音楽

Mrs. GREEN APPLE主催『CEREMONY』2026。ふるっぱーやTWSらが会場を湧かせたDAY2をレポ!

2026.06.17

ノンノ7・8月合併号特別版のカバーを飾っているMrs. GREEN APPLEが、6月10日(水)、6月11日(木)の2日間にわたって「Mrs. GREEN APPLE presents『CEREMONY』」をKアリーナ横浜で開催。Mrs. GREEN APPLE、FRUITS ZIPPER、上白石萌音、マキシマム ザ ホルモン、ネクライトーキー、サカグチアミ、TWSらが登場したDAY2のステージをレポートします!

▶DAY1の様子はこちら

グリーンカーペットに登場したMrs. GREEN APPLE
Photo by @ogata_photo

Mrs. GREEN APPLE presents 『CEREMONY』とは?

どこまでも多様で、 魅力的なエンタテインメントを。

Mrs. GREEN APPLE は 新しいエンタテインメントメディアとして、「Mrs. GREEN APPLE presents 『CEREMONY』」を立ち上げました。

それは、ライブやフェスとは異なる、 ファッションや音楽、カルチャーが融合した、新しいエンタテインメントショー。

プライズ(PRIZE)とはまた違う、 プレイズ(PRAISE)というスタイル。

お互いの音楽やカルチャーを讃え合い、 交わり合うこの祭典を通じて、

次世代のエンタテインメントコミュニティーの あり方を提唱します。

開演時刻を迎え、美しい曲線が織りなすステージに姿を現したのは、Mrs. GREEN APPLE大森元貴若井滉斗藤澤涼架。大森が「CEREMONY!」と発した第一声に、それまで上がっていた歓声がひと際大きくなる。続けて「第3回Mrs. GREEN APPLE presents『CEREMONY』へようこそ! 昨年から始まりましたこの『CEREMONY』は、フェスでも、対バンイベントでも、授賞式でもございません。出演されるアーティストの方々も、中央の円卓にてこのイベントを最大限楽しんでいただければと思っております。音楽は残念ながら衣食住ではなく、エンタメのひとつの要素です。でも、音楽はなくてはならない、人生の彩りには欠かせない素晴らしいものだと思っております。そして、アーティスト、表現者というのは、個人的な思いですけど、孤独だと思います。でも、今日くらいはどうか、ここで全員でつながりを持つことで、きれいごとでもいいので、きれいごとを一生懸命に。そんなことを感じられる2日目にできるとうれしく思います。今日くらいは、闘争心だったり競争心ではなく、互いのカルチャーに触れて、“音を楽しむ”と書いて音楽だということを皆様と一緒に再提示したいと思うんですけど、いかがでしょうか? アーティストの皆様も、お客様も、どうか身をゆだねて、どうか自由に楽しんでいってください。すべてのアーティストに、音楽に、敬意を。それでは第3回『CEREMONY』、開幕致します!」と高らかに開幕宣言を行った。

上白石萌音

パフォーマンス中の上白石萌音の様子1
撮影:田中聖太郎写真事務所
パフォーマンス中の上白石萌音の様子2
撮影:田中聖太郎写真事務所

『CEREMONY』は、MCを務めるサッシャ中条あやみに紹介されたプレゼンターが、自身がこれまで音楽とどう触れ合ってきたかや音楽への思いを語り、それに続いてアーティストがパフォーマンスを披露していくという構成。この日最初のプレゼンターとして呼ばれたのは、なんとメンバーの藤澤。客席の端から端まで手を振り、「初めて聴くサウンドやスタイルもあるかもしれません。もし楽しみ方が分かんなくなってきたら、僕を見ていただけたら大丈夫です(笑)。めちゃくちゃ踊ってると思いますし、すごい手を上げてると思います。間違いなく誰よりも今日1日楽しむつもりで来てます!」と客席へ語りかける。温かい人柄が伝わってきたスピーチを受け、トップバッターを飾ったのが上白石萌音。透明感のある歌声で「なんでもないや(movie ver.)」を届け、「懐かしい未来」で聴かせる伸びやかで力強い歌声には、華奢な体のどこにこんなパワーを秘めているのかと驚かされる。3曲目は「メメント・モリ」。大森が手がけた同名楽曲の世界観をもとにした絵本の朗読劇に上白石が出演した際にも披露した1曲だ。上白石は「『メメント・モリ』との出会いは宝物で、この作品は人生のお守りです。感謝と敬意を込めて歌わせていただきます。ご本人より先に歌っちゃってごめんなさい! 非難するなら今です。でも歌います!」とお茶目なMCをはさんで歌唱。間奏では上白石と大森が互いに拍手を送り合い、ステージ上方に設置されたスクリーンには楽曲を聴きながら涙を浮かべるような表情の大森も映し出された。

ステージ転換の間、円卓が並ぶ“アーティストラウンジ”で行われたアーティスト同士の交流も『CEREMONY』ならではの見どころのひとつ。最初は同じテーブルに座っていたミセスがそれぞれ別のテーブルに移動し、他アーティストと談笑する光景が繰り広げられ、韓国語が堪能な若井はTWSの隣に座って話に花を咲かせていた。

ネクライトーキー

パフォーマンス中のネクライトーキーの様子1
撮影:田中聖太郎写真事務所
パフォーマンス中のネクライトーキーの様子1
撮影:田中聖太郎写真事務所

続いてプレゼンターに選ばれたのは、TWSJIHOON。「音楽は誰かを応援し勇気を届けながら、お互いを理解して共感する言葉だと思います。ここにいらっしゃるすべての方々が音楽というひとつの理由でこの場所に集まっていることが、とても特別に感じられます。音楽を通じて私たちは同じ感情を分かち合い、同じ瞬間を共にすることができます。僕はそれこそが音楽が持っている一番の大きな力だと信じています」と流暢な日本語で話すと、その思いに共感するように大きな拍手が沸き起こる。そして、5人組ロックバンド・ネクライトーキーのステージがスタート。疾走感あふれる「北上のススメ」と「オシャレ大作戦」を立て続けに披露し、さらにリリース前の新曲だという「余計なこと」を歌うサプライズも。MCでボーカルのもっさが「音楽にはいろんな形があると思うけど、根っこのところに同じものがあったら共鳴できる」と話したように、会場は熱いパフォーマンスによってひとつになり、ミセスの3人は立ち上がって拍手を送っていた。

サカグチアミ

パフォーマンス中のサカグチアミの様子1
撮影:田中聖太郎写真事務所
パフォーマンス中のサカグチアミの様子1
撮影:田中聖太郎写真事務所

3人目のプレゼンターは、オリンピック三連覇を果たした元レスリング選手の吉田沙保里。「3歳から引退するまでの33年間、金メダルをとるまでにはたくさんの音楽に勇気や元気をもらいました」と話し、「引退した今では自己流でギターを弾きながら歌ったり、カラオケで1日中歌ったりしている」というエピソードに続いてステージに登場したのが、シンガーソングライターのサカグチアミ。観客の手拍子にのせて「好-じょし-」を歌い上げると、2曲目は「昨年末に新たなフェーズに進むために名前を漢字からカタカナに変えました。その覚悟と決意を持って書いた1発目の曲」と紹介した「名前」で観客の心に語りかける。最後は、未発表曲の「裸」。アコースティックギターの音色にのせて、楽曲に込めたメッセージである“ありのままの自分を愛することの大切さ”をまっすぐに届けた。

FRUITS ZIPPER

パフォーマンス中のFRUITS ZIPPERの様子1
撮影:田中聖太郎写真事務所
パフォーマンス中のFRUITS ZIPPERの様子2
撮影:田中聖太郎写真事務所

4人目のプレゼンターとして登壇したのは、『CEREMONY』の幕開けにふさわしいステージを披露した上白石萌音。「冒頭のご挨拶で大森さんが“きれいごとかもしれないけど”とおっしゃっていたのを聞いて、『銀河の一票』というドラマの名ゼリフが頭に浮かびました。それは“きれいごとじゃないよ、きれいなことだよ”というセリフです。こんなにもきれいなことで満ちあふれた、きれいなことを信じられるなと思える場所にいられて、今日は本当に幸せです」と『CEREMONY』への感謝の気持ちを伝えた。そして、「はちゃめちゃわちゃライフ!」&「ぱわーオブらぶ」と、“NEW KAWAII”全開のステージで観客全員を笑顔にしてくれたのがFRUITS ZIPPER。さらに3曲目の「わたしの一番かわいいところ」が始まると、大森が立ち上がって『テレビ×ミセス』のコラボパフォーマンスでも見せたキレキレのダンスを披露。ラストはメンバーに「涼ちゃんさん!」と呼び込まれた藤澤が円卓に囲まれた特設ステージで完璧なステップを踏み、最後に7人とポーズを決めると、大森は大爆笑。そのままFRUITS ZIPPERと共にステージをあとにしようとして、若井に連れ戻される場面もあった。

マキシマム ザ ホルモン

撮影:齋藤タカヒロ
撮影:齋藤タカヒロ

5人目のプレゼンターは、この日にぴったりなグリーンの着物に身を包んだ落語家の立川志らく。「中学生と小学生の娘がミセスの大ファンで、芸能界特有のコネを使って2回ライブを拝見させていただきました。私には分からないだろうなと思って聴いていたら、ものすごい心地がよかった。それはミセスの楽曲には昭和の音楽の風が吹いているからなんです。Mrs. GREEN APPLE、永遠なれ!」 というスピーチに、深くお辞儀をして敬意を表するミセスの3人。その直後、圧倒的な存在感を見せつけたのがマキシマム ザ ホルモンだ。「シミ」と「maximum the hormone II ~これからの麺カタコッテリの話をしよう~ 」の激しいパフォーマンスに合わせてアーティストも観客もヘドバンを繰り返し、拳を上げる光景は、さながらライブハウスのよう。MCではダイスケはんが「僕たちがこの『CEREMONY』にたどり着けたのは、ミセスがフェーズ1からフェーズ2に至るまでの期間に僕がミセスの3人にむちゃくちゃ高い焼肉をおごったからなんですよ! あまりに高すぎたから、1回分ではもとがとれません。むこう5年間(『CEREMONY』に)出してくれる?」というお願いが飛び出し、会場は笑いの渦に包まれる。その後はマキシマム ザ ホルモンのライブでおなじみの“恋のおまじない”「麺カタ・コッテリ・ヤッター!」をアーティストも観客も関係者も叫んで「恋のメガラバ」に流れ込む。中学時代からマキシマム ザ ホルモンのファンだったという若井はMCからステージの感想を聞かれ、「こんなに近くで見るのは初めてです! 最高でした‼」と目を輝かせていた。

TWS

パフォーマンス中のTWSの様子1
撮影:田中聖太郎写真事務所
パフォーマンス中のTWSの様子2
撮影:田中聖太郎写真事務所

6人目のプレゼンターは、競泳日本代表としてオリンピックに4大会出場した入江陵介。「大森さんとは1度対談をさせていただいたことがあって、大森さんのお人柄はもちろん、音楽への思い、メンバーへの思い、たくさんのことをお話しいただいて、まっすぐな方だなと感じました。ますます、大森さん、Mrs. GREEN APPLEのファンになりました」と語る。続いて登場した6人組ボーイグループ ・TWSが披露したのは、日本デビューシングルのタイトル曲「はじめまして」。さわやかな歌声とお芝居を交えたようなキャッチーなダンスが印象的な1曲は、「皆さんにはじめましての挨拶をするのに、この曲がぴったりだと思いました」(JIHOON)という理由で選ばれた1曲。さらに今年4月にリリースした「You,You」、SNSで“アンタルチャレンジ”が話題となった「OVERDRIVE」もパフォーマンス。2曲を歌う前のMCではメンバー自ら腕を組んで肩を揺らす動きを客席に向かってレクチャーし、会場に一体感を生み出した。

Mrs. GREEN APPLE

パフォーマンス中の大森元貴の様子
撮影:田中聖太郎写真事務所
パフォーマンス中の若井滉斗の様子
撮影:田中聖太郎写真事務所
パフォーマンス中の藤澤涼架の様子
撮影:田中聖太郎写真事務所

最後のプレゼンターとして登場したのは、MCを2日間務めた中条あやみ。「私にとって音楽とは、人生という映画の壮大なオーケストラです。私事ですが今年でこのお仕事を始めて15年になりまして、30歳というひとつの節目を迎えようとしています。でも、これからやっとスタートに立つという気持ちがどこかにあります。それは、過ぎていく楽しかった日もそうでない修行のように苦しかった一瞬一瞬も当たり前ではないんだいうことに気づき、今やっとこの瞬間を大切にかみしめて生きているからだと思います。ひとりひとりのセレモニーにはいつも音楽があり、これからもいろんな音楽が人生と共に彩られる。そんな最高のオーケストラに、私は今日もこの瞬間に出会いました」と、したためてきた手紙を読み上げた。そして、大きな拍手と大歓声で迎えられたのはMrs. GREEN APPLE。「ANTENNA」のイントロにのせて手拍子が自然と沸き起こり、会場の空気を一瞬で掌握する。続いてDAY1のセットリストとは異なる「クスシキ」のイントロが流れた瞬間、客席からは歓喜の声が上がり、大森の手の動きに合わせて観客の手も左右に揺れる。大森がアコースティックギターを手にして「風と町」を歌い始めると照明を落としていたステージが色づき、藤澤が奏でるピアノの旋律から始まったのは「天国」。大森が声色を自在に操りながら唯一無二の世界観を表現していくさまは、圧巻のひと言だ。ステージを締めくくったのは「GOOD DAY」。観客はもちろん、アーティストラウンジにいる全員が立ち上がり、彼らの音楽に気持ちよさそうに体を揺らす。そこには、音楽のジャンルや表現の仕方といった垣根を軽やかに飛び越えた、ボーダレスな『CEREMONY』にふさわしい光景が広がっていた。

パフォーマンス中のMrs. GREEN APPLE
撮影:田中聖太郎写真事務所

ミセスがステージをあとにすると、スクリーンにはこの日のダイジェスト映像が流れ、再び3人が登場する。大森が「第3回『CEREMONY』いかがでしたか?」と問いかけたあと「超楽しかったです! ありがとうございます!」と3人で一礼。「冒頭に説明したフェスでも対バンでも授賞式でもない、というのが体現できている気がして、感無量です。冒頭でも言いましたけど。創作とかクリエイティブとか表現者って孤独だと思ってます。自分のことをどれだけ疑ってどれだけ信じて、チームのことをどれだけ信頼して疑って頼って愛を込めて……っていうのをずっと繰り返すのって、すごく刺激的ですが、すごく心強いですが、胸がきゅっとなる日もあって。そういうのをまた僕は音楽や表現にぶつけているわけですけど、理屈とか斜に構えるとかじゃなくて、やっぱ音楽って最高だなっていうことを心の底から感じることができる『CEREMONY』が3回目にしてここにいるすべての人の愛情で包み込まれたって、けっして当たり前じゃなくて。みんな目撃者になって体験者になって共犯者になったと思っています。本当に楽しかったです。ありがとうございます。賞とかランキングとかチャートとかいろんなものが僕らを突き動かすこともあるんですが、そういう勝ち負けとか優劣だけじゃなくて、音楽って表現ってアーティストってお客さんってライブって本当にすばらしいものなんだって思えて、勝ち負けを決められるよりもすごくうれしくて悔しさを知れた、そんな『CEREMONY』になりました。アーティストの皆さんも(客席の)皆さんも関わってくださってるすべての方々に愛を込めて、心を込めて、ありがとうございます! また、来年も『CEREMONY』でお会いしましょう!」と語った大森。最後に幸せな約束を交わして、2日間にわたった2026年の『CEREMONY』は幕を閉じた。

Staff Credit

取材・原文/吉川由希子 web編成/本誌編集部

【速報】Mrs. GREEN APPLEが表紙のノンノ7・8月合併号特別版、異例の重版決定! | トピック | non-no web

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