non-noメンバーに登録すると
いろんな特典が盛りだくさん♡
2023.11.07更新日:2023.11.09
夫のモラハラに25年間も耐え続けてきた西田さん演じる専業主婦の郁子、恋愛も仕事も常に2番手で満たされない思いを抱えている香音演じるほのか。環境や年齢は違えども、ともに生きづらさを抱えている二人がひょんなことから一緒に働くことに。バブル世代の郁子と令和世代のほのか、世代の違う二人が時にぶつかり、時に励まし合いながら、現代の女性が抱える悩みや違和感に切り込んでいく……。ドラマ「くすぶり女とすん止め女」で共演している二人の“先輩後輩”クロストーク♡
西田 私が演じる郁子さんはモラハラ夫に虐げられてきた女性なんです。家の中でがんじがらめになっている日々の中ではなかなか自分を出すことができなかったけれど、実はとても能力がある人です。夫との離婚のために一念発起して働き始めてからは、持ち前のコミュニケーション能力を発揮。引きが強いと言いますか、周りに人がどんどん集まってくるんですよね。
香音 私が演じるほのかは「どうしたら、この人に取り入ることができるか」頭の中であざとく計算するタイプなんですが、郁子さんは好奇心を武器に自然体のまま相手の懐に飛び込んでいく。その姿がとても魅力的なんですよね。
西田 でも、社会に出たら出たでいろんな壁にぶつかって失敗したり落ち込んだり。そこをほのかちゃんにいつも助けてもらってね(笑)。
香音 時にイライラしたり、怒ったりしながら(笑)。イケイケどんどんのバブル世代を生きてきた郁子さんとは違い、ほのかはどこか淡々と冷めている令和世代の女の子で。恋愛も仕事も「無理はしない」「頑張りすぎない」、目の前に立ちはだかる壁も高いと思ったら避けて通るようなタイプなんです。でも、どこかで「一番になれない」もどかしさも感じていて。ある意味、すごく不器用というか。演じながら何度も思いましたから。「ああ、そこ尖るとこじゃないのに!」「そこは我慢するところじゃないよ!」「そんなに強がらないで!」って。
――現代女性が抱えるモヤモヤに二人が立ち向かっていく姿を描き、世の女性たちの背中を押す内容になっている今作ですが、プロデューサーを務めているのはM E G U M Iさんなんですよね。
西田 今作にはM E G U M Iさんもスナックのママとして登場していますが、自分の出番がないときも毎回現場にいらしてくださいました。
香音 スタジオに“M E G U M I食堂”というケータリングコーナーを作って、おすすめのカレー屋さんのメニューを提供してくださったり。
西田 M E G U M Iさんおすすめの美容術やコスメを教えてもらったりもしました。
香音 現場の空気感も、空き時間の雑談も、すごく楽しかったです!
――今作の役柄を演じるにあたって、M E G U M Iさんから何かオーダーはありましたか?
西田 撮影が始まる前に「今回、よろしくお願いします」と素敵な贈り物とお手紙をいただいて。その手紙には「世の女性達の背中を押せるような作品にしたい」というM E G U M Iさんの思いが綴られていました。
香音 素敵な贈り物とお手紙、私もいただきました!︎ その心遣いにも感動したのですが、撮影前に打ち合わせ時間までとってくださって。でも、そこで言われたのは「現代を生きる等身大の女の子を、香音ちゃんが思うほのかを演じてください」という言葉で。演者を信じて託してもらえている感じが、なんだかすごく嬉しかったです。
――女性達にたくさんのパワーを届ける内容になっている今作ですが、ノンノ読者にどんなことが伝わったら嬉しいですか?
西田 “生きること”が楽しくなるといいですよね。落ち込んだり、悩んだり、「私なんか」って自信を失うことも多々あるけれど、「私も捨てたもんじゃないな」って自分のことをもっと好きになってもらえたらいいなって思っています。
香音 同世代のほのかちゃんがぶち当たる壁はきっと、ノンノ読者のみんなにも共感してもらえると思うんです。だからこそ、ほのかちゃんの背中を押してくれる郁子さんにはパワーをもらえると思うし、一緒に強くなれる気がする。
香音 笑って、泣いて、スカッとして、「明日も頑張ろう」って思ってもらえたら嬉しいです!
――今作が初共演のお二人にはある共通点が。現在、ノンノモデルとして活躍している香音はもちろんですが、実は西田さんもモデル時代にノンノで大活躍。表紙を何度も飾り、読者のアンケートで好感度一位モデルに選ばれたこともあるんですよね。
西田 だいぶ昔の話です(笑)。
香音 当時のエピソード、聞きたいです!
西田 早朝に集英社に集合して、順番にメイクして、ロケバスに乗って、編集さんが用意してくれたおにぎりを食べながら九十九里浜とか、遠方まで向かうんです。ロケを終えたら、都内のスタジオに行って、何パターンもある着回しの撮影をしたりして。
香音 今の私たちと同じです(笑)。
西田 今振り返ると、当時のモデルがそうそうたるメンバーでした。坂井真紀ちゃんやりょうや小雪……。一緒に撮影していた仲間が今では女優として活躍していたりして。メンズノンノでは田辺誠一君や大沢たかお君と撮影する機会も多くて。今、あの頃の仲間達と会うと「おお、久しぶり!」って、まるで同級生にあったような感覚になるんですよ(笑)。
――香音から西田さんへ、ノンノモデルの後輩として先輩に何か聞きたいことはありますか?
香音 聞きたいことは山ほどあるんですけど……。ノンノ世代だった頃を振り返って「今のうちにこれをやっておけ!」と思うことはなんですか? これはきっと読者の皆も聞きたいはず。
西田 「旅行」かな。やっぱり、就職したり、家庭を持ったり、社会に出ると長期の休みを取るのが難しくなっていくし、年齢を重ねると体力が落ちて長距離のフライトもきつくなっていきますし。友達との旅でも、一人旅でもいいと思います。身軽にフットワーク軽く動けるうちに、いろんな場所に行って、見たこともない景色を見たり、したことのない経験をしてほしい!
香音 西田さんも旅をしましたか?
西田 時間が許す限り、いろんな場所を旅したつもりではありますが、それでも「もっと行けばよかった!」と後悔しているくらいです。ノンノ世代の頃に戻れたら、いろんな国のオーロラを見たいな。オーロラって見る場所によって色が変わるらしいんですよ。私はアイスランドで見たことがあるんですけど、それはグリーンだったので。グリーンではないオーロラも見てみたい!
香音 私は今、大学4年生。まさに学生ならではの自由時間のリミットが目の前に迫っている状態なので、西田さんの話を聞いて「単位がちゃんと取れたらフランスに行く」と決めました! 芸術学科に通っているので、ルーブル美術館をはじめ、いろんなアートに触れたいし、ファッションも大好きなのでオシャレの本場で買い物もしたい!
西田 その夢、是非叶えてもらいたい!
――郁子さんやほのかちゃんのように、誰にでも人生うまくいかないなと感じる瞬間はあると思います。お二人はそんな「うまくいかない」から抜け出したい時、どんなことを心掛けていますか?
西田 きっと皆さんも同じだと思うのですが、まるでスランプのように「うまくいかない」ループにハマってしまうときってありますよね。そういうときはあえて無理矢理にでも楽しいことを考える。考えれば考えるほど、どんどん落ちてしまうので、一旦そこから離れるというか。映画を見たり、買い物をしてみたり、それでも考えてしまうときは台所に立ってひたすらに無心でキャベツを刻んでみたりします(笑)。
香音 私は中学生の頃から、自分の思いを吐き出すように綴る“自分ノート”というものを作っていて。失敗してしまったり、イヤなことがあったり、気持ちが落ち込んだ時、そこに抱えている思いや反省や後悔したことを書くんです。それまではネガティブな気持ちになっていても、ノートに書いたら終わり。「今日、私はひとつの経験をした。あとは成長するしかないよね、香音?」と自分自身に問いかけてノートを閉じるんです。自分のネガティブな部分とちゃんと向き合い、それを言葉にして、ノートに綴りながら受け止める。それができたら、「大丈夫だよ、香音!」と自分自身を慰めるよう気持ちを上げるようなことをしてあげるんです。
西田 すごい! それが気持ちの切り替えスイッチにもなっているんだろうね。
香音 そうなんです。また、ノートを開けばそこに過去の自分がいて、それを読み返すことで自分の成長を感じることもできる。その確認が自分の自信に繋がることもあるんです。
西田 そのノートは誰かに見せたことはあるの?
香音 ないです! ないです! 見せたくないです! お母さんにもちゃんと伝えていますから。「あの場所に置いてあるあのノートは絶対に見ないでね」って。
西田 そんなこと言われたら見ちゃうよ(笑)。だって、ご丁寧に隠し場所まで教えてくれているんだもの。同じ母親として断言しとく。「絶対に見てる」(笑)
香音 ええっ! 見られているのかな……今日、家に帰ったら隠し場所変えます!(笑)
ドラマチューズ! 『くすぶり女とすん止め女』
モラハラ夫に虐げられながらも経済力や自己肯定感が低いため離婚ができない2児の母・郁子。そんな彼女が一念発起して働き始めたところ、周りに迷惑をかけつつも今まで眠っていた能力を発揮して大活躍。そんな郁子をうとましく思っていたほのかだが、郁子と働くなかで次第に郁子への想いや自分の思いも変化。モラハラ夫の妨害、職場にはびこる男尊女卑、時代が変わっても変わらない生きづらさ……次から次へと目の前に現れる壁をタッグを組んだ二人が乗り越えていく!
西田尚美
香音
エンタメ
「ASEA 2025 Presented by ZOZOTOWN」が5月28日・29日に開催! 5月29日のチケットを5組10名様にプレゼント!【Xフォロー&RPキャンペーン】
2025.05.15
エンタメ
Travis Japan松田元太 もし実際に泣いている子どもがいたら「たべっ子どうぶつをあげる!」ノンノ6月号特集から一部を公開!
2025.05.15
エンタメ
【&TEAM】K & NICHOLAS "ギャップ沼"なクールフェイスコンビの関係性は?
2025.05.15
エンタメ
【 大学生エディターズ・WEEKLY TOP10】1位はリコリコ墨田区大観光の巡り方、2位はダイソーの優秀アイブロウペンシル紹介!
2025.05.15