堀田真由にお悩み相談「IIWM」

【堀田真由にお悩み相談 IIWM】将来のお悩み編。厳しい言葉をくれる人こそ大切に【ウェブ限定連載vol.9】

2025.04.26

堀田真由が「もし私だったら(if it were me)……」と寄り添いながら答える、ウェブ限定・お悩み相談連載。第9回は夢の見つけ方、年齢を重ねることについてなど、将来にまつわるお悩みをピックアップ!

<やりたいことが見つからない>

就活中なのですが、自分が何をしたいのか分からず悩んでいます。堀田さんは進むべき方向が分からなくなってしまった時、どうしていますか?(21歳・大学3年生)

視線を “外側”に向ける機会を作ってみて

私は子供の頃から目に入ってくるものすべてに興味を持つタイプで、どちらかというと、“したいことがありすぎて時間が足りない”人生を過ごしてきました(笑)。でも、周りの友達のことを振り返ってみると、就職活動を控えたタイミングで相談者さんと同じ悩みを抱えていた人も多かったなと感じます。今は何が仕事につながるか分からないですし、転職をしてキャリアを積み重ねていくという選択肢もある時代。遠い未来まで想像すると迷いが生まれてしまうなら、まずは今、自分が興味を持てることに目を向けてみてもいいのかなと思います。もしくは、あえて苦手なことを仕事にして、自分に足りない力を伸ばすというのも一つの考え方ですよね。たとえば、接客業につくことでコミュニケーション力を鍛える、といったふうに。もしも私が相談者さんのように悩んだら、語学を学ぶなど目的を決めて海外へ行ってみるかもしれません。進むべき方向が分からない時って、気持ちの矢印が自分の“内側”へ向いていて、出口が見つかりにくくなっている場合もあるのかなと思っていて。海外に限らず、自分がいる世界の“外側”へアンテナを向けると、新しい気づきと出会うきっかけになるんじゃないかな。(真由)

<したいことor安定感のある道、どっちを選ぶ?>

進路を選択する時が迫ってきています。過酷だけど自分が一番したいことができる道と、将来的な安定は保証されるけど特に進みたいというわけではない道、真由ちゃんならどちらを選びますか?(19歳・大学2年生)

心から望む道だから、困難も乗り越えられた

絶対に、“過酷でも自分のしたいことができる道”です。一番の夢だった俳優というお仕事を高校時代に選んで、今年10周年を迎えるまでの道のりでは悔しい気持ちも厳しさも経験したけれど、大変なことがあっても頑張ってこれたのは自分が志した道だったからこそ。お悩みを読んで、相談者さんがすでに“心から進みたいと思える道”が見つかっているのはすごく幸せなことなんじゃないかなと感じました。人生は一度きり。後悔しないよう、好きという気持ちを大切に突き進んでほしいです!(真由)

堀田真由のモノクロ写真2

<20代の心がけ>

真由ちゃんみたいに素敵な女性になるためには、20代からどんなことを心がけていたらよいですか? そして、真由ちゃんは20歳の時、何を考えて毎日を過ごし、どんなことを目標にしていましたか? もうすぐ20歳になるので教えてほしいです。(19歳・大学1年生)

厳しい言葉をくれる人こそ大切に

10代から俳優のお仕事を始め、学生生活を送る同級生よりも少し早く社会人になっていた私。20歳の頃は「きちんとキャリアを積んで、結果を残さなければ」と、自分の中でもがいていましたね。当時からずっと心がけてきたのは、“厳しい言葉をかけてくれる人”を大切にするということ。相手のためを思って注意やアドバイスをするって、実はすごくエネルギーが必要で、愛情がなければできないはず。20歳の頃はその言葉を素直に受け入れられない時もあったけれど、振り返ってみると、褒められたことよりも叱られたことのほうが自分の糧になっているなと思えるんです。(真由)

<大人の心得って?>

真由ちゃんの温かい笑顔が大好きです。素敵な大人になりたいのですが、どんなマインドでいることを大切にしていますか? また、真由ちゃんが思う“素敵な大人”とはどんな方なのか教えてください!(19歳・大学1年生)

マイナスの気持ちは家に置いて出かけます!

たとえば少し疲れていたり、ちょっと憂鬱な気分になるできごとがあったとしても、それは私の個人的な事情や課題であって、周りの方に押し付けることはしたくない。マイナスの感情をお仕事の現場に持ち込まないよう、家を出る時に気持ちを切り替えて、なるべくまっさらな状態でその日ご一緒する方々と向き合いたいなと思っています。また逆に、周りに影響されすぎないことも大切に。vol.8で紹介したエッセイ『私を救った言葉たち』でも、著者の山口路子さんが“課題の分離”という考え方によって救われたエピソードをお話しされているんです。それを読んで、人と接する時に気をつかってあれこれ考えてしまいやすい私の心がすっと軽くなりました! 素敵だなと感じる先輩は、石田ゆり子さん。まだお会いしたことはないのですが、ご自身の好きなものをまっすぐに愛して、日々の暮らしを大切にされている姿をInstagramで拝見し、憧れています♡(真由)

▶▶毎週土曜にお届けしてきたIIWMは、次回で最終回。お見逃しなく!

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堀田真由

1998年4月2日生まれ、滋賀県出身。ノンノ専属モデル。NHK連続テレビ小説『わろてんか』で注目を集める。その後ドラマ『大奥』、ドラマ『アンチヒーロー』、映画『劇場版 君と世界が終わる日に FINAL』など話題作に多数出演。2024年にはドラマ『若草物語-恋する姉妹と恋せぬ私-』で主人公を演じ、2025年には日曜劇場『御上先生』に出演。1st写真集『MY』が好評発売中。今年でデビュー10周年を迎える記念として、5月10日(土)には大阪・サンケイホールブリーゼにて、5月25日(日)には神奈川・新都市ホールにて、初のファンミーティングが開催される。カバーガールを務めるノンノ7・8月合併号(5月20日発売)をもって、ノンノ専属モデルを卒業。

Staff Credit

モデル/堀田真由 撮影/松岡一哲 ヘア&メイク/北原果(KiKi inc.) スタイリスト/ミク タイトルデザイン/関根僚子 取材・文/吉川由希子 web編成/本誌編集部

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