんとの再会は大感激。彼女はショーに出るべきスケーターだとずっと思っていたし、実際今回あらゆるシーンでその才能を遺憾なく発揮していました。本番を重ねるごとに輝く姿を見ることができたのが何よりうれしかったです。
中西樹希さん
もともと制作のお手伝いをしていて、急遽出演することになった樹希ちゃん。彼女は集団行動に関してはプリンスアイスワールドで培ってきたものがあるからプロ中のプロ。挨拶、マナー、目上の方との接し方など、これまでも学んできたし、今回も見て学ぶことが多かったです。練習の記録係や、動画撮影もサポートしてくれて感謝してもしきれないくらい超お世話になりました。
奥野友莉菜さん
今回のMVPは友莉菜ちゃん。高2なのに才能の塊すぎ。大人っぽい振付の時も誰よりもセクシーだったし、本当に高2かよってくらい飲み込みも早かった。なのに普段は結構おもしろい感じの可愛らしいキャラクターで、そのギャップにやられました。基礎に忠実なめちゃくちゃ丁寧なスケートをもってるし、シンプルに尊敬。今回で奥野様の大ファンになっちゃいました。
江川マリアさん、三宅咲綺さん
マリアちゃん、咲綺ちゃんとは「cut my fingers off」で一緒で、コミュニケーションをとることが多かったです。手を上げるタイミングとか細かいところまで質問してくれて、真剣さが伝わってきました。マリアちゃんは本当に迫力のある滑りをするから見ていて楽しかったです。咲綺ちゃんは椅子に座って笑う演技がとにかくうますぎた。めちゃくちゃ演技派なんだという発見がありました。
青木祐奈さん
祐奈ちゃんは言わずもがな、パーフェクトでしょう。バレエ的な基礎の動きが身に付いている選手なので、表現もスケーティングもうまい。さらにダンスナンバーもバチバチに踊れる。まじで何者なんだ?(笑)
どうしてもジャンプジャンプとなってしまう中で祐奈ちゃんと友莉菜ちゃんはフィギュアスケートの技術をちゃんと持った今どき珍しい正統派。なんでもこなせるし、アイソレーションもうまい。めちゃくちゃ尊敬するし、なんならファンになっちゃいました。祐奈ちゃんとは滑走屋が終わったら一緒にチャレンジカップにも行く、いわば地獄仲間(笑)。「一緒に地獄見ようね~」って話をしていました。
村元哉中さん、村上佳菜子さん
僕もまとめなきゃいけない立場だったけど、細かいニュアンスとか分からない部分は哉中ちゃん、佳菜子ちゃんに教えてもらっていました。制作メンバーだからいつも丁寧に教えてくれたし、時にはくだけた話で場を和ませてくれたりと、お姉さま方にはめっちゃ支えられました。さすがプロフィギュアスケーター。 どこの角度から見てもすごく美しくて、二人からはたくさん刺激をもらいました。
高橋大輔さん
なぜ滑走屋が新しいエンターテインメントとして成立いるかと聞かれたら、それは高橋大輔さんだったから、ということに他ならないと思います。
僕はフィギュアスケートが競技である以上、その部分をおざなりにして「表現を磨きたいので」っていうのは言い訳だなと思ってて。演技にすごみを獲得するには競技者としての強さも必要で、両方の魅力があるからこそのフィギュアスケートだと思う。そしてその二つを完璧に突き詰めて上り詰めた選手というのが高橋大輔さん。だから大ちゃんは男子全員にとって神だし、その人が直接指導してくれたこのショーは全員にとってかけがえのないものになったと思います。
忙しいはずなのにお願いしたら必ず練習に付き合ってくれたし、切羽詰まっている場面で注意する時だって感情的にならず、常に冷静。そういう人柄と人間力に一番惹かれます。
そして有難いことに今回大ちゃんとは対になって踊る振付もあって。すごく生意気かもしれないけど、憧れもありつつも、出るからにはそれで終わらせちゃだめだ、高橋大輔を食うくらいの気持ちじゃないと呼ばれた意味がないって、それくらいの気持ちでやってました。
でもやってみたらやっぱり格の違いを感じましたね。大ちゃん、哉中ちゃん、佳菜子ちゃん+僕という位置で出させてもらうことが多かったけど、あの3人には敵わないと思う部分が多かった。間の使い方やポージングの美しさ、自分の魅せ方。スケーターとしてもショースケーターとしても僕はまだまだ経験不足だなと差を感じました。でも本当に生意気なことに、僕も負けたくないとも思った。だからもし次があるなら、少しでもその差を埋めて成長した姿で戻ってきたい、そう強く決意しました。
大ちゃんにはこれまでも「アイスエクスプロージョン」など、アイスショーに呼んでいただいたことがあるけど、今回はたくさんコミュニケーションがとれたし、とっても濃い時間を過ごました。
仲良くなれたって言ったらこれまた生意気ですけど、仲間になれたような感覚ですかね。
実際最後は「俺たちは家族だ!」という言葉もあって。憧れの大ちゃんとファミリーになりました(笑)。別れる時には「みんな次会った時に冷たくしないでよ」なんて言ってて(笑)。いやいや、いくらでも仲良くさせてくださいという気持ち。そういう気さくなところも大好き。僕も大ちゃんみたいな技術と情熱と人間力を併せもったスケーターを目指します。
鈴木ゆまさん、渡邉春菜さん
最後に、振付のゆまさん、振付助手の春菜さんには本当お世話になりました。すごく厳しかったので、最後に笑顔を見られた時はほっとしました。
本当にゆまさんなくして滑走屋はありません!
やったことのないフォーメーション移動が多く、最初は複雑すぎてわからないことだらけだったのですが、完成したときの感動と鳥肌は忘れられないです。
たとえ誰かがいなくなったとしても、それが分からないくらい即座に修正していく対応力はすごかったですし、忙しい合間に、「カルメン」を指導してくださったことも有難かった。本当にゆまさんすげぇえええ!
春菜さんはゆまさんのアシスタントで、振付の細かい修正や確認などどれだけ忙しくてもめちゃくちゃ優しくて、いつも褒めてくれました。ダンサーの方だから動き一つ一つがめっちゃかっこいい方。
お二人を見て、こういうエンターテインメントをやっていく上で世界はまだまだ広いなと思いしらされました。
滑走屋のお話はこれにて終了!
人間としてもスケーターとしても成長できた10日間。このショーで得た技術と自信を胸にまずはチャレンジカップでいい演技を披露したいです。
そして来シーズン以降のスケートへとつなげていけるよう、胸を張って練習に励んでいきたいと思います!
国スポ(国民スポーツ大会)
ショートプログラム
国スポはまさにジェットコースターみたいな試合でした。
ショートでは1本目のジャンプから歯車が狂ってしまい、2本連続ミスが出てしまいました。原因はインフルエンザ復帰後の大会だったからというわけではなく、むしろ精神的なもの。緊張に打ち勝てるだけの練習ができていなかったことで試合に対して不安があったのがよくなかったんだと思います。
フリープログラム
フリー当日は起きた瞬間から落ち着いていましたし、朝の公式練習を終えたら一度ホテルに戻って試合を迎えるといういつもの競技会と同じスケジュールだったので、慣れている分自信をもって向かうことができた。
そしてこのフリーでは、強くて熱い自分を演じようと作り込んで臨みました。あのまま負けるわけにはいかなかったし、6分間練習から「絶対逆転するぞ」とバチバチに意識していました。フリーは自信がありましたし、実際空回りすることなくうまい方向に舵を取ることができたと思います。今回はガッツポーズをしたいなとも思っていて、フィニッシュ後は感情が出ましたね。
今回は得点にも満足。国スポではいい演技をしてもあまり点数が出ないこともあったりするので、全日本と同じくらいの点数が出たことは、自分の評価が上がってきた成長の証でもあるのかなって。
まもなく今シーズン最後の試合であるチャレンジカップが始まりますが、そこではフリーはもちろんですが、次こそショートでもいい演技をして、いい形でシーズンを終えることができたらと思います。
個人、団体ともに優勝! チームメイトの織田信成選手から学んだこと
年を重ねてもあれだけ動けるというのはそれだけトレーニングを積んできたっていうことだと思います。練習の前後や移動中など一緒にお話しする時間も多くて、普段どんな練習をして体を保っているかを聞くことができました。
国スポの思い出
最後に試合以外のお話も。今年の開催地は北海道・苫小牧市ということで、合間には北海道のグルメを満喫。ちょうど僕の大好きな番組『孤独のグルメ』のスペシャルで登場したラーメン屋さんが近くにあったので、男子で食べにいきました。あとは海鮮好きなので、お寿司を食べたり、海鮮丼を食べたり。苫小牧は雪が積もっていましたが、僕らがいる期間はすごく天気が安定していて毎日晴れていたのでラッキーでした。北海道最高! めっちゃ楽しかったです!
語り/友野一希 構成/轟木愛美
Profile
フィギュアスケート選手 |
1998年5月15日生まれ、大阪府堺市出身。上野芝スケートクラブ所属。
趣味は古着屋巡り、サウナ。自分らしいスケートを追求し、唯一無二の武器へと変えてきた25歳。観客の心まで躍らせるHappyな演技で世界を熱狂させる愛されスケーター。
日本フィギュア界の“いい兄ちゃん”的存在で、後輩からの信頼も厚い。実直な人柄、好きなことに対する探究心など、近年競技以外で見せる魅力にも大きな注目が集まる。
昨シーズンは全日本選手権で初の表彰台、自らの力で世界選手権出場を果たし自己ベストを更新するなど確実な成長を示した1年に。オフシーズン中はありとあらゆるアイスショーに出演。各ショーの特性に合わせた多彩なパフォーマンスでエンターテイナーぶりを発揮。初めてキャラクターを演じた「ワンピース・オン・アイス」での熱演も各界で話題の的となった。
成長を求め自分のプライドをかけた戦いへと臨んだ今シーズン。あえて強みを封印した挑戦のフリー「Halston」は、試合を重ねるごとに輝きを増し、これまで地道に磨いてきたものが結実したプログラムに。昨年12月の全日本選手権では、芸術性を極めたフィギュアスケートの真骨頂ともいえる演技で美しく崇高な世界観を作り上げた。
年明けの国スポでは全日本選手権で見せた珠玉の4分間を再演。揺るぎない実力と表現力を示した。さらに高橋大輔さんプロデュースのアイスショー「滑走屋」では、時にプロデューサーの右腕として、時にスケーターたちを引っ張るよき兄として、練習から本番に至るまで存在感を発揮。ショースケーター友野一希としての姿を印象付けた。
今シーズンの後半からは、2026年のオリンピックを見据え、さらにパワーアップするための修業期間に突入。エンターテイナーでありながら、その素顔は常に冷静沈着で、飽くなき探求を続ける真のアスリート。これまで何度も自分と対峙し成長を遂げてきた彼が、また新しい壁を自らの力で乗り越えていく姿に注目したい。
Interview
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“ベテランと言われる年齢になったけど、今スケートがとても楽しい”。そう話すのは、今シーズン極上の演技で自己ベストを何度も更新し、メダル争いに食い込む選手へと成長を遂げた友野一希選手。
権威ある四大陸選手権で初のメダルを獲得し、世界選手権でも存在感を見せつけ勢いに乗る彼に独占インタビューを敢行。
アイスショーを終え、大阪に戻られたばかりの4月。拠点の浪速アイススケート場にお邪魔して貴重なお話を伺った。
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【友野一希選手インタビュー】最近のファッション事情から、ハマっていること、 私服コーデも公開!【フィギュアスケート男子】
趣味は古着屋さん巡りや革靴を愛でること。フィギュアスケート界きってのファッショニスタで知られる友野選手の最近のお買い物事情からファッションのこだわり、さらには最近ハマっていることについてたっぷり聞いてみました! こだわりの詰まった私服コーデも公開!
Special
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友野一希連載【 #トモノのモノ語り。】vol.17「山本草太さん、島田高志郎さんと語る、全日本選手権」<フィギュアスケート男子>
フィギュアスケーター友野一希さんの人気連載に初ゲスト! 山本草太さん、島田高志郎さんを迎え、今シーズンの振り返りトーク!それぞれの全日本選手権とそれまでの道のりがわかる対談は必見!
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友野一希連載【 #トモノのモノ語り。】vol.18「山本草太さん、島田高志郎さんと語る2022-23シーズン 」<フィギュアスケート男子>
フィギュアスケーター友野一希さんの人気連載に初ゲスト! 山本草太さん、島田高志郎さんを迎え、今シーズンの振り返りトーク! 世界選手権の話題から、やってみたいお互いのプログラムまで盛り沢山でお届け!
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友野一希連載【 #トモノのモノ語り。】vol.19「山本草太さん、島田高志郎さんが語るカズキトモノ」<フィギュアスケート男子>
フィギュアスケーター友野一希さんの人気連載に初ゲスト! 山本草太さん、島田高志郎さんを迎え、最初の出会いから、仲よしエピソード、普段なかなか話せない思いをそれぞれの視点から語っていただきました。ラストは仲よし加速が止まらない3人の関係性についても!
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友野一希連載SP「カズキトモノとメイクのお時間。BABYなカズキ」【 #トモノのモノ語り。】vol.31<フィギュアスケート男子>
フィギュアスケーター友野一希選手の好きなことや、お気に入りのアイテムについて紹介する連載。新年1発目のSP企画として、メイクアップ企画をお届け。昨季エキシビションでセルフメイクを披露した友野さんが、プロのメイクで2つのルックにチャレンジします。
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友野一希連載「カズキトモノとメイクのお時間。ハンサムなカズキ」【 #トモノのモノ語り。】vol.32<フィギュアスケート男子>
フィギュアスケーター友野一希選手の好きなことや、お気に入りのアイテムについて紹介する連載がスタート! 最近買ったものや私服事情の他、練習や試合の近況などを貴重なオフショットとともに報告!
Kazuki Tomono 友野一希
フィギュアスケーター
1998年5月15日生まれ、大阪府堺市出身。
2026年のミラノ・コルティナダンペッツォオリンピックを目指す男子シングル日本代表。感情をスケートにのせ、観客の心まで躍らせるHappyな演技で世界を熱狂させる愛されスケーター。
古着、サウナ、インテリアショップ巡りなど多彩な趣味をもつ26歳。実直な人柄、好きなことに対する探究心など、近年は競技以外で見せる魅力にも注目が集まる。
表現の名手であり、オフシーズンはアイスショーに引っ張りだこ。各ショーの特性に合わせた多彩なパフォーマンスでエンターテイナーぶりを発揮している。
新シーズンは「競技者としてより高みへ」をテーマに練習に励む日々。今季のフリープログラムは『Butterfly』。さなぎが蝶へと変化するように、彼もまた、圧倒的変化を求め日々成長中。その美しき進化に出会える日はもうすぐそこだ。
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