大平修蔵と、流行りのコインランドリーで洗濯デート【連載「今月の彼氏」ウェブ限定版】

毎月、人気の俳優さんとのデート気分が味わえる人気連載「今月の彼氏」。今回のお相手は、『MEN’S NON-NO』専属モデルや俳優、さらにはDJなど幅広く活躍する大平修蔵さん。SNSの総フォロワー数は650万人を超える彼との“洗濯デート”の様子を、Web限定インタビューとともにお届けします。

めずらしく都内に雪が積もった日の翌日。「人生で初めて来ました！」という流行りのコインランドリーでの撮影を終えると、雪景色に吸い寄せられて近くの公園へ。雪を投げたり、降らしたり…‥。カメラマンからの数々のリクエストに、弾ける笑顔でこたえてくれました！

―― 普段はおうちからあまり出ないインドア派とか？

「外で遊ぶことはほとんどないかも。静かなところが好きなので、どうしてもおうちで過ごすことが多くなっちゃいます。でも好きな人とデートをするなら地元の横浜とか鎌倉とか、よく知っている場所に連れて行きたいですね。予定をしっかり決めたデートよりも、『今からドライブに行く？』みたいな、思いつきのデートが好き。15時くらいに集まって、夕方から夜にかけて変わる景色を楽しみたいです」

―― おうちにいることが多いということで、インテリアのこだわりはありますか？

「最近引っ越しをしたんですが、壁と床は真っ白に、ソファやテーブル、ベッドなどの家具は黒に統一しました。僕の好きな『Saint Laurent』のお店のデザインがモノトーンなんです。いいなって思って参考にしました。憧れのブランドだから、ちょっと緊張感のある部屋です（笑）」

―― そんな大平さんが惹かれる女の子のタイプは？

「取材でよく聞かれるのでそのたびに考えているんですけど、言葉にするのって難しいですよね。家族を大切にしていて、家庭的で、寛大な子が好きかも。僕自身はあまり行動的じゃなくて自分のペースがあるタイプ。しかも話を聞いているようで聞いていないことがあって、友達からはよく『今絶対“そうだね”ってタイミングじゃなかったよ』と言われることが多いんです（笑）。そんな僕の性格を受け止めてくれる人だとうれしいですね」

―― 恋をするとどうなる？

「もともとは人見知りで、胸の内を明かすまでは結構時間がかかるタイプなんです。でも心をゆるしたら、ベクトルがその子にしか向かなくなるくらい本当にゾッコンになっちゃうと思います。愛情表現は言葉でも態度でもちゃんと出すし、その子にしか見せない顔ももちろんありますよ」

―― ファッション好きの大平さんが、惹かれる女の子のファッションは？

「外国の方って、冬でもサングラスをサラッとかけて、タートルネックに黒いコートをかっこよく着ていたりするじゃないですか。そういう人は目で追っちゃいますね。でも実は、何を着ているかよりも、その人が自信を持って堂々と歩いている姿が魅力的なのかも。自分のことをちゃんと一番に愛していて、自信を持って立っている女性は素敵だなって思います」

新学期、進学、就職など、春は始まりの季節。「始まり」と聞いて何が思い浮かぶか尋ねると、迷わずに「TikTokを始めたこと」との答えが。初投稿は2020年１月。一晩で10万以上のライクが付き、人生が激変した。

―― １本目からバズったんですね！

「今考えると、TikTokを始めたことがすべてのスタートでしたね。最初はまったく実感がなかったんですが、日を追うごとに周りの反応や環境が変わっていって。フォロワーが半年で200万人を超えたあたりから、自分にしかできないことがあるんじゃないかなと考えるようになったんです。そこからが第２のスタートでしたね」

―― 自分にしかできないこととは？

「ニュージーランドに留学していた高校時代に、アジア人差別を目の当たりにした経験があるんです。コロナ禍になって“アジアン・ヘイト”という差別にまつわる犯罪が大きく報道されるようになりましたよね。どれだけつらいことか理解できるからこそ、報道を見るたびに心が本当に痛くなりました。そのことをきっかけに１か月間、アジア人であり、日本人であることを伝える動画ばかりアップしました。普通に見たら何げない動画だけど、見る人が見たら分かってくれるような動画を心がけました。その時は400万人くらいフォロワーがいたので、自分の存在意義を実感しましたね」

―― TikTokを始めて数ヶ月後に「Louis Vuitton」でランウェイデビュー。その後、『MEN’S NON-NO』の専属モデルオーディションでTikTok賞を受賞して専属モデルに。

「僕の経歴を説明するときに“TikTok”が一番最初に来るのがちょっとイヤで。僕はモデルであり、俳優。大平修蔵という人間を知ってもらうために始めたツールがたまたまTikTokだったという感覚なんです。これまでは自分の顔を印象づける投稿が多かったけど、これからは美しさを意識した表現もしていきたいと思っているところ。一人でも多くの人に憧れられる、影響力のある人になりたいです」

―― ３月に21歳に。新しく始めたいことは？

「興味があることは全部始めているので、特にはないんです。強いて言えば、DJのスキルをもっとアップさせたい。それくらいかな。今はモデルもお芝居も全部楽しいんです。お芝居は中１の頃からずーっとずーっと憧れていました。リスペクトしている方は、初めて出演したドラマ『泣くな研修医』で共演した白濱亜嵐くん。普段の僕はあまり緊張しないタイプなんですけど、撮影ではすごく緊張して全然セリフが言えなくなってしまって。そしたら僕のお尻を叩いて『何緊張してんだよー！ 台本読み合わせする？』って声をかけてくれて、一気に緊張が解けたんです。それをきっかけに『あ、好きだわ』って思って(笑)。立ち居振る舞いがすごく優しいし、どれだけ大変な状況でも常に笑顔でいられるのがかっこいい。あの頃から僕も成長していると思うので、またお芝居の現場で共演できたら、成長した姿を見てもらえるんじゃないかなって思っています」

―― 新しい挑戦を控える同世代のノンノ読者にメッセージを！

「僕はたまたま華やかに見える仕事をしているけれど、新しい挑戦を前に緊張する気持ちは皆さんと一緒。一方的に頑張れっていうのはおこがましいから、一緒に頑張ろうって伝えたいです！」

▶『今月の彼氏。』の過去記事はこちら

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2022年４月号掲載