【奥平大兼×出口夏希】撮影中、出演者の間で流行っていた、あることとは？映画『か「」く「」し「」ご「」と「』

映画『か「」く「」し「」ご「」と「』で二人が演じたのは、人の気持ちが少し見えるチカラを持った高校生。映画のストーリーにまつわる質問で、飾らない姿に迫ります！

（右・夏希）トップス￥86900・インに着たカーディガン￥83600・スカート￥97900／IZA（N21）　靴￥95700／バウ インク（ADIEU）　（左・奥平さん）靴￥51700／ネペンテス（ニードルズ）　

程よい距離感を大事にしながら、思いを伝えていきたい

（奥平）

映画を通して気持ちを言葉にする大切さを教わった

（出口）

Q 休憩中はアイスを食べて校長先生ごっこ!?

奥平　今回、映画の撮影の空き時間のことを全然覚えてないんだよね。
出口　私は、むしろそれしか覚えてないかも（笑）。
奥平　えぇっ！
出口　休憩中に私たちの間ではやってたことがあって……。
奥平　何だっけ!?　
出口　校長室に遊びに行くこと。
奥平　あ、＂さとちゃん＂！
出口　実際に生徒の方々が通っている高校を撮影に使わせていただいたんですけど、＂さとちゃん＂というのはその学校の校長先生のあだ名です。夏のものすごく暑い日に撮影をしていたら、校長先生がキンキンに冷えてる校長室に「いつでも来ていいよ」って言ってくださって、休憩させてもらってたんだよね。
奥平　たしかにそうだったね！ そこで差し入れしていただいたアイスを食べたり。　
出口　校長先生ごっこをしたり。
奥平　廊下で撮影してたら書道部の生徒さんたちが僕たちに見えるように＂撮影頑張って！＂って書いた大きな紙を見せてくれたのもうれしかったな。
出口　学校の皆さんとの優しい関わりやつながりに、心があったかくなった！
出口　共演する前の奥平さんは、役の京くんと同じようにおとなしいイメージだったんだ。でも、実際は意見をしっかり持っていて、それを静かに伝えるタイプだったから、第一印象と違うなって感じた。
奥平　うん。京くんほど自分の考えを話す時に迷うことはないかも。僕から見ると、出口さんと、演じてた天真らんまんなミッキーはすごく似ていた気がする。
出口　よくそう見られるんだけど、実は思ったことを何も言えずにため込んじゃうタイプで……。
奥平　えー、そうなんだ。伝えられそうなのに。
出口　まだまだなんです（笑）。　
奥平　まだまだですね（笑）。
出口　でも今回この映画を通して、気持ちを言葉にする大切さを学ばせてもらったな。　
奥平　そうだね。人との距離感って難しいけど、踏み込んでもOKな境界を察して配慮しながら、僕も気持ちを伝えていこうと思った！

Daiken Okudaira

●おくだいら　だいけん　2003年9月20日生まれ、東京都出身。2020年に映画『MOTHER マザー』で俳優デビュー。日曜劇場『御上先生』など多くの話題作に出演。映画『雪風 YUKIKAZE』が8月15日（金）より公開。

Natsuki Deguchi

●でぐち　なつき　2001年10月4日生まれ、中国出身。ノンノ専属モデル。最近の主な出演作に、ドラマ『ブルーモーメント』や映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』『赤羽骨子のボディガード』ほか多数。

映画『か「」く「」し「」ご「」と「』

内気な高校生・京（奥平大兼）は、クラスの人気者・ミッキー（出口夏希）が気になっているのに遠くから見つめるだけ。卒業まで＂友達の友達＂でいるはずだったある日、二人の関係に変化が訪れる。●5月30日（金）より全国公開

2025年7・8月合併号掲載