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【Laz選手独占インタビュー】日本にeスポーツブームを巻き起こす! 今、大注目のZETA DIVISIONをクローズアップ!

世界的に人気のゲーム『VALORANT(ヴァロラント)』の世界大会で、日本のプロチームZETA DIVISION(ゼータディビジョン)が3位の快挙を達成!
アイスランドで開催された大会の様子はYouTubeで生配信され、国内での最大同時接続数は41万人を記録。TwitterではZETA DIVISIONを応援するハッシュタグ「#ZETAWIN」が世界トレンド1位になるなど、国内外で大きな話題になりました。

今回は、そんなZETA DIVISIONの皆さんをクローズアップ! 世界を熱くした快進撃を選手のインタビューとともに紐解きながら、これから更なる盛り上がりが期待されるeスポーツの魅力に迫ります!

大会で勝利を喜ぶZETA DIVISIONの皆さん
世界大会で3位の成績を残した、ZETA DIVISIONの皆さん

ZETA DIVISION

ZETA DIVISION ロゴ

今回の快挙をきっかけに、国内外にその名を轟かせることになったZETA DIVISION。2018年に設立されて以来、eスポーツのプロ選手からライブ配信や動画投稿を行うクリエイターまで、様々なメンバーが所属しています。偉業を達成した『VALORANT』部門は、2020年4月に発足。それ以来、日本トップレベルの『VALORANT』チームとして活動を続けてきました。

大人気ゲーム『VALORANT』

『VALORANT』イメージ画像

2020年6月にリリースされた、コンピューターゲーム『VALORANT』。エージェントと呼ばれるキャラクターを操作し、それぞれ独自の能力(アビリティ)や武器を使用して対戦する人気ゲームで、賞金総額1億円を超える大規模な世界大会も開催されています。

プレイヤーは5人ずつの2チームに分かれ、「スパイク」と呼ばれる爆弾を設置・起爆する攻撃側とそれを阻止する防御側で対戦。1試合につき最大25ラウンドが行われ、13ラウンド先取したチームが勝利となります。戦術やメンバー間の連携はもちろん、選手個人の高いキャラクター操作能力が必要なゲームです。


▶VALORANT 公式サイト

『VALORANT』をプレイするZETA DIVISIONの皆さん

日本はこれまで世界の舞台で結果を残せず、世界大会ではグループステージ突破どころか、1勝することも難しい状況が続いていました。その状況を一変させたのが、今回のZETA DIVISIONの活躍です。下馬票を覆し、格上と思われていた海外チームを次々撃破。世界大会で初めてプレーオフに進出しただけでなく、5勝をあげ世界3位と、日本のeスポーツ史に残る偉業を達成しました。

快進撃を演じたZETA DIVISIONの選手たち

ZETA DIVISIONの皆さん 集合写真
(左から)JUNiOR(ジュニア)コーチ、XQQ(エックスキュー)ヘッドコーチ、TENNN(テン)選手、Laz(ラズ)選手、SugarZ3ro(シュガーゼロ)選手、crow(クロウ)選手、Dep(デップ)選手

チームのリーダーを務めるのは、数々の大会で優勝を重ね、名実ともに日本のナンバーワン『VALORANT』プレイヤーとして知られるLaz選手(26)。また、Laz選手と同じく結成時からチームを支えるcrow選手(24)も、国内有数の実力者。冷静沈着な立ち回りで“チームの縁の下の力持ち”と評されています。

2021年12月には、ずば抜けたプレイセンスから“神の子”と呼ばれ、若き天才として注目を集めていたDep選手(21)、操作が難しい「コントローラー」と呼ばれるエージェントの使い手として、国内トップレベルの実力を誇るSugarZ3ro選手(19)、持ち前のキャラクターコントロール能力で複数のキャラクターを使いこなす、器用で柔軟なオールラウンダーTENNN選手(20)が加入し、現在の体制に。国内トップレベルの選手たちの集結は、当時大きな話題になりました。

また、コーチ陣の活躍もZETA DIVISIONの強さの理由。XQQヘッドコーチ(25)は主に試合中の選手への戦術の指示を、JUNiORコーチ(30)はゲーム内での細かい動きや操作方法の研究を担当。そこに戦術分析の専門家であるgya9(ギャク)アナリストが加わり、3人が生み出す正確な分析と綿密な戦略がチームの躍進を支えています。

チームのリーダー、Laz選手にインタビュー

ZETA DIVISIONのリーダー Laz選手

今回ノンノは、世界大会を終え帰国したばかりのLaz選手にインタビュー。

女性誌の取材は初めてだというLaz選手に、プロゲーマーになるまでの道のりやリーダーとして大切にしていること、eスポーツの楽しみ方まで、貴重なお話を伺いました。

充実の世界大会を終えて

―― 世界大会(VCT 2022 : Stage1 Masters)3位、おめでとうございます

ありがとうございます。3位という結果は、素直に嬉しいです。本当に今までになかったくらい沢山の方に僕たちの試合を見ていただけたことも、すごく嬉しく思っています。もちろん僕たちだけの影響ではないと思うんですけど、今国内のeスポーツシーンがすごく盛り上がってきていて。この勢いがもっと広がっていって欲しいです。

―― ZETA DIVISIONの皆さんの“強み”はどんなところにあると思いますか?

『VALORANT』は先頭で戦っていく選手や後方でサポートする選手、1人1人にいろいろな役割があるゲームなんですけど、今のZETA DIVISIONにはそれぞれの役割が日本で一番上手い選手が集まっていると思っていて、それがチームの強さに繋がっていると感じます。元々ZETA DIVISIONは『VALORANT』に力を入れてきたチームの一つで、なおかつ選手サポートの手厚さは日本でトップレベル。みんなもそれを知って集まったんだと思います。

―― Laz選手はそんな最強のメンバーをまとめるリーダーですよね

メンバーの中で最年長だったこともあり、自然とリーダーになる流れになったんですけど、正直に言うと最初はあまり嬉しくないな、と思っていたんです(笑)元々は人と関わるのがあまり好きじゃなくて、1人でゲームをやったり、ふらふら散歩したりするのが好きだったので、リーダーっていう性格ではないかなって。でも、リーダーをやるのであれば、みんながプレイしやすくて、実力を発揮できるチームにしたいな、と。そう思ってからはリーダーという役割への気持ちがだんだん変わっていきました。

チームでやっていく上でお互いを理解し合うことや、チームの雰囲気を良くすることはとても大事になってくるので、きちんとメンバーとコミュニケーションを取らないといけないな、と思うようになって、性格も少しずつ変わっていったように思います。ただ、根っから変わったっていう訳でもなくて、いまだに1人でふらふらっとどこかに行っちゃったりするんですけど(笑)

―― 新メンバーを迎えられて、チームも大きく変化したと思います。リーダーとして、新チームをまとめるために大切にしたことはありますか?

メンバー全員がプレイしやすい環境にしたいと思っているので、気になってることはないかな? っていうのは、すごく気をつけながら活動しています。でも、元々すごく落ち着いた選手というか、チームの輪を乱さない選手が集まったので、最初から雰囲気は良かったです。やっぱりチーム一丸となって同じ方向に進むことが一番大事だと思うので、リーダーとしてその道筋を示せたらいいな、と思っています。

―― 休む間も無く、次の世界大会に向けた国内予選(2022 VCT Stage2 Challengers Japan)が始まります

前回の国内予選(2022 VCT Stage1 Challengers Japan)では自分たちも挑戦者として優勝を目指して頑張っていたんですけど、今回は前回優勝して世界大会に進んだチームとして挑むことになります。他のチームからもマークされて、対策もされると思うので、気を抜かずに勝ちを目指したいです。

大会でプレイするLaz選手

プロゲーマーの日常

―― 1日どのくらい練習されるんですか?

基本的に日曜日以外は毎日練習しています。朝起きて1日の準備をして、12時くらいに個人練習を始めて、13時からチームでの練習がスタート。練習をしたり、反省点を話し合ったり、試合内容を研究したり。間に1時間くらいのご飯休憩を挟んで、23時、24時くらいまで続きます。

大体はそれぞれ自宅でボイスチャットを繋いで練習するんですけど、大会が近づいてきたらチームの事務所にみんなで集まって、2週間くらい泊まり込みで練習をしています。

―― お休みの日はどのように過ごしていますか?

休みの日は疲れちゃって1日中寝ているか、練習を兼ねてゲームの配信をしているか。最近は大会が続いてあまり休息が取れていないので、寝ることが一番のリフレッシュになっています。疲れている時は10時間くらい寝ますね。時間がある時には美味しいものを食べに行ったり、散歩をしたりしています。大会期間はなるべく練習をしたいという気持ちが強いので、ほとんど出掛けないんですけど。

―― Laz選手はすごくオシャレな印象があります。髪色やファッションに何かこだわりはありますか?

こだわりというよりは、最近はいろんな人に見てもらえるようになったので、見た目は綺麗にしておきたい、という気持ちが大きいです。配信もファンの方が見に来てくださるので、清潔感にはすごく気をつけていて。不快な思いをさせないようにしないと、と(笑)

勝利を喜ぶLaz選手とSugarZ3ro選手

“ゲーム好きの少年”が日本を代表するプロゲーマーになるまで

―― プロゲーマーになるまでの道のりを教えていただけますか?

兄弟がすごいゲーム好きで、その影響で自然とゲームをする機会が多くて。学校に通いながら空き時間でゲームをしていたんですけど、その延長で出場した大会で優勝したり、成績を残せるようになって。プロのチームに声をかけていただいたのが、18歳の時。チャンスがあるなら、とプロの世界に飛び込みました。

当時のプロはそんなに長い間やっている選手ってあまりいなくて、自分も1、2年とか、ほんとに短い期間の活動になるのかな、と思っていました。プロとして生活できるだけのお金がもらえれば、と考えていたんですけど、現実は厳しくて。金銭的な意味でやっていける状態になったのは、割と最近になってから。『VALORANT』を始めてからなので、2年くらい前ですね。

―― プロとしての活動が軌道に乗るまで、時間がかかったんですね

プロになってから『VALORANT』を始めるまでは『Counter-Strike: Global Offensive(略称: CS:GO)』というゲームをずっとやっていたんですけど、その頃はゲームの大会を見てくれる人が全然いなくて。そういう状況だとなかなか収入を得るのも難しいので、まともに生活ができないレベルでした。その時すでに海外のプロチームはちゃんとお給料をもらって朝から夜まで練習をしている、という環境だったので、収入がないからって練習時間を削ってアルバイトをするってなると、世界の舞台でまず勝てないのは明らかで。かなり苦しい状況だったと思います。

常に生活が苦しかったので、いつ辞めてもおかしくない、いつまで続けられるかな、と思いながらずっと練習していたんですが、そんな状況でも続けてこれたのは、世界の舞台で戦いたいという目標があったのはもちろん、当時のチームメンバーの存在が大きいです。メンバー全員がプロとして勝つためにいろんなものを犠牲にして頑張っていて。自分1人が抜けることでチームに大きな打撃を与えることはわかっていたし、みんなも同じ気持ちだったと思います。自分だけが抜ける、他で何か仕事をしながら片手間でやる、そんなことは出来ないなって。

大会中インタビューに答えるLaz選手

プロゲーマーという職業

―― プロゲーマーが職業として成立する時代になってきていると感じます

本当に最近は盛り上がってきていて、ゲームもサッカーや野球のように、普通のスポーツの一つとして扱ってもいいのかな、と思っています。学生の時にすごく上手い、と注目されるような子がスポーツ選手になれるように、地域で一番ゲームの上手い子はプロを目指して頑張る、みたいな、それくらいの敷居の高さになってきているというか。目指す人たちが多くなって、それだけ才能のある人が見つかるようになってきている、とも感じています。

他のスポーツに比べればまだ発展途上な部分はあるんですけど、プロになれれば、ある程度しっかり生活ができるくらいの収入はもらえるので。ちゃんとお金を稼げるっていうのは現役のプロ選手として、これからプロを目指す子どもたちに見せていかないといけないと思うし、ちゃんとスポーツ選手みたいに成功できると伝えたいですね。僕の存在が模範とまではいかないですけど、プロを目指す子たちの物差しの一つとして、いい物差しであれるように、というのは常に思っています。

―― 現役を引退されたあとは、皆さんどういった活動をされるんでしょう?

配信を仕事にできる人は動画配信サイトで配信をしたり、あとはパソコンの販売業者だったり、ゲーム関係の会社に就職している人が多いです。

―― プロゲーマーを目指す子どもたちへのアドバイスはありますか?

まず、プロを目指すのであれば、本当に実力がないと生活ができなくなってしまうので、そこをしっかり見極める必要があります。自分に才能があるのか、どれだけ練習ができるのか。やっぱり才能のある子はやっているだけで他と違うな、っていうのは感じてくると思うので、そういった意味で冷静に自分の実力を見極めて欲しい。他の選手に一目置かれるくらいの強さがある、とか、将来を期待してくれるプロ選手がいる、とか。厳しいですけど、そうなってきて初めて本気で目指そうと思っていいレベルなのかな、と思います。

―― 苦しい時期を長く過ごされたLaz選手だからこそのアドバイスですよね

そうですね。あとはプロになれなかった場合のことも、もちろん考えておいて欲しいです。プロを目指して全ての時間をゲームの練習に費やせば、もちろん強くはなると思うんですけど、みんながプロになれるわけじゃないので。最低限、やらなきゃいけないことはやっておいて欲しいな、と思います。

ZETA DIVISIONの皆さん 後ろ姿

Laz選手が見据える、日本eスポーツ界の未来

―― 今後の目標をうかがえますか?

18歳でプロになってから本当に長い間競技シーンに張り付いてきましたけど、世界で戦えるチームになりたい、という気持ちはずっと変わりません。最近その目標に手が届きそうなところまで来ていて、長いこと目標にしてきたものがいざ目の前に迫ってくると、言葉では言い表せない気持ちになったりもするんですけど。でも、このままの勢いで世界一を目指して頑張りたいと思っています。一歩一歩進んでいかないといけないので、まずは日本大会(2022 VCT Stage2 Challengers Japan)で優勝を目指します。

―― Laz選手がこれからの日本のeスポーツシーンに期待することはどんなことでしょう?

このままずっと盛り上がりが続いたらいいな、と思っています。プロを目指す人たちにはちゃんと実力があればゲームで生活できるくらいの環境があって欲しいし、ゲームに関係する仕事をしている方々も、ゲームに関わることで生活が出来なくなる、みたいなことがないように、しっかりゲームで働ける環境が整うことを願っています。

僕自身、世界のeスポーツシーンと日本国内の環境の違いに苦しめられてきた過去があるので、『VALORANT』ではそういうことがなくせたらいいな、とすごく思っていて。選手だけじゃなく、ゲーム業界に関わる方全員が潤って欲しいです。

―― ゲームに詳しくないノンノ読者に向けて、『VALORANT』の試合を楽しめるようになるポイントを教えていただけますか?

『VALORANT』は本当に観戦が楽しいゲームだと思っていて、他のスポーツと同じで盛り上がりを肌で感じることが出来ると思います。ゲームのことをあまり分からなくても、最近は実況と解説の方がすごく細かく丁寧に解説してくれるので、そんなに深く考えなくて大丈夫です。見てくださる人に楽しんで欲しい、という気持ちが一番強いので、まずは見てみて、こういうところが面白いなっていうのを探してみて欲しいです。

好きな選手が出来れば応援がさらに楽しくなると思うので、選手個人のSNSを見てみるのもおすすめです。ゲームの動画だけじゃなく、普段の活動をアップしている選手も多いので、より選手を身近に感じることが出来ると思います。僕もYouTubeで世界大会が開催されたアイスランドの風景や日常のVLOGなどをアップしているので、ぜひ見てみてください。

Profile

LazLaz選手のインスタグラム Laz選手のTwitter Laz選手のYouTube

1995年11月26日生まれ、神奈川県横浜市出身。ZETA DIVISION VALORANT部門所属。世界が認める日本のナンバーワン『VALORANT』プレイヤー。
▶ZETA DIVISION 公式サイト

取材・文/荻窪優

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