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DJ松永さんに人間関係のお悩み相談! 「 人の投稿を見て一喜一憂するSNSをやめたいです」

Creepy NutsのDJ松永さんにいろいろ相談してみた。

HIP HOPユニット「Creepy Nuts」のDJ松永さんがnon-noに初登場! 読者のお悩みに寄り添いながらも松永さんらしい考えを話してくれました。

人間関係の悩み

Creepy NutsのDJ松永さん3

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人の投稿を見て一喜一憂する時間がもったいないのでSNSをやめたいです。でもやめると友人とコミュニケーションがとりづらくなりそうで怖いです。

(ごまパペ/大1)

自分と同じ気持ちの人はきっといる!

確かに、今の時代SNSをやっていないと置いてけぼりになってしまいそうな恐怖がありますよね。SNS断ちをする勇気は僕も持てない。ごまパペさんも僕もそうなんだから、同じ気持ちの人はもっとたくさんいるはずで、そんな仲間と出会えたらいいですよね。共通の痛みや境遇、しんどいと感じるものを持ってる人との絆って強いと思う。僕にも"こんなこと、この人の前でしか言えないな"ってくらい倫理観を度外視したような話をできる相手がいます。そういう相手が一人いるだけで気持ちがラクになるから、ごまパペさんも探してみてほしいな。よくよく見渡してみると"この人ムリしてるな"って人、意外と身近にいますよ(笑)!

私の母は過保護でいまだに門限は19時、泊まりは禁止です。どうしたら母の過保護から逃れられるでしょうか?

(レイア/フリーター・22歳)

まずは自分自身が母親から自立する行動を!

門限を決められていて、泊まりも禁止……ってことはレイアさんは実家暮らしってことなのかな。もしそうなら、まずは実家暮らしをやめて、一人暮らしを試したほうがいいかもしれない。レイアさん自身がお母さんから離れられていないなかで、過保護から抜け出すのは環境的に難しいのかなって思います。とはいえ、その一人暮らしもお母さんに止められる可能性もあるだろうなぁ。でもそこは、自分の意志を強く持って"一人暮らしをしたい"ってことを伝えるべき。実際に許可が出るかは置いておいて、お母さんを説得するために言葉を尽くして自分の意志を伝えたり、対話をするという過程自体が、お母さんの過保護から抜け出したりレイアさんが自立することへの第一歩だと思います。

友達と話している時はいつも聞き役なので、いい相づちの打ち方が知りたい。

(ブロッコリーのわたわた/高3)

相手の話を真剣に聞くことで自然な相づちが出てくるはず。

まず大事なのは相手の話を真剣に聞くってことだと思います。“気のきいた相づちを打とう”と考えながらでは話に集中できず、内容もさることながら、温度感や間みたいなものもズレてしまう可能性が高いです。理屈的にいい相づちを習得するのは困難と考えたほうがいいかもしれません。とにかく人の話を自分事のように捉えて真剣に聞くことによって、感情移入し、自然かつ自分の言葉で、的確な相づちが打てるんじゃないかな。

Creepy NutsのDJ松永さん4

進学などのタイミングで人間関係をバッサリ切りがちで、長いつき合いの友達がいません。親友という存在が私にはもうできないのでは、と焦っています。

(省エネ/高3)

そもそも "親友"って本当に必要?

自分から関係性を切る勇気があるなら強い方だと思うので、大丈夫だと思う。学校内で親友を作らなきゃいけないっていうのは完全に先入観。そもそも親友の定義がすごくあいまいだし、僕は呪いに近い言葉だなとも思います。「私たち親友だよね」って答え合わせしなきゃいけない関係って……めっちゃ不安定。僕の場合は、どんなに時間や距離に阻まれても、一切その絆に疑いの余地もなく、答え合わせの必要がない関係性が築けていたら、親友といってもいいかなとは考えます。そしてその関係性の信頼度や強度っていうのは、限りなく家族に似ているものです。だからこそ、あまり友達の数や絆の深さにとらわれすぎずに過ごすのがいいと思います。省エネさんは今高校3年生ですから、今後進学したり社会に出ていくなかでまたいろいろな出会いがあるはず。もっと広がった世界の先に、志が同じ人や気が合う人と出会う確率はグンと高まるだろうから、今のままできっと大丈夫。

答え合わせをしなくていい関係が理想!

職場にお酒が好きな人が多く、お酒が飲めないことがコンプレックスです。飲み会を切り抜けられる方法が知りたいです。

(風船/会社員・22歳)

一度"飲みに行かない"という選択をしてみては。

"飲み会に行かない"という選択を1回試してみてもいいかも。その1回の選択ですべてが決まるわけではないですから。今のところ"飲み会に行く"って選択しかしたことがないわけだから、"行かない"って選択をすることでどんな景色が見えるのかを確認してみてほしいです。誘いを断る時は"用事があって"とかウソはつかずに"お酒が飲めないので"ってちゃんと本当のことを言うべき。そこでウソをつくと、だんだん話がかみ合わなくなって、飲み会うんぬんとはまた別の息苦しさが出てくる気がするので。それに、お酒を飲めないのは別に悪いことでもなんでもないですからね。

DJに没頭したことで、人間関係の悩みから解放されたのがハタチ前後の頃。人の目を気にしなくなって、ラクになった時期です。

Profile & Information

●でぃーじぇい まつなが 1990年8月23日生まれ、新潟県出身。HIP HOPユニット「Creepy Nuts」のDJ。’19年に世界最大規模のDJ大会で優勝。大人気ラジオ番組『Creepy Nutsのオールナイトニッポン』(月曜深夜25時〜・ニッポン放送)や、バラエティ番組『沼にハマってきいてみた』(月曜、火曜19時30分〜・NHK Eテレ)のMCも務めるなど、多方面で活躍。最新アルバム『アンサンブル・プレイ』を引っ提げ、12月8日まで全国ツアー中。

2022年12月号掲載

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