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【試写感想】映画『汝、星のごとく』横浜流星×広瀬すずW主演、15年の愛と選択を描く物語
2026.09.30更新日:2026.10.01
映画『汝、星のごとく』をTOHOシネマズの試写会でいち早く観てきました!
原作は本屋大賞を受賞した人気作品で、私も大好きな本なので、公開をずっと楽しみにしていました。
今回は、『汝、星のごとく』の魅力をネタバレなしで語ります!

あらすじ

物語の舞台は、瀬戸内海にある島。
島で暮らす高校生・暁海は、ある日、京都から転校してきた櫂と出会います。家庭にそれぞれ悩みを抱えていた2人は、境遇の似た者同士として少しずつ心を通わせ、やがて恋人に。
しかし、高校卒業後、漫画原作者になる夢を追って東京へ向かう櫂と、家族のために島に残ることを選んだ暁海。離れて暮らすことになった2人の前には、人生を大きく左右するさまざまな出来事が待ち受けています。
17歳から32歳まで、15年にわたって描かれる2人の人生。
「誰かを愛すること」と「自分の人生を選ぶこと」。その間で何度も迷いながら、それぞれの道を歩んでいく暁海と櫂。2人が最後にどんな選択をするのか ― 。
感想【ネタバレなし】

「正しい」って、誰が決めるのか。。。
私は暁海の選択も、櫂の生き方も、登場人物たちの選択すべてに共感できたわけではないです。
特に、物語が進むにつれて変化していく櫂に対しては、暁海に感情移入して苦しくなることも。
でも、だからこそ心に残ったのが「正しさ」についての北原先生の言葉でした。
具体的な発言はネタバレになってしまうので控えますが、社会の中で一般的とされる生き方から外れていたとしても、周りと同じ選択をしていなかったとしても、それだけで「間違っている」と決めつけていいわけではない。
この作品を観て、改めてそんなことを考えさせられました。
個人的には、木村佳乃さん演じる母親の存在も印象的でした。簡単には割り切れない親子の関係に、観ていて複雑な気持ちにさせられます。。。
そして、藤井道人監督が映し出す瀬戸内の海や、物語の中で重要なモチーフとなる刺繍の美しさも、この作品ならでは。スクリーンで観るからこそ感じられる空気感があり、原作が大好きな私としては、この景色を映画で観られてよかったと思いました。
RADWIMPSさんの主題歌も良すぎる!
横浜流星さんの熱意から生まれた作品
今回の試写会は舞台挨拶の中継付きでした。そこでキャストの方々の熱い想いがすごく伝わってきたので、舞台挨拶の内容もレポートしようと思います。
実は『汝、星のごとく』の映画化は、横浜流星さんの強い思いから始まった作品。原作を読んだ横浜さんは、「今この時代に届けるべきだ」と感じ、「自分が櫂として生きなければ後悔する」と、凪良ゆうさんに自ら手紙を送ったそうです。藤井道人監督にも映画化をお願いし、そこから本作が動き始めました。
完成披露試写会の舞台挨拶でも、横浜さんは本作を「今の時代に届くべき、観ていただきたい一番星のような作品」と表現。世間の声や「正しさ」に縛られ、自分の生き方を見失ってしまいそうな今だからこそ、櫂と暁海の選択や愛の形が、観る人の心に一筋の光を届けられるのではないかと語っていました。
そんな横浜さんの言葉を受けて、暁海を演じた広瀬すずさんも、本作への思いを語ってくれました。
「凪良先生の紡ぐ言葉や世界は、自分の正しさの物差しで何でも正解にしてくれるというか、味方になってくれるような気がしています」と話した広瀬さん。15年という長い時間を映画で表現する難しさを感じながらも、一つひとつの出来事に触れながら演じた撮影期間を「贅沢で幸せな時間だった」と振り返っていました。
キャストや監督の言葉からも、この作品に込められた思いの強さを感じた完成披露試写会。映画を観る際には、櫂と暁海の物語だけでなく、作り手たちがどんな思いでこの15年をスクリーンに描いたのかにも注目してみてください。
原作は本屋大賞を受賞✨
映画『汝、星のごとく』の原作は、凪良ゆうさんによる同名小説。2022年に刊行され、2023年には「全国書店員が選んだ いちばん!売りたい本」第20回本屋大賞を受賞した話題作です。
私が特に好きだったのは、原作の冒頭に出てくる文章が、最後にもう一度繰り返されるところ。同じ文章なのに、物語を読み終えたあとに読むと、最初とは感じ方が全然違い、その変化がとても印象的でした。
『汝、星のごとく』で初めて凪良ゆうさんの作品を知った人に、ぜひチェックしてほしいのが、2020年に本屋大賞を受賞した『流浪の月』。
主人公・更紗と、彼女を“誘拐した”と世間から見られてしまう青年・文。2人の間にある関係を、周囲から見える「正しさ」だけではなく、当事者にしか分からない感情から描いた作品です。2022年には広瀬すずさん、松坂桃李さんら出演で実写映画化されました。
また、『汝、星のごとく』の世界をもっと深く楽しみたい人には、続編となる『星を編む』もおすすめ。『汝、星のごとく』では描ききれなかった3つの物語が収録されていて、櫂と暁海を支えた教師・北原の過去や、櫂を担当した編集者たちの物語、そして暁海のその後まで描かれています。
恋愛だけではなく、家族や生き方、人と人との関係を丁寧に描く凪良ゆうさんの作品。『汝、星のごとく』をきっかけに、ほかの作品にも触れてみるのもおすすめです。
もうすぐ公開!

映画『汝、星のごとく』は10/9(金)公開です!美しい映像と、演技と、音楽を劇場でぜひ鑑賞してみてください!

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